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ここは管理人u16の趣味雑記をのせたブログです
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今期待している邦楽の二大バンドと言えば、8ottoと今回紹介するVola & The Oriental Machineである。
どちらも邦楽に留まらない音楽的豊潤さを持ちながら、洋楽のパクリにも終わらない独自解釈を加えている、海外の新人バンドにも引けを取らない素晴らしいバンドである。
が、8ottoの欧州への快進撃をよそにヴォラの活動はライブもやらず新曲も出さず縮小する一方で、評価も一向に上がる気配を見せない。その原因も多々考えられるが、やはり大きいのはこのバンドのヴォーカルであり中心人物、アヒトイナザワの存在が大きいのではないかと思われる。
最早周知の事実といっていいだろうが、彼は98年世代の雄ナンバーガールの元ドラマーであり、その後に向井秀徳が結成したバンドザゼンボーイズでもドラムを叩いた才能ある音楽家である(このバンドではギターとボーカルだが)。そのおかげである種の固定ファンはついているが、逆にそのせいで「元ナンバガの趣味バンドでしょ?」というイメージが抜けず、また固定ファンもあまりにナンバガとかけ離れたヴォラの音楽性に距離を置いてしまったということだ。
なにせ日本は「メンバーがソロをやる」=「バンドがうまくいっていない」「今のバンドをやめ他のバンドをやる」=「昔のバンドの曲はやらない」という正直頭イカレてんじゃねえのみたいな方程式が平気で成り立つゴミ国なので、こういう昔有名だった人の今のバンドというのはなかなか有名になりづらい。ナンバガ好きはザゼンに流れ他のメンバーは知ったこっちゃないということなんだろう(まあ実際のところそういうバンドにろくなものはないのも確かだが)。
が。
Vola & The Oriental Machineは、そんな固定イメージとは真逆に位置するバンドである。
基調はポストパンク。痙攣ボーカルにギャリギャリギターにファンキーリズム、そこに意外な才能を見せるアヒトのメロが乗っかって邦楽っぽさも混ぜる。まあよくある構図…というのは最初のギタリストが抜け、現在のギタリストである楢原氏が入る前の2ndミニアルバムまで。
この楢原氏というのは様々な音楽的バックボーンを持っており、音の重ね方を知っている人物である。彼を味方につけたアヒトは上のポストパンクにダンスミュージックの要素を大胆に導入し始めた。
そこで出した2ndフルアルバム「SA-KA-NA ELECTRIC DEVICE」は未だ習作という域で、あまりにウェルメイドすぎる曲が多く自分もピンとこなかったが、それでも"Dead or Dance!!"や"ORIENTAL MELANCHOLY"などには輝きを感じ、次のアルバムというのを楽しみに待っていた。
そこで上がってきたのが、この「PRINCIPLE」である。
まず最初の三曲の、キラーズかというようなきらめくダンスソングが素晴らしい。まさに2ndの成果であり、アヒトのメロの才能が如何なく発揮されている。
そこから前作に欠けていたポストパンクの要素を前面に押し出した強力な曲が二連発。高速ながらベースとドラムの強烈さがポストパンクの域を超え、荒々しく力強いバンドの力を感じさせる。
そして何よりこのアルバムのレベルを押し上げている曲、"Flag"である。
これはぜひ聴いてもらいたいので、動画を貼らせていただく。
http://www.youtube.com/watch?v=UrzJ6angpK0
現代版"Design to Kill"かというような導入、シンセベースが厚みを作る中盤、そして代表曲"A Imitation`s superstar"を彷彿とされるサビ。フリーキーなギターとサックスはもうポストパンクではなくノーウェイヴであり、ザゼンと共鳴を見せつつダンスミュージックとして圧倒的に勝っている。今までの集大成にさらに進化を加えた素晴らしい名曲と言える。
が、このアルバムすごいのは音だけではない。
実はアヒトかなりの右翼である(民主嫌い韓国嫌い竹島大好き旭日旗大好き)。その思想性が爆裂しているのも今回である。「敵、hunting 吊るせ晒せ!」「國を滅ぼす奴らが暗躍跋扈 左に傾く君の姿勢の悪さを修正 お花畑が売国奴の走狗であって特Aに媚び売る君の姿勢の悪さを修正」「群がってくるアリの軍隊に友愛精神で迎え撃って 開放精神でシッポ振って」 完っ全にド右翼である。ライヴでアヒトが「誰もラジオで流さないんだよなぁ」とかいってたけど流せるかこんなもん!そこがダメ?アホか!ラディカルなロックにおいてポリティカルであることは最早必定だわ!ポップグループをみろ!ギャングオブフォーなんて共産党万歳だぞ!最高じゃねーか!
音においても言葉においても今の邦楽でぶっちぎりにとんがっているバンド。それがVola & The Oriental Machineである。

