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冬アニメ全アニメ一話放送しましたのでランキングを。

            萌  演  話  計
1.ラグランジェ       3       4       4      11  
2.夏目 肆             4       3       3      10
3.ミルキィ2            2       4       4      10  
4.パパ聞き            4       3       2       9       
5.犬僕SS              4       3       1       8

全体としては小粒だけど楽しめるアニメが多い印象。
これ以外にも男子高校生の日常とか偽物語,テニプリやアマガミあの夏などなど,凄く盛り上がるほどではないけど毎週それなりに楽しみにできるアニメがいっぱいある。
何か去年まで頑張って楽しもうとベスト5に入れてたクソアニメがあった気もするが…気のせいだな。

まずラグランジェ。  
まあさっき言ったとおりそれなりに楽しめるアニメは多いもののこれ!っていうアニメは夏目ミルキィ以外になく,こんなもんかのーと思って一応録っておいたこれを今日見て…アヴァンでもうやられた。
一話としてここまで高い完成度を持つアニメもなかなかない。
まず作画が活き活きしてる。キャラもたってる。設定もありきたりながら最近のアニメではあまりないものでワクワクさせられる。CGも美しい。カメラワークも凝っており,台詞のセンスなど演出としても近年稀に見る出来。
唯一すっきりしすぎなキャラとロボのデザインが少々好みじゃないが…まあ動いていれば全く気にならないといっていい。ほんとオリジナル強いな最近…しかもXEBECなんて中堅がこんなアニメ作るとは。今後がとても楽しみ。
夏目。
いつもの夏目。ほんと変わんない。それでいいよ!そのままの君でいて!
ミルキィ。
いつものミルキィ。ほんと変わんない。いやキチガイ度はアップしてるかもしれない。もう何もかもキチガイ。どうしようもない。BD買うような事はないだろうが毎週腹抱えて見られること間違いなしでしょう。
パパ聞き。
大学生という設定とイケメンな友達,意外と重い設定が目を惹いた。作画もそれなりに安定してるみたいだし,迷い猫みたいにはなるまい。
ただ原作を読んだ奴が「これが?!面白い!?はぁ!?」と言っているのでまあ話としては期待できないんだろう。というわけでブヒアニメとして楽しませてもらう事にする。
犬僕SS。
ある意味上の逆というか,これは原作を読んでいるのだが,シリアス話はもうクソにクソ塗り固めてクソ漬けにしてクソ振りかけたみたいなクソ具合なのでブヒ以外期待するところはない。
そういう意味でブヒ部分は絵も声優もよい出来(りりちよちゃんがちょっとなぁ…まあでも及第点)なので,漫画と同じくらいには楽しめるだろう。願わくばブヒ部分だけでほとんど終わらして欲しいな…。

ラグランジェも夏目もミルキィも素晴らしいといえるし,さっき言ったように何だかんだ楽しめるアニメが多いので,今期はなかなかよいクールといえるんじゃないでしょうか。
とりあえずラグランジェの脚本がどれくらい面白いかに期待。
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あけおめことよろ。
今年は音楽にも力を入れていこうということでディスクレビューから。

