バカのふり
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ja
2017-01-10T20:44:51+09:00
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テイルズオブベルセリア 感想
テイルズの最新作ベルセリア。
一応発売日に買いはしたものの、恐らく多くのシリーズファンがそうだったように俺もゼスティリアのせいで期待を持てず積んでいたが、シルバーウィークということで連休の機会に一気にプレイし、何とか(最終日夜11時半に)クリアできたので今更ですが感想を書きたいと思います。
当然ネタ...
一応発売日に買いはしたものの、恐らく多くのシリーズファンがそうだったように俺もゼスティリアのせいで期待を持てず積んでいたが、シルバーウィークということで連休の機会に一気にプレイし、何とか(最終日夜11時半に)クリアできたので今更ですが感想を書きたいと思います。
当然ネタバレです。
まず総評として、よかった。とても。
どうしてもシナリオの評価が先になってしまうが、今回はとにかく全体を通して鬱ゲーと言っても過言ではないほど重い展開ばかりだった。
もちろん今までも…特にグレイセスから、山本氏がシナリオに関わるようになってからのテイルズは視聴者への精神攻撃のような鬱展開が顕著になっていたが、ベルセリアにおいてはそれこそ終始一貫鬱展開が続く。
そもそも主人公であるベルベットの行動原理が復讐だし、そのために今までに比べ道義的にかなり問題がある行動をすることに躊躇しない(見た目上は)。というかまずもって主人公たちを(世間的に)悪役として描こうというライター陣の意図があることは、ラスボス戦闘後の演出を見ても明らかだろう。
そしてそのいわゆるダークヒーローを描くうえで必要な負の側面について、ベルセリアは全く逃げていない。
逃げていないどころか、明らかにそこを主軸としている。
枚挙に暇がないので具体例は挙げないが、これほどまでに主人公が辛苦を味わうシナリオはさすがにテイルズ史上類を見ない。
しかもベルセリアにおいて特徴的なのは、それが善良な主人公たちの不遇という形ではなく、徹頭徹尾自らの行動及び決断の責任という形で表現されていることだ。
下らない自己肯定の裏返しとしての愚かな民衆からの不当な非難ではなく、自らの信念のための(時には間違った)行動による犠牲者からの正当な怨嗟と懲罰を、RPGというフォーマットを活かして長く深く描く。
だからこそ主人公たちの辛苦はあまりにも強い説得力を持つ。鬱展開は大好物であり、逆に言えば耐性ができているつもりではある俺だが、それでもアバル村の幻覚攻撃から地脈でカノヌシと対峙するまでの展開は厳しいものがあった(あれは典型的な洗脳のやり方である)。
これほど説得力を持つ、伝えようという意志を感じる鬱展開は、近年のメジャーなオタクコンテンツではかなりレアだと思う。
そしてその丁寧に描かれた絶望をどう考えてもショタブヒ要員としてあてがわれたように見えたフィーがちょっと無茶なくらいの熱い展開で喝破する流れもさらに俺の胸を打った。
エクシリアでもエクシリア2でもそうだったけど山本さんはクソ鬱展開からの燃える闘魂説教シーンが好きなんじゃないかなと思う。凄い変態性。
あと個人的にフィーの説教の前にアイゼンがしっかりフィーを支えながら「言ってやれ!この自惚れ屋に!」と叫んだのがさらに感動した。
これほど感情移入できる絶望シーンを描いた後に、その絶望している主人公に自惚れ屋といえる視点が素晴らしい。ナルシズムに耽溺するだけの凡百の鬱ゲー鬱アニメと一線を画すセリフである。
また、今回は見事に捨てキャラがいなかった。
ブヒ的にもだが、何よりシナリオ的にそういうキャラがいないというのが今までのテイルズに無い完成度である。
今までのテイルズだったら100%ロクロウやアイゼンあたりは最後の方はとりあえず含蓄ありげなことをいってドヤ顔するかどうでもいい思い出を語ってしみじみするだけのキャラと成り果てていたが、今回は各キャラがしっかり絡みあっていたのと敵キャラとの因縁がそれぞれ設定されていたことで空気にならずに済んだ。
強いて言えばエレノアが終盤見せ場がなかったのが惜しかったけど…まあその分明るい萌えを提供してくれていたのでトータルでちょうどいい感じだったのではなかろうか。あといきなりロクロウといい雰囲気になっていたのは笑った。いいと思います!
あとベルベットとはスキットですらほとんどサシの絡みがないロクロウが実は最初から最後まで一緒にいた唯一のキャラというのが個人的にドツボでした。
敵キャラもとりあえず置きました感なかったし。それぞれのキャラにしっかり深みがあった。オスカーとアンドレじゃないテレサの愛別離苦宝塚は非常によかった。あとマギルゥとメルキオルの話も。
脇キャラもダイルがいいキャラしてた。すげー好き。全くいいやつでも大事なやつでもないのになんだかんだ最後までいていい味出してた。
RPGのシナリオとしても、今までのようなあからさまな休憩イベント的なものがほとんどなく、不自然さのない形で目くるめく主人公一行苛め抜きパレードが開催されており、ダレることもなかった。
映像表現としても進化が見られた。
まあ言ってもPS4で発売したのが信じられないくらいのポリゴン数ではあるんだが、それでもテイルズの肝であるキャラのビジュアル、そして表情や仕草の細やかさはなかなか目を見張るものがあった。
いくらシナリオがよくても映像演出が悪かったら台無しなわけで、その点も今回は評価しておきたい。
フィー君のポリゴンはほんとペロペロしたかった。あのふわっとしたスカートずるいわー!
戦闘に関しては…ゼスティリアに続きなかなか複雑なシステムになっており正直難儀した部分はあったが、ベルベットの喰魔状態をうまく使うことで相手をほぼハメ状態にもっていけるのは楽しかった。
逆に言えばいかに喰魔状態を維持するかゲーになってしまった感もあるが…とりあえずポチポチしてれば勝ちという頭悪いものにはなっておらず、やりこんだ人は楽しめたのでは。
あと今回CPUがホントに頭がよくて驚いた。ほっといても死なないし、それどころか回復や攻撃など状況に応じてやるべきことをしっかりやってくれる。これぶっちゃけ全員CPUにしてもそこそこいけるじゃないの?と思ったくらい。これはぜひ継続してほしい。
さて、褒めちぎった後にはやはりマイナス点も挙げねばならない。
エンディングは俺はちょっと評価できなかった。
あのままカノヌシを倒したらフィーはもちろんその他いろんなキャラが消えてしまうという話は理解したが、それでも俺はベルベットに幸せに生きてほしかった。
これにエクシリアなどと同じく俺のカプ厨精神による言うべきでない怒りが多分に含まれていることに反論はできないが、あれだけエゴを突き通すことの美しさを描いた上で結局自己犠牲による感動カタルシスに頼るというのは、全体のモチーフからもずれてしまったのではないかと思う。
フィーが消えてしまった後の世界でゆっくりと幸せを探すベルベットの姿でなぜ終われなかったのか…。
またある意味フィーではなくカノヌシ…ラフィを選んだともいえるわけだが、それにしてはラフィを悪く書き過ぎだったと思う。どうせあのオチにするならもっと弟らしさを残したり、思い出話をして絆を確認させてほしかった。あんなギャン泣きしてるミトスもどきになったあとにそっちを選ばれてもどう考えてもフィーの方がかわいいわ!(そういう意味ではアーサーとの最後の会話はかなりよかった)
他の面々も突然の出来事なのに落ち着き過ぎ。もっとみんなで止めろよ!フィーは泣き叫んで掴み掛れよ!山本さんはクライマックスであえて激情をぶつけ合わせず達観して終わるのが好きなイメージだけど、そこは俺の好みではなかった。
それとアイゼンがドラゴンになる過程をやらないってのは…。いや何があったんだよ!すげー気になるよ!老衰みたいな感じらしいけどせっかくパーティーキャラなのにそれはなくね!?びっくりしたわ!
あとこれはもう完全に好みであり枝葉の話ではあるんだが主題歌がうーん。FLOWか。嫌いではないんだけどなんかもう普通のアニソンだったよね。しかもBGMでアレンジバージョンやたら流れるからなんか鼻についてしまった。まあこれからアニソンアーティストとやっていく証ということであれば…次はLiSAで。
とりあえずすごく楽しめました。
ゼスティリアなんて比較にならん。俺的好みでエクシリアは超えなかったけど人によってはこっちの方がいいと思う。それより前でも俺はアビスは超えた。点数で言えば90くらいかなぁ。
残念ながら売上的には20万で振るわず、ペルソナ5に大きく差をつけられたみたいだけど、ダークな山本テイルズで汚名返上ということでシリーズファンで最近のものが好きな俺としてはとても心を打たれました。
ただ、もうさすがにいいかな、というのも正直なところ。
そもそも主人公とヒロインの別離エンドを4作連続でやってるわけで、さすがに次は幸せな二人が見たいです。
いくら出来が良くてもこれ以上重いのは食傷気味だし、次はヴェスぺリアやファンタジアみたいなみんな笑って終わる冒険活劇をお願いします。]]>
テイルズプレイ日記
2016-09-26T16:22:44+09:00
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君の名は。感想
君の名は。を見た。
まあもちろんファッキンクソゴミでいちいち感想書くのも大人げないかなと思ったんだが、とある友人から喧嘩売られたんでやっぱ書くことにした。
まず脚本がゴミ。
言の葉の庭で「絵がうまいだけの中身の無い同人誌」と書いたが、今回は「絵がうまいだけの中身の無い同人誌作家がその批判と戦うため...
