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ボアダムス@品川ステラボールに行ってきました。
ボアダムスといえばライブ。
というわけでもないが、しかしボアダムスの真の素晴らしさはライブにいかなければわからないのは間違いない。
最近新譜はおろかボアダムスとしての新音源はほとんどない上に、そのライブもなかなかやらない。そしてその数少ない去年のライブでライブに対する価値観が変わるほどの信じられない体験をした自分としては、もう単独公演とあらば親が死んでも行かざるを得ないというものである。
という訳で品川へ。
外で待ってる客層は意外と幅広い。カップル、美大生っぽいオサレ、オタク、外人、普通の男女…チャラい奴がいないくらいだろうか。
しかしこの品川ステラボール、明らかによくあるライブハウスというよりはコンサートホール…というわけでもないが、隣はショッピングモールや水族館、通りはスーツのビジネスマンやら家族連れやらデートカップルやらでごった返しており、スタッフもホテルマンみたいな格好している。その中に明らかにイカレたボアのTシャツとか着てるフリークどもが順番待ちで屯してる姿はなかなかシュールというか…なぜこんなとこでライブするんだ?
というのは中に入るとわかった。中は普通の大きいライブハウス。だいたいO-East以上ZeppTokyo以下というところだろうか。つまりそのくらいの大きさのライブハウスでやりたかったのだろう。
さて。そしてライブ本編である。
まず十人ほどの男女がぞろぞろと現れ。その全員がギター(ひとりだけベース)を持ち椅子に座る。噂に聞いていた増子真二率いるギターオーケストラである。
そしてボアダムスの面々登場。前回は七人のドラマー+EYEさん(+増子さん)だったが、今回はドラマー五人。ヨシミさん(超かわいい!)、YOJIROさん(超イケメン!)、千住さん(帽子&メガネ!)、あと二人。一人は前のライブでもいたなー。多分ザック・ヒルかな?。もう一人は見えなかった。すまん。
そしてEYEさん。相変わらずファンキーな服装である…が、いつのまにトレードマークのドレッドやめたんだ。
というのはどうでもよくて、演奏。
最初はゆったりとした始まり。EYEの動きに合わせて他のメンバーが音を合わせ、だんだんと盛り上げていく。
もちろんギターも参加。10人もいればそれぞれが好き勝手弾けるわけもなく、ギタードローン的な使い方が強い。10枚のシンバル乱れ打ちに合わせたケヴィン・シールズ的な轟音はなかなか耳にクる。
そして、さらにそこにEYEとヨシミのボーカリゼーションが合わさり、渾然一体とした爆音となったところで、ついに例の棒を掲げ、伝家の宝刀セブンナーを打ち鳴らして"Vision Vreation Newsun"。
基本的には前回と特に変わらないアレンジではある…が、当然ギターが違う。味付けどころかドラムを包み込むほどの大爆音がトランスな演奏に乗っかり、えも言われぬ快感を与えてくれる。そして一気に前に出てきてEYEが叫ぶ。「Vision!Creation!Newsun!!!」もうフロアは完全にモッシュである。冒頭から熱気が半端ない。
そこから続けるように"Super Going"。同様のトランシーなギター、ドラムと共にチャントのような「Shine on」という言葉が突き抜けるように飛び込んでくる。フロアの熱狂は変わらない。皆踊り狂っている。何とEYEさんはダイブまでした。盛り上がらないわけがなかった。
しかし…正直ここで一抹の不安が差したのも事実だ。
まさかこのまま前回と似たような…いや2000年代から今までやってきたようなトランス的手法を、ギターを増やしただけで続けるのだろうか。あのボアダムスがそんな予定調和でいいのか。確かに楽しい。楽しいが…モグワイとは求めるものが違う。一体何が起きるのかわからない楽しみはもう26歳のボアダムスに求めてはいけないのか…。
その杞憂は、"Super Going"が終わったあとにすぐ吹き飛ばされた。
Konono No.1のような土着的なリズムを主体としながら、超複雑かつ完璧なコンビネーションのドラミングの上でEYEとヨシミがマントラのように叫び合う。前回のライブでもあったが、完成度が違う。尋常じゃない気合とセンス、そして腕である。ドラムを減らしたことによりトランス的な部分を減らした代わりに、こういう複雑なリズムを完璧にモノにしている。まるで踊るようにステージを駆け回り叫ぶEYEの姿は…ベタな表現で申し訳ないが祈祷師のようだ。