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Cant,Neon Indianときて,いきなり大ネタです。
スピッツはそれこそ小学生の頃からとてつもなく好きなバンドで,初めて借りたのはあの悪名高い『Recycle』(バンドが認めてないほう)。それから出たアルバムは全部買っている。
あの頃はミスチルやバンプなど,まあ俺の年頃だったらかなりの人がはまってるであろうバンドが大好きだったんだが,今になっても全く愛が変わらないのはこのバンドくらい。最初は「まあ青春のバンドって奴かなー」くらいに思ってたが,意外とインディバンド好きからも評価が高いらしい。
実際さっき挙げた二つのバンドとは違い,色んな音楽を聴いた後にちゃんと聞いても全く色あせない音楽的な側面を持っているバンドである。出自がパンクということで随所にハードロックやパワーポップに影響された部分があるし,もちろんネオアコやフォーク,曲によってはシューゲイザーやサイケなど…曲ごとに見ればもっと多くの分野に挑戦しているし,しっかりバンドサウンドというものに音響面でも音質面でもこだわっている数少ないオリコンバンドだろう。それぞれのキャラもたってるし。
ただ音楽好きがスピッツを語ると大体初期…特にライドその他90年代頭のシューゲイザーに影響され,バンド自ら「ライド歌謡」と銘打ったとされる『名前をつけてやる』が金字塔に挙げられることが多いが(確かに「プール」と「胸に咲いた黄色い花」は名曲過ぎる),個人的にはやはり中期…『フェイクファー』,『ハヤブサ』,『三日月ロック』の三つを推したい。売れたことによるニーズから歌謡曲的メロディセンスを爆発させつつ,それでもポップだけに逃げずに果敢に色々な音楽要素を取り込もうとしたこの三作品は本当に素晴らしい。
その中で一つを選ぶとすれば…思い入れでは上の小学生の時期にでた,異様な暗さと重さと美しさをもった『三日月ロック』なのだが,やはり全体のスピッツというアーティストイメージを代表するという意味も考えると『フェイクファー』になるだろう。
全体としては「運命の人」,「スカーレット」など,明るくポップないわゆるスピッツなナンバーが並ぶ。だが,ハードロックな「スーパーノヴァ」,パワポな「ウィリー」,女性コーラスとブラスを入れたR&B的な「謝々!」,五拍子の「ただ春を待つ」など音楽的にも多様な側面がある。
また,メジャー的な力強い音響とメロディを持ちながら,どこか悲しい歌詞世界もここで完成を見ている。白眉はやはり「冷たい頬」だろうか。物悲しいアルペジオのヴァースからあまり盛り上がらないサビでマサムネはあの天使の歌声でこう歌う…力の無い歌声で。「壊れながらも君に近づいていく 近づいても遠くても知っていた それが全てで何も無い事」 そこには愛の喜びと諦観がある。湿り気のない平坦なメロディは余計にその切なさを誘う。
他にも「ただ春を待つのは哀しくも楽しく 見え隠れ夢の夢 あなたにも届いたなら」(「ただ春を待つ」),「誰にも言えずに夢見ていたくずれ落ちそうな言葉さえ ありのまま全てぶつけても君は微笑むかなぁ…」(「スカーレット」)。一貫して2人だけの世界の美しさと悲しみを描く。この時期のマサムネが書く詩は全て素晴らしい…。
そしてアルバムの終わりを飾る「フェイクファー」は,その上で鳴らされる最高のポップソングである。延々と続くヴァースとブリッジ。そこで呟かれる愛の喜び。HTTを思い出させる簡素なローファイバンドサウンドはきらめきだけを表現する。
そして最後の最後で強く歌われるサビ。
「今から箱の外へ 2人は箱の外へ 未来と別の世界 見つけた そんな気がした」
ただ幸せだけを信じた初恋の2人は,『ハヤブサ』,『三日月ロック』でよりサイケでヘヴィな世界に篭っていく。それもそれで美しいが,メジャーで売れたスピッツというオルタナバンドの,メジャーへと躍り出た喜びと戸惑いがつまったこのアルバムがやはり客観的にベストだと思う。

今も今でいいとは思うが,『とげまる』はあまりに原点回帰すぎた気がする…音楽的に面白い部分もなかったし。まあまた亀田誠治とのハイファイ路線に突き進むのもつまらない。次回作は何とタイトルが『おるたな』,カヴァーなども含まれると聞いているので,スピッツのマイナーな部分が見られそうで非常に楽しみである。
 
年の瀬という事で,2011年のアニメを総括しようかなと。
まずは今年アニメベスト10から。

             萌  演  話  計
1.アイマス        5     5       4      14
2.まどマギ               3       4       5       12      
3.電波女                  4       4       4       12
4.WORKING!!`       5       3       3       11
5.ロッテ                    4       3       3       10         
6.タイバニ                2       3       5       10
7.IS                          5       2       2        9
8.禁書2            3       2       4        9
9.夏目3                   3       3       3        9
10.ツインエンジェル1      5       2        8