とにかくこの続きが見たい。このままでは愛と自由とキミとボクとセカイとオワリとヘイワとシアワセがおじゃまぷよみたいに降り注ぐこの邦楽世界でヴォラが埋め尽くされ潰れて終わってしまう。それはあかん。8ottoは陽性の気合でそれを弾き飛ばしている。ヴォラは陰性の気合で、クソみたいなやつ全部殺すくらいの気合でなんとか戦っている。そういうバンドは他にないといっていい。応援しないと!ザゼンなんてオナニーバンド崇め奉ってる場合じゃない!誰か!CD買って!
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#7 - Psysalia Psysalis Psyche

Psysalia Psysalis Psycheが解散したという。
http://ro69.jp/blog/japan/67724
Iceageでのライブレビューでも書いたが、邦楽の中でかなり期待していたバンドだけに残念でならない。
TVKのmutomaで新人紹介で明らかにイカレ具合の違うPVが流れているのを見て興味を持ったのがきっかけ。
そのあと近くのタワレコで最初のEPがやたら推されており(9mm×ミッシェル×ブランキーとかいうトンデモPOPがやけに記憶に残っている)そこそこ期待していたところでホラーズを邦楽解釈したような1stにやられ、そのツアーファイナルに行くほどのファンになった。
ただそのあと6枚連続シングルとかやり始め、うーんなんかアート臭いなぁと敬遠してしまっていたのも事実だ。Iceageでのライブで演奏していた楽曲陣は全く1stと遜色なかったがそれでも何となく2ndのこのアルバム「#7」を買う機会がないままずるずるとそのツアーファイナルが終わってしまったが、まさかそのまま解散とは…。
それを機に買うというのもある意味冒涜ではあるが、許していただきたい。

基本的には1stと路線は変わらない。
グランジに影響された荒々しいパンクを根底にやたら凝った曲構成の上でネオゴス、ポストパンク、シューゲイザーなど最近の洋楽を地味に取り入れ、最終的に邦楽らしい美メロをのせる。一見とても面倒で頭でっかちに聞こえるかもしれないが、リズムも強くメロの才能もあり、ポップさを捨てているような印象は持たない。
1stとの違いといえばよりパンクになったところだろう。全体的にノリのいい曲が多い。
高速四つ打ちにトースティングで盛り上げる"21st Century Massacre",1stの"Midunburi"を思わせる、展開が多く疾走感のある"lemon pop"、やけっぱちのポストパンクダンスソング"my dinosaur"、少し悲哀のあるリフと間奏からの爆発がPPPらしい"deco-chang"。ここまでの四曲は完璧と言える。
そして五曲目の"the united stetas of psyche"。
"Lonesome Valley"に近い、速くも物悲しいメロソング。本当にこのバンドは、音楽の参照方法に目が行きがちではあるが、地力のメロ力もとても高いなと感じさせる名曲である。
「ユナイテッドステイツ どこまでもいける ユナイテッドステイツ 一人でいれば」
この一文は今見るとどこか暗示的に思えてしまう。
そこからは参照点を重視した楽曲群が続く。まあこれはこれで嫌いではないが…ポップとアートとパンクを素晴らしいバランスで混ぜている前半に比べると少し劣る印象である。
何にせよそこら辺に転がってるメロだけの視野狭窄クズ邦楽バンドなど及びもつかない、素晴らしいバランス感覚に富んだアルバムである。初期衝動に満ちたEP、深い世界観を持った1stと合わせたセットリストをぜひ聞きたかったと思う。自業自得ではあるけども。