まあもちろんファッキンクソゴミでいちいち感想書くのも大人げないかなと思ったんだが、とある友人から喧嘩売られたんでやっぱ書くことにした。
まず脚本がゴミ。
言の葉の庭で「絵がうまいだけの中身の無い同人誌」と書いたが、今回は「絵がうまいだけの中身の無い同人誌作家がその批判と戦うために作ったでも結局中身ボロボロの単行本」。
どこが…って奴いるの?
この映画の脚本が面白いっていう奴は脚本を語る資格は無いというか脚本を見る気がないんだろう。
そして実際、それなりにでも脚本を見る気がある奴はだいたい「そういう細かいことはいいんだ」とか言ってる。
「あの新海がエンタメを目指しハッピーエンドにした!そこがいい!」と。
俺はそこが気に入らない。
何そのよくわからんエクスキューズ。だから何なの?それがどうしたの?
確かに今までの新海は同人誌だった。
ほしのこえだの秒速だのはもはや脚本などと呼ぶことすらおこがましいペラッペラのまさに薄い本である。
でもそれは君の名は。だって同じだろう。
薄くはないが中身はない。今までどおりSFとも呼べんような適当イベントの上にガキ臭いラブシーンが並んどるだけだ。
一応1時間半見せるだけの起伏はある。今までのダラダラしたモノローグと風景描写による時間稼ぎはなくなり、ギャグや活劇を織り交ぜた映画といえる脚本を書いている。
そしてその脚本がそんじょそこらの邦画レベルなのだ。
であればそんじょそこらの邦画レベルの扱いをすべきであろう。
もちろん脚本以外でそんじょそこらの邦画以上の部分があるならそれはそれでいい。
だがそれもない。今回演出としてチャレンジングだった部分は一切ない(というかあいつは秒速以降演出のチャレンジはほぼしてない)。終始一貫今までの新海である。
もちろんそこは流石に新海そんじょそこらの邦画よりはまあそこそこまともな演出をしているわけが(ちなみに先に言っておくがここでの比較対象は海猿とかである)、この作品をことさら持ち上げるほどの変化はない。
つまり君の名は。という作品は、今までの新海がただエンタメ映画をした。それだけなのだ。
それだけでこんな褒められていいのか?!売れていいのか!?
さらに言えば今回は音楽もクソである。
RADWIMPSを4thから聞いている俺が言おう。全くケミストリーは生まれていない。野田が手癖で書いた今までのRADの範疇を一切出ないクソ曲である。
今までは結局ラストに天門さんのテーマソングが、秦基博の名曲が、One more time,One more chanceが流れたから泣けたのだ。そこまでのPVなのだ。
それがRADのCDを買えば必ずどっかに入ってる曲のコピーを聞かされて泣けるはずがあろうか。
こんな十把一絡げのお涙頂戴ラブストーリーがなぜこれほど売れたか。
まあ結局日本人はお涙頂戴ラブストーリーが好きなんだということだろう。
そしてアニメであること、新海であること、女キャラが豚仕様であることでオタクも釣れた。リア充とオタクが釣れたら売れるのが世の常である。それだけのことだ。
これが売れたということを聞いて思ったのは、セカチュウ(もはや死語)ってアニメ化したら売れんじゃね?ということだ。
いやマジで。新海じゃなくてもあの花コンビとかね。
そもそもあの花が売れた時点で気づくべきだったのだ。アニオタ共に脚本を見る気はないということを。
奴らも結局セカチュウとか海猿とかで泣いている連中と大して変わらんのだ。それが3次元でやられたら必死に粗を探して笑うくせに2次元でやられたら「こまけえこたあいいんだよ!じゃあてめえが書いてみろ!」と言って泣き倒すのだ。
この作品は邦画史としてはただの量産型感動ポルノである。
アニメ史としてはただの新海作品である。
新海史としては売れ初めのインディ作家によくあるエンタメ転向に挑戦して見事死んだ作品である。
俺にとって新海の魅力はセンチメンタリズムである。
吐き気がするほどナルシスティックで甘ったるく、ハーレムよろしく女にモテまくりながら自らの殻に閉じこもり彼女らを突き放して(という話を書いて)記憶の中だけにいる理想の女子を夢想し悦に浸る姿である。
それはグロテスクで間違っても興収30億を超えるようなものではなく、客観性のあるものでもなければ芸術的価値を持つものでもない。キモオタどもがシンパシーに近い何かを感じるためだけのものなのだ。
そんなそれこそ自主制作映画程度の才能しか持たない人物がやたらもてはやされ勘違いしつまらんエンタメ作品を作る。それ自体はアニメや映画だけでないマンガやロックでもあるよくある話だが、この作品の悲劇はそれが興行的成果も芸術的評価も手に入れてしまったことだろう。
いや、それは多くの人にとって悲劇ではない。むしろ喜ばしいことでしかない。いっても売れて困ることなどない。ぜひこれからもこういう作品を作ってバカを泣かせ金を吸い上げてほしい。それは健全で正しい構図である。
その端で拗らせたファンが偉そうに語っているだけだ。]]>
オタク系感想
2016-09-10T17:50:43+09:00
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2015年雑感
特に何があったという年ではなかった。
物凄く卑近なことでいいなら恐らくトピックとしては2つ、声豚に完全に目覚めたこととバンド活動らしきものを体験してみたということだとは思う。
前者はまあそうはいいつつ別に人に言うようなことは何もない。前から突き進んでいた社会的価値を着実に消失させていくオタク道を今...
物凄く卑近なことでいいなら恐らくトピックとしては2つ、声豚に完全に目覚めたこととバンド活動らしきものを体験してみたということだとは思う。
前者はまあそうはいいつつ別に人に言うようなことは何もない。前から突き進んでいた社会的価値を着実に消失させていくオタク道を今年も突き進んでいったということだ(まだアホみたいに金かけてないのが救いか…それも時間の問題な気もするが)。
後者について少しまじめに話すと、会社の元同期がバンド経験者で、今年の二月にボラのライブ終わりに(ちなみにボラのライブは超貴重な初期ミニアルバム曲をやった部分をMF文庫公録祭りでの松岡くんと茅野さんのイチャラブを見ていたために見逃した)自分が作っている曲を聞かせてみたら、とりあえず二人で演奏してみようということになったのが始まりだった。
そこからまあ色々あり一応ライブはせずともとりあえずバンドっぽいことを経験することは出来たが、そこでわかったのはああ今日本でバンドをやっている人たちの多くは「バンド」をやりたい人たちなんだな、ということだった。
つまりバンド演奏というレクリエーションを楽しむということが主なのだと。
さほど驚くほどのことでもないが、表現という言葉とここまで離れていると言うのは少し驚きだったとともに、そういう人たちが多くを占める邦ロックがこういう現状なのも無理ないなと感じた。
もちろんもっと深く入り込めばまた違う景色が見えるのかもしれないが…恐らくそこまで行けることはなさそうだ。
来年は意味もないのに楽器に金を費やすのはやめてちゃんと音楽を聞くようにしたいと思う(今年買った音源の少なさに愕然とした)。
アニメはコンスタンスに俺を楽しませるものになってくれているとは思うが、こちらにも少しはコミット…と言ってもまあ一応だいたい見てはいるわけで、無理に更に入り込んで若作りするのもバカバカしいので正直今くらいの距離感がベストなのかもなーとは思う。
流石にこれ以上声優にハマるのはやめたい。
アニソンはまあある程度深いところまで見てみて、こんなものかなという感じ。
分島花音が個人的に最大の収穫だった。悠木碧のライブが期待外れだったのは惜しいなと思った。早見沙織は期待したい。
ブログももう少し更新するようにしたいね。
良いお年を。]]>
日記
2015-12-31T01:16:22+09:00
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SONIC MANIA & SUMMER SONIC 2015 1日目
恒例のサマソニ感想。
いつもは表彰形式でやってるけど、今回はあまり多く見なかったのと見たアクトだいたいに感想を持ったのでフルで見た奴は全部書こうかなと思います。
・Perfume
インディーズ時代のベスト発売あたりから追ってたけど、最近マンネリ化を感じあまりチェックしなくなったPerfume...
