ここは管理人u16の趣味雑記をのせたブログです
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もう前いつ書いたかも覚えてないですが。
・『ツキナミ』 - 分島花音
きっかけはウィクロス二期のOP、"World's End,Girls Lond"。
キメの多い変則的な曲構成に元School Food Punishmentが関わるしっかりしたバンドアレンジ、意外とマッチするストリングスに何故か修道士?ナース?コスしてチェロを弾いてる分島花音。
ToLoveるのEDも面白かったのでアルバムも聞いてみるかとツタヤでレンタルしたらそのクオリティの高さに驚いてしまった。
主体はバンド。ヒトリエも参加しているという。だがクラシックという出自から来るストリングスへのこだわりは曲に華を添え、ロックというよりオルタナティブなJPOPという印象を与える。メロディラインもベタではあるが美しく、そのドラマチックな曲構成はナルシスティックなボーカルと相まって鬼束ちひろや椎名林檎などの名前を想起させる。
個人的にはストリングスアレンジが完璧に曲と融合し、耳を楽しませるとともに物悲しいメロディをしっかり演出する"チョコレート"が白眉。
しかし実家が金持ちだったり絵が超うまかったりホモ同人作家だったり女性社長狙ってたりキャラ濃すぎやろ。ライブ楽しみです。
・『Fantasy Empire』 - Lightning Bolt
ロックンロール!
初のスタジオ録音となった本作だが、じゃあ何か重ね録りありゲスト楽器ありのおとなしめソングが並ぶかとおもいきやもちろんそんなはずもなくいつも通り気合一閃の爆裂メタルノイズパンクロケンロー。
ただ随所で言われてはいるがさり気なくとんでもないベースギブソンのスーパーエフェクター捌きは今までより克明に記録され、しっかりとしたドラムのマイキングはチッペンデイルの激鬼手数ドラミングを今までの数倍の迫力で伝える。
去年来日したから難しいかもしれんがぜひまた来日してO-nestのフロアを狂乱の渦へと変えてほしい。
・『Smart Citizen』 - 吉田ヨウヘイgroup
最近巷を騒がせている、かわいいだけの女をマイク前に立たせてシャレオツな音楽をポロリン奏でてこういう戦略的なのが逆に表現とかキャッキャもてはやされているシティポップブームにはほとほと嫌気が差している自分だが、なんとなしに借りてみた彼らはそんなものとは真逆の場所に位置するバンドでした。
全くうまくない朴訥なボーカルの吉田ヨウヘイを中心としたミュージックコレクティブが奏でるのはあくまでロックを基調としながらフルートやサックスがどこか田舎的なたどたどしさで、しかしそれは牧歌的と形容するにはあまりにも刺々しく俺の耳を叩く。
クリーントーンではあるが荒々しく響くギター、ファンキーというよりはドタバタした重いドラムも全てはシティポップなんてチャラ臭いものとは無縁の荒涼とした景色を映し出す。
ceroをロック寄りにしたらこうなるだろうか。是非ライブが見たい。
・『A-CHANNEL REMIX COMPILATION + smile』 - V.A.
Quarta330の"はるかぜの化学"rmxを聞きたくてウロウロしてたら見つけたこんなコンピ。
Quarta330は劇伴リミクスを提供していてちろんそれも素晴らしいのだけど、驚いたのが最後の二曲。
まず最後の"M゜_ning arch"。ナナク氏のリミクスだが、偏執狂的だが暴力的でもあるカットアップエディットと絶妙にコードを押さえたキーボードが原曲の悲しさを強調し、全く違う曲調にはなっているが不思議と聞いて得られる感情は原曲とかなり近い。
そして11分にも及ぶ"ぎゅっとして欲しいんだ(In The Silent World-mix)"である。
そのあまりにもドープな音像にこれがそんじょそこらの同人音楽家の業かと驚愕しリミキサーのGo-qualia氏の名前を調べてみたら、俺でも名前の聞いたことがある分解系レコーズの主催者だと聞いて合点がいった。
またこの曲は歌詞も悠木碧のボーカルも素晴らしく、今の悠木碧からはなかなか考えにくいかなり装飾を剥ぎとった声で小さく囁かれる「ボクが壊れちゃうくらいぎゅっとして欲しいんだ ここに居てくれなきゃ意味が無いんだよ だからぎゅっとして欲しいんだ」という言葉は、美しいアンビエントノイズの中で鳴り響くと意味の違う美しさを持つ。
原作に媚びるのではなく、その美しさを十二分に理解しつつそれとは全く違う自らの美学を存分に発揮することで更に世界観を彩る。これぞアニソンといえよう。
なんというか、彼らやagraphのような真摯にアニメを愛しかつ音楽的才能にも溢れたアーティストが集結して何かをすればとんでもないアニソンが出来上がると思うのだがどうだろう。