今の邦楽は、どれほどかは人によるとして、いい状況ではないというのはある程度真面目な音楽リスナーなら共通認識だと思っている。
なかなか「アルバムを買いたい!」と思わせるアーティストは少ない。もちろん1,2曲ならおっと思わせる曲を書くバンドはいっぱいいる。だが、アルバムを買うというのは、そのアーティスト自身、つまりあらゆる音楽的側面に加えバンドとしてのアティチュードにも魅力を感じるものでなければならない。
そこにいくとあまりに邦楽のバンドは「いい曲を作って演るだけです」というつまらないバンドが多過ぎる。andymoriや黒猫チェルシーももう少しそこら辺に魅力を感じられるようになってくれないと、新譜をツタヤで見かけたら借りる程度の評価だと言わざるを得ない。
Iceageの前座、完全にアウェーのフロアに向かって彼らは、怒りと苛立ちをあらわにしつつ、モニターに足を乗せ暴れるように演奏していた。媚びるでもなく篭るでもなく、まさにパンクバンドとして魅せられるにふさわしい素晴らしいパフォーマンスだった。
パンクの心を持ちつつ、ポップさを捨てないバンドは邦楽では本当に少ない。彼らはその一つだった。ぜひ音楽活動だけは続けていってほしいものだ。その時は自分も応援しよう。
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Dragging A Dead Deer Up A Hill - Grouper

就活で疲れてくると聞ける音楽も限られてくる。
もちろんオリコンチャートで騒いでいる春うただの元気ソングなどで励まされようはずもなく、それこそどんなにいい音楽でも無駄にうるさかったりテンション高かったりするものはどこか受け付けなくなってくる。
最近ではもっぱら放課後ティータイム、アイマス曲をよく聞く。幸せそうなその音は、吐き気のする共感だの感動などという押し付けがましい概念を微塵も感じさせることなく、ただただ心を癒してくる。
ロックだと…主にUSインディ。ビーチハウスやディア・ハンター、そしてGrouperである。

Grouperと言えば去年のインディ系ベストディスクで軒並み高評価だった「A.I.A」が有名だろう。俺もそれで名前を知り、どこかにないものかと町田のディスクユニオンをウロウロしていたところ、このアルバム「Dragging A Dead Deer Up A Hill」がなんとノイズ・アヴァンギャルド棚に五百円で置いてあったのを見つけた。
そうでなくともドローン/アンビエントの文脈で語られることも多いGrouperではあるし、確かにその影響は間違いなくあるだろう。深い深いリヴァーヴと、煙のようにゆらゆらと漂う抽象的な音の奥で、優しいアコースティックギターのアルペジオと共に女性の呟くようなボーカルが聞こえる。
それだけで聞くとアトラスサウンドのようだが、こちらはもっとサイケデリックだ。近いのはどちらかと言えばアニマル・コレクティヴの「Campfire Songs」だろう。とにかく抑揚がない…ひたすらずっと優しく歌うだけ。メロディそれ自体はとても美しく、その歌声もそれだけで十分魅力的だが、歌い上げたり大きい音を出したりするようなことは一切ない。これほど感情を感じない音楽もなかなか珍しい。聴く人が聞けばイージー・リスニングやヒーリング音楽と思うかもしれない。
だがそんな音楽は、疲れた心にこれ以上ないほど染みてくる。ぬるま湯のようなぼんやりした気持ちいい音の中で、ずっとたゆたっていたい…USインディを語る上で欠かせない逃避というキーワードをそのまま音にしたようなアルバムだ。音楽性は全く違うが、Wased Outが「High Times」でだけ持っていたあのフィーリング。踊らせる気もない、感動させる気もない、気持ちが良ければそれでいい、低音の気持ちよさでもない、フィードバックノイズの快感でもない、水の中のような…うたた寝のような…社会性を全て捨てて引きこもることで手に入れられる、まるで日常系アニメのような快感がここにはある。