いつもは表彰形式でやってるけど、今回はあまり多く見なかったのと見たアクトだいたいに感想を持ったのでフルで見た奴は全部書こうかなと思います。
・Perfume
インディーズ時代のベスト発売あたりから追ってたけど、最近マンネリ化を感じあまりチェックしなくなったPerfume。ただ今回は見やすいスロットだったので初めてライブを見ることにした。
最初は正直引いた。歌わないのは知ってたけど音自体がかなりCDそのままだし別に曲間を繋ぐようにアレンジすることもないのでこれライブの意味あるの?感が否めなかった。
ただ結局流す音自体はやっぱり出来がいいわけで、しかもマウンテンのあの低音以外知ったこっちゃねえみたいな適当爆音で流されると何か妙な暴力性が出てきて面白かった。
個人的に懐かしの"NIGHT FLIGHT"と"だいじょばない"が最高だった。どっちもフェスでは普段やらない曲みたいだし。
あと声優イベントレベルのゆるゆるMC聞いてて何だかんだこの人達アイドルなんだなぁと思った。
・Marylin Manson
高校の頃流行っていたのはポップパンクやミクスチャー系で、洋楽を教えてくれた友人も御多分にもれず俺にリンキン・パークやSUM41などを貸してくれた。
その中の一つとしてマリリン・マンソンもあり、つまり何が言いたいかというと彼は俺の青春のアーティストなのである。
今回のツアーは基本ベストセットらしく、今回もかなりベタなセトリだった。
ただ問題があるとすればバンドで、もちろんツアーのメンバーなのだろうがどうも俺がYoutubeで見た他のライブよりもギターが一人少なくキーボードもいなかった。つまり各パート一人ずつなのだ。
なのでギターの音が弱い。爆音というにはちょっと音量が小さい。そのせいで今ひとつピンとこない。
メンバーのテンションもさほど高くなく、ベースに至ってはマンソンさんが適当に投げたタンバリンが頭に当たったのにキレて交代することになるという体たらく。笑ったけどなんだかなー感はある。
ただマンソンさん自体のボーカリゼイションは全く衰えを見せず、素晴らしいステージングではあった。
それに青春の曲だしね。"Disposable Teen"は暴れました。ええ。
・The Prodigy
こちらも高校の頃ベストを聴き倒したアーティストで、新譜の出来も素晴らしく超期待アクトだった。
こちらは120%答えてくれました。
もうとにかく音がでかい。生ドラムが聞こえないほどの超絶ブレイクビーツ。ぶっちゃけシンバルの音なんてほぼ聞こえない。ギターもシンセに隠れてあるんだかないんだか。もちろんマウンテンステージのクソ音響のせいもあるだろうけど、彼らにおいてはそれが全くマイナスでない。むしろ曲の核が剥き出しとなりテンションバリ高。
セトリも新作とベストヒットのコンボで俺としては何一つ文句なし。"Ibiza"をやってくれなかったのがちょっとあれだけどまあスリーフォードモッズの人がいないんじゃしょうがない。"The Day Is My Enemy"はもうね。暴れるしかない。
本人たちも満足だったようでアンコールで2曲も。いいステージでした。
個人的にアゲアゲのMC二人の後ろでずっと気難しい顔しながらほぼ全ての音を作るリアムがぐうイケメン。
・電気グルーヴ
最高のステージだったStarFes以来の電気。
結論から言うとかなり渋いセトリでした。
冒頭は前とあまり変わらないが以前よりずっとライブアレンジが多くなり、そのライブアレンジもテクノ色をグッと強めたもので、そういうモードなのかなと思ったらなんと"スーパースター"が投下。
牛尾さんがフェイバリットにあげていた電気の中でもかなりミニマルな曲で、実際ライブでもかなりじわじわとアゲていく大人なスタイル。
そしてそこから割と原曲通りな"FLASHBACK DISCO"からの"スコーピオン2001"。だいたいあすなろサンシャインやレアクティオーンで終わっていた最近のフェスだったが、今回は特にアゲ倒して終わるわけでもなくしっかりと〆る感じ。
電気初見がこれだったら不完全燃焼だったかもしれないが、ベストセトリはStarFesで経験できた俺としては電気のダンスアクトとしての一面を見れてよかった。
・9mm Paraberam Bullet
彼らには1stから注目していて、それこそ最初に行った2008年のサマソニでも見るかどうか悩んだ(結局行かなかったけど)くらい。
ただそれから何だかんだライブは一度も見ることがなく彼はどんどんと成長していって今になってしまい、いつか見たいなーと思っていたところに今回のサマソニ出演という報を聞き今しかあるまいということでベビメタを途中で切り上げ馳せ参じた。
というかまず最近の暴れる系邦楽アクトのモッシュピットに混ざった経験自体無かったんだけど、初めて目の当たりにしてその異様さに驚愕した。
まず前提として奴ら曲を知らん。ベストに入る以外の曲では微動だにしないし、そもそもベストの曲でもちょっとでも外されるとわやくちゃになる。つまり彼らその場のノリではしゃいでるのだ。いや知ってたけど。
しかも無駄にでかいサークル作るからもちろん近くのやつ全員押しのけられるし、何か地面に向かって土下座しだすし面白すぎる。アニソンの厄介勢かお前ら。
まあそんなことはどうでもいいとして9mmはカッコ良かった。
菅原は間違いなくロックンロールバンドのボーカリストである。目が違う。声が違う。アレキサンドロスとは似て非なる鋭い眼である。
当然のように全員演奏スキルは高いし、ポップソングをメタルにする方法論は今の時代にも単純に音楽性としても熱い。滝がたまに意味なく踏むファズが俺は大好き。
もうちょっと音でかかったら最高だったけどまあそれはしゃーないね。あと昔の曲もっとやって欲しかったけどそれもしゃーないね。"生命のワルツ"のリフはとてもよかった。
・Jon Spencer Blues Explosion
まず新作中心のアゲアゲセトリが新作にドはまりした俺としては最高。
そして音がすごい。ほんとすごい。バンドマン全員聞け!これがロックだ!と言いたくなる爆音。ステージにFenderとVOXのコンボ式アンプ二台だけだったけどマジであれから音出してるの?嘘でしょ?と言いたくなる引き絞るようなギター。ぐうロックンロール。
ジョン・スペンサーのJBばりのショーマン具合は決して見てるものを飽きさせない。あのSM57での音割れをうまく使ったボーカリゼイションは決して他には真似できまい。最高である。
基本はCD通りなんだけど、一切曲間が無かったり予備動作ゼロだったりたまにやるジャムが熱すぎて最高に踊れる。これは決してCDではわからない素晴らしさである。
"Bellbottom"をやらなかったのは残念だったけど、そんなのどうでもよくなるくらいぶっ飛んだステージでした。
ギターの調子が悪くなった時ドラムが意味なく勝手にシンバル外してたのが最高に笑った。
・The Chemical Brothers
フジで見てたのでまたああいう感じのみんな楽しいケミカルテクノショーなのかなと思ったらそんなことは全然なかったぜ。
まず思ったのが繋ぎヘタクソ。なんかよくわかんないところでビート入ったりウワモノの音でかすぎてビートは入ったのわかんなかったり。あれはやっぱりエドが来日しなかったからなんだろうか。
でも聞いていくうちに何かその理由というか原因がわかった気がする。
とにかく音が、構成が若いのだ。
うまい繋ぎとか粋な展開とか一切ない。とりあえずビートを消してだんだん音被せてドカーンというそれだけ。
んでそのビートが異常にゴリゴリ。ウワモノが異常にビリビリ。
エンタメ性よりもずっとテンションが前に出てくる。なんか嫌なことあったの?ってくらいうるさい。逆に言うとパンク。
小野島さんのインタビューで原点回帰的なことを言ってたけど、もしかしてそれがこういうことなのかなと思ったり。
確かにケミカル・ブラザーズって、初期は意外と音も構成も適当で、一発センスと勢いでやっていた。
もちろんそれだけじゃダメでどんどん上手くなっていき前作みたいなのが作れるようになったわけだけど、なんかそういう小粋なエンタメダンスミュージックが嫌になったのかなーと思ったり。
頭悪いアジア系ファンタジー映像を映しながらヤケクソのような生ドラムとSEを轟かした"I'll See You There"と謎の楕円形ミラーボール輝く中でバッコンバッコンぶちかました"Block Rockin' Beats"はまるでプロディジーでした。
・Spritualized
Deerhunterが衝撃のドタキャン(さすがにドラマー急病は嘘臭すぎる)をかましたおかげて近年あまりない90分ロングセットとなったスピリチュアライズド。
その時間を存分に活かした溜めのあるライブで、ゆったりとした美メロバラードからだんだんと盛り上げていく様は様式美といえど圧巻。
特に素晴らしいのがバンドメンバーの演奏技術。
目立つのは恐らく乱れ打ちをしまくるドラマーだが、ベースもスピリチュアライズドの根底にあるロックンロール精神溢れるファンキーかつどっしりとした演奏で非常に聞いてて気持ちがいい。
そしてギターはフェンダーのちっちゃいアンプから出てくるとは思えないまさに爆音が素晴らしく、時折挟むフィードバックとアームを使ったノイズ演奏がうますぎて焦る。ジェイソン・ピアーズのギターが音量ちっちゃかった分もう存分にフィードバックでぶっ飛ばしてくれました。
もちろんディアハンター見たかったのはあるけど、彼らの代役として十二分の存在感を発揮してくれたと思う。(どうでもいいけど映像ダサすぎるぜ)
・Mather Herbert
野田さんが勧めるからよほどアヴァンでギャルドなステージになるかと思ったら多分一日目で最もアダルティな夜を演出してました。
基調はハウス。ただそこはやっぱりアーティストなだけあり音選びに個性がある。またそれぞれのトラックを細かくエディット、エフェクトする小粋な技が楽しかった。
・Jon Hopkins
恐らく今回最大の問題児(当社比)。
ゆうても最新作は強めのテクノ、クールなベースミュージック、綺麗なアンビエントとバランスの良い作品だったわけだし、そもそも割と売れっ子プロデューサーだったわけで、そんな大型フェスのトリともなればアゲアゲダンサブルからゆったりのんびりチルアウトまで緩急の効いた楽しい1時間を演出してくれるんだろうなと勝手に思ってたわけですよ。
急急急急急急急急急急急急急急急の一時間でした。
冒頭の"We Disapper"、ブリブリブロステ、"Open Eye Signal"ラストのグワッキンズバッキンのスーパー四つ打ちまではまあ予想してました。グラストンベリーでもやってたし。
んでそっからゆったりかなーと思ったら"Collider"ですよ。
深夜四時にレイヴ会場で基地外よろしく暴れまわる美女のPVを見せながら延々ハンマービートと重低音が呻きを上げてなんじゃこりゃ死ぬわと思いながら踊り狂う俺。
んで最後10分今までに比べてちょっと優し目の曲を流してふうやっとお休みか幸せに終わるぜと思って5分。一旦音が引いてみんなも笑顔でわーと拍手したその矢先。
今日イチのノイズ&ビートがソニックステージを襲いました。
形容に尽くしがたいが近しい物を挙げるならいつぞやのエレクトラグライドのClarkでしょうか。最近だとライブはいってないがYoutubeで見たスクエアプッシャーの新曲が近い。
なんじゃありゃ。笑うしかないわ。小粋に踊ってたチャラ男も微動だにせずあんぐりだわ。
そして今日一日立ちっぱで死にかけていた俺の足に鞭打ってガン踊りする俺。
言わせてもらおう。最高だぜJon Hopkins!