断っておくと,今までやったアニメベスト5の点数をそのまま持ってきて並べただけではありません。
ほとんど一緒だが地味に訂正を加えているのと,フェイトゼロとシュタゲはスルーさせてもらいました。やはりそのクールとして見た評価と,今年全体で見た評価は違うと思うので。

とりあえず総括としては,けいおんじゃないものが増えてきたなという印象。
ベスト10の中でもまっすぐにけいおんっぽいものといえるのはISくらいだし,これ以外としてもはっきり当たったといえるけいおんっぽいものはゆるゆりとAチャンくらいじゃないだろうか。
逆にけいおんじゃないものが強かった。まどマギのブレイクスルーが象徴的だけど,それ以外でもタイバニ,シュタゲ,フェイトゼロ…非常に骨があったり,暗かったりする物語がウケていた感じ(先に挙げたタイバニ以外の三つが全てエロゲ業界から出てきたというのはなかなか興味深い)。
ただ正直,シュタゲとフェイトゼロをリストから削ったと言ったが,そのようなけいおんでないものにはあまりはまらなかった。少々普遍性に欠けるなというか…時代を作ったけいおんのアンチとして強度のある話ではなかったなぁと思ったので,削った二つの作品のような方向がアンチけいおんとして向かっていくのは自分としては望ましくない。
逆に言うとそれでもまどマギは2位にランクインさせざるを得なかった。
とてつもなくウケたということもあるが,やはり削った二つに比べて上で言う強度がありすぎる。そこはやはり新房監督や蒼樹うめのキャラデザなどにより,より多くの人に向けたアニメになっていることに起因していると思う。これはもう…まさにアンチけいおんとして成り立つ作品であり,2011年のアニメとしてこれほど相応しいアニメもなかなかない。
また,もう一つのアンチけいおん急先鋒として岡田磨里が挙げられるが,これも同様にけいおんと戦えるレベルではないなと思ったので省いた。虚淵などは広い人気を得られにくい話だが,逆に岡田は浅すぎる。あれではそこらの実写ドラマと同レベルだ…さすがに2クールと1クール好きなようにさせた作品二つがあの出来なら,もう過度な期待は禁物だろう(見てないので偉そうな事はいえないが今期のベストオブ岡田磨里って実は放浪息子だったのでは…みなかったのを後悔)。
…あとやはりけいおんの弊害を見たなと。いやけいおんだけが原因では全然ないのだが,萌えにかまけて他の部分をろくに練磨しないアニメが多すぎた。それは残念だが,まあしょうがない。文化においてある大きな流れができたら,クズも大量生産されるのは必然だ。

各論。
アイマスは…前熱弁した通り,けいおんを通過した上でのその先を非常に高品質で見せてくれたアニメだった。錦織の作品はこれからも大いに期待させてもらう。
電波女はラノベもまだまだ捨てたもんじゃないと思わせてくれた貴重なアニメだった。他のラノベアニメにろくなものが無かったのでラノベに対してあまりいい印象をもってなかったのだが,これのおかげでまだ期待を持てるなーと。
ワーキングは,今のアニメにないラブコメというものをしっかりと見せてくれたなーと。エゴも何も無いラブコメ。まあラブコメとして一番面白くなる部分に行く前に終わってしまったけど…とっても楽しめた。
ロッテは,1クールの幅でない原作をしっかり1クールとして構成するということはとても大事だな…とそのほかのアニメを見て改めて思った。それ以外も予算とか関係なく非常に愛のあるアニメ化をしていたし。漫画やラノベをアニメに変換する作業の難しさと大切さをいい意味でわからせてくてれた。ただの萌え豚アニメってだけじゃなかったし。
タイバニは,骨のあるシナリオでかつ明るい…というのが貴重だなと。王道をきっちりやる素晴らしさ。まあ男向けの萌えがあんまりなかったのは悲しいけど,萌えもいらないくらい楽しいシナリオだった。こういうしっかいりしたアニメがどんどん増えていくといいな…(ただ作画がショボ過ぎたのが難ありかな…今度はこのスタッフで金かけたのを見たい。まあそれが劇場版だろうか)。
ISは,マジで萌えしかないけどそれだけでここまでウケるという時代性の証明という意味で。あれで一万五千だろ…いやいや。でも嫌いじゃないよ。
禁書は少年漫画っぽさを素直に体現してる数少ないアニメ。上条さんが悪役ソゲブでカッコイイ!というだけだけど,そういうわかりやすさって大事だよやっぱ。
夏目は…まあ高品質な癒しアニメいいよね。うん。
ツインエンジェルは戦国乙女,イカ娘などよいクソアニメの代表として。

