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まどマギ劇場版前編を見た。
とても面白かった。前々からまどマギは一気に見た方が面白いと思っていて、特にこのような無駄を排してきっちり二時間にまとめたものを劇場のスクリーンと音響で見る迫力というものは、想像したよりもずっとカタルシスが大きく、内容としては意外と新規カットの少ないよくある総集編ではあったものの1800円を払ったことを後悔するようなことは全くなかった。
去年の春に放送が終わった時の自分の感想としては、ここ(http://u16n.3rin.net/Entry/103/)でも書いたが面白いということは認めつつ満点というわけでもなかった。それはラストや演出、そしてさやかちゃんの扱いいいいいいいいいとか色々要因はあったわけだが、そのあと意図するしないに関わらずあの狂騒の中でまどマギというものについて考えさせられ、再放送で全話をもう一回、そして今回八話までの流れを見ることで、いくつか見直したというか気づいた点というものがあった。今回はそれについて少し書いてみたいと思う。
まず気づいたのが、スタッフの演出意図である。
ここまで物語が強く心情変化が激しいアニメにおいてシャレオツでアート色バリバリ個性出し出しのシャフト演出というのは少し前の自分としてはもう水と油というか刺身にオイスターソースという感じで、放送当時は脚本に関してほぼ満点といっていいレベルだったからこそ残念な思いを禁じ得なかったと共に感想でそこについての指摘が全く無いことに苛立ちすら覚えていた。
だが、同じくシャフトの宮本幸裕氏がシリーズディレクターを務める電波女と青春男での演出に心奪われ、またその後放送した偽物語を見てシャフト演出というものについて評価を改めることになった後に今回のまどマギ劇場版前編を見て、掌を返すようで大変申し訳ないがその演出のハマり具合に感動してしまった。
虚淵氏の書くシナリオというのは基本的にはリアリティがあり、またSFとしての説明台詞も多い。そういう意味で自分は最初まどマギをガンダムやギアスのようなバトルSFものとして位置付けていた。
だが、それらの作品とまどマギが異なる点は、リアリティのバランスだ。
別にまどマギがリアリティがなくてつまらないといいたいのではない。リアリティよりもシナリオとしてのダイナミックさを重視しているのだ。整合性や共感できるか否かよりも、物語としての強度を重視している。だからこそここ最近のアニメでは希少なほど登場人物の心の揺れ動きが激しく、シーン一つずつの力強さが恐るべきものとなっている。そういう意味でまどマギというものはとても演劇的とすら言えると思う。
そこに様々なものをデフォルメし強調することを基本としたシャフト演出というのは、むしろこれ以上ないとすら言えるほど合致している。特にさやかちゃんが魔女になるまでのワンシーンワンシーンにおける過剰とすらいえる演出は、虚淵渾身の鬱シナリオにおいてこそ決して演出の暴走となることなく完璧な調和を見せて観客を魅了する。
また、シャフト演出のもう一つの特徴ともいえるサブカルっぽいアート演出も劇団イヌカレーがその役割を担って存分に発揮されているが、これも驚くほどはまっている(最近知ったのだが、前述した宮本氏も劇団イヌカレーの一員らしい)。もちろん魔女とのバトルというファンタジー設定がそれを違和感なく見せている一つの要因でもあるが、それだけではない。
めざましテレビのまどマギ特集で誰かがまどマギを「暗いおとぎ話のようなもの」と言っていたが、これはあながち間違いではないと思う。先ほど言ったような過剰なまでの鬱展開や心情描写を基本とした起伏の強いシナリオ、スケールの大きい設定などは現代的なSFや等身大の魔法少女ものというよりはどこか戯曲のような、古い演劇というような印象を与える。
そこにおいてもやはり絵本のような劇団イヌカレーのアート空間はとてもマッチしている。現実味のある敵としての魔女ではなく、抽象的である意味単純な悪という概念としての敵という意味で、複雑な能力や武器などを排しビジュアル重視での描写を選んだスタッフの選択はまさに慧眼という他ない。
だが決してまどマギはリアリティのない適当なシナリオというわけでもない。登場人物の人間味あふれるキャラクターは感情移入するに余りあり、そのリアリティがあってこそのさやかちゃん鬱展開がある。そのリアリティも決して逃がさないようなしっかりした演出もしていることが、実は今までのシャフトにはなかった部分でもある。それは電波女で存分に振るわれていたもので、俺としては想像ではあるが、まどマギと電波女(正確にいうとその前の荒川からだが)でシリーズディレクターとなった宮本氏の力があると思っている。シャフト流のアニメ的な演出と邦画のようなセンシティブな演出の融合、そしてそのバランスは、決して何となくあがったシナリオに手癖で付けたようなものではなく、まどマギというシナリオを演出するにおいてほぼ完璧なものだといえる。
