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何をおいても必ず絶対死んでも万難排してビビッドレッドオペレーション見ましょう。

終わり。

追記

琴浦さんも見たほうがいいかも。
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今年はディスクレビューから。

c7268ea8.jpg














あちこちのアルバムオブザイヤーに載っていて気になっていたところでロッキンオンのレビューであの天井さんが「James Blakeをも凌駕する」とまで書いていて買おうと心に誓ったところCDで4000円もすることを知り愕然としていたらそういえばアナログ盤が町田のディスクユニオンにあったなと気づき元旦に慌てて店へと走り薄い本を買うついでに購入。
まさに期待を裏切らない出来でした。
基本的な構成要素は三つ。優しく美しい女性ボーカルのコラージュ、同様に美しく、が少し重いアンビエント、そして硬質なビート。この三位一体が素晴らしい。
フォーク的なメロディの美しさにアンビエントを加え現代流逃避音楽にしてみせたのが前にブログでも紹介したGrouperなわけだが、そこに思ったよりもずっと重くて固いビートを含めることで肉体性まで獲得する。もちろんアンビエントとしての陶酔はGrouperよりも減ってしまうが、ビートがいい意味で単調なのでテクノ的な陶酔が代わりに付け足されてサイケデリックさが後退した印象はない。しかし決して全てが適当なイーブンキックというわけではなく、イントロやブレイクなどある程度ダンスミュージックとしてのお約束を忘れていないというのもさらに好印象である。こういう強迫観念的ではない(早い話EDM的ではない)快楽性の高さはAndy Stottがミニマルダブのプロデューサーであることも関係しているだろうが、しかし決して地味音楽になっていないのはやはり今作からの躍進であるように思う。まさにクラブミュージックとドローン/アンビエントのダークな融合といえるだろう(そのような作品はデムダイク・ステアやレイムなど一部のジャンルとなっているらしい)。
そこには逃避ではないサイケデリックが広がる。力強さを持ち、そしてどこか怒りとロマンすらも感じるサイケデリックである。
Factory Floor的な感覚もある。決してふぬけた面をしたバカ音楽などではない。沈痛な面持ちで卓を操作するAndy Stottの姿が目に浮かぶ(来日するらしい。ぜひ行きたい)。だがニヒリズムだけでもない。アヴァンギャルドに寄りすぎることもない。それではインディ至上主義の餌食になるだけである。彼はそこに耽溺することもない。
ニヒリスティックなビートと重苦しいSEを全体にちりばめつつ、だが先述したようにそこに美しいボイスコラージュを混ぜることで彩りを加え、ビートを操ることで快楽性を付加する。それは無駄なことではない。素晴らしいことである。作品に多面性をもたらす。怒り嗤う顔にほんの少しの愛と情熱をもたらす。それは現代的なセンスだと俺は思う。それこそ天井さんが言うようにJames Blakeとバランスは違えど近い印象を持たせる。まさに俺が音楽の最先端、最深部に求める感情である。

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『ビビッドレッド・オペレーション』が始まる。
愛と情熱にほんの少しの、だがとても大切な悲しみを添えたアニメになる。そんな期待をしてしまう。それもとても美しいものである。今アニメほど大衆性を恐れずに作家性をもって作品を作る文化を俺は知らない。他の文化(音楽を筆頭に)が愛と情熱を叫んでもほとんど間違いなくどうしようもなく薄っぺらいものにしかならないが、アニメ、その中でも高村監督が叫んでくれるのであれば、『ストライクウィッチーズ』を作ってくれた彼であれば、その言葉に喜んで耳を傾けたくなる自分がいる。
その逆位相として『Luxury Problems』はある。エゴをむき出しにする音楽ならではの暗さと冷たさを全開にした、だが決してそれだけではないそのエゴなりの美しさも併せ持った作品。俺はこれを『ビビオペ』(『ビビパン』ではない)と並べる。
少しづつにじり寄る現実の悪夢。それをうち払うのはもはや『けいおん』やUSインディなどの適当な逃避などではない。もっと積極的な明るさを持ったアニメか、もしくは逃避などという度を超えたニヒリスティックでロマンチックな音楽である。"Up In The Box"のイントロから瞬間のブレイクの後響く重すぎるほどのビートは、間違いなくその答えの一つである。ライブに行きたい。
 

昨日言った通り今年のアニメのベスト10をやります。

1.ロボティクスノーツ
2.夏目友人帳 肆
3.さくら荘のペットな彼女
4.夏色キセキ
5.武装神姫
6.ガールズ&パンツぁー
7.アマガミSS+
8.TARITARI
9.ゆるゆり♪♪
10.エウレカセブンAO

