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テイルズの最新作ベルセリア。
一応発売日に買いはしたものの、恐らく多くのシリーズファンがそうだったように俺もゼスティリアのせいで期待を持てず積んでいたが、シルバーウィークということで連休の機会に一気にプレイし、何とか(最終日夜11時半に)クリアできたので今更ですが感想を書きたいと思います。
当然ネタバレです。

まず総評として、よかった。とても。
どうしてもシナリオの評価が先になってしまうが、今回はとにかく全体を通して鬱ゲーと言っても過言ではないほど重い展開ばかりだった。
もちろん今までも…特にグレイセスから、山本氏がシナリオに関わるようになってからのテイルズは視聴者への精神攻撃のような鬱展開が顕著になっていたが、ベルセリアにおいてはそれこそ終始一貫鬱展開が続く。
そもそも主人公であるベルベットの行動原理が復讐だし、そのために今までに比べ道義的にかなり問題がある行動をすることに躊躇しない(見た目上は)。というかまずもって主人公たちを(世間的に)悪役として描こうというライター陣の意図があることは、ラスボス戦闘後の演出を見ても明らかだろう。
そしてそのいわゆるダークヒーローを描くうえで必要な負の側面について、ベルセリアは全く逃げていない。
逃げていないどころか、明らかにそこを主軸としている。
枚挙に暇がないので具体例は挙げないが、これほどまでに主人公が辛苦を味わうシナリオはさすがにテイルズ史上類を見ない。
しかもベルセリアにおいて特徴的なのは、それが善良な主人公たちの不遇という形ではなく、徹頭徹尾自らの行動及び決断の責任という形で表現されていることだ。
下らない自己肯定の裏返しとしての愚かな民衆からの不当な非難ではなく、自らの信念のための(時には間違った)行動による犠牲者からの正当な怨嗟と懲罰を、RPGというフォーマットを活かして長く深く描く。
だからこそ主人公たちの辛苦はあまりにも強い説得力を持つ。鬱展開は大好物であり、逆に言えば耐性ができているつもりではある俺だが、それでもアバル村の幻覚攻撃から地脈でカノヌシと対峙するまでの展開は厳しいものがあった(あれは典型的な洗脳のやり方である)。
これほど説得力を持つ、伝えようという意志を感じる鬱展開は、近年のメジャーなオタクコンテンツではかなりレアだと思う。
そしてその丁寧に描かれた絶望をどう考えてもショタブヒ要員としてあてがわれたように見えたフィーがちょっと無茶なくらいの熱い展開で喝破する流れもさらに俺の胸を打った。
エクシリアでもエクシリア2でもそうだったけど山本さんはクソ鬱展開からの燃える闘魂説教シーンが好きなんじゃないかなと思う。凄い変態性。
あと個人的にフィーの説教の前にアイゼンがしっかりフィーを支えながら「言ってやれ!この自惚れ屋に!」と叫んだのがさらに感動した。
これほど感情移入できる絶望シーンを描いた後に、その絶望している主人公に自惚れ屋といえる視点が素晴らしい。ナルシズムに耽溺するだけの凡百の鬱ゲー鬱アニメと一線を画すセリフである。
また、今回は見事に捨てキャラがいなかった。
ブヒ的にもだが、何よりシナリオ的にそういうキャラがいないというのが今までのテイルズに無い完成度である。
今までのテイルズだったら100%ロクロウやアイゼンあたりは最後の方はとりあえず含蓄ありげなことをいってドヤ顔するかどうでもいい思い出を語ってしみじみするだけのキャラと成り果てていたが、今回は各キャラがしっかり絡みあっていたのと敵キャラとの因縁がそれぞれ設定されていたことで空気にならずに済んだ。
強いて言えばエレノアが終盤見せ場がなかったのが惜しかったけど…まあその分明るい萌えを提供してくれていたのでトータルでちょうどいい感じだったのではなかろうか。あといきなりロクロウといい雰囲気になっていたのは笑った。いいと思います!
あとベルベットとはスキットですらほとんどサシの絡みがないロクロウが実は最初から最後まで一緒にいた唯一のキャラというのが個人的にドツボでした。
敵キャラもとりあえず置きました感なかったし。それぞれのキャラにしっかり深みがあった。オスカーとアンドレじゃないテレサの愛別離苦宝塚は非常によかった。あとマギルゥとメルキオルの話も。
脇キャラもダイルがいいキャラしてた。すげー好き。全くいいやつでも大事なやつでもないのになんだかんだ最後までいていい味出してた。
RPGのシナリオとしても、今までのようなあからさまな休憩イベント的なものがほとんどなく、不自然さのない形で目くるめく主人公一行苛め抜きパレードが開催されており、ダレることもなかった。