また、今回見るにあたって見過ごせなかったものとして、声優の演技がある。
まどかの声優である悠木碧は確かこのとき高校生だったと思うが、それが何度聞いても信じられないほど素晴らしい演技を見せている。これほど台詞の意図を読み、かつそれを表現できる声優が20歳にもならないとは…激しい演技も本当に鬼気迫るものがあり、周りを囲む錚々たるベテランの中で何一つ劣るところのない演技を見せていると思う(つかむしろ野中藍はもっとどうにかならんかったのかと…)。個人的に最近の新人はあまり好きじゃないんだが、この子だけはマジで別格。
そしてキタエリはほんとーーーーーにいい。大体においてキタエリは悲恋役が多く、さやかちゃんのような頑張り損な子はもう当て役とすらいっていいのだが、そんなどハマり役のなかで見せるシリアス演技がもう本当にヤヴァイ。八話一連の流れは一世一代の名演だ。ただ器用なだけの声優じゃないことをよーくわからせてくれる。色んな役ができて、だが深い演技もできる名脇役女性声優としては個人的にまさに千和がトップにあがるわけだけど、キタエリはその跡を継げる数少ない一人だろう(もちろん千和もいい演技を見せている)。
そして最後に、やはりというかシナリオの素晴らしさに驚いた。
とにかく隙がない。アニメというのは大体においてどこか隙があるもんだが、1クールとはいえここまで隙がないシナリオというのはなかなかない。これだけ陰鬱になっても嘘臭さが全くなく、むしろ必然としかいえないように流れを作る上手さはさすが虚淵というか、あのフェイトゼロを書いた奴とは思えない。またきちんとどんでん返しをしてシナリオに飽きがこないようにしたり、しかもそのネタ仕込みも完璧だったりと、本当に海外ドラマか洋画かというようなシナリオの強度たるや、日本のオタク業界どころかエンタメ業界全体を見渡しても間違いなくトップクラスといえる。これがエロゲライターだったというのだから、オタク業界ってのは本当に奥が深いもんである。
もちろん萌えも忘れない。さやかちゃんはいつだってかわいい。今回見てほむほむもかわいいなぁと思った。さやかちゃんとイチャつくまどかをみてぐぬぬしてんだろうなと思うととてもかわいい。杏子もかわいい。エサあげたい。さやかちゃんに餌付けされてほしい。そして何回見ても上条と緑はぶっ殺したいね!もうこれどうしようもないね!この殺意どうしようかね!
しかしここまで暗く重い話が今の日本にここまでウケるというのが本当に信じられない。
最後にエンディングとしてmagiaが流れるわけだが、あの恐るべき重低音とともに映る映像のアヴァンギャルドさに驚いてしまった。抽象画のような赤黒い空間の中を赤いシルエットで走っていくまどか。感動もクソもない。怒りと悲しみに満ちたこのアニメをとてもよく表していた。
もちろん全体としては完璧にエンターテイメントであるし、ラストはまあ基本的にはハッピーエンドと言っていいだろう。だが、希望と幸せと恋愛と感動に満ちみちたこの日本エンタメ業界において、過剰なほどに世界をクソッタレに描くまどマギという作品がここまでバカ売れし日本を賑わせたという事実はとても重要だと思う。
大事なのはクソッタレだと言って終わっていないことだ。普通に面白いし、決して現代アニメの文法から大きく外れているわけでもない。エンタメとして高い完成度をしっかりと保持しつつ、自らのホームグラウンドの人たちを裏切ることもなく、だがクリエイターとしての高い信念を持って作られたからこそまどマギは素晴らしい作品なのだ。虚淵だけの力ではない。シャフトだけの力でもない。これこそ強いエゴをみんなで形にするアニメならではの素晴らしさといえるだろう。
だが、ここまで書いといてなんだが、未だにラストについては不満がある。やはりあそこはもっとエンターテイメントに徹するべきだったと思う。
だが、なんと後半は新規カットが多くあるという。この後には三つめの完全新作劇場版も待ち構えている。期待せざるを得まい。ぜひ今度こそグレンラガン劇場版のような、アニメならではの正しいご都合主義を見せてもらいたいものだ。ていうかさやかちゃん復活させてね!ほんとお願いします!あのままじゃいくらなんでも不憫すぎるだろ!もう今までの流れとか設定とか全部無視して気合と根性で復活でいいから!頼んだで虚淵いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!
