高校野球に求められる「球児としてのモラル」のようなものがどうしても好きになれない。
もちろん普通の高校生としてのモラルはあるべきだと思うが，球児だからなんだというのだ。ただの野球選手だろう。なぜ普通以上にモラルが求められるのか理解しがたい。
坊主であるべきだとか，グラウンドに礼とか，くだらないとはいわないがそれを強制するのは間違っている。ましてや運営委員が，自分の権力をかさにきて，自分すら守ってるのか疑わしい規範を守らせ，いったい何がどうなるんだ？
基本的にスポーツは勝負であり，戦いだ。ルールはあってもモラルはないといっていい（ギリギリのモラルを保たせるためにルールがあるわけで）。高校球児だって，何年もかけて目指してきた勝利をてにするためにいろいろやってきただろうし，それは非難されるべきではない。それなのに旧態依然のくだらない保守精神をパンパンに詰めたジジイどもが，自分の野球への美化された妄想を具現化するために，今すべてをかけて戦っている少年たちにつまらない横槍を入れまくり，ましてや連帯責任とかいう軍隊みたいなわけのわからん理由のせいで出場停止にまでする…。そろそろ委員を刷新したほうがいいと思う。まあ野球ばかりこうもてはやされるのにはそういう妄想抱いたジジイがいるからなのもあるし，そいつらに嫌われるような事をしたら他のスポーツレベルに人気は落ちるかもしれないが，それはそれでいいだろう。少なくともやってる本人はテレビの前の皆のために練習してきているわけではあるまい。つまらん青春ドラマを演出されてテレビで踊るよりは，こじんまりした国営球場でただ勝利に向けて突っ走るほうが健全だと思うが…どうだろうか？