これがあるからマジサマソニ深夜はやめらんねー。
総評として楽しかった。
みんなそれぞれの意味で良かったという意味もあるし、ずっと言ってるけど多くのアクトが個人的音楽史に名を連ねているものばかりで思い入れとしてもなかなか味わい深かった。
ただ今回サマソニ一日目会場入りが15時で、何でかというと新人によさ気なのがなかったから。そこは今後頑張ってほしいかなと思うところ。
まあでも基本不満はないです。強いて言えばアニソン勢をもっと増やしてくれたら一生ついてく。いつも言ってるけど。]]>
ライブ感想
2015-08-16T18:19:37+09:00
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2015年夏アニメ 3話まで見てベスト5
どうも。
1.城下町のダンデライオン
2.のんのんびより りぴーと
3.WORKING!!!
4.わかばガール
5.下ネタという概念が存在しない退屈な世界
流行りのアニメ?知った事か!
どんどんひねくれていく俺のランキング。
ダンデライオンはとにかくマジで奇跡だが兄妹全員キャラがいい。男含め...
1.城下町のダンデライオン
2.のんのんびより りぴーと
3.WORKING!!!
4.わかばガール
5.下ネタという概念が存在しない退屈な世界
流行りのアニメ?知った事か!
どんどんひねくれていく俺のランキング。
ダンデライオンはとにかくマジで奇跡だが兄妹全員キャラがいい。男含め。これはすごい。
主演もロリもお姉ちゃん系も男も全部きちんと役割があり、キャラが立っているのにうるさくない。スマートに共存しているこのハイレベルな配置はここ最近の一発勝負なキャラ造形が目に余るアニメ業界においてとても目を引く。
話もきちんとある。ギャグも面白い。作画もナイス。キャストも完璧(個人的にしっかりかわいいざーさんがさすが)。このままいってくれ!
のんのんびよりは相変わらずいい。必ず笑えて不思議と泣ける。たまにブヒれる。このバランス最高。
しかしこのアニメが他の日常系と大きく違う点はやはりギャグのセンス。
先生回なんて本当に顕著だったが、マジで容赦無い。ギャグのために一瞬でもブヒを捨てる覚悟がある。例えばなっつんもたまに凄くぶっ飛ばしたくなるし、先生の扱いなんてもういいのこれ!?ってレベル。この覚悟がないせいでクソつまんなくなったのがきんモザ。
ぜひこのまま頼む。
ワーキングはようやく面白くなってくる部分のアニメ化なので期待大。
ちょっと新監督の力量が怪しい部分があるがまあ許容範囲内でしょう。足立さんの高作画はしっかり継承されているし、そもそもさほど演出が大事なアニメではない。ギャグが少しつまんなくなるくらい。
しかし最後までやるのに1クールで足りるかね…さすがに途中で終わるのは勘弁して欲しいけど。
わかばガールはようやく原悠衣の面白さを理解してくれているスタッフがアニメ化してくれたという印象。
5分アニメだけどBD買うかも。
下セカはまあうん。確かに下ネタショックバリューの出オチアニメ感は間違いなくあるんだけど、それでも思ったよりアニメとしてしっかり作られているのと、意外としっかり話を展開しているのが好印象。
まあ正直設定といい話の展開の仕方といいさほど期待できるかといえば嘘なのだが、ハジケ具合が嫌いじゃない。あとラジオ頑張れ。
あとは…。
シャーロットはいつものだーまえ感満載だが、ABよりは面白そう。キャラが好きなのでなんとか最後まで見れると思う。
クラクラは…設定はいいんだけどキャラをおざなりにしている感が否めない。というか設定の引っ張られて話の面白さも蔑ろにしている気がする。部長はいいんだけど。
監獄学園嫌いな奴いるの?笑うしかない。
青春✕機関銃は…うーん…とりあえずホモに囲まれ孤軍奮闘するみかこしはある意味ブヒれる。主題歌イイね。
がっこうぐらしは…面白そうではあるんだけど面白くならなそうというか。実は死んでるびっくりドンキー以外のきちんとしたホラー展開を見せてほしいなぁ。
ホモンチカ意外と大学生の人生劇場やっててワロタ。そしていきなり打ち込まれる濃厚なホモ。ビビるけど結構見ていられる。あと水樹奈々の声の子かわいい!
六花の勇者は設定がいいね。あとなぜかこういうアニメ最近作画凄くね?キャストも結構好み。期待。
干物妹はうまるちゃんが可愛い以上。
モンスター娘はまあエロいね。うん。頑張って見るよ、
それが声優は…こういうのがアニメ化しちゃう今のアニメ業界心配しちゃう。ほんとただの声優が描いた同人誌。絶対シロバコなかったらアニメ化しなかった。浅野真澄に罪はないと思うが…。
実は私はも結構面白い。少年漫画雑誌にひとつある良心的なラブコメというか。絵が可愛くないけどとりあえず見ていたいと思う。あとなんで主題歌がヒルクライム?
赤髪の白雪姫は赤髪ちゃんかわいい。キャストいいし作画いいし。話がやっぱり少女漫画感あって粗いけどまあ見ていられないほどではない。主題歌イイね!
アイマス。
なんかね。ああいうベタな悪役出ると冷めるね。むしろああいうキャラをしっかり魅力あるように書くのが作劇の面白みだと思うんだけど、あんな完全にクズにしちゃダメでしょう。961社長じゃねーんだから。
しかもそれに対する戦い方が「ファンを大事に」って…はいはいとしか思えん。まあいいよ。ロリ可愛いから。
何か最近毎クール面白いアニメ多すぎない?
真面目に分析したい気もするけどそんな時間無い。とりあえず言えることがあるとすれば俺の中のアニメを見るハードルが下がってきているということだ!
では。]]>
各クールアニメベスト5
2015-07-26T11:59:13+09:00
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2015年春アニメ ベスト5
お久しぶりです。
ついに前のアニメベスト5から更新が一切ないという事態に。
原因は色々あるんだけどまあどうせたまにおおかみこどもが放送した時にアンチがちょっとやってくるくらいのクソブログなんで気にしてもしゃーないね。
じゃあランキング。
1.プラスティック・メモリーズ
2.長門有希ちゃんの消失
3...