映像表現としても進化が見られた。
まあ言ってもPS4で発売したのが信じられないくらいのポリゴン数ではあるんだが、それでもテイルズの肝であるキャラのビジュアル、そして表情や仕草の細やかさはなかなか目を見張るものがあった。
いくらシナリオがよくても映像演出が悪かったら台無しなわけで、その点も今回は評価しておきたい。
フィー君のポリゴンはほんとペロペロしたかった。あのふわっとしたスカートずるいわー!

戦闘に関しては…ゼスティリアに続きなかなか複雑なシステムになっており正直難儀した部分はあったが、ベルベットの喰魔状態をうまく使うことで相手をほぼハメ状態にもっていけるのは楽しかった。
逆に言えばいかに喰魔状態を維持するかゲーになってしまった感もあるが…とりあえずポチポチしてれば勝ちという頭悪いものにはなっておらず、やりこんだ人は楽しめたのでは。
あと今回CPUがホントに頭がよくて驚いた。ほっといても死なないし、それどころか回復や攻撃など状況に応じてやるべきことをしっかりやってくれる。これぶっちゃけ全員CPUにしてもそこそこいけるじゃないの?と思ったくらい。これはぜひ継続してほしい。

さて、褒めちぎった後にはやはりマイナス点も挙げねばならない。
エンディングは俺はちょっと評価できなかった。
あのままカノヌシを倒したらフィーはもちろんその他いろんなキャラが消えてしまうという話は理解したが、それでも俺はベルベットに幸せに生きてほしかった。
これにエクシリアなどと同じく俺のカプ厨精神による言うべきでない怒りが多分に含まれていることに反論はできないが、あれだけエゴを突き通すことの美しさを描いた上で結局自己犠牲による感動カタルシスに頼るというのは、全体のモチーフからもずれてしまったのではないかと思う。
フィーが消えてしまった後の世界でゆっくりと幸せを探すベルベットの姿でなぜ終われなかったのか…。
またある意味フィーではなくカノヌシ…ラフィを選んだともいえるわけだが、それにしてはラフィを悪く書き過ぎだったと思う。どうせあのオチにするならもっと弟らしさを残したり、思い出話をして絆を確認させてほしかった。あんなギャン泣きしてるミトスもどきになったあとにそっちを選ばれてもどう考えてもフィーの方がかわいいわ!(そういう意味ではアーサーとの最後の会話はかなりよかった)
他の面々も突然の出来事なのに落ち着き過ぎ。もっとみんなで止めろよ!フィーは泣き叫んで掴み掛れよ!山本さんはクライマックスであえて激情をぶつけ合わせず達観して終わるのが好きなイメージだけど、そこは俺の好みではなかった。
それとアイゼンがドラゴンになる過程をやらないってのは…。いや何があったんだよ!すげー気になるよ!老衰みたいな感じらしいけどせっかくパーティーキャラなのにそれはなくね!?びっくりしたわ!
あとこれはもう完全に好みであり枝葉の話ではあるんだが主題歌がうーん。FLOWか。嫌いではないんだけどなんかもう普通のアニソンだったよね。しかもBGMでアレンジバージョンやたら流れるからなんか鼻についてしまった。まあこれからアニソンアーティストとやっていく証ということであれば…次はLiSAで。

