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ここは管理人u16の趣味雑記をのせたブログです
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2012年度はじまりはじまり。
ということで冬アニメベスト5を。


             萌  演  話  計
1.夏目 肆                4       4       4      12
2.アマガミSS+             4       3       4      11
3.ミルキィ                 2       4       3       9
4.偽物語                  4        3      2       9
5.犬僕SS                 4       2       2       8

結局アナザーは観ませんでした。いつか一気に見たいな…。
あとキルミーも見なかった。まああっちは一生見ないな。
あとハイスクールDDも見なかった。一万売れたらしいからちょっと見たい。

各論。

1.夏目友人帳 肆

今回の夏目は非常に素晴らしかった。
何がいいかというと、話。
今期はイイハナシだけでなく、夏目が妖を見ることができるということによる周囲とのしがらみを非常に丁寧に書いている話が多かった。
しかもその書き方がとてもうまい。
周囲は当然夏目を忌避するわけだが、その書き方が全く悪人然としていない…というか、夏目以外からの視点をきっちり書く事で避けることをとても理解できるようにしている。
そして、夏目や周りの人間も彼らを悪人だと思うことはない。しょうがない、当然だと、諦めながら落ち込むか、にゃんこ先生のように分かり合うのを寄せと勧めるかのどちらかだ。夏目が忌避されるのは悪人がいるせいではなく、世界の仕組みとして当然だという考えが原作者の根底にあるのだ。この発想が夏目というアニメの素晴らしさを一気に上げている。
同クールにBRSやギルクラのようなアニメがやっているからよりわかりやすい。
あの二つのアニメには、善人と悪人の完全な二項対立がある。もちろん善人から悪人に、悪人から善人にという移行はあるにせよ、物語の上でその二つの扱いがはっきりしている。
しかしそれは、あまりに稚拙と言える。それをやっていいのは王道な話作りの時だけであり、奇をてらったシナリオの場合にやると作者の意図が透けて見え、またシナリオ上の嘘が浮かび上がる。
なぜヨミはあそこまでいじめられなければならないのか。なぜギルクラのモブはあそこまで発想が邪悪なのか。それらしいイベントはあるが、結局のところ納得できる理由などない。「そういうシナリオだから」で終わる。それがわかるから俺はあの話を見て白々しさしか感じないのだ。主人公たちを悲劇に陥れるために無理やり周りを悪人に仕立て上げ、被害者ヅラした主人公(とライター)はこう呟く…「(自分以外の)世界はこんなにも汚い」と。こんな滑稽な悲劇などあるはずがない。
よく主人公たちを無理やり正義にするためにむりやり納得のいかないイベントをねじ込むことをご都合主義というが、実は悲劇においてもそれは成り立つ。無理やり悲劇では見てて「あーはいはい世の中汚いですねそうですねー」としか思えない。
そこにおいて、夏目の作者である緑川ゆきは、とても深い視点を持っている。諦観といってもいい。
彼女はマリーや吉野よりずっと世界を汚いものだと考えている。その世界にはもちろん自分も入っている。もし悲劇が起きるのだとしたらそれは何かわかりやすい要因や悪人がいるからではなく、仕組みとしてそうならざるを得ないからだと。それはどうしようもないし、怒りや糾弾など何の意味もなく、諦めるしかないということを理解している。
だからこそ塔子さんや周りの友人たちが輝く。彼らは「普通のいい人」だ。特に夏目に対して強い愛情を見せるような描写はない。周りの友人も、決して彼を特別扱いするわけでなく、一友人として接する。
それは何よりも貴重なことだ。上で言うような仕組みに囚われることなく、彼だけをみて、ただのいい友人だと思い接する。そんな単純なことがとても素晴らしいことだから、夏目はいつも戸惑う。
彼の家族や友人に対する接し方を見て、何と不器用なのだと思うのは俺だけだろうか。塔子さんとも友人とも全く打ち解けてない。あんな家族や男同士の友人なんて絶対いない。とてつもない距離を感じる。当然だ。そんな普通のものを夏目は高校で初めて手にしたのだから。そのとてつもない距離を必死に埋めようと、陶芸教室に同行し、くだらないソーダ探しに付き合う。俺はそれだけで涙が出る。
世界は悲劇でたっぷりだという諦観を露わにすることなく、当然のように隠して配置することで、なんてことはないイイハナシを最高の輝きを持って映し出す。緑川ゆきはひぐちアサやよしながふみ等と同等の位置にいる。女性漫画家の視点の暗さは男の俺から見て怖いくらいだといつも思う。マリーや羽海野がガキに思えるくらい暗いところにいる。
少し話が脱線したが、もちろんその輝きをアニメスタッフは何一つ失うことなく表現している。これは昨今のアニメ化力平均から考えて奇跡的だと考えていい。
高田氏の細い線による美麗なキャラクターデザイン、全体として淡白な背景、基本的には崩さないことを念頭に置き、大事なところではきっちり動かす作画、非常に個性的で、仰々しくはないがセンスのあるBGM、(原作知らないけど)大事なところをきっちり描いてかつ三十分で収める脚本、同じく過剰な演技は全くないが、にじみ出るような説得力を与えてくれる声優の演技(特に神谷と幼少期の藤村歩は絶品の一言)。
これ以外考えられないとすら思える完璧なスタッフである。
あまり攻撃的なことは夏目の評論に合わないことを理解しつつ言うが、今季の夏目に対して反応しないようなアニメ好きはちょっと馬鹿なんじゃないのと思う。BRSの薄っぺらあああああああああああい悲劇に自分のゴミみたいな中学生活当てはめてわざとらしく泣いてるアホJKよ。夏目見なさい。安心しろ!夏目は萌も完璧だ!夏目、名取、的場、塔子さんにニャンコ先生に委員長にトキに!思う存分ブヒるがいい!。