ついに前のアニメベスト5から更新が一切ないという事態に。
原因は色々あるんだけどまあどうせたまにおおかみこどもが放送した時にアンチがちょっとやってくるくらいのクソブログなんで気にしてもしゃーないね。
じゃあランキング。
1.プラスティック・メモリーズ
2.長門有希ちゃんの消失
3.えとたま
4.レーカン
5.シドニアの騎士 第九惑星戦役
またこの誰も共感してくれなさそうなラインナップ。
1.プラスティック・メモリーズ
これをしてアイラちゃんがかわいいだけのお涙頂戴適当クソアニメとする奴らはまあ正しい。
確かにあらゆる意味で粗い脚本だし、決してそのよくわからん設定を活用しきっていたとはいえない。キャラもいらないものが多かったと思うし、作画も中盤が妙にだれていた。
良いアニメだと胸を張って言えるかと問われれば難しい。
しかしそれでもやはり俺はこれを一位にしたい。
かわいいヒロインとの関係性を真正面からしっかり書き、しかし最後に悲哀を決定づけて、そしてその瞬間をできるかぎり美しく書く。
足りない部分はあった。だが、行こうとしたその場所はとても正しいものだったと思うし、どこかマンネリ感のある今の深夜アニメにおいて、悲劇をクライマックスとするドラマは貴重なものだった。
土壇場での表情作画、そして主人公の内匠靖明の演技は本当に素晴らしかった。
2.長門有希ちゃんの消失
こっちもプラメモと全く同じ素晴らしさ。
そしてこっちは演出のクオリティがマジで半端無かった。
映画的なカメラワーク、間を強く意識したとても静かなコンテに、絶妙なタイミングで尋常でない美しさのBGM(。温泉宿回の星を見るシーンと長門が消失するシーンは、ここ最近あまり無いほど見入ってしまった。
和田純一という監督は全く聞いたことがなかったが、これから必ず忘れてはいけない名前だろう。
あとやっぱりハルヒは青春のアニメなので、例え同人スピンオフということでも楽しい。
杉田のキョンは本当にいい演技だし、平野綾は最近飛び道具的な扱いが多いのでこういうベタベタな萌えキャラをやっているのがなんか新鮮だった。
原作もなかなかどうして悪くない。三角関係を主軸に置いたラブコメというか人間ドラマはよくあるついでにやってるだけのコミカライズの域を超えていたと思う。どうせ三角関係やるなら古泉の話もやってくれと思ったけど。
まあそれでもやっぱり同人スピンオフという部分は足かせになっていたけれど…今度は同じスタッフであの花みたいなオリジナルをやってほしい。
3.えとたま
思ったよりずっとクソアニメでした。
いい意味での。
これほどまでに売れる気のないアニメ久しぶりに見たわ。
ちょうどゆゆゆでぱるにゃすを知ったあたりでラジオが始まったから松井恵理子つながりで聴くことにして、それから何だかんだずっと追ってきたけど、どう考えてもそんな前々から準備してアホみたいに色々金かけるアニメじゃないだろ。
案の定大爆死みたいだけど、それはそれとしてこの肩の抜けた感じはすごく良かったと思う。
追崎さんの力の抜けたギャグに派手さを作る3Dバトルパート、きちんと話を盛り上げつつも決してシリアスになりすぎないバランスがよかった。
あと渡辺明夫の絵はほんとかわいいなと実感。キャラはまぁ…嫌いじゃないよ。
すぐに忘れ去られるだろうけど、こういうアニメが無くなってほしくはないね。次は脚本白根さんで!
ただ、あんまり声優偏重な展開は感心しない。
4.レーカン
意外とイイハナシがちゃんといい話でよかった。
お母さんネタはずるい。あとお父さん好き。ずるい。井上ちゃんのおばあちゃん話もずるい。
もちろん夏目とかに比べたらもう鼻で笑うけど、まあそこはご愛嬌。
あと無駄にスカートが短くてエロくて良かったです。気分はエロ猫。そこら辺ももっとやってくれてもよかったんやで。
5.シドニアの騎士 第九惑星戦役
ラブコメ展開が卑怯すぎる。
修羅場の谷風とイザナを張り付いて見るユハタとつむぎはずるい。あんなん笑うしかないやん。んでその後イザナ死にかけるし。何なんだよ。ジェットコースターかよ。感情の持っていき方に困るわ。
あともう何度でも言うけどバトルシーンかっこよすぎ。終わりのセラフがひどかったから更に顕著だけど、絵もさることながらこのアニメはSEの使い方がうまい。ほぼ割れてる爆音が迫力を増大させる。
ぜひこれからもどんどん続いていってほしい。あとこのCG制作会社は他のロボアニメもやってほしい。
あと気になったのは…。
放課後のプレアデスはなんか乙女すぎて無理だった。さすがにもうちょっと男臭くていい。
うたプリはもう何一つ裏切ることのない展開。最終回スターリッシュが歌い出した時点で10分だったことから歴代OP全てやるのかとおもいきやまさかあのタイミングでヘブンズ。いや出るとは思ってたよ?でもあそこまで全部持っていくとは思わねーだろ!流石すぎるわ!4期も超楽しみだわ!あとはるちゃんの可愛さがやばかった。
ニセコイはまさかあんなどうでもいいところで切るとは。もう3期やらんでいいよ。
SB69は意外と楽しかった。シンガンが良かったね。主役食うくらい。まあでも何かああいう悪ノリはあんま好きじゃない。
ダンまちも面白くて驚いた。しっかりしたラノベという感じ。ベルくんとヘスティアがよかった。子供で大人なヘスティアと気遣いができて頑張り屋さんのベルくんのバランスがとてもぴったり。EDの「僕ら何だか似てるね 頼りないところも 補ってちょうどいいところも」という歌詞がまさに。
きんモザはまあ。はいはいという感じ。マジで原作と出会わせてれてありがとうさよなら。
ミカグラはまあうん。予想通りだったね。わかったよもうニコ動発に期待しねえよ!はいはい!つーか作画ちゃんとしてくれよ!
ユーフォはよかったんだけどなんだろうね。
まずあれが2クールじゃないことに驚いた。そこそこ売れてると思うから2期やると信じてるけどうーん…恋愛話必要だったかね?男のいらなさ半端じゃない。
あと何かギスギスが非常に予定調和でうーん。あんまり引っ張りたくないからなんだろうけど絶対仲直りする前提なのが見え見えでハラハラしない。もっと修復不可能な感じで来てほしかった。そういう意味ではあすか先輩はよかった。もっと周り殺しにきたら大好きだった。
でも最近の京アニにしては凄く面白かったと思います。」
来期は…ベスト5すぐやるんで。]]>
各クールアニメベスト5
2015-07-12T22:42:47+09:00
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2015年春アニメ3話まで見てベスト5
1.プラスティック・メモリーズ
2.シドニアの騎士 第九惑星戦役
3.響け!ユーフォニアム
4.ミカグラ学園組曲
5.えとたま
今期は豊作。
見るものありすぎて困るくらい。
しかも二期ものじゃないのが多い。素晴らしい。
原作ありじゃなかったりあってもさほど大事じゃない作品ばかりなのも嬉しい。
...