どうやら今週末来日するらしい。
http://www.flau.jp/events/grouper_en.html
東京の初日はなんと寺だという。なかなかどうして合っている。行きたい気もする…あんまりこじんまりしたヴェニューは好きではないのだけれど。
社会性やポップさは間違いなく今後の逃避系USインディに必要なものではあるし、ひたすら逃げるだけの音楽が楽しいかと言われるとそうでもないが、こういう音楽を聴くと、そして現実社会のクソっぷりを目の当たりにするような日々を続けていると、もう全てを投げ出してギターでも弾いて生きていきたくなる衝動に駆られる(こんな音楽にテクなんて絶対いらないし)。
今期のアニメもひどいし。アニメこそ社会性と逃避を兼ね備えているはずなのだが…あまりにつまらなすぎて泣けてくる。幸せになれるのはあっちこっちくらいだ。過去ばかりを見ていてもしょうがないけど、それでも…ああ、あずにゃんマジ可愛い…ちなみにディスクレビューを読んでいてアニメベスト5読む人いるか知りませんが、今期のアニメベスト5は氷菓がやってから。なんでこんなに時期がずれているのやら。
Two Different Ways - Factory Floor



最近アツい新人といえばFactory Floorを真っ先に上げる。
最初に知ったのはエレキングのレビュー。野田さんがイチオシしていたので名前だけは覚えておいた。
すぐに音源を聞いたわけではなかったが、それから少しあとに1stを入手。そこにはポストパンクやノーウェイヴに影響を受けたロンドンらしい暗い音楽が鳴らされていた。
しかし正直それほどピンとは来ず、まあこんなもんかなと思っていたらなんとロッキンオンでも巻頭カラーで紹介されていたのだ。
それなりに熱心に情報を追っていれば、だいたいあるバンドが噂になってから売れるまでの流れというのは予想がつく。ネット界隈で噂になってからエレキングが一応取り上げそのあとロッキンオンが少し触れるとか、ロッキンオンがやたら騒いでネットでもそこそこ有名になりエレキングは完全スルーとか。
しかしFactory Floorは、エレキングが推してからネット界隈などで有名になる前にロッキンオンでも新人枠で推されるという、あまり例を見ない流れである。といってもエレキングもロッキンオンも特に激推しというわけでもないが、それこそアングラ代表みたいなエレキングとオーバーグラウンド代表みたいなロッキンオンの推す新人が同時に一致するなんて…とそこで一気に興味をそそられた。
そしてそのあとRO69に貼られた新曲を聞いて一気にぶっ飛ばされた。それが今回取り上げる曲、"Two Different Ways"である。
http://www.youtube.com/watch?v=n4T2K-dkxA4&feature=player_embedded#!
ひたすらアナログシンセが八分間同じシーケンスを流しながら、それを微妙にエフェクトをかけて酩酊感を作り出す。そしてガッチガチに固い四つ打ちの上でパーカッションやギターノイズを挟み込み、呟くような呪術的なボーカルがそれをさらに煽り、暗闇へと誘い込んでくる。まさにThrobbing Grithleなどのエグいポストパンクを現代に蘇らせた最高のディストピアソングである。
このあとiTuneで近頃のシングル群を漁って見たが、完全にこちらの路線になっているらしい。これのバージョン違いがほとんどである。
これほど逃避的な音楽と懐古的な音楽が世に蔓延っている中でよくこんなファックユー精神に溢れた音楽を鳴らせるものだ。女性一人に男二人の三人組、真っ黒な出で立ちはThe XXに近い暗さも感じるが、あちらは耽美でこちらは怒りである。まさにポストパンク。それも音楽性だけでなく精神性も受け継いでいる。マークスチュワートの新譜に新人ながら二曲も参加していることがとても理解できる。
そして当然こういう怒りと暗闇に満ちた音楽の本質はライブで現れる。ここ(http://redbullmusicacademyradio.com/shows/4815/)で聴くことができるが、全く期待を裏切らない最高のライブである。ノンストップの一時間、CDの十倍くらいノイズに溢れている。その抑揚のないボーカル、単調なドラム、ノイズしか出さないギターには世の中に対する怒りと苛立ちがこれでもかというほど込められている…ような気がする。歌詞に意味はないと思う。が、今の時代にこんな音楽を鳴らすこと自体がある種のアティチュードになっている。
そして…信じられないことにもう二回の来日が決定している。四月のIYBM、そして七月のフジだ。IYBMはともかくまさかフジが呼ぶとは。あんなハッピーヴァイヴに満ちたフェスでこんな死ね死ね音楽が流れるとは…胸熱すぎる。ぜひ全く媚びないステージングをしてハイキング気分の馬鹿を凍りつかせて欲しい。
そして俺もIYBMは行く。新木場のコンクリートほどこの音が合う場もない。楽しみでしょうがない。いったい日本でどれほどの知名度があるかは知らないが、一時間ガン踊りさせてもらうこと間違いなしだ。