クソアニメベスト5も。

1.ソードアートオンライン
2.フェイトゼロ
3.神姫絶唱シンフォギア
4.中二病でも恋がしたい!
5.輪廻のラグランジェ

まず今年はアニメがつまらなかった年だといえる。
平均レベルももちろん微妙だったし、ハルヒ→00→ギアス、スト魔女→けいおん→俺妹(けいおん、スト魔女の二期)→まどマギと例年名作といえるアニメを生み出してきた深夜アニメ枠であるが(ギアスと00は日5だが)、今年はそういう一大ブームを巻き起こすほどの作品が生まれなかった初めての年なのではないか。
むろん売り上げ的には例年に比べ全く劣ることはなく、むしろ一万越えがごろごろ生まれSAOやフェイトゼロに至っては三万近くという好成績を残しているわけだが、しかしまあ少なくとも個人的には今までの名作と比べるべくもない駄作であり、また客観的に見ても一部の熱狂的なファンという印象の方が大きい(まあスト魔女の方が圧倒的に一部の熱狂的ファンだが…そこは所詮個人ブログということで)。
何故か。
偶然で片づけてもいいが一応それなりに理屈をつけてみると、やはりバトルアニメの低迷ということが一つ言えると思う。
今年やったバトルアニメというとEVOL、アクセルワールド、AO、信奈、カンピオーネ、ホライゾン、K、コードブレイカー、これゾン、サイコパス、絶園のテンペスト、シンフォギア、SAO、ドッグデイズ、フェイトゼロ、めだか、モーパイ、ラグランジェというところか。
どうだろう。俺はひどいと思う。
自分で選んで驚いてしまうがクソアニメベスト5のうち中二病以外全部バトルアニメという。お前がバトルアニメ嫌いなだけやんけと言われそうだが別にバトルアニメ自体嫌いなわけではない。事実上で挙げたもののうちコードブレイカーとこれゾン以外大体見ている。その上でこれらは明らかにクソである。
逆に言うとバトルものでないアニメが今本当に強い。数も多いし質もいい。
つまりまあ乱暴に言えばどんどんアニメ界が繊細、軟弱になっていっているということだと思う。
作画を使ったド派手なアクションより細かい心理描写。かっこいい主人公より悩める少女。SAOの台頭はその反作用だとすら思う。つまりド派手でかっこいいだけのアニメ。シンフォギアも。
それは悪いことではない。それによる良作が多く生まれた。それが俺のベスト10である。
ロボノ、夏目、さくら荘、夏色キセキ、タリタリ。どれも昔のアニメにはなかったタイプの、ひたすら心理描写を重きに置いた作品である。
またこれらが2012年において大事な点として、主人公たちが傷つくということがある。
今までウケたバトルものでないアニメというとそれこそけいおんのようなひたすら女子同士がうだうだやってるアニメか、またはハーレム系というものが多かったわけだが、その対極に位置したのが去年も書いたがマリー率いる気合のラブコメ?軍団である。ただこれも去年書いたが彼ら(というかマリー)はエゴが強すぎてちょっとぐえー感が否めなかったのだが、先述した5作品はマリーほどグサグサくるほどでもなくかといってぬる過ぎてあくびが出るほどでもなく、実に今の深夜アニメとして丁度いい塩梅になっている。
特に夏色キセキと夏目。これらは本当に美しいバランスの取れたアニメだと思う。女の子四人ということでダベリ系日常アニメと思わせて実はそれこそ少女漫画よろしく個性豊かなキャラたちがぶつかり合いつつも結局仲良くなる青春アニメ。まあ作画がほんとーーーにひどかったのでそこは何とも言えないが、これがオリジナルということは目を見張るべき事実だと思う。
また夏目は原作ありだが原作がまた絶妙なさじ加減の暗さがあり、またそのアドバンテージを考慮に入れてなお演出力は本当にとんでもなかった。あれほど繊細な展開の味をひとつとして殺すことなく、むしろ120%にしてアニメにする手腕は恐るべきものである。大森監督には早くオリジナルアニメをやってほしいと思う。
タリタリ、ロボノ、さくら荘も、どれも主人公たちがしっかりと苦悩し、それを乗り越える。しかもそこで萌えやサービス精神が忘れられることもない。エンタメとしてとても強度のある、未来を感じる作品群である。
ただロボノやさくら荘は萌えの部分をしっかりやっているのに対しタリタリはそこが少し弱い印象があるのと、ロボノやさくら荘ほどの個性を感じずただのイイハナシになってしまったのが少し残念だったので順位は低め。逆に両親との絡みをかなりしっかりやったというのは好感が持てて、そこはロボノやさくら荘には無い個性だったなとは思う。もっと和奏のお父さんをうまく使ってくれたら…あの人はすごいいキャラしてたと思う。
ガルパンも方向性は違うが上の5作品と同じ部類である。心理的な苦難ではなくスポ根としてのハードルを当てることで話に強度をもたらす。そのハードルの作り方…つまり単純な意味でのシナリオの力が弱いなぁとは感じたが、いいアニメであることには間違いない。
逆にその狙いがうまくいかなかった典型例として輪廻のラグランジェがある。
まさにガルパンでいうところの戦車をロボその他SF的なギミックに変換すればかなり似たような構図になる。が、ガルパンとラグランジェの最大の差はバランス感覚の欠如だろう。妙にSF部分で欲を出したせいで核である青春部分がおろそかになり、またSF部分での腕もさしてなかったせいでどっちつかずの微妙アニメになってしまった。
ただこれは逆に惜しいともいえる。女の子だけの日常系アニメとロボアニメをもっとうまく融合できればそれはそれこそ2012年型のロボアニメとなれたわけで、試みとしては面白かったといえる(まあその試みは来季高村監督がやってくれるわけだが)。
そしてまあ…ラグランジェのSF部分に才能があったバージョンがAOといえるだろうか。
この時代にあそこまでしち面倒くさいSFロボアニメをやろうと考えるその心意気は尊敬に値する。ただ結局バランス感覚は破綻してるわけで諸手を挙げて賛辞するレベルでは決してないが、まあチャレンジングという意味で10位。
最後にアマガミだが、これはつまり男が死ぬ気で恋をする唯一に近いアニメということで入れさせてもらった。
笑えるのだがさっき言った「主人公が傷つく」というのはほとんど女の子の話である。今の時代アニメではなぜか基本的に女が傷つく。ギャグだと思って聞いてほしいが今のラノベ読者は主人公の男が傷つくと「作者にバカにされている」と思ってしまうらしい。どこまで保護されれば気が済むのか…そりゃ中二病やSAOがウケるわけである。
さくら荘もかなり主人公がボコボコにされるわけだがそれは夢を追う部分でなわけで、恋愛部分では相も変わらずハーレムである(まあそこがいいというのもあるが)。男が恋に夢中になるというシナリオを真正面から書いたアマガミというアニメは今の時代かなり貴重であり、瀬戸といいそういうのに弱い俺として7位に入れさせてもらった。
武装神姫はただ面白いから。ゆるゆりはギャグ日常系の完成形として。