おいおいマジかよ!アマガミもすげえ感動したからいっぱい書こうと思ってたんだけど何これ!もうこれ一つだけで「夏目評論」とかタイトルつけてブログの記事じゃん!頑張って!もう少し!最後まで!走り抜けて!

2.アマガミSS+

何がそんなに、という人もいるだろう。
作画も微妙なら話もぶつ切り、キャラデザも特別可愛くないし演出も普通。というか一期微妙だったのに続きものの二期は二位て!という意見も確かにわかる。
しかし大事なことは、二期はアニメスタッフによるオリジナルシナリオだということだ。しかもシリーズ構成はあのアイマスを書いた待田氏である。
じゃあ1クール目一杯使った起承転結溢れる怒涛のシナリオかと言えばそうでもなく、一期同様一キャラ二話のパラレル話という真面目にシナリオ見る人間からしたら唾吐きかけたくなるような構成なのだが。
しかしそれもまた功を奏したと言わざるを得ない。二話しか使えないということで、ただひたすら二人が仲良くなる過程を、複雑さを排した王道のラブコメ展開に合わせてきっちりやっていく。
ライバル女子を配することでデレさせた絢辻編、逆にライバル男子を作りドギマギ感を演出した梨穂子編、受験により離れ離れの二人を書いた七咲編、文化祭に奮闘する女子とそれを支える橘さんという構図の紗英編。
全てにおいて通じるのは、王道による丁寧な心理描写と、こまけえこたあいいんだよ主義、そしてもうとにっかく甘甘なラストである。背中流しだの縁側でチューだの同棲だの腹ボテだのひたすら速射砲のように放つ童貞はクソして寝てろイベントの連発!もうイラ壁超えて憧憬と共に祝福の鐘鳴らしちゃうわ!橘さんマジパネェ!
しかしひとつ大事なところは、決して橘さんがただのヘタレではないということだ。
やるべき所ではしっかりやる。しかもそれがリトや一夏的な配慮や正義感からのものではなく、愛ゆえの奮起なのだ(そう書けるのもパラレル式だからこそだろう)。それが橘さんの漢気と愛の強さを実感させ、どんなにクソアマイベントが起きようと「うん!お前ならしょうがない!幸せになれ!」と祝福できる。
それが最も輝かしい形で現れたのが森島編である。
クライマックスで橘は、壇上で両手を広げて自信に満ち溢れた表情と共にこう叫ぶ。「僕と一緒に幸せになろう!僕と一緒に!」
ここで大事なのが自信に満ち溢れているということ、そしてですます調でないところだ。
今まで散々振り回され、ついていくだけだった橘さんが、敬語を捨て、森島先輩を呼び捨てにする。抱き合ったあとのキスでも、されたあと押し返すようにしている。こういうことをきっちり書いているスタッフは完全に俺の好みをわかっている。散々、3クールかけてモテないヘタレなそれこそマジでそこらのギャルゲ主人公だった橘さんが、今この瞬間だけ古い洋画のヒーローみたいになっている。
当然これは橘さんの本質ではない。多分終わったあと恥ずかしくて自殺したくなっているだろう。周りの冷やかしに真っ赤になり、すぐ森島先輩と呼び、ですます調は戻るだろう。
だからこそだ。愛と青春の力は、ヘタレにここまでさせるんだという輝きがここにはある。森島先輩の、実は引っ張っていってほしいという思いがさらにそれを加速させる。もう棚からぼた餅的なハーレムは飽きた。配慮や正義感での優しさにたまたま落ちるような女はいらない。苦難を乗り越え、恥ずかしさも捨て、全身全霊でまるで洋画の主人公だと勘違いした馬鹿のように愛を叫ばなくちゃいけない。そんな主人公こそ愛を手にして欲しい。そういう俺のラブコメに対する長年の鬱屈を解消してくれる数少ないアニメだった。
俺はこれを見てToHeart2AD+のちゃるとよっちルートを思い出した。ファンからは非難轟々らしいが、俺はあれのラストを見て俺は本当に叫んだ。特によっちルートはもう万人のラブコメファンがやるべきだ…校門前のイベントは未だに思い出す。そして泣く。森島先輩のラストで胸打たれた人はぜひやっていただきたい。

なっげぇわ!
腹減ったわ!カツ丼食いに行きたいわ!
もうこっからはやっつけね!次!

