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はい早速一月抜かしましたねー!
ディスクレビューやったから許してねー!
というわけでよかったアルバム、曲を色々言っていきます。
1.地獄の沙汰も君次第 - 地獄の沙汰オールスターズ
素晴らしかった。
今アニメ業界を襲う邦楽勢だが、こいつは一味違う。
なにせ作詞作曲がYour Song Is Goodである。今のモンキービジネスじみた邦楽のやつらとは一線を画す良心的なグッドミュージックコレクティブ。
つーわけでもちろんアニソンだからって勝手に合わせてバンドで鳴らしただけのJPOPなんかやるはずない。音の鳴りから構成からリズムから何まで全て完全にユアソンである。多分楽器も全部ユアソンが自ら弾いてるに違いない。
それが無理にならないのはやはり原作のサブカル臭さというのもあるだろう。
あのJxJxがキタエリの声にディレイをかけたのを聞いたとき、声優たちとミュージシャンがなんのてらいも無く仲良く「君次第!君次第!」と叫ぶのを聞いたときの俺の感動。わかるやつなどおるまい。どうでもいい。
なんぞポスト渋谷系のクソどもが似非ポッパー引き連れアニソンをただの邦楽の一部にしようとしてる中、そんなの知ったこっちゃないやつ等がそんなん知ったこっちゃないやつ等と仲良く歌うこの姿にアニソンの未来は見ないけど輝きは見る。
2.happy bite - 八九寺真宵
「きみはいつもふしあわせをしあわせにひっくりかえしながら どこにいても見つけてくれる気がしてる」
「君がからかって困らせる何気ない幸せを ちょっと怒ったふりをして噛みしめてる」
「昨日の涙が全部今日の笑顔になり 明日が来ちゃう前に」
泣くわ!
殺す気か!
なぜこの曲が劇場版のアイマスのラストではなかったのか。
似たような曲だが圧倒的に違う。
最っ高である。
3.First Love - 宇多田ヒカル
何かハイレゾらしかったので買ってみた。
かっこいいなー。TLCのベストも借りてみたけど遜色ない。すごい。
ただTLCが90年代初頭からで宇多田のこれは98年か。まあパクるのにちょうどいいくらいか。
特に"甘いワナ"のファンキーさは異常。Pain it Black!
4.愛してやまない音楽を - andymori
これは名盤という言葉以外思いつかない。
本来であれば間違いなくディスクレビューすべきなんだけど、まじめに素晴らしさを語るにはちょっとこの作品のレベルが高すぎる。
"革命"→"クラブナイト"→"光"→"ボディーランゲージ"→"グロリアス軽トラ"である。
"andyとrock"→"僕が白人だったら"→"MONEY MONEY MONEY"→"Sunrise & Sunset"である。
ライブ盤だから…というだけでない。この時期のライブ盤だからこその小山田のボーカリゼイションは、鬼気迫るだとか胸を打つだとかいうつまらない次元を超えた叫びである。
小沢健二のスピリットを持つ日本のロックバンドは今こいつらだけかもしれない。
本当に音楽的な意味でパンクなロックバンドは今こいつらしかいない。
ソウルでポップでパンクでロックなのは日本ロック史上…ブルーハーツ?
アホ臭くなってきた。聞いてほしい。
ちなみにもう一つのライブ盤は買わなくていい。疲れ果てたのか小山田がじゃがたらの『踊り明かそう日の出を見るまで』B面の江戸アケミみたいになってる。
最後に"ボディーランゲージ"での一節を。
「もう一回ボディーランゲージ 適当でもボディーランゲージ ひとつにはなれない僕等の選んだ悪あがき」
以上!
恒例のベスト5いきます。
1.ニセコイ 12点
2.未確認で進行形 10点
3.東京レイヴンズ 9点
4.世界侵略~謀略のズヴィズダー~ 9点
5.とある飛空士の恋歌 9点
各論
1.ニセコイ
見れば見るほど思うのは、何で俺これはまってんだろうということ。
いや実際山場はまだまだ先であり、この段階では確かに原作からしてただの3流ラブコメなのは間違いないし、一応2クールということでその山場まではいくだろうから評価を固めるのは尚早というものなんだが、にしたって何度見てもちっとも引き込まれない。むしろ粗が目立ちまくってげんなりすることも一度や二度ではない。
もちろん漫画とアニメという表現の差、キャストやスタッフの腕など色々要因はあるが、責任転嫁を是と出来るほど原作が面白いかといわれたら間違いなくノーだろう。むしろアニメスタッフはかなり真摯にアニメ化してると思う。
でもBD買った。
キャラがかわいいから。
ブヒれるから!
それだけ!