・『SONGS』 - 踊ってばかりの国
ここでディスクレビューまでするほど心動かされた一枚『踊ってばかりの国』の後の新譜。
以前のケレン味のない美しいメロディと尖りつつ優しい独特の歌詞はそのままに、音楽性を広げた一枚となった。
レゲエな"口づけを交わそう"、スキップビートの"時を越えて"、カントリーチックな"唄の命"、シューゲイジングな"ほんとごめんね"などなど、多種多様な音楽性を持ち耳を飽きさせない。
歌詞も以前ほど具体性は強くなく、クラブで踊る女性からサイコパス、パキスタンなどモチーフは様々なれど必ず一対一の関係性に落としこむ手腕はさすがというべきだろう。
ライブも見に行ったが、これほど私小説的なロックは本当に今珍しいと感じた。
決してオーディエンスを意識したり、市場での戦略性などを考えるのではなく、ただ自らから生まれる言葉と唄だけを発していくというスタイルは、それこそ昔ではロックの王道と言われていたわけだが、今ではむしろそんなバンドは珍しい。
どうやれば売れるか、どうやればバズを起こせるか、どうすれば聴衆の耳目を集めることができるか。
彼らと差別化するにはどうするか。彼らのような音楽を鳴らすにはどうするか。今日本で音楽を鳴らす問いのはどういうことか。その意義を全うできる音楽とはなにか。
そんなことばかり考えている音楽が多すぎる。
もちろんそれはいい音楽を生むこともある。ただ音楽だけを見て作った音楽こそ素晴らしいというのは幻想だろう。いくら表現とはいえやはりコミュニケーションであり、他者を意識しないということはそれ相応のリスクが伴う。
だが、それでもロックは商売ではないと思ってしまうのだ。
いやはやほんとアヴァンギャルド系聞かなくなってしまった…。
いかん。ポップグループやモグワイで満足している場合ではない。もっとキチガイ音楽を聞かなくては。
・『ツキナミ』 - 分島花音
きっかけはウィクロス二期のOP、"World's End,Girls Lond"。
キメの多い変則的な曲構成に元School Food Punishmentが関わるしっかりしたバンドアレンジ、意外とマッチするストリングスに何故か修道士?ナース?コスしてチェロを弾いてる分島花音。
ToLoveるのEDも面白かったのでアルバムも聞いてみるかとツタヤでレンタルしたらそのクオリティの高さに驚いてしまった。
主体はバンド。ヒトリエも参加しているという。だがクラシックという出自から来るストリングスへのこだわりは曲に華を添え、ロックというよりオルタナティブなJPOPという印象を与える。メロディラインもベタではあるが美しく、そのドラマチックな曲構成はナルシスティックなボーカルと相まって鬼束ちひろや椎名林檎などの名前を想起させる。
個人的にはストリングスアレンジが完璧に曲と融合し、耳を楽しませるとともに物悲しいメロディをしっかり演出する"チョコレート"が白眉。
しかし実家が金持ちだったり絵が超うまかったりホモ同人作家だったり女性社長狙ってたりキャラ濃すぎやろ。ライブ楽しみです。
・『Fantasy Empire』 - Lightning Bolt
ロックンロール!
初のスタジオ録音となった本作だが、じゃあ何か重ね録りありゲスト楽器ありのおとなしめソングが並ぶかとおもいきやもちろんそんなはずもなくいつも通り気合一閃の爆裂メタルノイズパンクロケンロー。
ただ随所で言われてはいるがさり気なくとんでもないベースギブソンのスーパーエフェクター捌きは今までより克明に記録され、しっかりとしたドラムのマイキングはチッペンデイルの激鬼手数ドラミングを今までの数倍の迫力で伝える。
去年来日したから難しいかもしれんがぜひまた来日してO-nestのフロアを狂乱の渦へと変えてほしい。
・『Smart Citizen』 - 吉田ヨウヘイgroup
最近巷を騒がせている、かわいいだけの女をマイク前に立たせてシャレオツな音楽をポロリン奏でてこういう戦略的なのが逆に表現とかキャッキャもてはやされているシティポップブームにはほとほと嫌気が差している自分だが、なんとなしに借りてみた彼らはそんなものとは真逆の場所に位置するバンドでした。
全くうまくない朴訥なボーカルの吉田ヨウヘイを中心としたミュージックコレクティブが奏でるのはあくまでロックを基調としながらフルートやサックスがどこか田舎的なたどたどしさで、しかしそれは牧歌的と形容するにはあまりにも刺々しく俺の耳を叩く。
クリーントーンではあるが荒々しく響くギター、ファンキーというよりはドタバタした重いドラムも全てはシティポップなんてチャラ臭いものとは無縁の荒涼とした景色を映し出す。
ceroをロック寄りにしたらこうなるだろうか。是非ライブが見たい。
・『A-CHANNEL REMIX COMPILATION + smile』 - V.A.