わかりやすいと思うのでテレビアニメの各五点計15点満点方式で。
萌 演 話 計
5 5 3 13
さて感想を。もちろんガンガンネタバレします。
まず萌え。
芳佳ちゃんがまぁかわいい。死ぬ。 具体的に言うと登場シーンとか留学行き決めるときに四つん這いで歩くところとか服部と名前呼び合うところとか料理するところとか掃除するところとか氷山事故のあとコート着てるところとかリーネちゃんと抱き合ってゴロゴロするところとかry
次点でトゥルーデ・エーリカコンビもかわいかったな。エーリカがジタバタするところとか。お腹減ったお腹減った言うところとか。鼻水トゥルーデにくっつけようとするところとか。「あーここ宮藤がとおるところじゃん」ジャキン!ガチャガチャ!「行くぞ!」のシーンは思わず映画館で声出しそうになってしまった危ない危ない。
ルッキーニとシャーリーもよかったなぁ。ルッキーニのかわいさ五割増しくらいになってないか。シャーリーのイケメン度は八割増しだな。
エイラーニャが意外と出番少なかったのはちょっと不満だが、でもやっぱり出発するシーンはもう最高でしたね。リーネちゃんもかわいかったしミーナ隊長もかっこよかったし…。ん?ペリーヌ?うんまあかわいかったんじゃないかなうん。
服部はかわいいけどちょっと…いやかわいいけどね!初期ペリーヌ的イライラが抑えきれなくてね!もういかにシナリオ上必要であろうと行動に理があろうと宮藤の顔を曇らせる奴は問答無用でイラついちゃうんだよね!ごめんね!味噌スープはよかった!
ワールドウィッチもかわいかったけど死ぬほどブヒるにはちょっと出番少なかったかな。まさにファンサービスというか。ハイデマリーとハインリーケがかわいかったかな。これからに期待ですな。
演出。
まあいつも通りのスト魔女ですな。基本的には普通の萌えアニメ演出だけど地味ーにうまいところやって、いざ!という大事なシーンはもうあまりにもツボを得た完璧な盛り上げ演出。氷山事故シーンとか宮藤単独バトルシーンとか、宮藤復活シーンはもう脳汁バッシューですわ。あれで泣かない奴はおるまい。完璧すぎる。非の打ち所なし。
あと作画がとーっても素晴らしかった。AICなめてましたごめんなさい。ガイナ陣営持ってくるかなと思ったけどまさかAICスタッフだけでここまでやるとは…ガンガン動くし終始かわいいし。CGもかっこいい。空戦シーンとかマジやばい。あんなに長い間ギュインギュイン動くなんて…コンテもかっこいい。二期の作画がちょっと首を傾げてしまう感じだったので不安だったけど予想どころか期待を超えて最高でした。
脚本。
基本的には素晴らしい。間違いなく素晴らしい。王道を踏まえつつピンチをキッチリ書き、そして徹底的に盛り上げてクライマックス。素晴らしい。心理描写もとても丁寧で突っ込みどころは一切なし。かといって飽きるようなベタベタでも無し。ネウロイとの戦闘をあれだけしっかり書いたのはまさに劇場版ならではの新しい試みといえるだろう。テレビではほんとただ襲ってビーム打つだけだったからねネウロイ…見ごたえあった。
あと宮藤復活の物語としてもとても面白かった。服部との確執→必死の救助とバトル→ピンチ→還らなくちゃ→ドーン!→501復活!→ぱーぱぱらぱぱーぱぱらぱ(例のBGM 死ぬね!特に単独バトルシーンは…もう必死感半端じゃなくてヤバい。超泣く。それがあってこそのそのあとの復活だよね…うんうん。さすがスト魔女スタッフだわ。ああいうところがやっぱりスト魔女は他のアニメと違うなぁと思うところ。
注意! これより先は批判的なことが書いてありますので重度のスト魔女信者の方はそのままプラウザを閉じてください!