3.ミルキィホームズ 第二幕

ほんと言うこと特にないけどね。いつものミルキィ。正直もう飽きたから三期はいらない。売れてないみたいだし。
ただ全体的な狂いっぷりはなんか初期ボアダムス思い出した。理性とかセンスみたいなのに対するアンチとしての確信犯的なナンセンスと暴力的なシナリオ。曲としてはこんな感じの(http://www.youtube.com/watch?v=JvxEV0V84kw)。何言ってるかわかんねーって?俺もわかんねーから安心しろ!

ふう!四行で終わった!やった!次!

4.偽物語

話はクソ。意味わかんない。演出もただのシャフト演出。嫌いでもないけど好きでもない。
ギャグが面白かったのと、とにかくアララギさんとガハラさんがよかった。
普通にイケメンなアララギさんと、つるこ的なツンツンツンツンツンデレくらいな感じのガハラさん。この二人のある意味熟年カップル的な…アララギさんはほかのキャラが理想だ!ハチクジ好きだ!羽川が理想だ!とか言いまくるし、ガハラさんもアララギさん罵倒しまくるし暴力振るうし監禁する癖に、いざとなるとラブラブっ♥な二人があまりにもいい。デートのときとかキスのときとかセックスのときとか想像すると妄想止まんねえ。やっぱツンデレってツンツンツンryデレくらいがちょうどいいと思うんだ!普通のツンデレって別にツンじゃねえだろ!マジで殺す気で殴る位がツンだろう!むしろ本当に大嫌いなんだけどなぜか好きくらいのトーンがいいよ!上っ面のツンじゃなくて!そういうわけで次はこの二人だけの話してくだち!バトルとか撫子とか全部いらねえから!嘘だわ!撫子はいるわ!
とりあえず俺は一期見るのが責務だな。

5.犬僕SS

女が可愛い。

ふう。
全体としてはクソアニメが多かったのう。パパ聞きあの夏BRSギルクラシンフォギア。ラグランジェも微妙だった。さすがにこのレベルが毎クールってのはマジで勘弁だな…まあ今金ないからありがたいっちゃありがたいけど。
ギルクラとBRSはまあ満場一致でクソっぽいからいいし、ラグランジェもあの夏もまあ…興奮する奴がいてもいいかな位の出来ではあるからいいんだけど(それでもあの夏はやっぱりクソだろう。ただのラブコメ。キャラのレベルも低いし演出力も作画力もないし…何がいいんだか。あれでいいなら日本のドラマとか邦画普通に楽しめるんじゃないの?よくわかんねえ)、パパ聞きとかシンフォギアに対して「これは逆にいい!」とか言う頭のおかしい奴らが沸いてるのが信じられん。丁寧?王道?お前王道っていえば何でもいいってもんじゃねーぞ!ああいうのは陳腐っていうんだよ!何がシンフォギアあああああああああだアホか。何普通に復活してんだ。いいかぁスト魔女がな!よしかちゃんが復活していい理由はその前の必死のバトルがあってこそなんだよ!スタッフが「本当にいいのか?よしかちゃん復活させて本当にいいのか?」って悩み抜いて書いてるからいいんだよ!そういうのなしに「いいんじゃね復活してwwwwwwwwwww」くらいの心意気でやってるからあんなバカバカしい感じになるんだよ!
ご都合主義ってのは基本的にクソなんだよ!確かにご都合主義的なものでいいもの最近出てきてるよ!でもそれは基本的にはしっかりやりつつ大事なところであえてやるからいいんだよ!ぜーんぶ適当にご都合主義でやったらそれほんとにただのご都合主義だろうが!アホか!そんな当たり前のこともわからんでこまけえこと無視してる!→てことはアイマスやスト魔女みたいな細かいこと無視したいいアニメだ!とかいう思考回路してる頭のおかしい奴らはもう一生アイマスやスト魔女見るな!
最近アニメオタクに「みんなが貶してるものこそいい!」的なバカ発想する奴が多すぎてイライラする。周りの意見に流されないなんて基本中の基本だがそういう発想って逆の意味で流されてるってことに何で気づかないかな…はぁ。長文失礼!
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