さて2012年の展望としては…。
さっきも言ったように俺が見たいのは,ゼロ年代を代表するアニメけいおんの,10年代におけるその先といえるアニメである。。
そういう意味で単純に期待すべきアニメはまどマギの劇場版かな…ただ地上波の続きになるというとなかなか時代を変えるアニメとなるかどうかは難しいところではある。
岡田にも期待できないし,スタッフとして次回作に期待するのは…水島努,岸誠二,高松あたりのギャグアニメ監督かな…でも水島,岸は最近職業監督としての仕事ばかりで光るものが見えない。長井の「あの夏で待ってる」はあの花に深さを加えたものになると信じたい…が,これもまた難しいだろう。
となると…やはりアニメ業界を何度も刷新してきた京アニの新作「氷菓」か(でも脚本ガトーなんだよな…うぐぐ),けいおんのそのすぐ後として素晴らしい結果を見せてくれた錦織監督の次回作か。
それかストライクウィッチーズ。
スト魔女は普通に考えたらけいおんっぽいものの典型例なんだが,しかし大事なところはけいおんのようなキャッキャウフフに「戦争」というその真逆に位置するものを加えているところだ。しかもスタッフとしても同人誌で「スフィンクスの魔女」という非常に骨太な戦争もの漫画を発表していると聞く。
もし三月の劇場版においてハードボイルドな戦争映画とけいおんを足すことが出来たら…それはもう,まさに90年代と00年代を融合した世紀の傑作が出来上がるだろう。
そうでなくても,これからは逆に名作90年代アニメのような社会性のある重い話が今のカウンターとして効果を持つのではないか…と思う。ファンタジーな萌えアニメとリアルな社会派アニメを合体させたものを期待したい(まあ実はエヴァってそうなんだろうけどね。エヴァは色々評価軸間違われてると思う)。
そういうカウンターを起こしやすいのは,ライトノベルではないかと考えている。
やはりアニメだと,作るのにお金が掛かるので,今の潮流を意識したものが多くでやすくなってしまう。そこにアニメ業界と密接に関係しつつエゴを露にできるライトノベルは,カウンターとなる話を作りやすいと思う。
それこそ70年代に大きくなりすぎたロックにDIY的なやり方で風穴を開けたパンク,そしてその後のポストパンクのような存在を,ライトノベルはしてくれるのではないか。アニメ界のジョン・ライドンは一体誰なのか…個人的趣味として小説は読めないのでラノベに足を踏み入れるのは難しいが,楽しみなところではある。

まあこれからもアニメはしっかりチェックしていきたいですね。ただ冬アニメはアイマスのBD買う都合上いいアニメはあんまり無いと嬉しいかな…月に三枚は無理!今の月二枚状態でもCD買えなくて大変なんだから!つかまだかよHMV発送おせーよバーカバーカ!
ではよいお年を!
大体秋アニメが放送終了したのでベスト5完全版を。ちなみに今回は半分くらい見てません。

             萌  演  話  計
1.アイマス       5    5       4      14
2.WORKING`    5        4      3   12
3.Fate/zero      2        4      3       9
4.ギルティクラウン  4        3      2       9
5.マジ恋                   3       1     4       8