じゃなんで3点なんだと。
やはり一言で言うなら「ネウロイ弱くね?」というか。501復活まではいいんだけど復活したらほぼ一撃かよ!いくらなんでも強すぎるだろストライクウィッチーズ!もうちょっと戦いが欲しかった。それこそ宮藤を助けにみんなが来て、それでもネウロイ強くて苦戦してるところで復活くらいでね。
そう言う意味じゃさっき言った「ネウロイとの戦闘をしっかり書いた」というのも今までに比べればの話で、欲を言えばもうちょっとガチの戦略戦やってほしかった感はある。さすがにパトレイバー1レベルとは行かないまでも…変形型なのも地下にいたのも包囲網突破したのも無線効かないのも全部やっつけて解決か…そこはせめてあのでかいやつがまた変形かますくらいの尺が…うん。見てて思ったけど120分がよかったな!
そこさえしっかりしてくれれば、本当にけいおんとは違う劇場版から見ても楽しいアニメになったと思うんだけど…宮藤の復活に焦点当てすぎてそれ以外がうーむな感じになってしまった印象。監督がかなり宮藤復活を丁寧に書きたいと思ってたらしいので、そのためかなと思う。もちろん宮藤復活は完璧に描いてるけども。
要するに本当に芳佳ちゃん復活物語なんだなと思う。なにせ最後は「カールスラントにも新たなネウロイ出現の報告が!行くわよみんな!」なわけだから。今まで続いてきて、これからも続く物語の橋渡しなんだろうなと思った。あんなに「つづく」の文字に納得した映画もなかなかない。これにてスト魔女終了!だったらちょっとひっくり返る。
地上波の続きとしては完璧と言える…が単独の作品としてみるとやはり13点かな。けいおんよりは全然起承転結もあって娯楽作品としても映像作品としてもしっかりしてるんだけど、スト魔女には本当にしっかりしたシナリオを期待してた面もあるのでそこの期待との落差がちょっと。
まあもちろんスト魔女好きな方は間違いなく楽しい(別にスト魔女の良さはシナリオの上手さじゃねーし)。すっげえブヒれるし、作画も素晴らしいし、シナリオも地上波のノリをガッチリ継承している。いやスタッフ同じだから当たり前なんだけども。俺としても基本的にはひっじょーーーーーーーーーーーーーーに満足している。宮藤復活シーンでもっさんが「宮藤ぃ!」って叫んだ時はもう俺も叫んだよね。「よしかちゃーん!」「さあみんな!芳佳ちゃんが負けちゃいそう!みんなの声援で助けてあげて!」「よしかちゃーーーーん!!!!!」ぱーぱらぱぱぱぱーry
批判部分はわけのわからん期待をしてた面倒くさいファンのつまらんケチだと思ってくれて構わない。
さて…次はけいおんと一緒にスト魔女全体としての評論をしようかと。しかし三期やるよな…つづくだもんな。楽しみだなぁ!ストライクウィッチーズは終わりません!
二回目とは到底思えないほど楽しんだ。マジで死ぬかと思った。
真面目な感想はもうアホみたいな長文で書いたので,今回はブヒブヒできたシーンについて書きたい。始まって最初の五分くらいは時系列順にブヒブヒしたシーンを書いていこうと思ってたんだけど一分に一回のタイミングでブヒっしまうので計算上240シーン書かなくてはいけなくて俺はともかく読む人が疲れるだろうと思うので仕方なく断腸の思いでブヒシーンベスト5を選ぶ事にした。まあ全編ブヒれるんだけどね!最早誰も映ってなくてもブヒれる領域だけどね!最近ブヒれるって打っても普通に正しい変換してきて俺の予測変換が可哀想になってきたよ!