総論。
去年俺は2012年に期待するものとして「けいおんのその先」と言った。
そして今年はその先というものの方向性は見ることができたなと思う。ただその質自体はさきほど言った通り微妙な部分もあるが。
つまり青春。日常ではなく。傷つくけれど楽しい青春。その傷つく部分を単純に部活動、夢、恋愛やロボなど様々な方法論で描いていくアニメが多かった。それはもう少し商業的な話で書けばバトルアニメが流行らない今必然的にそうでないものが増え、その中でさすがに萌えとエロだけに頼ってもしょうがないという人たちが上のようなアニメを作っていったというだけなのだと思うが、しかしそれは大事なことである。今のアニメの時流から離れず、だが自分なりの意地を通すという心意気。その根底こそ俺がそのアニメにはまる本当の理由である。
まあかといってその方向性の最高峰ともいえるものを去年アイマスという形で提示されてしまった手前さすがに脳みそぶっ飛ばされるほどの感銘を受けるアニメはなかったというのも正直なところではあるが(告白すると今年BD一枚も買ってません。ロボノはまだわからんけど)。
ただその中で唯一ホームラン級にぶっ飛ばされたアニメがあった。
言うまでもなかろう。エヴァQである。
凡百のクズSFなんぞ及びもつかないレベルの最上級のロボアニメでもありつつ、現代的な繊細さも決して失わず、何よりもしっかり萌えや燃えというエンタメを忘れないその精神。アイマスとは逆位相での俺にとっての完璧な返答である。
俺はヴンダーが宙に浮いたその瞬間ようやく気付いたのだ。今のロボアニメ、いやバトルアニメがいかにつまらないかということを。SAOでひゃあひゃあ言っている場合ではないのだ。ホライゾンなどゴミクズだ。今こそ戦わねばらならない。世界を壊す悪どもに、いかなる苦難が立ちはだかろうとも、死ぬ気で鉄槌を下さなければいけないのだ!