ほとんど変わってないけど最後だけ。イカちゃんはいくらなんでも変わらな過ぎる…。まあそこがいいんだろうけども。

1.アイマス
前のブログ参照。さすがに言いたい事は言い尽くした。

2.WORKING`
基本的には完璧なアニメ化…なんだけど…なんだけどねー。
地味な改変がギャグ的には結構大事なところ削ってたり,漫画の表情よりかわいさ重視で甘かったりして細かいところが何ともいえないのと,何より完全に山場になる直前で終わったのがちょっとアレだった。いくらなんでも適当な終わり方過ぎるだろ…三期多分やるだろうとはいえ。三期に期待しろということかな。
まあでも作画や演出面は本当にこだわりを感じた。基本的にはアニメに忠実だしね。さすがに「漫画の方が全然面白い!漫画読んでくれ!」なんて口が裂けてもいえない。そんなこといったら好きな原作グチャグチャにアニメ化されてる人たちに殺される。たまーに作画が崩れるところとか足立さんがあんまり参加してなかったことは気になったけど,全体としては非常にかわいらしいよい作画だし。やっぱ原作信者すぎるんだろう。もちろん他に比べれば全然面白い。間違いなく三期やるだろうからとにかく期待!

3.Fate/Zero
まずラストマジなめんな。
新規の奴いるとか考えてないのか?別にクライマックスらしいイベントが一期であったわけでもないのにようやくボスキター!と思ったらあれだよ。アホくさ。いくら分割2クールとはいえ会話劇で飽きてたこっちはもうガン萎えだわ…まあとくに期待もしてなかったけど。
ラスト以外も特に興奮するところもなし…あー今のクソつまんないラノベ戦闘ってフェイトが源流なのかなーと思ったり。何かすげー能力ドカーン!ってやればかっけー!ってなる…はずがない。虚淵特有の権謀術数バトルもさほどワクワクしないし。ギル様は最高だけど…それ以外はキャラとしても魅力に欠ける。なんか面白そうな空気だけはガンガンでてるけど面白くない…というかワーキングと一緒で面白くなる前に終わったのかな?そうだといいな。1クールはひたすら地味だった印象でした。

4.ギルティクラウン
上と逆というか…派手派手なだけで全然中身が無いという感じだろうか。
まーとにかく展開が適当。なんか大仰な演出でドカーンと盛り上がったようにはなるんだけど,全然積み重ねがないせいで全く盛り上がれない。もう日常回の方が全然楽しいという…キャラはいいんだけどな。涯さまといい集といい,いのりちゃんも竹達猫耳もはなざーさん巨乳もかわいいし…マジこのままギャルゲアニメ化した方がいんじゃね?
これもまた2クール目から…という事なんだろうが,さすがにこういう脚本の作り方とか演出とかは終盤に入ったからどうとかじゃないだろうし。少しは期待してたんだけど…とりあえずこれからはブヒアニメとして見させて頂く事にします。

5.マジ恋
六話あたりで川原でナショナリズムがどーのこーの言い出した辺りからおかしくなった。そこからどんどん話に政治が絡むようになり,何故か敵は憂国の徒になり,麻生さんはヒトラーを例えに出して総理を糾弾し,バトルは少年漫画でもやらんような気合とノリのドラゴンボールになり,そこに突然妙な恋愛模様がはさまれ…もうマジでナニガナニヤラ。エロゲにマガジン的学園バトルものとパトレイバー2を混ぜて深夜四時のノリでかき混ぜちゃったみたいな。
どうやら原作にはパトレイバー成分はほぼゼロ(あるルートでちょっとやる程度)らしい。上の三つの中で一番アニメ化において加えちゃいけないものである。いやはやこの監督と脚本家はある意味凄い。アニメ化をなんだと思っているんだというか,自分がやりたい事のためなら原作の色なんてガン無視でここまで突っ走れるこの根性は賛辞に値する。原作ファンはこいつら八つ裂きにしてもバチは当たらないと思うけど。
何にせよ続きが楽しみになるという点ではアイマスに続いて二位だった。もうどうせなら政治ネタもっとぶち込んでくれたら…いやこれ以上は言うまい…。見てくれとは全く思わないけど楽しいアニメでした。