とりあえずすごく楽しめました。
ゼスティリアなんて比較にならん。俺的好みでエクシリアは超えなかったけど人によってはこっちの方がいいと思う。それより前でも俺はアビスは超えた。点数で言えば90くらいかなぁ。
残念ながら売上的には20万で振るわず、ペルソナ5に大きく差をつけられたみたいだけど、ダークな山本テイルズで汚名返上ということでシリーズファンで最近のものが好きな俺としてはとても心を打たれました。
ただ、もうさすがにいいかな、というのも正直なところ。
そもそも主人公とヒロインの別離エンドを4作連続でやってるわけで、さすがに次は幸せな二人が見たいです。
いくら出来が良くてもこれ以上重いのは食傷気味だし、次はヴェスぺリアやファンタジアみたいなみんな笑って終わる冒険活劇をお願いします。
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君の名は。を見た。
まあもちろんファッキンクソゴミでいちいち感想書くのも大人げないかなと思ったんだが、とある友人から喧嘩売られたんでやっぱ書くことにした。

まず脚本がゴミ。
言の葉の庭で「絵がうまいだけの中身の無い同人誌」と書いたが、今回は「絵がうまいだけの中身の無い同人誌作家がその批判と戦うために作ったでも結局中身ボロボロの単行本」。
どこが…って奴いるの?
この映画の脚本が面白いっていう奴は脚本を語る資格は無いというか脚本を見る気がないんだろう。
そして実際、それなりにでも脚本を見る気がある奴はだいたい「そういう細かいことはいいんだ」とか言ってる。
「あの新海がエンタメを目指しハッピーエンドにした!そこがいい!」と。
俺はそこが気に入らない。
何そのよくわからんエクスキューズ。だから何なの?それがどうしたの?
確かに今までの新海は同人誌だった。
ほしのこえだの秒速だのはもはや脚本などと呼ぶことすらおこがましいペラッペラのまさに薄い本である。
でもそれは君の名は。だって同じだろう。
薄くはないが中身はない。今までどおりSFとも呼べんような適当イベントの上にガキ臭いラブシーンが並んどるだけだ。
一応1時間半見せるだけの起伏はある。今までのダラダラしたモノローグと風景描写による時間稼ぎはなくなり、ギャグや活劇を織り交ぜた映画といえる脚本を書いている。
そしてその脚本がそんじょそこらの邦画レベルなのだ。
であればそんじょそこらの邦画レベルの扱いをすべきであろう。
もちろん脚本以外でそんじょそこらの邦画以上の部分があるならそれはそれでいい。
だがそれもない。今回演出としてチャレンジングだった部分は一切ない(というかあいつは秒速以降演出のチャレンジはほぼしてない)。終始一貫今までの新海である。
もちろんそこは流石に新海そんじょそこらの邦画よりはまあそこそこまともな演出をしているわけが(ちなみに先に言っておくがここでの比較対象は海猿とかである)、この作品をことさら持ち上げるほどの変化はない。
つまり君の名は。という作品は、今までの新海がただエンタメ映画をした。それだけなのだ。
それだけでこんな褒められていいのか?!売れていいのか!?
さらに言えば今回は音楽もクソである。
RADWIMPSを4thから聞いている俺が言おう。全くケミストリーは生まれていない。野田が手癖で書いた今までのRADの範疇を一切出ないクソ曲である。
今までは結局ラストに天門さんのテーマソングが、秦基博の名曲が、One more time,One more chanceが流れたから泣けたのだ。そこまでのPVなのだ。
それがRADのCDを買えば必ずどっかに入ってる曲のコピーを聞かされて泣けるはずがあろうか。

こんな十把一絡げのお涙頂戴ラブストーリーがなぜこれほど売れたか。
まあ結局日本人はお涙頂戴ラブストーリーが好きなんだということだろう。
そしてアニメであること、新海であること、女キャラが豚仕様であることでオタクも釣れた。リア充とオタクが釣れたら売れるのが世の常である。それだけのことだ。
これが売れたということを聞いて思ったのは、セカチュウ(もはや死語)ってアニメ化したら売れんじゃね?ということだ。
いやマジで。新海じゃなくてもあの花コンビとかね。
そもそもあの花が売れた時点で気づくべきだったのだ。アニオタ共に脚本を見る気はないということを。
奴らも結局セカチュウとか海猿とかで泣いている連中と大して変わらんのだ。それが3次元でやられたら必死に粗を探して笑うくせに2次元でやられたら「こまけえこたあいいんだよ!じゃあてめえが書いてみろ!」と言って泣き倒すのだ。