というわけで2013年に期待するものは二つ。
まずは上でいう「青春」アニメの完成形。つまりアニメとしての質も高く、萌えられてしっかりと話も面白いアニメ。
まあ難しいとは思う。まさかたまこまーけっと(笑)に期待するほどバカでもない。かといって今出ている情報でその候補となりそうなものもなかなか無い。今のところ特にめぼしいオリジナルの青春アニメが発表されてるわけでもなし、原作ありアニメだと微妙そうなラノベや相も変らぬ日常系四コマしかない。最初あの亀井さん監督ということで俺修羅に期待していたんだがどうやら原作が俺妹系らしいと聞いてこりゃ無理かなと思った。とりあえずさくら荘とロボノのラストに期待しつつ続報を待つしかあるまい(ちょっとフォトカノには期待してたりする)。
そしてもう一つはQに対抗できるバトルアニメである。
こちらは期待できそうである。まず!何よりも!ビビッドレッドオペレーションがある!
あのスト魔女の高村監督がA-1で描くガチバトルアニメである。何も恐れる必要などない。吉野なんぞもうただのタイプライターである。それ以上の役割は許さん。自分で「僕は壁です」とか言う辺り十分自認してるであろう!ただひたすらに期待だけをして待たせてもらう!
あとは翠星のガルガンティアと革命機ヴァルヴレイヴ(ヴ多いな)には少し期待している。
前者は虚淵だし後者も大河内と新人監督だし何とも言えないが、ギアス以降バカウケしたオリジナルバトルアニメって無いわけで、まあその後継者として期待する分にはいいんじゃないかなとは思う。ただ本当に今面白いとか作画とかよりも時流に乗るかとかバランス感覚とかの方がウケるのにも俺がはまるのにも重要なわけで、そこら辺はキャラデザや雰囲気を見るにどうも怪しいなぁとは思うが…でもやっぱり単純に面白いってのは大事だし。AOとかラグランジェみたいな無茶苦茶ロボものよりは面白いことを期待したい。
あとは錦織監督の続報。
なにせアイマスのあとQに原画で関わっていて、しかもQの主要スタッフである鶴巻さんと深い繋がりをもつ人物なわけで、これはもう期待するなと言う方が無理。この人ならクソ原作でもBD買う域に達している。
まあ単純にアイマス的なものをやってくれてもそれはそれですごい楽しみなんだけど、個人的にはそれこそ正しいガイナスピリットを継承したワクワク萌え萌えロボアニメをやってほしいと切に願う。アイマスもかなりヒットしたし次回は自分発案のオリジナルアニメをやってくれるのではないだろうか。とりあえず谷口監督のような音沙汰無しだけは勘弁してほしい。できればビビオペの作監あたりを手始めに!
そういえばというわけでもないが谷口プロデュースの魔法少女ものというものもあるらしく、それも楽しみ。ある程度以上の才人は何やっても大丈夫というのが俺の持論なので。

アニメの質それ自体は微妙な年だった。それは間違いない。
ただムーブメントがいったん去った後の静けさというか、SAOだのフェイトゼロだのがアホみたいに売れる中水面下での動きとでもいうようなものを感じ取れたとも思う。
来年何かが起きる。そう信じたくなる何かがある。
もちろんまどマギのような確信犯的なカウンターは起きないだろう。ハルヒやけいおんのようなエポックメイキングな作品が出るとも思えない。
だが、アイマスやスト魔女のような、わかりやすく革新的ではないがその実信じられないような力を秘めたアニメが生まれる可能性はあると思う。少なくとも電波女やワーキングのような質も個性もあるアニメは絶対に生まれる。これは確信に近い。というかそうでなくては困る。来年は俺も社会人である!それで今年レベルだったら精神疾患間違いなしである!いやだ!
今はとりあえずビビオペに期待しながらスト魔女二期のスタンダードボックスで年を越すとしよう。よいお年を!