2.シドニアの騎士 第九惑星戦役
3.響け!ユーフォニアム
4.ミカグラ学園組曲
5.えとたま
今期は豊作。
見るものありすぎて困るくらい。
しかも二期ものじゃないのが多い。素晴らしい。
原作ありじゃなかったりあってもさほど大事じゃない作品ばかりなのも嬉しい。
1.プラスティック・メモリーズ
なぜ結構叩かれているのか…。
個人的にこれも野崎くんとかと同じ万人受けする類だと思っているのだが。
ギャグ面白い。キャラかわいい。作画いい。キャストよし。話もちゃんとある。
そしてみんな大好き感動話ばかり。
俺は感動話余り好きじゃないけど、とりあえず男女混合の企業ものというだけでワクワク。
原作はロボノの人なんだね。どうりで。確かに似たものを感じる。
うまくいけばBD買いますよ。肝はツカサとアイラ。頼むで。
パイセン最高っす。
2シドニアの騎士 第九惑星戦役
相変わらずクッソ面白い。
まずバトルかっこ良すぎ。アルジェヴォルンとかガキのお遊びに見えてくるレベル。
ロボバトルは全部このスタジオがやるべきなんじゃないでしょうか。
話も転がってきて面白い。ノリオがなんか挽回しようとして一発で死んだのにはさすがに大爆笑。どうせならもうずっと復活しないでいいです。
ギャグも面白いしねー。モンスターツムギの「谷風さん♪」も笑うしキタエリのラッキースケベも間が最高。弐瓶流ギャグがいい感じに発揮されてて素晴らしい。
強いて言えば萌えが足りないのはあるがまあもうそれはしょうがないよね。イザナは好きよ。
3.響け!ユーフォニアム
ギスギスものは期待を裏切られてばかりなので怖いけど、それでも今のところはいけそう。
京アニがこういう話をやるのは前々からお願いしたかったことなので、そういう意味で絵作りとしては全く問題ない。
キャラもかわいい。特に田中あすかさん。ぐうかわ。これであのツダケンキャラとくっついてたりしてたらブヒブヒ。無いかな。ブヒブヒ。
怖いのがキャスト。ともよさんは正直微妙。あともまあ普通。早見沙織は問題ないだろうけど。
とりあえずここから先は間違いなくそんじょそこらのドル声優じゃ出来ない演技を求められると思われるので。頼みますよ新人の皆さん。あと寿さん。櫻井はキャリアの差見せたってや。
4.ミカグラ学園組曲
いや面白いかと言われれば難しいところなんですけどね…。
とりあえずラノベとニコ動出身は応援したいので、期待を込めて。
言っても今のところは特に見てらんないこともないし。主人公かわいいし。男キャスト好みど真ん中だし。
しかしカゲロウデイズの時も思ったけど作者男なのに何でこんな女っぽい話を書けるのか不思議。あれかな。それがJKにモテる秘訣なのかな。
5.えとたま
嫌いじゃないよ。
まず絵がかわいい。とてもかわいい。
あと全体的にやる気ない感じが良い。タブリエはどうも命賭けてるみたいだけどその気合は作品からは一切伝わらない。いわゆるクソアニメ臭。
うりたんが3話で死んだのはさすがにビビったけど来週普通に出てきてもおかしくないし、いい感じで読めないシナリオも悪くない。
まあ音泉キングネタとか妙に唐突なボケとか寒い部分はいっぱいあるけど…嫌いじゃない。
あとは…。
俺物語!!は俺に向かなそうなので切った。大和ちゃんダメだ。
レーカン意外と好き。ギャル組がエロい。
ガンスリンガーストラトスはさすがニトロ脚本だけあってそこそこ見ていられる。絵がキモいけど。
放課後のプレアデス面白い。さすが佐伯さん。普通にやってくれればいいものになる。
うたプリはあまりにも笑えるのとはるちゃんがかわいすぎるので見ている。
トリアージXはエロいね。
血界戦線は切りそう。なんだろう。とりあえず作画が思ったより良くなかった。
長門有希ちゃんの消失はとりあえず杉田がキョンをやり平野綾がハルヒをやるというだけで楽しい。ラブコメとしても悪くない。
ハイスクールDD面白いな。梶くんがいい。バカ過ぎる。
なのはViVidもいい。前時代の萌え。水橋かおりのロリ声が俺の脳を溶かす。
SHOW BY ROCK!!はまあ…見ていられる。絵も可愛いし。あと3Dすげーな。
ダンまちもナイス。主人公が頑張るのがいい。ヘスティアちゃんかわいい。あの二人だけでとりあえず楽しい。水瀬いのりいいね。
アルスラーン戦記も面白い。キャストよし作画よし話よし。萌え無し。
終わりのセラフはクルルちゃんに完全にやられました。なんだよあれ。マジかよ。かわいすぎるだろ。踏まれたいよ。櫻井羨ましすぎるだろ。小野賢章も幸せかよ。エロいことされてるんだろうな。うわー。ブヒだけならプラメモとタメはります。
ニセコイ…あったなそんなの。
きんモザ…あったなそんなの。
俺ガイルは結局また見ようとしてAパートで耐えられず切ったんだけど、なんとなく正体が分かり始めた。
つまり男が書くめんどくさい系スクールライフコメディなわけね。フラワーオブライフみたいな。
それは俺の理想とする方向性ではあるんだが、逆に完成度がかなり高くないと許せない。それは完全に俺のせいなので作品が悪いというわけではないが、でもやっぱり耐えられない。
いやでもこういう方向は必ずラノベの未来を切り開くと思うので、ぜひ頑張って欲しいとは思う。
HDDの空きがない…。]]>
各クールアニメベスト5
2015-04-26T21:31:08+09:00
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悠木碧 コンサート 『プルミエ!』 2015/4/19@舞浜アンフィシアター 感想
最初は書く気なかったんだけど、色々思うにあたりやっぱどっかに書いておきたいなと思ったので書くことにします。
なぜ書く気はなかったかといえば、ぶっちゃけると面白くなかったから。
まず事実だけを述べると、今回のライブは基本演劇形式。
音楽は完全にカラオケ(しかも恐らくハコがそれ用じゃないから非っ常にシ...
なぜ書く気はなかったかといえば、ぶっちゃけると面白くなかったから。
まず事実だけを述べると、今回のライブは基本演劇形式。
音楽は完全にカラオケ(しかも恐らくハコがそれ用じゃないから非っ常にショボい音響でした。というかそもそも音が小さい)。悠木碧は終始生歌でそこは凄いなと思ったけど、10人超のバックバンドどころかライブ用のアレンジも特にありませんでした。
んでステージだが、かなり広い。今回のアンフィシアターというのはその名の通り劇場のようで、真面目な演劇を一発打てるくらいの広大なステージだったんだが、しかしその上には基本人のみ。
後ろに一応映像は写すし何ぞよくわからん太陽と月のオブジェはあったけど、特に舞台効果にはならず。
あと中央にせり上がる円形のステージがあり、そっから一応曲ごとに違うセットは出てくるんだけど、これがまたショボい。
ちょっと気の利いた学芸会かな?というレベル。いやほんと。
ステージ上のキャストも悠木碧以外は謎ダンサー6人とすっげえデカい外国人のおばさん一人で、基本周りでくるくるしてるだけ。一切喋らず。
後は延々、本当に延っ々、文字通り悠木碧の独壇場。
下手すると一切セットもダンサーも無しで、ただひたすらに悠木碧が演技らしいことをしながら歌うだけという曲もあった。
いや、更に凄いのは、転換のために声もついた曲だけ流してステージに誰もいないこともあったということ。
それはお前転換用のBGM流せよ…何で誰もいないステージに向かってサイリウム振らなあかんねん。
たまにステージを降りたり、謎の独白ムービーを挟んだりはするものの、MCも無し。俺は勝手にあると思ってた幕間の劇みたいなのも特に無し。ひたすらに曲ごとにその世界観?を表した動きを歌いながらしていくだけ。
このライブ…と言うかコンサート…とすら言っていいのかな?を見て俺が思った感想を一行で書くなら以下。
「痛いオタサーの姫が勘違いした謎独演会に頑張ってついていき盛り上がっている振りをする豚どもの図」
まあこの時点でもう悠木碧のファン的な人はそっ閉じするか反論をキーボードに怒りとともにぶっ叩く事になるんだろうけど、それでもやっぱりそういうこととしか思えなかった。
というか会場の皆も明らかに楽しんでなかったよね?本編はほぼ滑り倒しだったよね?
実際それも当然で、そもそも悠木碧の曲はライブでの盛り上がりを意識していないのがほとんど。
わかりやすいサビもブレイクも無し。基本奇数拍子。"アールデコラージュ ラミラージュ"なんて6拍子から5拍子の変拍子なわけで、そりゃ観客もサイリウム合わせられませんわ。
しかもそれを特に悠木碧の煽りも舞台演出との絡みもなくただただショボいスピーカーから垂れ流されるだけなんだから、そりゃ観客もなんかよくわからずとりあえずサイリウム振るしかない。
逆に悠木碧のファンとして見に行った客も、ほぼ喋らず延々歌いっぱなしだったのは満足いかなかったんじゃないだろうか。
声優のワンマンライブを生で見たのはこれと竹達のライブだけだが、かなりストイックな部類に入るんじゃなかろうか。まさかキャラ作ってくるとは…いやはや。
どうやら本人もその空気には気づいたようで、アンコールでは打って変わってしゃべりまくり、「だからこういう風になるって言っておいただろー!」と叫んだ後数少ない普通のアニソンに系統が近い曲を連発して去っていった。
まあそりゃね。あんなことしておいてそれが滑ったら一番辛いのは本人だろう。うーん。今頃彼女はどんな心境なのだろうか。ぜひあおさおで語っていただきたい。
ただ、じゃあ次は行かないかと言ったら別。
次も必ず行く。例え同じ会場で同じコンセプトと言われても行くだろう。
『イシュメル』のディスクレビューでも書いたが、そもそもにおいて今回のライブで彼女が見せつけた痛さは、それこそが彼女の魅力の一つでもある。
むしろ中途半端に迎合してクソMCと腕振り体操のつまらんアニソンライブをやられるよりも、何十倍も刺激的なライブであったことは間違いない。
もちろんこのままでいいというわけではない。恐らく悠木碧を始めスタッフは今回で色々と反省すべき点を見出したと思う。そもそもコンセプトに見合った予算だったとはいえないし、会場やステージングなどで多くの改善の余地があるということは論を待たない。
ただ、彼女の個性を全て潰し、ただ観客に奉仕するだけの場とする気もきっと無いだろう。
そのバランスを見極めていかなければいけないとは思うが、その道はとても興味深いものでもある。
もしヒントを今回のライブに見つけるとすれば、恐らく"クピトゥレビュー"だろう。
『イシュメル』の楽曲の中で唯一と言っていいアップテンポかつわかりやすいアニソンであり、しかし決して凡庸なアニソンに留まらない名曲である。
本編の最後の方でこの曲のイントロが流れた時の会場の爆発は見ていて笑ってしまうほどだった。
しっかりと今までの世界観と地続きでありながら、今まで逡巡を隠さなかった観客がここぞとばかりのその手を振り声を上げ楽しめるようなあのシーンを今後のライブで出来る限り多く作り上げていくことが、これからの彼女のライブの価値を高める鍵となると俺は思う。
あとは、あくまで個人的な意見になるかもしれないが、もう少し音楽を大切にしてほしいと思った。
生音とは言わないが、ただカラオケとして流すのではなくしっかりとステージングと曲がマッチするような工夫などをして、音楽そのものの存在感を高めていってほしいというのは、一音楽愛好家としての気持ちだ。
とりあえず悠木碧はライブでも、いやライブでこそぶっちぎりで痛かった!