この作品は邦画史としてはただの量産型感動ポルノである。
アニメ史としてはただの新海作品である。
新海史としては売れ初めのインディ作家によくあるエンタメ転向に挑戦して見事死んだ作品である。

俺にとって新海の魅力はセンチメンタリズムである。
吐き気がするほどナルシスティックで甘ったるく、ハーレムよろしく女にモテまくりながら自らの殻に閉じこもり彼女らを突き放して(という話を書いて)記憶の中だけにいる理想の女子を夢想し悦に浸る姿である。
それはグロテスクで間違っても興収30億を超えるようなものではなく、客観性のあるものでもなければ芸術的価値を持つものでもない。キモオタどもがシンパシーに近い何かを感じるためだけのものなのだ。
そんなそれこそ自主制作映画程度の才能しか持たない人物がやたらもてはやされ勘違いしつまらんエンタメ作品を作る。それ自体はアニメや映画だけでないマンガやロックでもあるよくある話だが、この作品の悲劇はそれが興行的成果も芸術的評価も手に入れてしまったことだろう。
いや、それは多くの人にとって悲劇ではない。むしろ喜ばしいことでしかない。いっても売れて困ることなどない。ぜひこれからもこういう作品を作ってバカを泣かせ金を吸い上げてほしい。それは健全で正しい構図である。
その端で拗らせたファンが偉そうに語っているだけだ。
特に何があったという年ではなかった。

物凄く卑近なことでいいなら恐らくトピックとしては2つ、声豚に完全に目覚めたこととバンド活動らしきものを体験してみたということだとは思う。
前者はまあそうはいいつつ別に人に言うようなことは何もない。前から突き進んでいた社会的価値を着実に消失させていくオタク道を今年も突き進んでいったということだ(まだアホみたいに金かけてないのが救いか…それも時間の問題な気もするが)。
後者について少しまじめに話すと、会社の元同期がバンド経験者で、今年の二月にボラのライブ終わりに(ちなみにボラのライブは超貴重な初期ミニアルバム曲をやった部分をMF文庫公録祭りでの松岡くんと茅野さんのイチャラブを見ていたために見逃した)自分が作っている曲を聞かせてみたら、とりあえず二人で演奏してみようということになったのが始まりだった。
そこからまあ色々あり一応ライブはせずともとりあえずバンドっぽいことを経験することは出来たが、そこでわかったのはああ今日本でバンドをやっている人たちの多くは「バンド」をやりたい人たちなんだな、ということだった。
つまりバンド演奏というレクリエーションを楽しむということが主なのだと。
さほど驚くほどのことでもないが、表現という言葉とここまで離れていると言うのは少し驚きだったとともに、そういう人たちが多くを占める邦ロックがこういう現状なのも無理ないなと感じた。
もちろんもっと深く入り込めばまた違う景色が見えるのかもしれないが…恐らくそこまで行けることはなさそうだ。
来年は意味もないのに楽器に金を費やすのはやめてちゃんと音楽を聞くようにしたいと思う(今年買った音源の少なさに愕然とした)。
アニメはコンスタンスに俺を楽しませるものになってくれているとは思うが、こちらにも少しはコミット…と言ってもまあ一応だいたい見てはいるわけで、無理に更に入り込んで若作りするのもバカバカしいので正直今くらいの距離感がベストなのかもなーとは思う。
流石にこれ以上声優にハマるのはやめたい。
アニソンはまあある程度深いところまで見てみて、こんなものかなという感じ。
分島花音が個人的に最大の収穫だった。悠木碧のライブが期待外れだったのは惜しいなと思った。早見沙織は期待したい。