そこからはまさに新境地といえた。
全く同じようなリズムを繰り返さない。五人のドラマーが五人とも、まるでマスロックか、ザゼンボーイズかという緊張感と共に、EYEの号令で様々なドラミングを繰り出す。そこにEYEがサンプラーやエフェクトを効果的に差し込み、時に増子さんの号令でギターオーケストラが轟音をぶち込んでくる。
EYEとヨシミのボーカリゼーションもとんでもない。何言ってるか完全に分からないのはいつものことだが、今までの民族音楽的なものとも明らかに違う。ある種のナンセンスギャグのような、「ずくたんずんぶんぐん」のようなむちゃくちゃな言葉をリズムカルに叫び合うその姿は、それこそ初期の最高にイカれていた時のボアダムスすら想起させた。
信じられなかった。26歳のボアダムスは、未だに進化しようとしていた。この辺境の地でどこにもないような音楽を生み出し、USインディ他世界に大きな影響を及ぼしたこのスーパーバンドは、それでもまだ違う音楽を生み出そうとしているのだ。しかもアヴァンギャルドに逃げるのではない。全くアヴァンギャルドではない。転々としながらもしっかりとしたリズム、そしてメリハリのある構成は明らかに練り込まれたものであり、ポップですらある。それこそ彼らが生んだ最高の結果であるAnimal Collectiveにすら追いつきそうな、恐るべき音楽がそこにはあった。もうセブンナーからの着地に失敗してEYEさんが骨折したとかどうでもよくなるくらいに興奮し、俺は踊り狂った。
そして、一旦音を減らしたあと、あの特徴的なリズムが鳴る。"Acid Polis"である。
リズムは一緒だが、もちろんギターが全然違う。10本のギターで鳴らされるギターリフは、最早神々しさすら感じられる。そして骨折したEYEが必死に前に出てくる。モニターに上り、叫ぶ。俺たちも叫ぶ。「Aciiiiiiiiiiiid!!!!!!!!」あれだけ訳のわからん音楽をやりながら、最後にはまるでロックバンドのおセンチなライブみたいなことになっている。その倒錯がまたたまらない。
そしてまたも轟音できっちり締めて、まるで何事も無かったかのようなEYEさんのかわいい「ありがと」でその日の本編は終わった。フロアは歓喜で爆発していた。俺はもう泣きそうになっていた。
EYEさんは骨折してるのにスタッフに肩を借りてアンコールに応じた。そこで鳴らされたのはギターとドラムとサンプリングとエフェクトで鳴らされるおとなしめのアンビエントで、最後の盛り上がりを作れるわけではないが耳には楽しいものだった。できればこれは本編の中盤でやってほしかったかな。
そして全てが終わり、全員がお辞儀をしてハケていく。あんな凄い音鳴らしておいて照れながら帰っていくヨシミさんに死ぬほど萌えた。
強いてケチをつけるなら、中盤の最も刺激的な部分で、EYEさんが怪我をしてしまったこととせっかく引き連れたギターオーケストラがあまりフューチャーされてなかったことだろうか。だがそれも他の部分ではとても素晴らしい使い方をしていたし、何よりそんなのどうでもよくなるくらいに中盤は音楽的にもライブとしてもかっこよかった。
もちろん六月のタイコクラブにもいく。骨折となるとそこまでにベストコンディションというのは難しいだろうが…ぜひ既存曲だけで終わらせることなく、今だに前に進んでいるところをパンダベアたちに見せてあげて欲しい。
楽しみでしょうがない。
ボアダムスといえばライブ。
というわけでもないが、しかしボアダムスの真の素晴らしさはライブにいかなければわからないのは間違いない。
最近新譜はおろかボアダムスとしての新音源はほとんどない上に、そのライブもなかなかやらない。そしてその数少ない去年のライブでライブに対する価値観が変わるほどの信じられない体験をした自分としては、もう単独公演とあらば親が死んでも行かざるを得ないというものである。
という訳で品川へ。
外で待ってる客層は意外と幅広い。カップル、美大生っぽいオサレ、オタク、外人、普通の男女…チャラい奴がいないくらいだろうか。
しかしこの品川ステラボール、明らかによくあるライブハウスというよりはコンサートホール…というわけでもないが、隣はショッピングモールや水族館、通りはスーツのビジネスマンやら家族連れやらデートカップルやらでごった返しており、スタッフもホテルマンみたいな格好している。その中に明らかにイカレたボアのTシャツとか着てるフリークどもが順番待ちで屯してる姿はなかなかシュールというか…なぜこんなとこでライブするんだ?