ぜひ今後もその痛さを貫き続けてほしい!]]>
ライブ感想
2015-04-21T23:47:11+09:00
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4月音楽日記
もう前いつ書いたかも覚えてないですが。
・『ツキナミ』 - 分島花音
きっかけはウィクロス二期のOP、"World's End,Girls Lond"。
キメの多い変則的な曲構成に元School Food Punishmentが関わるしっかりしたバンドアレンジ、意外とマッチするストリングスに何故か...
・『ツキナミ』 - 分島花音
きっかけはウィクロス二期のOP、"World's End,Girls Lond"。
キメの多い変則的な曲構成に元School Food Punishmentが関わるしっかりしたバンドアレンジ、意外とマッチするストリングスに何故か修道士?ナース?コスしてチェロを弾いてる分島花音。
ToLoveるのEDも面白かったのでアルバムも聞いてみるかとツタヤでレンタルしたらそのクオリティの高さに驚いてしまった。
主体はバンド。ヒトリエも参加しているという。だがクラシックという出自から来るストリングスへのこだわりは曲に華を添え、ロックというよりオルタナティブなJPOPという印象を与える。メロディラインもベタではあるが美しく、そのドラマチックな曲構成はナルシスティックなボーカルと相まって鬼束ちひろや椎名林檎などの名前を想起させる。
個人的にはストリングスアレンジが完璧に曲と融合し、耳を楽しませるとともに物悲しいメロディをしっかり演出する"チョコレート"が白眉。
しかし実家が金持ちだったり絵が超うまかったりホモ同人作家だったり女性社長狙ってたりキャラ濃すぎやろ。ライブ楽しみです。
・『Fantasy Empire』 - Lightning Bolt
ロックンロール!
初のスタジオ録音となった本作だが、じゃあ何か重ね録りありゲスト楽器ありのおとなしめソングが並ぶかとおもいきやもちろんそんなはずもなくいつも通り気合一閃の爆裂メタルノイズパンクロケンロー。
ただ随所で言われてはいるがさり気なくとんでもないベースギブソンのスーパーエフェクター捌きは今までより克明に記録され、しっかりとしたドラムのマイキングはチッペンデイルの激鬼手数ドラミングを今までの数倍の迫力で伝える。
去年来日したから難しいかもしれんがぜひまた来日してO-nestのフロアを狂乱の渦へと変えてほしい。
・『Smart Citizen』 - 吉田ヨウヘイgroup
最近巷を騒がせている、かわいいだけの女をマイク前に立たせてシャレオツな音楽をポロリン奏でてこういう戦略的なのが逆に表現とかキャッキャもてはやされているシティポップブームにはほとほと嫌気が差している自分だが、なんとなしに借りてみた彼らはそんなものとは真逆の場所に位置するバンドでした。
全くうまくない朴訥なボーカルの吉田ヨウヘイを中心としたミュージックコレクティブが奏でるのはあくまでロックを基調としながらフルートやサックスがどこか田舎的なたどたどしさで、しかしそれは牧歌的と形容するにはあまりにも刺々しく俺の耳を叩く。
クリーントーンではあるが荒々しく響くギター、ファンキーというよりはドタバタした重いドラムも全てはシティポップなんてチャラ臭いものとは無縁の荒涼とした景色を映し出す。
ceroをロック寄りにしたらこうなるだろうか。是非ライブが見たい。
・『A-CHANNEL REMIX COMPILATION + smile』 - V.A.
Quarta330の"はるかぜの化学"rmxを聞きたくてウロウロしてたら見つけたこんなコンピ。
Quarta330は劇伴リミクスを提供していてちろんそれも素晴らしいのだけど、驚いたのが最後の二曲。
まず最後の"M゜_ning arch"。ナナク氏のリミクスだが、偏執狂的だが暴力的でもあるカットアップエディットと絶妙にコードを押さえたキーボードが原曲の悲しさを強調し、全く違う曲調にはなっているが不思議と聞いて得られる感情は原曲とかなり近い。
そして11分にも及ぶ"ぎゅっとして欲しいんだ(In The Silent World-mix)"である。
そのあまりにもドープな音像にこれがそんじょそこらの同人音楽家の業かと驚愕しリミキサーのGo-qualia氏の名前を調べてみたら、俺でも名前の聞いたことがある分解系レコーズの主催者だと聞いて合点がいった。
またこの曲は歌詞も悠木碧のボーカルも素晴らしく、今の悠木碧からはなかなか考えにくいかなり装飾を剥ぎとった声で小さく囁かれる「ボクが壊れちゃうくらいぎゅっとして欲しいんだ ここに居てくれなきゃ意味が無いんだよ だからぎゅっとして欲しいんだ」という言葉は、美しいアンビエントノイズの中で鳴り響くと意味の違う美しさを持つ。
原作に媚びるのではなく、その美しさを十二分に理解しつつそれとは全く違う自らの美学を存分に発揮することで更に世界観を彩る。これぞアニソンといえよう。
なんというか、彼らやagraphのような真摯にアニメを愛しかつ音楽的才能にも溢れたアーティストが集結して何かをすればとんでもないアニソンが出来上がると思うのだがどうだろう。
・『SONGS』 - 踊ってばかりの国
ここでディスクレビューまでするほど心動かされた一枚『踊ってばかりの国』の後の新譜。
以前のケレン味のない美しいメロディと尖りつつ優しい独特の歌詞はそのままに、音楽性を広げた一枚となった。
レゲエな"口づけを交わそう"、スキップビートの"時を越えて"、カントリーチックな"唄の命"、シューゲイジングな"ほんとごめんね"などなど、多種多様な音楽性を持ち耳を飽きさせない。
歌詞も以前ほど具体性は強くなく、クラブで踊る女性からサイコパス、パキスタンなどモチーフは様々なれど必ず一対一の関係性に落としこむ手腕はさすがというべきだろう。
ライブも見に行ったが、これほど私小説的なロックは本当に今珍しいと感じた。
決してオーディエンスを意識したり、市場での戦略性などを考えるのではなく、ただ自らから生まれる言葉と唄だけを発していくというスタイルは、それこそ昔ではロックの王道と言われていたわけだが、今ではむしろそんなバンドは珍しい。
どうやれば売れるか、どうやればバズを起こせるか、どうすれば聴衆の耳目を集めることができるか。
彼らと差別化するにはどうするか。彼らのような音楽を鳴らすにはどうするか。今日本で音楽を鳴らす問いのはどういうことか。その意義を全うできる音楽とはなにか。
そんなことばかり考えている音楽が多すぎる。
もちろんそれはいい音楽を生むこともある。ただ音楽だけを見て作った音楽こそ素晴らしいというのは幻想だろう。いくら表現とはいえやはりコミュニケーションであり、他者を意識しないということはそれ相応のリスクが伴う。
だが、それでもロックは商売ではないと思ってしまうのだ。
いやはやほんとアヴァンギャルド系聞かなくなってしまった…。
いかん。ポップグループやモグワイで満足している場合ではない。もっとキチガイ音楽を聞かなくては。]]>
音楽雑記
2015-04-12T16:17:43+09:00
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2015年冬アニメトップ5
大体冬アニメ終わりましたので。
1.DOG DAYS''
2.アイドルマスター シンデレラガールズ
3.探偵歌劇 ミルキィホームズ
4.少年ハリウッド -HOLY STAGE FOR 50-
5.アブソリュートデュオ
なんと3話まで見たのと変わらないというかなりレアな結果に。
といってもベスト5...
1.DOG DAYS''
2.アイドルマスター シンデレラガールズ
3.探偵歌劇 ミルキィホームズ
4.少年ハリウッド -HOLY STAGE FOR 50-
5.アブソリュートデュオ
なんと3話まで見たのと変わらないというかなりレアな結果に。
といってもベスト5が期待通りにいってくれたというよりは他のアニメが微妙だったというべきだが。
正直今期はあまり楽しめなかったなー。いや中盤辺りはかなり継続して見ていられるアニメが多かったんだけど、やっぱりクライマックスがしょぼすぎて(´・ω・`)な顔をしながら録画ファイルを消すという流れが多かった。
とりあえず各論。
1.DOG DAYS''
至っていつも通りでした。
強いて言えばラストのほうが湿っぽくならなかったけどそりゃそうだよね。もう何度目だっつー話だしね。
今期はとにかく作画が良かった。毎週のように田中宏紀が参加したり、木曽勇太氏が脅威の一人原画をしたり。またコンテも抜けたものはあまり無く、アクション物としてこれほど見どころがあったアニメはここ最近ではあまりなかったのでとても目の保養になった。もちろんエロい意味でも!