かわいくないと思う人はもう切っていいと思います。
2.未確認で進行形
動画工房はすごい。
こんなに綺麗なアニメをこう何度も作れるアニメ会社が今他にあろうか。
作画力もさることながら、演出も本当に素晴らしい。
特に最終話小紅が白夜を迎えにいくまでの、小紅の寂しさを表現したパートは美しいの一言。全体的にBGM控え目だったりギャグのテンポもぴったりだったりと、スタッフ部分の力量はこれ以上望むべくもないというほどだったと思う。
またキャストもよかった。特に紅緒。彼女の演技なくしてこのアニメのギャグは語れまい。ぜひ他でも活躍していただきたい。
ただスタッフキャスト陣がよかったからこそ、原作の力不足が気になった。
うんつまんないね。ブヒれるとは思うけど。
こういう素晴らしいスタッフにはその能力が如何なく発揮されるストーリーのある原作をあてるか、オリジナルアニメをやらせるべきだと思う。その作画力をただブヒキャラのブヒポイントをブヒれるために使うというのはあまりにも惜しい。
ツイッターでも書いたけど、次は岡田麿里と組めばいいと思う。なんとなく。
3.東京レイヴンズ
久しぶりにアクションアニメで面白かったように思う。
まあこの原作者結構なベテランらしいのでそりゃ今時な俺TUEE系とは違うに決まってるけど、ラノベでまともにエンターテイメントしてるってだけでそこそこ評価したくなるほど珍しいから。
いやとは言いつつも色々適当というかよくわからない設定およびプロットも大いにあった。作画も頑張ってるとは思ったけどいいとはいえなかった。あとキタエリが全く活躍しなかったのはひどかった。
でもね。とりあえずこういうなんとなーくでも楽しめるバトルラノベアニメが増えていってほしいもんだ。何かオリジナルのバトルアニメって面白いの少ないんだよな。若さが足りなくて。オンビシビシソワカーとかいっちゃう感じ大事だよね!痛さは強さ!
4.世界侵略~謀略のズヴィズダー~
前半はよかったんだけどなぁ…。
後半に行くにつれてよくわからない回が増え、何かどうでもいい設定とか人間関係とかが目に付き、まともに解釈しようと思うほど面白さがあるわけでもなく、とりあえず見ているうちに都知事が怪物になって倒して終わってた。
ステレオタイプから外れたことをやろうとしてる感じはすごく好きだったしもっとうまく、いやせめてもっと長くやってれば面白くなったとは思うんだけど…なーんてたらればいってもしゃーないね。
多分監督はもうやりたいこととりあえずやりたかっただけなのかなと思ったり。それにしては脚本も全然関係ない人だったりA1に結構推させてたりと腑に落ちないところが多いけど。
5.とある飛空士の恋歌
面白かった。
話は。
作画というか映像への変換処理がドヘタクソすぎてふざけんな。
これを京アニが作ったらマジで一万超えたんじゃねえのって思うよ。
まあでもとりあえず主人公四人組のブヒれ度はニセコイに匹敵するレベルなのでキャスティング含め本当によかった。特にイグナシオ!超かわいかった!あとアリエルも。ラストやばい。ストレートやばい。あのままカルエルとセックスとかしてたらちょっとBD候補だったかもしれない。このあとクレアは力の暴走でキチってて傷心のカルをアリーが寝取るみたいな話があったらすごいわくわくする!無いよね知ってる!
おとなしく原作買えって話なんだけどああいう派手な話ってアニメで見たいんだよね。いやあんなクソアニメ化なら確かに原作見たほうが絶対いいのはわかるんだけど。
今録画してたアニメ一覧を見たらこれ以外に見てたのいなこんとのうりんとWCWだけだったという衝撃。
いなこんはブヒれた。でもめんどくさい話いらなかったと思う。
のうりんはぶっ飛んだギャグと何か妙にリアリティのあるシリアス話のバランスが好きだった。
WCWは…つまんないけど面白い不思議な感じ。
見るもの減ってきてるのはアニメ業界のせいなのか俺のせいなのか。
春楽しみだなぁ。個人的に楽しみなのは…と思って一覧見たら何だこれ多っ!
とりあえずジョジョ、メカクシ、マンガ家さん、ブラックブレット、デートアライブ2、シドニアの騎士、ピンポン、セレクタなんとか。多いやん!いけるで!