ブログももう少し更新するようにしたいね。
良いお年を。
恒例のサマソニ感想。

いつもは表彰形式でやってるけど、今回はあまり多く見なかったのと見たアクトだいたいに感想を持ったのでフルで見た奴は全部書こうかなと思います。


・Perfume

インディーズ時代のベスト発売あたりから追ってたけど、最近マンネリ化を感じあまりチェックしなくなったPerfume。ただ今回は見やすいスロットだったので初めてライブを見ることにした。
最初は正直引いた。歌わないのは知ってたけど音自体がかなりCDそのままだし別に曲間を繋ぐようにアレンジすることもないのでこれライブの意味あるの?感が否めなかった。
ただ結局流す音自体はやっぱり出来がいいわけで、しかもマウンテンのあの低音以外知ったこっちゃねえみたいな適当爆音で流されると何か妙な暴力性が出てきて面白かった。
個人的に懐かしの"NIGHT FLIGHT"と"だいじょばない"が最高だった。どっちもフェスでは普段やらない曲みたいだし。
あと声優イベントレベルのゆるゆるMC聞いてて何だかんだこの人達アイドルなんだなぁと思った。

・Marylin Manson

高校の頃流行っていたのはポップパンクやミクスチャー系で、洋楽を教えてくれた友人も御多分にもれず俺にリンキン・パークやSUM41などを貸してくれた。
その中の一つとしてマリリン・マンソンもあり、つまり何が言いたいかというと彼は俺の青春のアーティストなのである。
今回のツアーは基本ベストセットらしく、今回もかなりベタなセトリだった。
ただ問題があるとすればバンドで、もちろんツアーのメンバーなのだろうがどうも俺がYoutubeで見た他のライブよりもギターが一人少なくキーボードもいなかった。つまり各パート一人ずつなのだ。
なのでギターの音が弱い。爆音というにはちょっと音量が小さい。そのせいで今ひとつピンとこない。
メンバーのテンションもさほど高くなく、ベースに至ってはマンソンさんが適当に投げたタンバリンが頭に当たったのにキレて交代することになるという体たらく。笑ったけどなんだかなー感はある。
ただマンソンさん自体のボーカリゼイションは全く衰えを見せず、素晴らしいステージングではあった。
それに青春の曲だしね。"Disposable Teen"は暴れました。ええ。

・The Prodigy

こちらも高校の頃ベストを聴き倒したアーティストで、新譜の出来も素晴らしく超期待アクトだった。
こちらは120%答えてくれました。
もうとにかく音がでかい。生ドラムが聞こえないほどの超絶ブレイクビーツ。ぶっちゃけシンバルの音なんてほぼ聞こえない。ギターもシンセに隠れてあるんだかないんだか。もちろんマウンテンステージのクソ音響のせいもあるだろうけど、彼らにおいてはそれが全くマイナスでない。むしろ曲の核が剥き出しとなりテンションバリ高。
セトリも新作とベストヒットのコンボで俺としては何一つ文句なし。"Ibiza"をやってくれなかったのがちょっとあれだけどまあスリーフォードモッズの人がいないんじゃしょうがない。"The Day Is My Enemy"はもうね。暴れるしかない。
本人たちも満足だったようでアンコールで2曲も。いいステージでした。
個人的にアゲアゲのMC二人の後ろでずっと気難しい顔しながらほぼ全ての音を作るリアムがぐうイケメン。

・電気グルーヴ

最高のステージだったStarFes以来の電気。
結論から言うとかなり渋いセトリでした。
冒頭は前とあまり変わらないが以前よりずっとライブアレンジが多くなり、そのライブアレンジもテクノ色をグッと強めたもので、そういうモードなのかなと思ったらなんと"スーパースター"が投下。
牛尾さんがフェイバリットにあげていた電気の中でもかなりミニマルな曲で、実際ライブでもかなりじわじわとアゲていく大人なスタイル。
そしてそこから割と原曲通りな"FLASHBACK DISCO"からの"スコーピオン2001"。だいたいあすなろサンシャインやレアクティオーンで終わっていた最近のフェスだったが、今回は特にアゲ倒して終わるわけでもなくしっかりと〆る感じ。
電気初見がこれだったら不完全燃焼だったかもしれないが、ベストセトリはStarFesで経験できた俺としては電気のダンスアクトとしての一面を見れてよかった。