年の瀬、秋アニメも大体放送終了。
というわけで2012年秋アニメトップ5を。

1.ロボティクスノーツ
2.さくら荘のペットな彼女
3.武装神姫
4.ひだまりスケッチ ハニカム
5.ガールズ&パンツァー

結局この5作品が変わることはなかった。
まあかなり楽しめたクールといえる。
各論。

1.ロボティクスノーツ

前回のブログ参照(http://u16n.3rin.net/Entry/199/)。
といっても色々地味だとか面白くないという意見もよくわかるんだけどね。作画もアレだし。
まあ1クール目は明らかに前哨戦なのでこれからかなぁと思いつつも、しかし2クール目は主に世界を滅ぼす悪との戦いになる(と思いきやメガミマガジンのインタビューとか読むに意外とキャラ回多めになりそうという話もあり不透明だが)んだろうがこの流れでそんなことされても感もあるし、もう正直普通にロボ作る話でいいと思うんだけどねー。
とにかくキャラがいいと思う。単体ではなく五人での絡みで。
スカしつつ後輩のフォローも忘れないイケメンカイ君と元気いっぱい向こう見ずバカヒロインのアキちゃん、有能だが童貞乙のメガネ君とちんまいかわいいジュンちゃんとぐへへなフラウ。素晴らしい。こう「バラバラだけど個性豊かな五人が一致団結して青春!」オーラがあって素晴らしい。TARITARIはこれくらいキャラに個性持たせなきゃダメだったと思うんだよね!かといってラノベみたいに出オチな適当キャラというわけでもなし。絶妙。
とにかく色んな意味で楽しみなアニメです。BD買う可能性があるのはこれだけ。点数づけしてた頃の言い方だと11点かな。とにかく作画がネックなのでそこでプラス2点よろしく!(しかし夏色キセキといい俺の好きなアニメは何だってこう近年稀にみるウンコ作画なんや)

2.さくら荘のペットな彼女

少し前のブログ参照(http://u16n.3rin.net/Entry/196/)。
といってもry!ほんとマイナス面はロボノとほぼ一緒!
さらに言えばこれは演出がほんとひどい。バカにしてんのかと思うレベル。こういう心理描写が大切なアニメこそ演出が大事なのに…長井って凄かったんだなとか何か当たり前のことを再確認。
ただあまりに(シリアスアニメとしての)演出がひどすぎて、逆に俺は実はこれギャグアニメなんじゃ?と思い始めた。
特に12話に顕著だが、大事なシーンでギャグのような演出を平気でする。それ以外でもギャグの色がかなり濃く、テンポも速めだし声優の演技もかなりはっちゃけている。
夢を追う若者たちという設定やマリー脚本という情報からとらドラのようなシリアスものになると勝手に想像していたが、どうもこれはどちらかといえば瀬戸のようなちょっとスパイスが聞いているだけのラブコメなんじゃないのか?…というかそうじゃないんだとしたらこのスタッフはちょっと外しすぎというか力不足の感が否めない。
前も言ったがとらドラより圧倒的にエロいし萌えるという事実はかなり重要で、それは皮肉でもなんでもなくこの作品の素晴らしいところだと考えているし、もし本当に基本的にはギャグアニメなのだとしたらそれはそれでかなり楽しいアニメになるとは思う。少なくともここ最近で類を見ないほど来週を楽しみにできる青春ものであることは間違いない。ちゃんとシナリオを凝っているが楽しさを重視している青春アニメというのはかなり珍しい。まさに古き良きラブコメといえよう。
ただまあ人が苦しむ姿こそ面白いと思ってしまう自分としてはそれでは少し物足りないかなとも思うが…一応期待していたい。というかここまでアニメ力低いと逆に原作買いたくなるわ。

3.武装神姫

特に言うこともないというか…ただただ楽しかったね。毎週。
結局ほとんどの回が作画しょぼかったのは残念だったが、そのバカ楽しいシナリオは一度も外すことはなくそこは素直に賞賛したい。
おにあいもそうだがこういうアニメって大事だよねほんと。今は日本のエンタメ業界エゴ真っ盛りでアニメはそれも例外じゃない。もちろんアニメの場合そのエゴを広げていく努力をしてるから一概に同じとするのはよくないけど、それでも明らかにつまらんエゴがたまたまヒットする視聴者が多かったという理由でヒットしまくる今、こういうエゴゼロサービス精神満タンのアニメは普通に楽しかった。