とにかくアイマスとワーキング。これ以外は何とも…未来日記とかピンドラとかは見なかったので判断できないけど,基本的にはいいクールとはいえなかったんじゃないだろうか。
ピンドラを見なかったのは失敗だったかな…質アニメ好きだけじゃなく色んなアニメを見てる人も褒めてるのをみて,食わず嫌いするほどのアニメじゃなかったかなと後悔。
はがないは夜空のキャラがつるこみたいで好きだったんだけど,最終話でいきなりデレて一気に冷めた。あれじゃただのツンデレやないかい!全体のラブコメとしての出来もクソだし。あれが一番売れてるラノベなのか…ひどいな。アニメ化の仕方が悪かったのかな?
ベントーもホライゾンもアンゴも微妙だった。来期も楽しめそうなのはあの夏くらいかな…まあでもアイマスで俺はしばらく生きていける!ほんとアイマスに会えて幸せでしたー!うおー!
来週は今年アニメベスト10を。
アニメ版アイドルマスターの放送が終わった。
素晴らしい最終回だった。ライブはOP曲をやってほしいと切に願っていたが,まさか両方やってくれるとは…作画も頑張りすぎだろ!サビのカメラが動くシーンとかなんだあれは。CGか。リアルのライブでも無理だぞ!新曲も超いい曲!メンバーの映像が映るシーンなんてもう涙腺がバッコーンって音して壊れたわ!最後の春香さん死ぬほどかわいいしED曲も最高だったし,まさに100点の最終回だった!