ちなみに面白いのが、レーベルがDFAだということだ。
LCDサウンドシステムはポストパンクやディスコの怒りをユーモアを足して表現した。今はもはやそんな間接的なことをしてる場合ではないのだ。怒りを怒りのままただ吐き出す。そして踊らせる。漆黒の303ベースアナログシーケンスと共に…これが時代の音というやつだ。
The Brussels Affair`73 - The Rolling Stones

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ストーンズは日本において間違いなく過小評価されていると思う。
何言ってんだこのバカとか思われそうだが、いつも俺が抱いてる不満だ。そりゃ一応それなりの人気はあるが、せいぜい昔流行ったらしいバンドぐらいの認識しかない気がする。ビートルズなんて比べるべくもない、せいぜいフーかツェッペリン、下手すりゃクラプトンあたりと同格扱いされている。音楽誌でシリアスな音楽特集が組まれることはほとんどないし、音楽好きの間で議論になることも日本では見かけない。
ただのゴミコピーバンドが曲パクってすったもんだするだけのクソ漫画がそれなりに売れるほどビートルズは神格化されてるのに(いや神だけどね?)、何で「僕はストーンズ」ないの?だから日本にこねーんだろストーンズ!いやポールも来てくんないけどさ!
真面目な話をすると、ビートルズがロックの知性を象徴するなら、ストーンズは野性を象徴してるといえる(ちなみにフーは若さだと思う)。
もう少しテンプレじゃない言い方だと、ビートルズがロックを拡張し、ストーンズがロックを体現してるというか。ロックとロックンロールの差というか。「ロックすげぇ!」がビートルズなら「ロックかっけぇ!」がストーンズというか。オツムぶっ飛ばすかケツ動かすかというか。最近の例だとレディオヘッドとオアシスか。こんな簡単な話じゃないが。とりあえず俺の中で二つのバンドは完全に同格である(じゃあビートルズに野性がないのと言われるとそうでもないのがビートルズの怖さだが)。
というわけで今まで結構新しめなバンドを紹介してきたが、今回はストーンズ推進企画として最近オフィシャルで売られたライブ盤を取り上げようと思う(新譜買ってねえだけだろとか言っちゃいけない)。