4.ひだまりスケッチ ハニカム

今回は主軸に三年組の卒業というものがあり、それがいい感じにスパイスになってて良アニメになってたと思う。
何が偉いかというと、その扱い。
今までの日常系にもそういう別れの描写というものはあったわけだけど、ひだまりとそれらの違いというのは卒業後というものを学校生活と地続きに考え、リアリティをもって見据得ているというところ。だからしっかり進路の話もするし、何より別れというだけでなく新たな旅立ちという意味での明るい書き方もちゃんとする。
それは「いつかは離れ離れ」的なベタで薄い書き方でなく、オリジナリティもあるし両面的で面白い。特にみやちゃんの対応…決して湿っぽく泣くのではなく、明るく祝って応援してあげようという姿勢は他のどのアニメでもないもので、別れの悲しみというものが逆説的ににじみ出てくるようで素晴らしいなと思えた。
まあそこまでべた褒めするほどの話でもない気がするが、ゆるゆりとこれを見て本当に日常アニメは先がないなと思ってしまった。これ以上はその二つかけいおんのパクリになるだけだろう。あとはもう見た目日常系なだけのしっかりと話がある四コマ漫画とかに期待するだけか…琴浦さんみたいな。といっても日常系の数もだんだんと減ってきているようだし別に俺がわざわざ言うようなことでもないか。とりあえずひだまりは三年組卒業まではぜひやってほしいなとは思う。

5.ガールズ&パンツァー

面白いとは思う。
キャラもかわいいスポ根も楽しい作画もいいギャグもそこそこ。現代流萌えアニメとしての完成度はとても高い。
が…俺としてはしょせんけいおんとおお振り足して二で割ってスト魔女まぶしただけでしょ?としか思えない。楽しいのは当たり前だが新しくはない。シナリオ面での個性もない。突飛な設定も全く活かされていない。戦車じゃなくサッカーじゃだめかな?野球なら?バスケでは?結局吉田玲子とはその程度だったということだろう。
アクタスの新興とは思えない素晴らしい作画やCG技術(グラフィニカという会社のおかげかな?)、水島努の小粋なギャグセンスや演出を感じさせない演出はまさに上質の一言ではあるが、まあ言わせてもらえばだから何だということだ。
売れるだろう。売れたらしい。どうでもいい。そこには今クールベスト5に入るほど面白いというそれ以外の何もない。それ以外に必要なものがない人には面白いだろう。それはそれでいい。それだけである(神姫との順位の差は思い入れとスタッフの愛、そして周りの熱狂具合において)。


あとはとなりの怪物くん、おにあい、リトバス、とらぶるダークネスくらいか。
怪物くんのアニメ力は圧倒的の一言。まさにさすがブレベ。イクシオンサーガと同じアニメ会社とは到底思えない。ぜひこのスタッフで他の面白い少女漫画をアニメ化していただきたい。でもたっつんは抜きにしていいよ!
アニメ力でいえばとらぶるも負けてはいない。作画面で少し劣っているが、演出力はマジで今クールベストに近いレベルだと思っている。特に8話はなかなかどうしてエロアニメ作るのにこんな頑張る必要あります?!と大槻さんに問い詰めたくなる。あと岡さんの超絶美麗萌え絵も素晴らしい。
リトバスは…まあどうせ話は大詰めまでクソだからそれはいいとしてキャラが好み。綾奈ゆにこのオリジナル回は絶品。もう全部オリジナル回でいいんじゃないかな!
おにあいは主人公と妹が素晴らしかった。基本的に押せ押せヒロインは好きなのだが、すごいクールにそれを避けてるふりして実は妹の事大好きな主人公というのも本当に素晴らしい。ぐへへ。あと二人の声優も今後に期待。逢坂氏は来季結構出るようなので要チェック。
暇があったら絶園のテンペストも見たいなぁ。どうやら二期からはラブコメらしいので。

まあなんだかんだ楽しかったクールだと思います!
最後の最後でようやくまともにアニメを楽しめたかな。今年の春と夏はマジで泣きそうなほど不作だったので安心しました。
どうやら来季はとても期待できそう。ロボノとさくら荘が終わるって時点で楽しみなのにそこにヴィヴィオペが加わるわけで、まー大丈夫でしょう!ワクワクしながら年を越すとします!
とその前に明日今年のアニメベスト10でもやろうかなと思っています。今年のキーワードは青春!お楽しみに?