アイマスはけいおんに近いなーと思った。
話の半分以上はキャッキャウフフ回だし,時が経つにつれだんだん離れていってしまうみんなというモチーフも似ている。萌えのレベルも比肩しうる出来だ。けいおんが深さならアイマスは広さだろうか。もうとにかくみんな超かわいい。まさか全員の名前きっちり覚えられるとは思わなかった。そこらへんはスト魔女の方が近いけど(カップリング妄想したくなるあたりも。美希×真ブヒィ!)。
監督もそういういわゆる萌えアニメっぽい作りは意識してると思う。無難にアニメ化するんだったら全員担当回作ってクール終わりにライブ回して特にシリアスもなく…という風にしたほうがウケはいいだろうし,実際全キャラの担当回があった。監督はかなりアイマスが好きだと聞いているので,そういう面での差を作りたくなかったんだろう。もちろんその考えは大成功している。キャラをプレゼンするという側面ではこれ以上のアニメ化はあるまい。
だが監督はそれだけで終わらせなかった。
千早回から…といいたいところだが,上のようないわゆる萌えアニメ的な話から出るという意味だとやはり22,23,24話だろうか。というより,改めて本スレなどを覗いて気づかされたことだが,実はかなり前段階から前フリをしている作りである事がよく分かる。
だからこそ突然のシリアスにも違和感を感じない…いやそれどころか,来るべくしてきたという盛り上がりを感じさせる。そのシリーズ構成の妙には正直驚かされた。これほど壮大なSFアニメ以外で2クールやることの意義を感じたアニメはなかなか無い。
ただ,脚本として驚きの展開があるわけではない。大体は誰でも考え付くような話だし,最後の三話にしても奇をてらうものではなく,王道の話作りをしていると思う。ある意味エゴというか個性を感じさせない,普通の話だといえる。
じゃあ何で俺はここまでアイマスに惹かれるのか。
まず,最近のアニメにおいて王道が足りないからだと思う。
もうエゴ丸出しの訳の分からん話が多すぎる。または起伏の無いうっすーい話。要するに萌えだけに頼って他の良さを捨ててるのだ(けいおんがその典型やないかーい!という人は三つ前のブログ読んでね)。最近はまどマギやタイバニなどそうでもない話が増えてきてるが,ここまで完成度が高い王道ストーリーをしっかり書いているのは他に知らない。
しかし王道ストーリーというのは展開は誰でも読めるものなわけで,じゃあそこで大事なものは何かと言えば演出になる。
これがまた恐るべき極上の出来なのだ。
もういちいち枚挙するのがアホらしくなるほど全てが素晴らしいが,特に20話,23話,24話は国宝級だろう。単純な作画といい絵コンテといい,さすが元ガイナとしかいいようがない。千早回なんて脚本だけ読んだらそこらの同人誌レベルといっても過言じゃないが,絵作りの段階で嘘みたいなレベルアップが起きている。これほど話の段階でエゴを捨てられて,演出面を高クオリティに作れるバランス感覚のある人がアニメ業界に何人居るだろうか。
もちろん監督だけの功績ではないが(高雄氏,枡成氏も素晴らしい演出をしている),やはりガイナ的な生き生きとした作画と渋いカメラ運びはグレンラガンを作ったガイナ先鋭部隊の一員である錦織監督の存在が大きいと思う。(一つ間違ったら絶対トリガー入ってただろうな…でも出てくれてよかった。このバランスはトリガーにいたらつぶされてたと思う)。
そしてもう一つアイマスに心動かされる理由は,先述した根底の問題提起だ。
「アイドルとは何か」…というより,アニメ全編で春香さん含め765プロメンバーが考え抜いた問題は,「夢を追うにつれ仲間と離れ離れになっていく時,どうすべきなのか?」ということだろう(細かい話になるが,「アイドルとは何か」という問題を考えてることはなかったように思う。アイドルという客商売においてそのアイデンティティを考える場合ファンの存在を無視して語れるはずもないのに,24話で一切そこに触れられなかったから…。そこのずれは正直少し惜しいなと思った)。
これは,ある意味けいおんが描いた話のその先を書いていると思う。けいおんが(楽しい今という幻想を書く事で)いつかは別れるという悲しみを描いているなら,アイマスはその別れのときを描いているのだ。前書いたようにけいおんがファンタジー100%なら,アイマスはファンタジー75%,リアリティ25%というところだろうか。けいおんにない具体的な悲しみや苦悩を描く事で,けいおんのような眩しさの代わりにその苦悩を通過した事による力強さを描いていると言える。
そしてその苦悩を,監督は本当に丁寧に描いている。さっきの細かい前フリもそうだが,春香さんという能天気でアイドルが大好きで仲間を大事に思うキャラを主軸の置く事で,仲間とプロ意識,売れる事による別れ,それに悩むアイドル達を克明に描く。24話で春香さんが笑いながら泣くシーンで表現されている感情はあまりに深い…ノア・レノックスやブラッドフォード・コックスが表現しているものと同レベルとすら言える。
そして何より大事なのは,その難題に出した答えが,諦めない,仲間を信じる。その二つだけだった事だ。この歯が浮くような軽い謳い文句は,それしかないという悲しみと,それでも幸せになれるはずだという力強い希望が隠されている。長々とアイドル論なんて語らずに,この二言に集約させた錦織のセンスは計り知れないものがある。(千早の演説すらいらなかったと思う。あれがないとよくわかんない人がでてくるからだろうけど…)。
アイマスアニメの公式HPにある絵,あれをみるといつも泣きそうになる。皆笑っている。錦織の絵において特徴的な,口を大きく開くあの笑顔で。皆笑っている。それはけいおんにある儚くて悲しい笑顔じゃない。色んな事を経験しながら,これから待っている色んな事を思いながら,それでも出てくる力強い笑顔だ。どんなことがあっても,皆がいれば笑っていられる。そういうメッセージをこの一枚の絵から感じてしまう。

最後に,ここでは書かなかった本当に素晴らしいアイドルマスターの楽曲陣の中から歌詞をひとつ引用して終わろうと思う。

ねえ、この世界で
ねえ、いくつの出会い
どれだけの人が 笑っているの?
ねえ、泣くも一生
ねえ、笑うも一生
ならば笑って生きようよ 一緒に

顔を上げて みんな笑顔
力あわせて 光目指し
世界には友達
一緒に進む友達がいることを忘れないで!

ひとりでは出来ないこと
仲間となら出来ること
乗り越えられるのは Unity is strength
空見上げ 手をつなごう
この空はつながってる
世界中の手をとり
The world is all one !! The world is all one !!
Unity mind.

                                  -The World is All One!!!-
 
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性別:
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音楽アニメ漫画鑑賞
自己紹介:
キモオタ
好きなアニメ:
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モグワイ,スピッツ
好きな漫画:
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