五位。
みんなが電話で両親に旅行の確認をとろうとした時,澪が「お願いママ!律もいるから!」っていうところ。
何それ!律がいればいいのかよ!ていうか律ちゃんとの仲はもう両親公認なのかよ!あれか!「あーそう律ちゃんも行くの?じゃあ大丈夫ねー」みたいな感じになるのか!もう半ば婚約者的なあれか!ていうか澪も律ちゃんいればOKとか思っちゃってるわけだろ!?あんなにだらしないだらしない言ってるくせに結局頼っちゃってるわけだろワオ!やっぱ律×澪は律が攻めだよね異論認めない!
というわけで律澪的なシーンの代表として選びました。てか今日は基本澪重視で見てたけど澪の見所すくねーよ!バカか製作陣!バカか!澪の可愛さ引き出せよ!もっとポテンシャルあるだろ!唯梓ばっかにかまけすぎだろ!ムギちゃんも可愛すぎだろ!律ちゃんもあんま好きじゃなかったけど映画見た後すげー好きになるくらい可愛すぎだろ!澪も!澪ももっと!MOTTO!MOTTO!
四位。
アヴァン終わった後そのネタばらしして律があずにゃんとすれ違うときに頭なでたところ。
てゆーか基本律ちゃんイケメン過ぎんだよアホか!何だそれ!何撫でちゃってんの!?なにさらっと撫でちゃってんの?お前ふざけんなよ!逆にさらっとしてる分イケメンだわ!「ごーめんって」みたいな感じがやべーわ!まさかの律梓浮上だわ!やっぱ律ちゃんは凄い奔放なフリして実はみんなの事ちゃんとフォローしてあげるところがやばいよね!大体旅行中の私服もイケメンすぎるんだよ!そのくせやっぱりきっちり可愛いしよー!どうすりゃいいんだよ!どうしようもないわ!
三位。
U&I教室で演奏シーンで,唯が机から降りてぴょんぴょん跳ねるのを見て一緒に跳ねるムギちゃん。
何もう!唯はまあいいんだよそういうキャラだから!まあピョンピョン跳ねた所で「あーはいはいいつものエンジェルだねはいはいブヒ」って感じでエンジェルなんだけどムギ!お前はダメだ!そんな事やっちゃダメ!俺が映画館で叫んじゃう!傍目気にせず吼え猛ってしまう!普段おしとやかだからこういう時はフィーバーフィーバーってか!わかるよ!ベタだってわかってるし一期ラストもそうだったやんと言われれば確かにそうなんだけどあの長い金髪揺らして満面の笑みでぴょんぴょん跳ねるムギちゃん見ると俺はもう!もう!ワオ!
さてまあお気づきでしょうが唯梓シーンが一つもありません。
あんな唯梓無双の劇場版でまだありません!
ということは!
二位!
唯ちゃんがギー太に抱きつこうとして梓が勘違いして肘くらわしたあとその勘違いに真っ赤になってベッドに潜り込むところ!
ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおもうね!あれだよね!製作陣は完全に俺たちを殺しにかかってるよね!ブヒ成分過剰摂取によるオーバードースでのシドヴィシャスがごとき末路を狙ってるよね!無理無理!もうあんなの無理!抗えない!もはやドラッグ!アッパー系のドラッグ!現代のMDMA!なーにがそういうんじゃないだよ!そういんじゃなきゃあんなに真っ赤になるわけないだろもーこのこのぉ!あずキャットめ!その後の子守唄歌おうとする唯ちゃんとか寝起きのあずにゃんとか含めここら辺はマジ死ぬ!死ぬる!ゲロ吐く!
栄えある第一位は!
U&I演奏シーンでギターソロを向かい合って歌うシーン!
え?もう何?言葉いる?説明が必要なの?これじゃないってホモサピエンス存在するの?存在していいのそんなの?律澪だのムギだの憂だの純だののたまわってる奴は最早人じゃない!ビースト!愛を心に持つ人なればこのシーンで天国が見えなければいけない!ぴょこぴょこ歩いて唯が梓に近寄り,それを見てまるで聖母のように微笑みながらすっと体を寄せて,同じフレーズを弾き合って,弾いてる指と指が映像で重なって,最後にクスッと笑いあう二人…あー天使がいる天使が迎えにきてる。ふれた!天使にふれたよ!
