うむ。やはりカセットもいい。
臨場感がある。ボーカルが集まって一発録りのようになっていて（具体的はボーカルが重なる部分を前のボーカルを先に切って後をきちんと歌うようにライブで歌うようになってる。あと愛生が気合入ってる），よりバンドっぽさが増してる。ミックスは…どうなんだろうな。ＣＤ音源をそのままカセットっぽくミキシングしたのかバンドマンにやってもらったのを直に録ってるのか…京アニなら後者もありえるし，後者であってほしい。
全然関係ないけどⅡにカセットがつくと聞いてこの記事を思い出した。
http://www.dommune.com/ele-king/regulars/forgottenpunk/001282/
あとグローファイ，チルウェイヴに関する言説をまとめたこの記事（http://www.dommune.com/ele-king/review/album/001372/）をみて，けいおん批判とそれに対する反論を連想させた。要するにけいおんは現実を直視できない豚どもが逃げるためのサイケデリアであり，そこには社会性も生産性もない空しい萌えアニメである…という。個人的に逃避だって立派な表現だと思っているし，だからチルウェイヴも結構熱心に追っていたが，ガーディアンがチルウェイブを批判したように朝日新聞がけいおんを批判したというのはなかなか面白い。
いやまあどう考えても山田尚子はアメリカのインディーシーンに影響を受けて作っていたわけではないだろうし，チルウェイブの人たちがけいおん好きだとも思えないが，前もかいたようにぴゅあぴゅあとかにはガールズのようなローファイポップの要素がある（気がする）し，どっかのオタクなアーティストがカバーしたりしないかな…とか勝手に妄想してる。

放課後ティータイムⅡを買った。
やはり素晴らしい。ちょっとハイファイすぎる気もするがぜーんぶ放課後ティータイム印だ。キラキラしてる。ドリームタイム切ない。内容もこれ一枚で代表曲全部聞けるという素晴らしいもので，スタジオテイクとライブ（風）テイク四曲ずつ（しかも同じ曲）で三千円ぼったくったファーストよりずっといい出来である。（むしろ二期の挿入歌全部買った俺はどうすれば…まあぴゅあぴゅあはーとのカップリングの校歌最高だったからいいけどさっ）
しかしけいおんの後釜は狙わないでほしい。けいおんは京アニのレベルでやったから最高の出来になったのであって，正直ひだまりですら俺はびみょーな感じだ。ましてやそこらの適当なアニメ会社がなんとなーくつくった四コマ原作アニメなんて…爆睡間違いなしだ。
そういう意味で…というより逆かもしれないがうわさの新房×うろぶち×あおきうめの新作アニメはちょっと楽しみかもしれない。けいおんフォロアーとみせかけて意外とうろぶちテイストなｶﾞﾁバトルもの…おお，素晴らしい…でも新房はいらない…いや，音楽を凝ってくれればいいと思う。ネコミミモードの再来だ！

チューリップのベストを借りた。
いい。ＴＨＥ　ポップバンドだ。和製ポールマッカートニーは言いすぎだが，純粋にメロを引き立たせるためのバンドサウンドが邦楽美メロに弱い俺の琴線にぐいぐいくる。
とくに心の旅，そして青春の影だろう。
詞がたまらない。「愛に終わりがあって心の旅がはじまる」，「恋の喜びは愛の厳しさへの架け橋にすぎないと」…この優しいメロディに恋愛に対した諦観に満ちた視点が素晴らしい。あまーーーーーいバラードに会えなくて会えなくて言ってるやつより百倍泣ける。
こういうのが最終回で流れたらどんなアニメでも泣くと思うんだが…ぜひ頼むそらおと！

最近東京で尖閣諸島侵略抗議デモが結構な規模で行われたらしい。しかも二度も。
当然だとは思う。デモがあってもなんらおかしくないし，それがｳﾝ千人参加したとしてもそれほど不思議な話ではない。
しかしそれがマスコミに報道されない事への批判がどーも納得いかん。
なんでそんなもん報道せないかんのか。公共の電波だぞ？お茶の間に届くテレビだぞ？それがなんで右翼の国粋デモをトップニュースで流さなきゃならんのだ。愛国心？わけわからん。そんなもの日本国民全員が持つべきだという論理を強制するのはそれこそ中国辺りの所業だろう。
しかも最初はガンスルーされていて，まあそれはおかしいなぁと思うところもあったが，二回目のときはきっちりＮＨＫが報道したというのに，「人数が違う！」だの「さらっとしすぎ！もっと大きく！」だの。なんじゃそりゃ…ほんと他の人の立場になってものを考えられないんだろうなぁ。俺は少なくともゴールデンのニュースでそんなのがでかでかと載ったら逆にマスコミ怖くなりますよ。まあ確かに中国のデモ報道しすぎでは歩けど…だからって別にそれを肯定する向きでもないし，報道されるから刷り込まれて中国正しいと思わせるんだ売国奴ー！とかもうワープ論理すぎるでしょう。
とりあえずネトウヨ（じゃないんでしたっけ行動したから）さんは世間でそれがどう見られるか（別にオタクっぽいとかそういうの関係ないんですよ。政治に熱心ってだけでどうみられるか）をよく考えたほうがいいと思います。

最近アニメの話しかしてなかったんで久々に音楽の話を。
ようやくSleigh Bellsの1st「Treats」を買った。
最初に聞いたのはＲＯ６９の宮嵜さんのブログで，もちろん全然流行っていなかったころ。視聴したときは「こりゃライブ楽しそうだなー」位だったが，爆発音みたいなギターと音割れしまくりの爆音ドラム，そして女性ヴォーカルというわかりやすーい編成のノリ一発ロックは結構耳に残り，それからもちょくちょく気になってはいた。
まあそれからはご存知のようにあちこちで紹介され，ＭＩＡのアルバムにも参加し，タワレコでも平積みされ，もう完全にハイプに近くなってようやく国内盤が出る頃には発売日前に店頭から姿が消えてるくらいになっていた。
というわけで今更薦めたところで完全におっくれってるー！わけで，別に流行に乗るのが第一ではないのでいいのだが，ていうか読み返すとこれ完全に「俺は前から注目してたんだぜ（ｷﾘｯ」だなー…まあとりあえずいいバンドなんで知っといてください。
個人的にはライトニングボルトを思い出した。あーこれでいいんだーみたいな感じ。
http://www.youtube.com/watch?v=Tvh_NrcxED8&feature=related