話もまぁ特筆して誉めるようなものではないけど無駄にストレスフルだったりどうでもいいエゴを見せつけられるようなこともなく、すんなり楽しめるエンタメシナリオ。ショタと殿下の回とかは同人誌的に楽しめたし、ラストの話もガウル様イケメンでよかった。
とにかくマイナス点があまり見当たらない。そりゃ叩こうと思えばいくらでも叩けるし、逆にもっと突き抜けて素晴らしいアニメが多くあるクールだったら埋もれてしまうタイプではあると思うけど、今期みたいな外れクールではこの安定したクオリティがとても心にしみた。
ぜひぜひ4期もやってほしい。
2.アイドルマスター シンデレラガールズ
やっぱりアイマス。アニメアイマス。
ということはぶっちぎり1位になるはずだが2位。
なぜかといえばまず作画。
ところどころ安定しない。いやいってもアニマスも実はさほど安定していなかったのでそこまで叩くほどではないんですけどね。でもやっぱり首を傾げる場面も多々。
んで話。まあ…うん…イイハナシダナー。
どうもアニマスみたいに骨子となる話がないように見える。これが2クール目になって効いてくるんだろうなーというようなシーンがない。行き当たりばったりでキャラ見せに終始してる感。
逆にキャラはいいんで毎週楽しいという点ではいいんだが、やはりそれ以上を期待はできない。
あとP使えなさすぎるなぁ。ここんところの物語の起点が大体Pのミスってのが納得いかない。個人的にはさすがに大人な男の部分を見せてほしい。
演出ももちろんクオリティとしては高いんだけど、またか…と思わせる似たようなコンテが目につく。まあそれはさすがに毎週コロコロ代えるようなもんでもないからしょうがないけど。
全体的にアニマスの二番煎じ感否めない。
しかも分割2クールで次は秋なんでしょ?いやー遠い。そこまで愛着持てる自信がない。
さっきも言ったけどキャラはとってもかわいいので余程のことがない限り視聴を切ることはないと思うけど、どうせならもっと頑張ってほしいというか…正直もう期待する程でもないかな。
ロリかわいいっす。
3.探偵歌劇 ミルキィホームズ
結果的に3位のままでいてくれました。
全体的に漂う場末感が非常に俺のツボを突いた。昔たまにあった戦国乙女的なバカバカしさ(あの一発屋連呼回は白根さんの業)。
一応ギリギリのラインで探偵物の体を守りつつだが意図的に色々な部分でツッコミどころを露呈させ、随所で反応する気にもならないほどくだらないパロネタを挟みつつ何だかんだ1話完結で楽しませる。これぞダニメンターテイメント。
やっぱもうね。こっちに対してアプローチする気満々の感じはどうもダメ。「もういいんすよこんな感じで」ってオーラがビシバシ伝わるアニメの方が好感持ててしまう。もちろんそれはそれで歪んだ見方だとは思うけど、くだらない自意識が過剰に溢れるクソアニメよりも俺はこれとか人生みたいな肩肘張らないギャグアニメが好きです。
スタッフコロコロ変えながら地味に進んでいく感じがちょっとギャラクシーエンジェルを思い出しました。
4.少年ハリウッド -HOLY STAGE FOR 50-
最後まで何も変わらず少年ハリウッドでした。
まあちょっとクライマックスが物足りなかったけど、とにかくアニメ界隈に類を見ない何だかよくわからない独白と問いかけが織りなす謎アイドル物語。なんともいえない味わい深い楽しみがありました。
何度でも言うが、これが少女ハリウッドだったら俺はBDを買っていた。と思う。
5.アブソリュートデュオ
これもラストのほうがちょっといくらなんでもひどすぎる感があったけど、とりあえず最後まで見れるラノベアニメというだけで貴重。
なぜ見れたかといえば、ひとえに主人公の頑張り。
そんなに褒め称えるほど素晴らしい主人公だったわけでもないが、もう何週目なんだお前ってくらいの強くてニューゲーム主人公がもはやスタンダードとすら言えるラノベ(正確に言うとアニメになるラノベ)業界において久しぶりに現れた頑張ルンバ主人公。松岡くんもいい熱演してました。他はクソだったけどね。マイナスの意味で名前覚えるくらいね。
もちろん作劇としては及第点とも言えないアウトギリギリのセーフなわけですが、せめてそのレベルくらいはなんとか維持していただきたい。個人的にラノベアニメが次にアニメを変えると思っているので。
あとユリエちゃんかわいい。
他は…。
冴えカノは一応録画はした。案の定パイセンキャラが出たのはすげえ後のほうだったみたいだけどな!
ジョジョはまた見出したけどそこそこ面白いねやっぱ。そろそろディオと戦うんだろうし。続き楽しみです。
キュートランスフォーマーは面白い。DVD買いそう。いや完全に中の人ネタなんだけどね。ほそやんイジリ超ウケる。あと先輩声優の年寄り談義。
ヤッターマンはすまん。録画したからまたいつか。
新妹は割と好きだった。これも主人公に好感持てた。エロシーンあそこまで規制かけるならやらないでよと思うけど円盤買えってことなんだろうね。しかしこれを二期やれるってんだから角川はすげーよほんと。
ロリガはうん。しゃちほこ回で見限りました。
艦これは凄いね。ゲームファンはスタッフに石投げていいよ。マジで。
個人的にはあの本日付着任の艦娘が続々登場した流れでもう腹筋崩壊しました。いやそれはフッておけよ。誰だよお前ら。
しかも二期やるんでしょ?角川ってマジ二期決定ライン低すぎるでしょ。いい会社だわほんと。
アルドノアはもうね!笑かせてくれましたよ!いやーハッハッハ!
でもイナホくんは俺の期待通りのキャラでよかった。かわいかった。聞いてもないのにドヤり語りしたり無表情なくせにめっちゃ姫様大好きだったりしかもそれを右目くんにバラされたり。ぐうかわ。
スレインはもうね。あそこまでナルシスティックな敵キャラも今時珍しいけどいいんじゃないかな。好きにしたまえ。あれが圧倒的女子人気というのが全く分からないが。姫は死ね。ユキ姉は最高。
まあでも完全にネタ枠になってて安心しました。確かにネタとしてなら見られますわ。
さて。SHIROBAKOですが。
難しい判断を迫られるアニメでした。
面白い、という気持ちはわかる。評価を受けるべきアニメだということもわかる。
ただ俺はやっぱり最後まで好きになれなかった。
理由としてはまず単純に面白くない。
何がしたいのかわからない。リアルにしたいのかファンタジーにしたいのか。暗い部分を推したいのか明るい部分を推したいのか。コメディをしたいのか成長物語をしたいのか。
そして俺は今挙げた二択の前者を水島努が、後者を吉田玲子がやりたかったことだったのではないかと思う。
もちろんインタビューを追っているわけではないし、そう単純な話でもないだろうが、全体的なくだらない予定調和感と面白くないリアリティのちぐはぐさは終始俺をモニョらせた。
それがいいという人もいるだろう。いや、むしろこの作品を誉める多くの人がそうかもしれない。
やたら気持ち悪いリアリティを押し出すこともなく、かといってどこまでも脳天気なファンタジー萌えアニメで終わることもなく、絶妙なバランスで書き切ったという感想もあると思う。
言ってしまえばその差はもう個人の好みなのかもしれない。そこまでちょうど良くハマることなんてそうそう無いし、ハマったとしたらそれは偶然。ハマらなかったからといって叩くことではない。それがいわゆる正論というやつなのだろう。
ただ俺は、どこまで冷静になろうとしても、どこまで思いつめても、「この業界は根はいい人ばかりなんだよ」と矢野さんに言わしめ、編集者をありえないほどのクズ野郎に仕立て上げ完膚無きまでにぶちのめすこのアニメを見て、笑って泣くことは出来ないだろうと思うのもまた事実だ。
俺妹できりのんの作品がアニメ化が決定し、その打ち合わせの場面で、舞い上がったラノベ作家がよくやりそうな感じで中の人を決めようとするきりのんと、それを苦渋の表情で切り捨てるアニメスタッフのシーンが、いつも脳裏から離れることはなかった。
次期は割と期待できると思います。
シドニア二期、ガンスリンガーストラトス、放課後のプレアデス、うたプリ、血界戦線、長門有希ちゃんの消失、えとたま、きんモザ二期、響けユーフォニアム、プラスティックメモリーズ、アルスラーン戦記、ミカグラ学園組曲。
こんなにある。素晴らしい!
何かBD買ったアニメの二期がやる気もするけど気のせいかな。]]>
各クールアニメベスト5
2015-03-29T16:44:44+09:00
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