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アニメ版アイドルマスターの放送が終わった。
素晴らしい最終回だった。ライブはOP曲をやってほしいと切に願っていたが,まさか両方やってくれるとは…作画も頑張りすぎだろ!サビのカメラが動くシーンとかなんだあれは。CGか。リアルのライブでも無理だぞ!新曲も超いい曲!メンバーの映像が映るシーンなんてもう涙腺がバッコーンって音して壊れたわ!最後の春香さん死ぬほどかわいいしED曲も最高だったし,まさに100点の最終回だった!
アイマスはけいおんに近いなーと思った。
話の半分以上はキャッキャウフフ回だし,時が経つにつれだんだん離れていってしまうみんなというモチーフも似ている。萌えのレベルも比肩しうる出来だ。けいおんが深さならアイマスは広さだろうか。もうとにかくみんな超かわいい。まさか全員の名前きっちり覚えられるとは思わなかった。そこらへんはスト魔女の方が近いけど(カップリング妄想したくなるあたりも。美希×真ブヒィ!)。
監督もそういういわゆる萌えアニメっぽい作りは意識してると思う。無難にアニメ化するんだったら全員担当回作ってクール終わりにライブ回して特にシリアスもなく…という風にしたほうがウケはいいだろうし,実際全キャラの担当回があった。監督はかなりアイマスが好きだと聞いているので,そういう面での差を作りたくなかったんだろう。もちろんその考えは大成功している。キャラをプレゼンするという側面ではこれ以上のアニメ化はあるまい。
だが監督はそれだけで終わらせなかった。
千早回から…といいたいところだが,上のようないわゆる萌えアニメ的な話から出るという意味だとやはり22,23,24話だろうか。というより,改めて本スレなどを覗いて気づかされたことだが,実はかなり前段階から前フリをしている作りである事がよく分かる。
だからこそ突然のシリアスにも違和感を感じない…いやそれどころか,来るべくしてきたという盛り上がりを感じさせる。そのシリーズ構成の妙には正直驚かされた。これほど壮大なSFアニメ以外で2クールやることの意義を感じたアニメはなかなか無い。
ただ,脚本として驚きの展開があるわけではない。大体は誰でも考え付くような話だし,最後の三話にしても奇をてらうものではなく,王道の話作りをしていると思う。ある意味エゴというか個性を感じさせない,普通の話だといえる。
じゃあ何で俺はここまでアイマスに惹かれるのか。
まず,最近のアニメにおいて王道が足りないからだと思う。
もうエゴ丸出しの訳の分からん話が多すぎる。または起伏の無いうっすーい話。要するに萌えだけに頼って他の良さを捨ててるのだ(けいおんがその典型やないかーい!という人は三つ前のブログ読んでね)。最近はまどマギやタイバニなどそうでもない話が増えてきてるが,ここまで完成度が高い王道ストーリーをしっかり書いているのは他に知らない。
しかし王道ストーリーというのは展開は誰でも読めるものなわけで,じゃあそこで大事なものは何かと言えば演出になる。
これがまた恐るべき極上の出来なのだ。
もういちいち枚挙するのがアホらしくなるほど全てが素晴らしいが,特に20話,23話,24話は国宝級だろう。単純な作画といい絵コンテといい,さすが元ガイナとしかいいようがない。千早回なんて脚本だけ読んだらそこらの同人誌レベルといっても過言じゃないが,絵作りの段階で嘘みたいなレベルアップが起きている。これほど話の段階でエゴを捨てられて,演出面を高クオリティに作れるバランス感覚のある人がアニメ業界に何人居るだろうか。
もちろん監督だけの功績ではないが(高雄氏,枡成氏も素晴らしい演出をしている),やはりガイナ的な生き生きとした作画と渋いカメラ運びはグレンラガンを作ったガイナ先鋭部隊の一員である錦織監督の存在が大きいと思う。(一つ間違ったら絶対トリガー入ってただろうな…でも出てくれてよかった。このバランスはトリガーにいたらつぶされてたと思う)。
そしてもう一つアイマスに心動かされる理由は,先述した根底の問題提起だ。
「アイドルとは何か」…というより,アニメ全編で春香さん含め765プロメンバーが考え抜いた問題は,「夢を追うにつれ仲間と離れ離れになっていく時,どうすべきなのか?」ということだろう(細かい話になるが,「アイドルとは何か」という問題を考えてることはなかったように思う。アイドルという客商売においてそのアイデンティティを考える場合ファンの存在を無視して語れるはずもないのに,24話で一切そこに触れられなかったから…。そこのずれは正直少し惜しいなと思った)。