もうその後の「君の胸に届くかな~」の部分もあずにゃんに向かって歌って,あずにゃんが「?」って顔するのもまたヤベー。涙とブヒが融合して何か得体の知れないとんでもないものになってる。ウンコ漏れる。全体として劇場版のハイライトはこの教室での演奏シーンだな…。
というわけでベスト5でした。やっぱこういうブヒ系感想はすらすら書けるな…。異論は認める。聞かないけど。やっぱね。二度見て思ったけどほんと唯梓無双過ぎるわ…逆にキャラ贔屓の観点から許されないんじゃってくらいだわ。嬉しいけどね!死ぬけどね!最高だけどね!
番外編。
唯が憂と旅支度してるとき,キャリーバッグ見て「憂入んないかなー」って言うシーン。
隣の女性三人組も発狂してた。そらするわ。ぐえー。
まず言っておきたいがこれは映画単品としての評価をするならかなり低い。
もし何も知らない一アニメファンがいきなりこれを見ても何の面白さも感じないだろう。もちろん地上波放送をみて面白いと思わなかった人が見てもそれと同じ感想しか抱かないと思う。
俺は映画になると聞いてさすがに少しはプロットに起伏を作ってくると思ったんだが全くそんな事は無かった。マジで地上波放送の二時間版だった。
しかしこれは最高のアニメ作品である。
どういう意味かと言えば,これにおいてようやく完成したといえる「けいおん」というアニメ作品の素晴らしさはアニメ史に残るレベルだという事だ。
俺は勝手に,この映画の時系列は春休み,卒業式以降のものだと思っていたのだが,蓋を開けてみるとなんと旅行は終業式前であり,行った後の話も三十分以上やっていたのだ。
ラストはあずにゃんに天使にふれたよ!を歌うところで終わる。つまり地上波アニメの補完する部分をやっており,基本的にこれで唯たちの学校生活を完全に描いたものと考えるべきだろう。
さっきも言ったとおりたいした事件は何も起きない。細々としたイベントをつらつらと重ねていき,それで二時間である。なのではっきり言ってプロットに関してあれこれ言っても意味はない。
強いて言えばラストになぜ地上波でやったシーンを持ってくるのか…というコンセプト自体の疑問点はあるが,まあそれもそこまで非難するほどの事ではない。
となるとあとは演出とか萌えの部分になるが…それについてはもう完璧でしょう。非の打ち所が無い。
唯梓すぎて澪律ファンが物足りない…特に澪の出番がちょっと薄かったように思うが,全体的にもうとにかくマジで本気にありえないほど超絶最強激滅茶苦茶アホクソかわいい。死ぬ。唯梓厨の俺はもうほんと死ぬ。死んだ。
演出は映画版こその気合の入った演出は特に見受けられず,地上波放送の延長線上にはあるが,要所要所でかなり素晴らしい演出をしてくれたように思う。ラストシーンとか,屋上のシーンとか,卓球のシーンとか,
その他諸々個人的にはかなりぐっと来た。
あと驚いたのがライブシーンの多さ。最初は既存曲はほとんどやらないのかな…と思ったら驚きのライブ三シーン!しかも最後は教室でのライブ!あれはかなり嬉しかった。むしろ新規曲の扱いが薄すぎてどうなのと思ったくらい。あと選曲がちょっとな…カレー,ごはん,ときめきシュガー,U&I(あと天使がふれたよ)という選曲は…うむむ。まあ個人的なのかもしれないがせめてふわふわ時間をライブでちゃんと…あれはラストにとっておいたという事なのかなぁ。いや確かにスタッフロール最後にふわふわのイントロ流れたときマジで泣いたけどさ。口パクで歌っちゃったけどさ。そこにライブシーン入れちゃうくらいのこう…あざとさが…。
とにかく地上波放送を楽しめた人は絶っっっっっっっっっっっっっっっ対楽しめます。ぜひ見てください。
さて,映画そのものの感想はここまで。
たださっき言ったようにこれは映画でというより全体の作品として批評しなければ真の価値は言い表せない。最後ふわふわ時間のイントロが流れたとき俺が泣いた理由が説明できないので,この後またブログにけいおん全体の批評を書きます。これは決して萌え豚用の消費物なんかじゃない。その事をこれよりも長い文章で描きたいと思います。