Quarta330の"はるかぜの化学"rmxを聞きたくてウロウロしてたら見つけたこんなコンピ。
Quarta330は劇伴リミクスを提供していてちろんそれも素晴らしいのだけど、驚いたのが最後の二曲。
まず最後の"M゜_ning arch"。ナナク氏のリミクスだが、偏執狂的だが暴力的でもあるカットアップエディットと絶妙にコードを押さえたキーボードが原曲の悲しさを強調し、全く違う曲調にはなっているが不思議と聞いて得られる感情は原曲とかなり近い。
そして11分にも及ぶ"ぎゅっとして欲しいんだ(In The Silent World-mix)"である。
そのあまりにもドープな音像にこれがそんじょそこらの同人音楽家の業かと驚愕しリミキサーのGo-qualia氏の名前を調べてみたら、俺でも名前の聞いたことがある分解系レコーズの主催者だと聞いて合点がいった。
またこの曲は歌詞も悠木碧のボーカルも素晴らしく、今の悠木碧からはなかなか考えにくいかなり装飾を剥ぎとった声で小さく囁かれる「ボクが壊れちゃうくらいぎゅっとして欲しいんだ ここに居てくれなきゃ意味が無いんだよ だからぎゅっとして欲しいんだ」という言葉は、美しいアンビエントノイズの中で鳴り響くと意味の違う美しさを持つ。
原作に媚びるのではなく、その美しさを十二分に理解しつつそれとは全く違う自らの美学を存分に発揮することで更に世界観を彩る。これぞアニソンといえよう。
なんというか、彼らやagraphのような真摯にアニメを愛しかつ音楽的才能にも溢れたアーティストが集結して何かをすればとんでもないアニソンが出来上がると思うのだがどうだろう。
・『SONGS』 - 踊ってばかりの国
ここでディスクレビューまでするほど心動かされた一枚『踊ってばかりの国』の後の新譜。
以前のケレン味のない美しいメロディと尖りつつ優しい独特の歌詞はそのままに、音楽性を広げた一枚となった。
レゲエな"口づけを交わそう"、スキップビートの"時を越えて"、カントリーチックな"唄の命"、シューゲイジングな"ほんとごめんね"などなど、多種多様な音楽性を持ち耳を飽きさせない。
歌詞も以前ほど具体性は強くなく、クラブで踊る女性からサイコパス、パキスタンなどモチーフは様々なれど必ず一対一の関係性に落としこむ手腕はさすがというべきだろう。
ライブも見に行ったが、これほど私小説的なロックは本当に今珍しいと感じた。
決してオーディエンスを意識したり、市場での戦略性などを考えるのではなく、ただ自らから生まれる言葉と唄だけを発していくというスタイルは、それこそ昔ではロックの王道と言われていたわけだが、今ではむしろそんなバンドは珍しい。
どうやれば売れるか、どうやればバズを起こせるか、どうすれば聴衆の耳目を集めることができるか。
彼らと差別化するにはどうするか。彼らのような音楽を鳴らすにはどうするか。今日本で音楽を鳴らす問いのはどういうことか。その意義を全うできる音楽とはなにか。
そんなことばかり考えている音楽が多すぎる。
もちろんそれはいい音楽を生むこともある。ただ音楽だけを見て作った音楽こそ素晴らしいというのは幻想だろう。いくら表現とはいえやはりコミュニケーションであり、他者を意識しないということはそれ相応のリスクが伴う。
だが、それでもロックは商売ではないと思ってしまうのだ。
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趣味:
音楽アニメ漫画鑑賞
自己紹介:
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好きなアニメ:
パトレイバー劇場版2.瀬戸の花嫁
好きな音楽のアーティスト:
モグワイ,スピッツ
好きな漫画:
宮本から君へ,ガンスリンガーガール
好きなラノベ:
イリヤの空,UFOの夏
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