というのは中に入るとわかった。中は普通の大きいライブハウス。だいたいO-East以上ZeppTokyo以下というところだろうか。つまりそのくらいの大きさのライブハウスでやりたかったのだろう。
さて。そしてライブ本編である。
まず十人ほどの男女がぞろぞろと現れ。その全員がギター(ひとりだけベース)を持ち椅子に座る。噂に聞いていた増子真二率いるギターオーケストラである。
そしてボアダムスの面々登場。前回は七人のドラマー+EYEさん(+増子さん)だったが、今回はドラマー五人。ヨシミさん(超かわいい!)、YOJIROさん(超イケメン!)、千住さん(帽子&メガネ!)、あと二人。一人は前のライブでもいたなー。多分ザック・ヒルかな?。もう一人は見えなかった。すまん。
そしてEYEさん。相変わらずファンキーな服装である…が、いつのまにトレードマークのドレッドやめたんだ。
というのはどうでもよくて、演奏。
最初はゆったりとした始まり。EYEの動きに合わせて他のメンバーが音を合わせ、だんだんと盛り上げていく。
もちろんギターも参加。10人もいればそれぞれが好き勝手弾けるわけもなく、ギタードローン的な使い方が強い。10枚のシンバル乱れ打ちに合わせたケヴィン・シールズ的な轟音はなかなか耳にクる。
そして、さらにそこにEYEとヨシミのボーカリゼーションが合わさり、渾然一体とした爆音となったところで、ついに例の棒を掲げ、伝家の宝刀セブンナーを打ち鳴らして"Vision Vreation Newsun"。
基本的には前回と特に変わらないアレンジではある…が、当然ギターが違う。味付けどころかドラムを包み込むほどの大爆音がトランスな演奏に乗っかり、えも言われぬ快感を与えてくれる。そして一気に前に出てきてEYEが叫ぶ。「Vision!Creation!Newsun!!!」もうフロアは完全にモッシュである。冒頭から熱気が半端ない。
そこから続けるように"Super Going"。同様のトランシーなギター、ドラムと共にチャントのような「Shine on」という言葉が突き抜けるように飛び込んでくる。フロアの熱狂は変わらない。皆踊り狂っている。何とEYEさんはダイブまでした。盛り上がらないわけがなかった。
しかし…正直ここで一抹の不安が差したのも事実だ。
まさかこのまま前回と似たような…いや2000年代から今までやってきたようなトランス的手法を、ギターを増やしただけで続けるのだろうか。あのボアダムスがそんな予定調和でいいのか。確かに楽しい。楽しいが…モグワイとは求めるものが違う。一体何が起きるのかわからない楽しみはもう26歳のボアダムスに求めてはいけないのか…。
その杞憂は、"Super Going"が終わったあとにすぐ吹き飛ばされた。
Konono No.1のような土着的なリズムを主体としながら、超複雑かつ完璧なコンビネーションのドラミングの上でEYEとヨシミがマントラのように叫び合う。前回のライブでもあったが、完成度が違う。尋常じゃない気合とセンス、そして腕である。ドラムを減らしたことによりトランス的な部分を減らした代わりに、こういう複雑なリズムを完璧にモノにしている。まるで踊るようにステージを駆け回り叫ぶEYEの姿は…ベタな表現で申し訳ないが祈祷師のようだ。
そこからはまさに新境地といえた。
全く同じようなリズムを繰り返さない。五人のドラマーが五人とも、まるでマスロックか、ザゼンボーイズかという緊張感と共に、EYEの号令で様々なドラミングを繰り出す。そこにEYEがサンプラーやエフェクトを効果的に差し込み、時に増子さんの号令でギターオーケストラが轟音をぶち込んでくる。
EYEとヨシミのボーカリゼーションもとんでもない。何言ってるか完全に分からないのはいつものことだが、今までの民族音楽的なものとも明らかに違う。ある種のナンセンスギャグのような、「ずくたんずんぶんぐん」のようなむちゃくちゃな言葉をリズムカルに叫び合うその姿は、それこそ初期の最高にイカれていた時のボアダムスすら想起させた。