・9mm Paraberam Bullet

彼らには1stから注目していて、それこそ最初に行った2008年のサマソニでも見るかどうか悩んだ(結局行かなかったけど)くらい。
ただそれから何だかんだライブは一度も見ることがなく彼はどんどんと成長していって今になってしまい、いつか見たいなーと思っていたところに今回のサマソニ出演という報を聞き今しかあるまいということでベビメタを途中で切り上げ馳せ参じた。
というかまず最近の暴れる系邦楽アクトのモッシュピットに混ざった経験自体無かったんだけど、初めて目の当たりにしてその異様さに驚愕した。
まず前提として奴ら曲を知らん。ベストに入る以外の曲では微動だにしないし、そもそもベストの曲でもちょっとでも外されるとわやくちゃになる。つまり彼らその場のノリではしゃいでるのだ。いや知ってたけど。
しかも無駄にでかいサークル作るからもちろん近くのやつ全員押しのけられるし、何か地面に向かって土下座しだすし面白すぎる。アニソンの厄介勢かお前ら。
まあそんなことはどうでもいいとして9mmはカッコ良かった。
菅原は間違いなくロックンロールバンドのボーカリストである。目が違う。声が違う。アレキサンドロスとは似て非なる鋭い眼である。
当然のように全員演奏スキルは高いし、ポップソングをメタルにする方法論は今の時代にも単純に音楽性としても熱い。滝がたまに意味なく踏むファズが俺は大好き。
もうちょっと音でかかったら最高だったけどまあそれはしゃーないね。あと昔の曲もっとやって欲しかったけどそれもしゃーないね。"生命のワルツ"のリフはとてもよかった。

・Jon Spencer Blues Explosion

まず新作中心のアゲアゲセトリが新作にドはまりした俺としては最高。
そして音がすごい。ほんとすごい。バンドマン全員聞け!これがロックだ!と言いたくなる爆音。ステージにFenderとVOXのコンボ式アンプ二台だけだったけどマジであれから音出してるの?嘘でしょ?と言いたくなる引き絞るようなギター。ぐうロックンロール。
ジョン・スペンサーのJBばりのショーマン具合は決して見てるものを飽きさせない。あのSM57での音割れをうまく使ったボーカリゼイションは決して他には真似できまい。最高である。
基本はCD通りなんだけど、一切曲間が無かったり予備動作ゼロだったりたまにやるジャムが熱すぎて最高に踊れる。これは決してCDではわからない素晴らしさである。
"Bellbottom"をやらなかったのは残念だったけど、そんなのどうでもよくなるくらいぶっ飛んだステージでした。
ギターの調子が悪くなった時ドラムが意味なく勝手にシンバル外してたのが最高に笑った。

・The Chemical Brothers

フジで見てたのでまたああいう感じのみんな楽しいケミカルテクノショーなのかなと思ったらそんなことは全然なかったぜ。
まず思ったのが繋ぎヘタクソ。なんかよくわかんないところでビート入ったりウワモノの音でかすぎてビートは入ったのわかんなかったり。あれはやっぱりエドが来日しなかったからなんだろうか。
でも聞いていくうちに何かその理由というか原因がわかった気がする。
とにかく音が、構成が若いのだ。
うまい繋ぎとか粋な展開とか一切ない。とりあえずビートを消してだんだん音被せてドカーンというそれだけ。
んでそのビートが異常にゴリゴリ。ウワモノが異常にビリビリ。
エンタメ性よりもずっとテンションが前に出てくる。なんか嫌なことあったの?ってくらいうるさい。逆に言うとパンク。
小野島さんのインタビューで原点回帰的なことを言ってたけど、もしかしてそれがこういうことなのかなと思ったり。
確かにケミカル・ブラザーズって、初期は意外と音も構成も適当で、一発センスと勢いでやっていた。
もちろんそれだけじゃダメでどんどん上手くなっていき前作みたいなのが作れるようになったわけだけど、なんかそういう小粋なエンタメダンスミュージックが嫌になったのかなーと思ったり。
頭悪いアジア系ファンタジー映像を映しながらヤケクソのような生ドラムとSEを轟かした"I'll See You There"と謎の楕円形ミラーボール輝く中でバッコンバッコンぶちかました"Block Rockin' Beats"はまるでプロディジーでした。

