忍者ブログ
ここは管理人u16の趣味雑記をのせたブログです
 180 |  179 |  178 |  177 |  176 |  175 |  174 |  173 |  172 |  171 |  170 |
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

41EHYZ4UPBL__SS500_.jpg

今期待している邦楽の二大バンドと言えば、8ottoと今回紹介するVola & The Oriental Machineである。
どちらも邦楽に留まらない音楽的豊潤さを持ちながら、洋楽のパクリにも終わらない独自解釈を加えている、海外の新人バンドにも引けを取らない素晴らしいバンドである。
が、8ottoの欧州への快進撃をよそにヴォラの活動はライブもやらず新曲も出さず縮小する一方で、評価も一向に上がる気配を見せない。その原因も多々考えられるが、やはり大きいのはこのバンドのヴォーカルであり中心人物、アヒトイナザワの存在が大きいのではないかと思われる。
最早周知の事実といっていいだろうが、彼は98年世代の雄ナンバーガールの元ドラマーであり、その後に向井秀徳が結成したバンドザゼンボーイズでもドラムを叩いた才能ある音楽家である(このバンドではギターとボーカルだが)。そのおかげである種の固定ファンはついているが、逆にそのせいで「元ナンバガの趣味バンドでしょ?」というイメージが抜けず、また固定ファンもあまりにナンバガとかけ離れたヴォラの音楽性に距離を置いてしまったということだ。
なにせ日本は「メンバーがソロをやる」=「バンドがうまくいっていない」「今のバンドをやめ他のバンドをやる」=「昔のバンドの曲はやらない」という正直頭イカレてんじゃねえのみたいな方程式が平気で成り立つゴミ国なので、こういう昔有名だった人の今のバンドというのはなかなか有名になりづらい。ナンバガ好きはザゼンに流れ他のメンバーは知ったこっちゃないということなんだろう(まあ実際のところそういうバンドにろくなものはないのも確かだが)。
が。
Vola & The Oriental Machineは、そんな固定イメージとは真逆に位置するバンドである。
基調はポストパンク。痙攣ボーカルにギャリギャリギターにファンキーリズム、そこに意外な才能を見せるアヒトのメロが乗っかって邦楽っぽさも混ぜる。まあよくある構図…というのは最初のギタリストが抜け、現在のギタリストである楢原氏が入る前の2ndミニアルバムまで。
この楢原氏というのは様々な音楽的バックボーンを持っており、音の重ね方を知っている人物である。彼を味方につけたアヒトは上のポストパンクにダンスミュージックの要素を大胆に導入し始めた。
そこで出した2ndフルアルバム「SA-KA-NA ELECTRIC DEVICE」は未だ習作という域で、あまりにウェルメイドすぎる曲が多く自分もピンとこなかったが、それでも"Dead or Dance!!"や"ORIENTAL MELANCHOLY"などには輝きを感じ、次のアルバムというのを楽しみに待っていた。
そこで上がってきたのが、この「PRINCIPLE」である。
まず最初の三曲の、キラーズかというようなきらめくダンスソングが素晴らしい。まさに2ndの成果であり、アヒトのメロの才能が如何なく発揮されている。
そこから前作に欠けていたポストパンクの要素を前面に押し出した強力な曲が二連発。高速ながらベースとドラムの強烈さがポストパンクの域を超え、荒々しく力強いバンドの力を感じさせる。
そして何よりこのアルバムのレベルを押し上げている曲、"Flag"である。
これはぜひ聴いてもらいたいので、動画を貼らせていただく。
http://www.youtube.com/watch?v=UrzJ6angpK0
現代版"Design to Kill"かというような導入、シンセベースが厚みを作る中盤、そして代表曲"A Imitation`s superstar"を彷彿とされるサビ。フリーキーなギターとサックスはもうポストパンクではなくノーウェイヴであり、ザゼンと共鳴を見せつつダンスミュージックとして圧倒的に勝っている。今までの集大成にさらに進化を加えた素晴らしい名曲と言える。
が、このアルバムすごいのは音だけではない。
実はアヒトかなりの右翼である(民主嫌い韓国嫌い竹島大好き旭日旗大好き)。その思想性が爆裂しているのも今回である。「敵、hunting 吊るせ晒せ!」「國を滅ぼす奴らが暗躍跋扈 左に傾く君の姿勢の悪さを修正 お花畑が売国奴の走狗であって特Aに媚び売る君の姿勢の悪さを修正」「群がってくるアリの軍隊に友愛精神で迎え撃って 開放精神でシッポ振って」 完っ全にド右翼である。ライヴでアヒトが「誰もラジオで流さないんだよなぁ」とかいってたけど流せるかこんなもん!そこがダメ?アホか!ラディカルなロックにおいてポリティカルであることは最早必定だわ!ポップグループをみろ!ギャングオブフォーなんて共産党万歳だぞ!最高じゃねーか!
音においても言葉においても今の邦楽でぶっちぎりにとんがっているバンド。それがVola & The Oriental Machineである。

とにかくこの続きが見たい。このままでは愛と自由とキミとボクとセカイとオワリとヘイワとシアワセがおじゃまぷよみたいに降り注ぐこの邦楽世界でヴォラが埋め尽くされ潰れて終わってしまう。それはあかん。8ottoは陽性の気合でそれを弾き飛ばしている。ヴォラは陰性の気合で、クソみたいなやつ全部殺すくらいの気合でなんとか戦っている。そういうバンドは他にないといっていい。応援しないと!ザゼンなんてオナニーバンド崇め奉ってる場合じゃない!誰か!CD買って!
PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
♥ Admin ♥ Write ♥ Res ♥
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フリーエリア
最新コメント
[07/06 クロムハーツバッグ激安コピー]
[07/04 クロムハーツ クロスボタン コピー]
[07/03 クロムハーツ コピーブランド シャツ]
[06/19 http://hncyp.com]
[06/18 http://hnbjs.net]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
u16
性別:
男性
趣味:
音楽アニメ漫画鑑賞
自己紹介:
キモオタ
好きなアニメ:
パトレイバー劇場版2.瀬戸の花嫁
好きな音楽のアーティスト:
モグワイ,スピッツ
好きな漫画:
宮本から君へ,ガンスリンガーガール
好きなラノベ:
イリヤの空,UFOの夏
バーコード
ブログ内検索
P R
アクセス解析
フリーエリア
Copyright ©  バカのふり  All Rights Reserved.
* Material / Template by tsukika忍者ブログ [PR]