これは,ある意味けいおんが描いた話のその先を書いていると思う。けいおんが(楽しい今という幻想を書く事で)いつかは別れるという悲しみを描いているなら,アイマスはその別れのときを描いているのだ。前書いたようにけいおんがファンタジー100%なら,アイマスはファンタジー75%,リアリティ25%というところだろうか。けいおんにない具体的な悲しみや苦悩を描く事で,けいおんのような眩しさの代わりにその苦悩を通過した事による力強さを描いていると言える。
そしてその苦悩を,監督は本当に丁寧に描いている。さっきの細かい前フリもそうだが,春香さんという能天気でアイドルが大好きで仲間を大事に思うキャラを主軸の置く事で,仲間とプロ意識,売れる事による別れ,それに悩むアイドル達を克明に描く。24話で春香さんが笑いながら泣くシーンで表現されている感情はあまりに深い…ノア・レノックスやブラッドフォード・コックスが表現しているものと同レベルとすら言える。
そして何より大事なのは,その難題に出した答えが,諦めない,仲間を信じる。その二つだけだった事だ。この歯が浮くような軽い謳い文句は,それしかないという悲しみと,それでも幸せになれるはずだという力強い希望が隠されている。長々とアイドル論なんて語らずに,この二言に集約させた錦織のセンスは計り知れないものがある。(千早の演説すらいらなかったと思う。あれがないとよくわかんない人がでてくるからだろうけど…)。
アイマスアニメの公式HPにある絵,あれをみるといつも泣きそうになる。皆笑っている。錦織の絵において特徴的な,口を大きく開くあの笑顔で。皆笑っている。それはけいおんにある儚くて悲しい笑顔じゃない。色んな事を経験しながら,これから待っている色んな事を思いながら,それでも出てくる力強い笑顔だ。どんなことがあっても,皆がいれば笑っていられる。そういうメッセージをこの一枚の絵から感じてしまう。
最後に,ここでは書かなかった本当に素晴らしいアイドルマスターの楽曲陣の中から歌詞をひとつ引用して終わろうと思う。
ねえ、この世界で
ねえ、いくつの出会い
どれだけの人が 笑っているの?
ねえ、泣くも一生
ねえ、笑うも一生
ならば笑って生きようよ 一緒に
顔を上げて みんな笑顔
力あわせて 光目指し
世界には友達
一緒に進む友達がいることを忘れないで!
ひとりでは出来ないこと
仲間となら出来ること
乗り越えられるのは Unity is strength
空見上げ 手をつなごう
この空はつながってる
世界中の手をとり
The world is all one !! The world is all one !!
Unity mind.
-The World is All One!!!-
素晴らしい最終回だった。ライブはOP曲をやってほしいと切に願っていたが,まさか両方やってくれるとは…作画も頑張りすぎだろ!サビのカメラが動くシーンとかなんだあれは。CGか。リアルのライブでも無理だぞ!新曲も超いい曲!メンバーの映像が映るシーンなんてもう涙腺がバッコーンって音して壊れたわ!最後の春香さん死ぬほどかわいいしED曲も最高だったし,まさに100点の最終回だった!
アイマスはけいおんに近いなーと思った。
話の半分以上はキャッキャウフフ回だし,時が経つにつれだんだん離れていってしまうみんなというモチーフも似ている。萌えのレベルも比肩しうる出来だ。けいおんが深さならアイマスは広さだろうか。もうとにかくみんな超かわいい。まさか全員の名前きっちり覚えられるとは思わなかった。そこらへんはスト魔女の方が近いけど(カップリング妄想したくなるあたりも。美希×真ブヒィ!)。
監督もそういういわゆる萌えアニメっぽい作りは意識してると思う。無難にアニメ化するんだったら全員担当回作ってクール終わりにライブ回して特にシリアスもなく…という風にしたほうがウケはいいだろうし,実際全キャラの担当回があった。監督はかなりアイマスが好きだと聞いているので,そういう面での差を作りたくなかったんだろう。もちろんその考えは大成功している。キャラをプレゼンするという側面ではこれ以上のアニメ化はあるまい。
だが監督はそれだけで終わらせなかった。
千早回から…といいたいところだが,上のようないわゆる萌えアニメ的な話から出るという意味だとやはり22,23,24話だろうか。というより,改めて本スレなどを覗いて気づかされたことだが,実はかなり前段階から前フリをしている作りである事がよく分かる。
だからこそ突然のシリアスにも違和感を感じない…いやそれどころか,来るべくしてきたという盛り上がりを感じさせる。そのシリーズ構成の妙には正直驚かされた。これほど壮大なSFアニメ以外で2クールやることの意義を感じたアニメはなかなか無い。
ただ,脚本として驚きの展開があるわけではない。大体は誰でも考え付くような話だし,最後の三話にしても奇をてらうものではなく,王道の話作りをしていると思う。ある意味エゴというか個性を感じさせない,普通の話だといえる。
じゃあ何で俺はここまでアイマスに惹かれるのか。
まず,最近のアニメにおいて王道が足りないからだと思う。