ストーンズの黄金期といえば「Beggars Banquet」~「Exile on Main St.」までと断言して異論はあるまい。
それまでカバーしていたR&Bに自分たちのエッセンスを盛り込み、まさに「ロックンロール」という大文字そのまま当てはまるような曲を作り出していった60s後期~70s前期こそまさにストーンズといえる時期だ。もちろんそれまでのR&Bバンドだった時もかっこいいし、それからの時代と寄り添いつつロックンロールをしていく姿もかっこいいが、この時期にはかなわない。
しかしその真価はオリジナルアルバムではなかなかわかりづらい。なにせビートルズなどと違ってストーンズの核はグルーヴである。ドラムとギター、ベース、ボーカル、ブラスにピアノ、曲構成すべてで作り出すあのえもいわれぬグルーヴは、ライブでこそその本来の姿が発揮される。これは何もストーンズに限ったことではなく、ロックンロールなバンド全てに言えることだ。
だがもちろん今それを本当の意味で味わうことはできない。ストーンズは確かに今でも活動してるし、あの時代のバンドには珍しく、核となっていたメンバーのほとんどがまだ亡くなっていない上にかなり現役感があるというのは最近公開された映画でもわかるが、それでも全盛期と比べるのは酷というものだ。
タイムマシンも未だ開発されていないので、我々若輩にできることはライブ盤かライブDVDを鑑賞して疑似体験することしかない(余談だが、まさに全盛期である1973年に初の日本公演が企画されていたが、頭のおかしい日本政府がヤクのせいで入国許可を出さずおシャカになったという日本ロック史五指に入る悲劇が起きている。もしタイムマシンが開発されたらアメリカ行く前にその時の日本外務省ぶん殴りに行きたい)。
もちろんストーンズほど有名なバンドともなればライブ盤はオフィシャル海賊版合わせてアホみたいな数がリリースされているが、その中でもトップクラスと言われているのが今回紹介する「The Brussels Affair`73」だ。

なにせ海賊版なのにオフィシャルで配信されたのだ。どのくらいハイレベルかは推して知るべしだろう。
まずセットリストがハンパじゃない。Brown Sugarで始まり、三曲目でいきなりGimme Shelter、そこからTumbling DIce、Angieのバラード、You Can't Always Get What You WantとMidnight Ramblerの長尺ジャム曲をはさんで最後はRip This Joint →Jumping Jack Flash→Street Fighting Manである。盛り上がらないなんてありえない。最後の三曲なんてもう家だろうが電車だろうが踊りだしたくなること請け合いだ。
もちろん演奏もノリにノッてる。まさにヤバいの一言。特にチャーリー・ワッツのドラムとミック・テイラーのギターの絡みがもう頭おかしくなるほどカッコイイ。もちろんキースのギターもミック・ジャガーのボーカルもキレッキレである。特に10-Midnight Ramblerの客との掛け合い部分、Jumiping Jack Flashのリフ…うおー!うおー!と叫びながら下手なギター弾きたくなってしまう。
ミックスは少し低音キツ過ぎる感があるが、演奏の核となる部分は何の問題もなく、さすが数あるブートレグの中でオフィシャルに認められただけある。ドラムの音は素晴らしいの一言で、スネアが叩かれるたびにワクワクする自分がいる(正直メンバー以外の音ちっちゃすぎね?という気持ちもあるが…まあそこはご愛嬌である)。

本当に、これこそロックンロールである。ガレージでもなくハードロックでもなく、ごちゃごちゃした装飾が入りまくってそれでも鳴り響くロックンロール。ミッシェルも村八分もアクモンもニルヴァーナももちろんロックンロールだが、これには叶わない。「剥き出し」とか「初期衝動」みたいなつまらない謳い文句なんて必要ない、成熟の限りを尽くしそれでも色あせないロックンロール。ストーンズをただのおっさんバンドだと思ってる人は是非これを聞いて認識を改めて欲しい。
ちなみにストーンズは今年で五十周年らしい。ワールドツアーの噂も事欠かない。まあさっき言ったように全盛期には劣るが、それでもそこらの同窓会バンドより絶対いい演奏することは全世界の音楽ファンの保証付きである。日本に来て欲しい…どうせクソウドーが呼んでチケット一万超だろうが…それでも行ってやる。おっさんに囲まれようが遠すぎて豆粒にしか見れなかろうが行ってやる!もうストーンズをおっさんの手に渡すのは嫌だ!若者よ!ストーンズ聴こう!ビートルズもいいけどストーンズも聞こう!どうせビートルズなんてドヤ顔したいがためだけに聞いてんだろ!?同じドヤ顔のためならストーンズの方がワイルドでかっこいいぜ!
 
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