エレキングの年末号を買った。

悔しいがやはり読んでて面白い。特に野田さんタナソー三田さんががっぷりよっつ激論交わす老害座談会は素晴らしかった。ロッキンオンのパーマ・ヴァイオレッツを巡った粉川さんと山崎さんの対談も面白かったが、やはり主義主張の違う人たちが「俺の主張こそ正しい!」と信じて戦う座談会は面白い。特にコードの鳴らし方で喧々囂々唾を飛ばす場面はこれぞ音楽評論!ととても笑いながら感心した。
それに引き換え青二才座談会のつまらなさといったら。
自分の感性との差とか聞いている音楽の差とかの問題ではない。単純に「金を払わせるために喋ろう」という意識が皆無すぎる。ニコ生のクソダベリじゃねえんだから。「私はこれがいいと思いますー」「えー俺は駄目だなーあれがこうでー」「そうですかーまあわかりますけどー」馬鹿じゃねえのか。暇か!編集部の喫煙所か!誰もヤニ吸わなそうだが。倉本さんは結構老害側っぽいんだけどなぁ(と思ったら30オーバーのようだ)。橋元さんがあまりにも優等生すぎる。ぬぁにがスタンドアローンコンプレックスじゃアホか。どうせならジュリア・ホルターをイナイレのキャラで例えるくらいの離れ業みせんかい!
しかしまあ感性としてはやはり青二才側というか、最近の若者の細分化具合はもうしょうがないのかなーと思ってしまうときも多々ある。
昔友人とまどマギの話をしたとき「アニメで初めてカウンターが起きた!」と感動した俺に「そういう発想恥ずかしくないの?」と冷ややかな目を送られたことをよく覚えている。
今のアニオタに深く根付くのはレジュメやカテゴライズへの不信である。その愚かさを笑うネットの声はとても多い。好きなもんは好き。嫌いなものは嫌い。それ以外に何がいる?そういう態度ばかりである。まさに僕らは偶然聞いている…なんぞ偉そうにタイトルをつけているが、もうそんなもの珍しくもなんともない。若者の通底概念である。「それすら音楽評論の多くが理解してないから敢えてつけた」?それはただ自らの優越感と若さゆえの視野狭窄である。それこそロッキンオンですら完全に自覚のもとだ。だからこそ山崎洋一郎はいみじくもビートルズなんてものを今更表紙にしてみせるのだ(泣)。
もちろんそういう共通項を持とうとしない態度こそが今のアニメ文化の豊潤さの理由でもあるが、しかし故に各作品同士のファンは交わらず、戦わず、遠巻きにバカにしながらファン同士で面白くもない話を延々していくだけである(それこそ青二才座談会のように)。特に今年のような革新的な作品がないような年ではそれは嫌というほど顕在化する。『ソードアートオンライン』ファン、『氷菓』ファン、『モーレツ!宇宙海賊』ファン、『ガールズ&パンツァー』ファン…どれもいい作品ではある。確かに一定層のファンがつく理由はとてもよくわかる。だが…つまらない。面白くない。そこには戦おうという気概はない。新しいものを作るという信念もない。それこそ本当に「ただ自分がいいと思う作品を作るだけ」という悲しい諦めだけがあるような気がしてしまう。
仕方ないのかなとは思う。カテゴライズとレジュメも一歩間違えればそれこそドラマや邦画のようなターゲット向けコンテンツへと成り下がるだけである。それを避けかつ意識的にカテゴライズを横断するクレバーさは特に日本ではあまりに難しい。それよりはひたすら各々が作りたいものだけを作り、それを見たいものが見て、買いたいものが買う…そんな単純で清潔な需要と供給こそ現代流ポップカルチャーなのではないか…そんな意見の正しさに勝ち目のある言葉を持ち合わせているわけではない。
だが、そこでしょうがないといえるのだったら青二才座談会を素直に楽しんでいる。

『ロボティクス・ノーツ』が素晴らしい。
何がしたいのか全く分からない。
『TARITARI』のような青春もの?だがやたらSF的設定が出てくる。じゃあ『シュタゲ』?にしちゃ無難な部活動パートが多すぎる。なぜ題材にロボ制作を選んだのか?しかも無駄にリアリティばりばりなのか?かといってそれを利用して苦難を皆で乗り越えるものでもない。11話に至ってもいまだチームワークと呼べるものが成りたたない。そしてどう考えてもその青春部分とSF部分がつながる流れがわからない。わかりやすく盛り上がれるシーンもなかなかない。これでは確かに「地味すぎる」という批判もわいてくるだろう。
だが…どこか期待してしまう自分がいる。
そこには何もかもがある。青春があり、友情があり、愛があり、ロボがあり、SFがあり、ドラマがあり、もちろん萌えもある。先鋭さも備えつつ、ノスタルジーもある。そう、どこかの誰かに向けていない。わかりやすい特徴も見る人を拒むエゴもない。かといって誰でも書けるようなものというわけでもない…不思議な作品だと思う。
それは細分化されたすべてに応えようとして中途半端に終わってしまった失敗作にも思えるが、俺にはもっと美しいものに見える。どこにも収まらず、でも明らかに今でしか成り立たない2012年型のアニメ。
大体にしてまず1クールすら終わっていないし、作画もIGお得意の週ごとキャラデザ変化は健在だしそれを抜きにしても単純にひどい。グロス受けだと信じたいレベルである(演出それ自体はそこそこのレベルなのだが)。まだBD予約はしていない。これから箸にも棒にも掛からない凡作になる可能性は多分にある。
だが、エレキングのジジイどもが叫ぶ腑抜けた日本人表現者への罵倒に同意しつつもジェイクバグや快速東京にも今いち乗り切れず、かといってもちろんピッチフォークやそこらの暇なインディ至上主義どもが崇めるサンアロウだの何だのを聞いても「暇だなお前ら」としか思えず、仕方なく延々アイマス曲を聞きジェイムスブレイクのシングルを買い集める悲しい音楽生活を過ごす今、その愛と楽しさと辛さと難しさ、過去に憧憬し未来に期待するアキちゃんと過去に呆れ未来を諦めだがあきちゃんにだけは何かを期待するような目を向けるカイ君の二人を見ていると、アニメがあってよかったと何かバカみたいな感想すら抱く始末である。