もうエゴ丸出しの訳の分からん話が多すぎる。または起伏の無いうっすーい話。要するに萌えだけに頼って他の良さを捨ててるのだ(けいおんがその典型やないかーい!という人は三つ前のブログ読んでね)。最近はまどマギやタイバニなどそうでもない話が増えてきてるが,ここまで完成度が高い王道ストーリーをしっかり書いているのは他に知らない。
しかし王道ストーリーというのは展開は誰でも読めるものなわけで,じゃあそこで大事なものは何かと言えば演出になる。
これがまた恐るべき極上の出来なのだ。
もういちいち枚挙するのがアホらしくなるほど全てが素晴らしいが,特に20話,23話,24話は国宝級だろう。単純な作画といい絵コンテといい,さすが元ガイナとしかいいようがない。千早回なんて脚本だけ読んだらそこらの同人誌レベルといっても過言じゃないが,絵作りの段階で嘘みたいなレベルアップが起きている。これほど話の段階でエゴを捨てられて,演出面を高クオリティに作れるバランス感覚のある人がアニメ業界に何人居るだろうか。
もちろん監督だけの功績ではないが(高雄氏,枡成氏も素晴らしい演出をしている),やはりガイナ的な生き生きとした作画と渋いカメラ運びはグレンラガンを作ったガイナ先鋭部隊の一員である錦織監督の存在が大きいと思う。(一つ間違ったら絶対トリガー入ってただろうな…でも出てくれてよかった。このバランスはトリガーにいたらつぶされてたと思う)。
そしてもう一つアイマスに心動かされる理由は,先述した根底の問題提起だ。
「アイドルとは何か」…というより,アニメ全編で春香さん含め765プロメンバーが考え抜いた問題は,「夢を追うにつれ仲間と離れ離れになっていく時,どうすべきなのか?」ということだろう(細かい話になるが,「アイドルとは何か」という問題を考えてることはなかったように思う。アイドルという客商売においてそのアイデンティティを考える場合ファンの存在を無視して語れるはずもないのに,24話で一切そこに触れられなかったから…。そこのずれは正直少し惜しいなと思った)。
これは,ある意味けいおんが描いた話のその先を書いていると思う。けいおんが(楽しい今という幻想を書く事で)いつかは別れるという悲しみを描いているなら,アイマスはその別れのときを描いているのだ。前書いたようにけいおんがファンタジー100%なら,アイマスはファンタジー75%,リアリティ25%というところだろうか。けいおんにない具体的な悲しみや苦悩を描く事で,けいおんのような眩しさの代わりにその苦悩を通過した事による力強さを描いていると言える。
そしてその苦悩を,監督は本当に丁寧に描いている。さっきの細かい前フリもそうだが,春香さんという能天気でアイドルが大好きで仲間を大事に思うキャラを主軸の置く事で,仲間とプロ意識,売れる事による別れ,それに悩むアイドル達を克明に描く。24話で春香さんが笑いながら泣くシーンで表現されている感情はあまりに深い…ノア・レノックスやブラッドフォード・コックスが表現しているものと同レベルとすら言える。
そして何より大事なのは,その難題に出した答えが,諦めない,仲間を信じる。その二つだけだった事だ。この歯が浮くような軽い謳い文句は,それしかないという悲しみと,それでも幸せになれるはずだという力強い希望が隠されている。長々とアイドル論なんて語らずに,この二言に集約させた錦織のセンスは計り知れないものがある。(千早の演説すらいらなかったと思う。あれがないとよくわかんない人がでてくるからだろうけど…)。
アイマスアニメの公式HPにある絵,あれをみるといつも泣きそうになる。皆笑っている。錦織の絵において特徴的な,口を大きく開くあの笑顔で。皆笑っている。それはけいおんにある儚くて悲しい笑顔じゃない。色んな事を経験しながら,これから待っている色んな事を思いながら,それでも出てくる力強い笑顔だ。どんなことがあっても,皆がいれば笑っていられる。そういうメッセージをこの一枚の絵から感じてしまう。
最後に,ここでは書かなかった本当に素晴らしいアイドルマスターの楽曲陣の中から歌詞をひとつ引用して終わろうと思う。
ねえ、この世界で
ねえ、いくつの出会い
どれだけの人が 笑っているの?
ねえ、泣くも一生
ねえ、笑うも一生
ならば笑って生きようよ 一緒に
顔を上げて みんな笑顔
力あわせて 光目指し
世界には友達
一緒に進む友達がいることを忘れないで!
ひとりでは出来ないこと
仲間となら出来ること
乗り越えられるのは Unity is strength
空見上げ 手をつなごう
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好きな漫画:
宮本から君へ,ガンスリンガーガール
好きなラノベ:
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