・Spritualized

Deerhunterが衝撃のドタキャン(さすがにドラマー急病は嘘臭すぎる)をかましたおかげて近年あまりない90分ロングセットとなったスピリチュアライズド。
その時間を存分に活かした溜めのあるライブで、ゆったりとした美メロバラードからだんだんと盛り上げていく様は様式美といえど圧巻。
特に素晴らしいのがバンドメンバーの演奏技術。
目立つのは恐らく乱れ打ちをしまくるドラマーだが、ベースもスピリチュアライズドの根底にあるロックンロール精神溢れるファンキーかつどっしりとした演奏で非常に聞いてて気持ちがいい。
そしてギターはフェンダーのちっちゃいアンプから出てくるとは思えないまさに爆音が素晴らしく、時折挟むフィードバックとアームを使ったノイズ演奏がうますぎて焦る。ジェイソン・ピアーズのギターが音量ちっちゃかった分もう存分にフィードバックでぶっ飛ばしてくれました。
もちろんディアハンター見たかったのはあるけど、彼らの代役として十二分の存在感を発揮してくれたと思う。(どうでもいいけど映像ダサすぎるぜ)

・Mather Herbert

野田さんが勧めるからよほどアヴァンでギャルドなステージになるかと思ったら多分一日目で最もアダルティな夜を演出してました。
基調はハウス。ただそこはやっぱりアーティストなだけあり音選びに個性がある。またそれぞれのトラックを細かくエディット、エフェクトする小粋な技が楽しかった。

・Jon Hopkins

恐らく今回最大の問題児(当社比)。
ゆうても最新作は強めのテクノ、クールなベースミュージック、綺麗なアンビエントとバランスの良い作品だったわけだし、そもそも割と売れっ子プロデューサーだったわけで、そんな大型フェスのトリともなればアゲアゲダンサブルからゆったりのんびりチルアウトまで緩急の効いた楽しい1時間を演出してくれるんだろうなと勝手に思ってたわけですよ。
急急急急急急急急急急急急急急急の一時間でした。
冒頭の"We Disapper"、ブリブリブロステ、"Open Eye Signal"ラストのグワッキンズバッキンのスーパー四つ打ちまではまあ予想してました。グラストンベリーでもやってたし。
んでそっからゆったりかなーと思ったら"Collider"ですよ。
深夜四時にレイヴ会場で基地外よろしく暴れまわる美女のPVを見せながら延々ハンマービートと重低音が呻きを上げてなんじゃこりゃ死ぬわと思いながら踊り狂う俺。
んで最後10分今までに比べてちょっと優し目の曲を流してふうやっとお休みか幸せに終わるぜと思って5分。一旦音が引いてみんなも笑顔でわーと拍手したその矢先。
今日イチのノイズ&ビートがソニックステージを襲いました。
形容に尽くしがたいが近しい物を挙げるならいつぞやのエレクトラグライドのClarkでしょうか。最近だとライブはいってないがYoutubeで見たスクエアプッシャーの新曲が近い。
なんじゃありゃ。笑うしかないわ。小粋に踊ってたチャラ男も微動だにせずあんぐりだわ。
そして今日一日立ちっぱで死にかけていた俺の足に鞭打ってガン踊りする俺。
言わせてもらおう。最高だぜJon Hopkins!
これがあるからマジサマソニ深夜はやめらんねー。



総評として楽しかった。
みんなそれぞれの意味で良かったという意味もあるし、ずっと言ってるけど多くのアクトが個人的音楽史に名を連ねているものばかりで思い入れとしてもなかなか味わい深かった。
ただ今回サマソニ一日目会場入りが15時で、何でかというと新人によさ気なのがなかったから。そこは今後頑張ってほしいかなと思うところ。
まあでも基本不満はないです。強いて言えばアニソン勢をもっと増やしてくれたら一生ついてく。いつも言ってるけど。
どうも。


1.城下町のダンデライオン
2.のんのんびより りぴーと
3.WORKING!!!
4.わかばガール
5.下ネタという概念が存在しない退屈な世界

流行りのアニメ?知った事か!
どんどんひねくれていく俺のランキング。

ダンデライオンはとにかくマジで奇跡だが兄妹全員キャラがいい。男含め。これはすごい。
主演もロリもお姉ちゃん系も男も全部きちんと役割があり、キャラが立っているのにうるさくない。スマートに共存しているこのハイレベルな配置はここ最近の一発勝負なキャラ造形が目に余るアニメ業界においてとても目を引く。
話もきちんとある。ギャグも面白い。作画もナイス。キャストも完璧(個人的にしっかりかわいいざーさんがさすが)。このままいってくれ!