友人は「アニメなんてもうどうしようもない」と語る。
スト魔女とアイマスがあればいい。「アニメ」というものに期待しない。自分に当てはまる奇跡が起きたときにそれを享受するだけだと。
特に今年は本当に不作と言っていい年で、2006年から何だかんだ名作といえるアニメが毎年生まれてきた深夜アニメにおいて初めて皆がこれと認めるものが生まれなかった年だといえる。自分としてもロボノを友人に勧めたいとは思えない。アニメに期待しなくなるその気持ちもとても理解できる。
現実はいつだって厳しい。社会人になる翌年に俺もアニメに期待することをやめるかもしれない。少なくとも今よりずっとアニメが自分において占める割合は減るだろう。音楽なんてアニソン以外聞かなくなってるかもしれない。それは社会の必然である。
しかしそれではロボノには会えなかった。アイマスにだって会えなかっただろう。だったら何を糧に生きていくのか?恋愛?友情?飲み?食事?ゴルフ?麻雀?仕事?ギャグにすらならない。
少なくとも今俺は「アニメ」に期待している。洋画より邦画よりドラマより、邦楽より洋楽よりUKインディよりUSインディよりダブステよりヒップホップより何より。客観的理由だってある。思い入れだってもちろんある。これほど楽しい表現媒体の恐らく黄金期に出会えた幸運は、ロックという死に体の文化に今更はまってその歴史を知った今なら十二分に理解できる。音楽というとても広いフィールドをできる限り探検し、そして日本が置かれている状況に絶望した今なら、そんな嘆きの声で溢れた老害座談会を見れば嫌と言うほどよくわかる。
俺に言わせれば青二才側はただ「自分の好きな音楽」を楽しんでいるだけである。「音楽」そのものに期待しているのではない。いかなる文化だろうが隅々まで探せば自分が楽しめるものはあるに決まっているのだ。文化の形とはそれを多く支持する表現者に現れる。だから野田さんはRCサクセションで泣くのだ。「支持するものの多寡など意味を持たない」なんて、「文化に期待するな」と言っているのと同義である。なら金を取って音楽誌など作らずブログでもやっているがいい。
先述した通りそういう人がとても多いのは知っている。ロックはまだ(勘違いも含め)レジュメとムーブメントに勤しむ人間が多いが、アニメにおいてはもはや「アニメ」に期待している人などほとんどいない。自分がたまたま好きなものがアニメなだけ。好きなアニメだけを見る。何度も言うようにそれは悪いことではない。だが、俺は違う。
アニメは奇跡的に現在支持するものの多寡がその作品の質と重なる文化である。アイマスもスト魔女もけいおんもきっと後世に語り継がれていく作品である。『ロボティクスノーツ』も『ヴィヴィットレッドオペレーション』もそうなると信じている。それを社会の必然と諦めて捨てるのはあまりにももったいない。
そんなものは若き日の幻想だと笑うかもしれない。事実人生全てを趣味にかけていた若人が仕事に忙殺されそれを失っていく話なんてそこらじゅうに転がっている。そうなっていく人たちを何人も見てきている。それは非難されることでは全くない。人生のよくある選択である。
今言えるのは何が何でもアニメを見ていくと固く決意すること、そしてロボノは面白いということだけだ。ロボノを見てほしいとはそれほど思わない。ロボノを批判する人に強くいえる何かはない。だが、ここから何か生まれるとは思う。スト魔女やアイマスを偶然作って終わるのではない。これが成立するアニメという土壌はこれからも俺たちを揺さぶる何かを作ってくれると、俺はそう信じている。

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