http://homepage1.nifty.com/tollywood/
新海誠は,押井守と並ぶ我が青春のアニメ監督だ。
その出会いは忘れもしない高校一年生。
俺は親が買って来たDOS/Vというパソコン雑誌から付録のCDROMを借り,そこにあるフリーのPCゲームをやるのが楽しみだった。
その日も,どんなゲームがあるだろうとドライブにロムをいれ,中を開くと,メニュー画面に妙なタイトルが見えた。
「雲のむこう,約束の場所」
その頃の俺はジャパニメーション至上主義で,「攻殻や4℃作品以外アニメじゃねえっ!」とすら言い放つ始末であり,深夜アニメすらまともに見ていなかった。
もちろん新海誠なんて名前は知る由も無く,ただ何となく目を惹かれてそのムービーを再生してみた。
まだそのデータは大事にとってある。
一気にはまった俺は,高校の友達に興奮して話した。何かすげー監督がいるぞ,と。
幸いだったのは,その友達も新海誠のことを知っており,かつとても興味を持っていた事だろう。彼はその時点でほしのこえをもう見ていた(結構レンタルショップで出回っていたんだよなあれは。今思うと何故だ)。
そして,当然の流れで俺たちは,2人で渋谷シネマライズに行き,劇場で「雲のむこう,約束の場所」を見た。
それから七年。
こうやってその作品を一から見ていくと,「いやー大人になったなー」と思う。
というかほしのこえのルサンチマンっぷりがやばい。もう完っ全にエヴァにあてられた文学青年。まあわかってたけどここまで中身が無いとは…。さすがに笑いが止まらなかった。
まあそれは雲の向こうでも全然抜けてないけど…それでもそれなりにしっかり話を考えてあるだけ面白い。演出もPV然としたエゴたっぷりのカメラワークから,ちょっと映画っぽくなってる。
話も叙情性とSFがいい感じでくっついていて(セカイ系じゃもうテンプレもいいとろだが),俺好み。声優もいい。よく吉岡秀隆なんてもってこれたよな…。俺はやっぱりこれが一番好きだな。
秒速になるともう演出に関しちゃほぼきっちり話を見せるための落ち着いたものになっていて,明らかに今までとはレベルが違う。もうそれだけで一時間半は余裕で見れるレベル。逆に三話みたいなあからさまPV演出はやめればいいのに…とすら思うくらい。山崎まさよしは最高だけどね!
話も今までよりずっと客観性のある話で(まあ小説でよくある奴といわれればそれまでだけども),普通の人…それこそスイーツにすら届きそう。ただここそこににじみ出る文学青年っぽさが逆に気になってきてうぐぐ…という感じもあるのは俺だけか。
そしてもちろん全作品なので星を追う子どももやっていたが,それがやるのに席を立った。新海誠がジブリをやっていい作品ができるとは到底思えないので。思い出に浸ったいい気分を1500円払って壊すのはバカバカしすぎる。
ま,レンタル始まったら見るかな。
追記
レンタルで星を追う子供見ました。
クソでした。しかも超弩級の。
JOJO広重さんが「新海さんは何か悪い宗教にでもはまったのだろうか」と言っていたが全く同意する。意味不明の説教はもはや宗教の香りしかしない。新海氏の繊細な演出はジブリの真似事のせいで影も形もなかった。
もう細かいこといちいち突っ込むのもバカバカしいくらいクソなのでこれくらいにしておこう。俺たちの青春は終わった。
10 | 2024/11 | 12 |
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好きなアニメ:
パトレイバー劇場版2.瀬戸の花嫁
好きな音楽のアーティスト:
モグワイ,スピッツ
好きな漫画:
宮本から君へ,ガンスリンガーガール
好きなラノベ:
イリヤの空,UFOの夏