のんのんびよりは相変わらずいい。必ず笑えて不思議と泣ける。たまにブヒれる。このバランス最高。
しかしこのアニメが他の日常系と大きく違う点はやはりギャグのセンス。
先生回なんて本当に顕著だったが、マジで容赦無い。ギャグのために一瞬でもブヒを捨てる覚悟がある。例えばなっつんもたまに凄くぶっ飛ばしたくなるし、先生の扱いなんてもういいのこれ!?ってレベル。この覚悟がないせいでクソつまんなくなったのがきんモザ。
ぜひこのまま頼む。


ワーキングはようやく面白くなってくる部分のアニメ化なので期待大。
ちょっと新監督の力量が怪しい部分があるがまあ許容範囲内でしょう。足立さんの高作画はしっかり継承されているし、そもそもさほど演出が大事なアニメではない。ギャグが少しつまんなくなるくらい。
しかし最後までやるのに1クールで足りるかね…さすがに途中で終わるのは勘弁して欲しいけど。

わかばガールはようやく原悠衣の面白さを理解してくれているスタッフがアニメ化してくれたという印象。
5分アニメだけどBD買うかも。

下セカはまあうん。確かに下ネタショックバリューの出オチアニメ感は間違いなくあるんだけど、それでも思ったよりアニメとしてしっかり作られているのと、意外としっかり話を展開しているのが好印象。
まあ正直設定といい話の展開の仕方といいさほど期待できるかといえば嘘なのだが、ハジケ具合が嫌いじゃない。あとラジオ頑張れ。


あとは…。
シャーロットはいつものだーまえ感満載だが、ABよりは面白そう。キャラが好きなのでなんとか最後まで見れると思う。
クラクラは…設定はいいんだけどキャラをおざなりにしている感が否めない。というか設定の引っ張られて話の面白さも蔑ろにしている気がする。部長はいいんだけど。
監獄学園嫌いな奴いるの?笑うしかない。
青春✕機関銃は…うーん…とりあえずホモに囲まれ孤軍奮闘するみかこしはある意味ブヒれる。主題歌イイね。
がっこうぐらしは…面白そうではあるんだけど面白くならなそうというか。実は死んでるびっくりドンキー以外のきちんとしたホラー展開を見せてほしいなぁ。
ホモンチカ意外と大学生の人生劇場やっててワロタ。そしていきなり打ち込まれる濃厚なホモ。ビビるけど結構見ていられる。あと水樹奈々の声の子かわいい!
六花の勇者は設定がいいね。あとなぜかこういうアニメ最近作画凄くね?キャストも結構好み。期待。
干物妹はうまるちゃんが可愛い以上。
モンスター娘はまあエロいね。うん。頑張って見るよ、
それが声優は…こういうのがアニメ化しちゃう今のアニメ業界心配しちゃう。ほんとただの声優が描いた同人誌。絶対シロバコなかったらアニメ化しなかった。浅野真澄に罪はないと思うが…。
実は私はも結構面白い。少年漫画雑誌にひとつある良心的なラブコメというか。絵が可愛くないけどとりあえず見ていたいと思う。あとなんで主題歌がヒルクライム?
赤髪の白雪姫は赤髪ちゃんかわいい。キャストいいし作画いいし。話がやっぱり少女漫画感あって粗いけどまあ見ていられないほどではない。主題歌イイね!
アイマス。
なんかね。ああいうベタな悪役出ると冷めるね。むしろああいうキャラをしっかり魅力あるように書くのが作劇の面白みだと思うんだけど、あんな完全にクズにしちゃダメでしょう。961社長じゃねーんだから。
しかもそれに対する戦い方が「ファンを大事に」って…はいはいとしか思えん。まあいいよ。ロリ可愛いから。

何か最近毎クール面白いアニメ多すぎない?
真面目に分析したい気もするけどそんな時間無い。とりあえず言えることがあるとすれば俺の中のアニメを見るハードルが下がってきているということだ!
では。
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