信じられなかった。26歳のボアダムスは、未だに進化しようとしていた。この辺境の地でどこにもないような音楽を生み出し、USインディ他世界に大きな影響を及ぼしたこのスーパーバンドは、それでもまだ違う音楽を生み出そうとしているのだ。しかもアヴァンギャルドに逃げるのではない。全くアヴァンギャルドではない。転々としながらもしっかりとしたリズム、そしてメリハリのある構成は明らかに練り込まれたものであり、ポップですらある。それこそ彼らが生んだ最高の結果であるAnimal Collectiveにすら追いつきそうな、恐るべき音楽がそこにはあった。もうセブンナーからの着地に失敗してEYEさんが骨折したとかどうでもよくなるくらいに興奮し、俺は踊り狂った。
そして、一旦音を減らしたあと、あの特徴的なリズムが鳴る。"Acid Polis"である。
リズムは一緒だが、もちろんギターが全然違う。10本のギターで鳴らされるギターリフは、最早神々しさすら感じられる。そして骨折したEYEが必死に前に出てくる。モニターに上り、叫ぶ。俺たちも叫ぶ。「Aciiiiiiiiiiiid!!!!!!!!」あれだけ訳のわからん音楽をやりながら、最後にはまるでロックバンドのおセンチなライブみたいなことになっている。その倒錯がまたたまらない。
そしてまたも轟音できっちり締めて、まるで何事も無かったかのようなEYEさんのかわいい「ありがと」でその日の本編は終わった。フロアは歓喜で爆発していた。俺はもう泣きそうになっていた。
EYEさんは骨折してるのにスタッフに肩を借りてアンコールに応じた。そこで鳴らされたのはギターとドラムとサンプリングとエフェクトで鳴らされるおとなしめのアンビエントで、最後の盛り上がりを作れるわけではないが耳には楽しいものだった。できればこれは本編の中盤でやってほしかったかな。
そして全てが終わり、全員がお辞儀をしてハケていく。あんな凄い音鳴らしておいて照れながら帰っていくヨシミさんに死ぬほど萌えた。
強いてケチをつけるなら、中盤の最も刺激的な部分で、EYEさんが怪我をしてしまったこととせっかく引き連れたギターオーケストラがあまりフューチャーされてなかったことだろうか。だがそれも他の部分ではとても素晴らしい使い方をしていたし、何よりそんなのどうでもよくなるくらいに中盤は音楽的にもライブとしてもかっこよかった。
もちろん六月のタイコクラブにもいく。骨折となるとそこまでにベストコンディションというのは難しいだろうが…ぜひ既存曲だけで終わらせることなく、今だに前に進んでいるところをパンダベアたちに見せてあげて欲しい。
楽しみでしょうがない。
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http://kr49hv.18mi.net/
どうやってコードとかむずかしいことをせずに、かっこよさげに聞こえるかっていうのが、テーマなんで――それは逃げるとかとは別? それは逃げてるって自覚があるの?
http://5rkbae.kopiwatch.com/
)素材表地 毛52 ポリエステル48 中綿 ダウン80 フェザー20 裏地 ポリエステル100色グレー状態汚れや傷は見られませんが、若干のカビ臭がついています。
http://2017.hnchk.net
ソブラルが自社のブランディングに力を入れる前からその美しさに目を付け、年前からイギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランドに総代理販売をしています。
http://www.hnbmh.net
岡村さんとはいろいろな苦労を共にして、それは今でもよい経験になっているのですが、最終的に岡村さんはJUDEを立ち上げるためにプロジェクトを離れ、今に至ります。
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男性
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音楽アニメ漫画鑑賞
自己紹介:
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好きなアニメ:
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好きな音楽のアーティスト:
モグワイ,スピッツ
好きな漫画:
宮本から君へ,ガンスリンガーガール
好きなラノベ:
イリヤの空,UFOの夏
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