最初に踊ってばかりの国を見たのは黒猫チェルシーのライブの前座としてだった。
『All de Fashion』のレコ発だから2009年あたりか。そのときはまあよくあるサイケバンドかなぁ位の印象しか持つことはなく、記憶にもほとんど残らなかった(あとスヌーザーのインタビューで「俺たちは黒猫チェルシーみたいな懐古バンドとは違うんで」みたいなことを言ってたのもマイナス点だった。呼んでもらったライブに出ておいてそういうことを簡単に言う不義理は嫌いなので)。
その後エレキングでかなり取り上げられるようになったのには驚いたが、確かにこういうサイケバンドはエレキングの好みでもあるだろうし、野田さんもオウガといいこんなんを頑張って誉めそやさなければいけないなんて大変だなぁなんて大きなお世話を焼きながら、特に興味も持たずに最近まで過ごしてきた。
そんな折、つい最近用事があって新宿に行くことになり、失敗しない生き方に興味を持っていた俺は『常夜灯』を買うために行ったタワレコで、彼らのインストアライブを偶然見ることになった。
驚いたのはそのボーカルの瑞々しさだった。確か俺が前に見たときはかなり変な(毛皮のマリーズみたいな)声だったのだが、うまくなったのか俺の記憶違いなのか本当に綺麗な声質でとても驚いた。
決してドラマチックではないがすこしだけ感傷的なメロディの美しさ、それがアコースティック編成だったのもあるかもしれないが楽器もあくまでボーカルを立てる控えめだが上手な演奏で、気づけば引き込まれて俺はレジにこの作品を持っていった。
果たして『踊ってばかりの国』には、まさにそのインストアライブで味わうことのできた美しさがしっかりとパッケージングされている作品だ。
以前のサイケバンド色はどこへやら(といっても他の作品は聞いていないが)、アレンジも曲構成も全くもってよくあるロックバンドのそれである。
参照先としては60sあたりのロックンロールを基本としつつ、直線的なグルーヴは90s邦楽のようでもあり、"いやや、こやや"のようにサイケ色をはっきりと見せる曲もある。
ただこのアルバムは、リズムやアレンジで魅せるようなアルバムではない。
ボーカルの下津が書く歌詞とメロディこそが、この作品を特別なものにしていると断言できる。
「話を終えよう 僕は変わらない 何を言われても君よりはダサくない」
「123と歩幅を皆合わせて フォーマルスーツ着込んだこの町の働きアリ」
「世界のせいにするなよ いつも君が悪いんだろう この町に罪はないだろう ノータリン」
何一つ言い訳のないただ尖った言葉の数々は、今の邦楽のどこにもないものだ。
"セシウムブルース”や"東京"、"踊ってはいけない国"などかなり社会的な言及をする歌詞もあり、本当に自由に書いているんだなということがよくわかる。
ただ自分としてはそのような歌詞よりも、"サイケデリアレディ"のような悲しみと諦観と怒りと愛が合わさった歌詞のほうが心惹かれる。
そう、彼らは怒りをそのままで表現しない。
美しいメロディと声に乗せて歌うのだ。
そのメロディは特異なものではないが実直で心に響く。おとぎ話やソウルフラワーユニオンのような良質な邦楽インディの系譜を継ぐ感覚がそこにはある。
また、ボーカルの美しさは特筆すべきものだろう。
まっすぐ歌いながらどこか飄々としているその歌唱はどこか宮本浩次や奥田民生を思い出させ、高音にも伸びがあるしたまに見せる忌野清志郎じみたソウルフルな絶唱も鬼気迫るものがある。ギターやドラムもむやみやたらと騒ぎ立てるのではなくひたすらにボーカルに寄り添いその素晴らしさを際立ており、かといって適当に弾いているだけというわけでもなくいいバランスだ。
まさに歌のアルバムといえるだろう。
ハイライトは物悲しさの漂う"サイケデリアレディ"からの"それで幸せ"だ。
ゆっくりした三拍子にアコギのストロークから楽器が少しずつ加わっていくという日本バラードのクリシェ導入から、今まで強い言葉を並べていた下津がサビでひたすらこう繰り返す。
「明日あなたに会う それで幸せ」
ひたすらにそれだけを繰り返し、そして最後にファズギターが炸裂する。爆音の中やはり下津は叫ぶ。それは怒りのあとの幸せであり、空虚だがリアルな言葉だ。
ドラマチックで情感的な曲構成は今までのどの曲にもなく、だからこそドラマを信じないニヒリズムの上で何かしらの意味を持って鳴り響く。
余談だが、歌詞を見るためにグーグルで「踊ってばかりの国」で検索しようとしたら、検索候補に「踊ってばかりの国 2ch」と出た。
それほど人気だったのかとスレをのぞくと、そこにあるのは「下津は不倫してる」「平賀さち江とヤってる」「そのあとはきのこ帝国の佐藤だ」というような、醜聞とすらいえないようなレスばかりだった。
下津は「この国は踊らされている」という。
俺はむしろ決して踊らない国だと思う。
何が起きても焦らない。地震が起きても原発事故が起きても、人が死んでも奇跡が起きても戦争が起きてもそれが終わっても、決して感情的にならず、踊らされずに冷静沈着でいる。いや、冷静なフリをする。そして怒り笑い踊るバカを冷笑する。
まさに「踊ってはいけない国」というやつだろう。
その中で彼らは貴重だ。決して叫び声をあげるのではなく、アジるのでもなく、まるで愚痴かギャグかのように不満をを吐露し、違和感を表明する。
インストアライブは盛況だった。決してロックオタクではなさそうな人たちも興味をもっていた。
彼らの歌があればきっともう少し先にいけると思う。エレキングがもてはやすのは間違いなくその社会性にあるんだろうが、そんなところに収まらずもっと今のような無責任な、日常的な社会批判のスタンスを守っていってほしい。
そして彼らの飄々と酔っ払い歌う姿を見ていると、心配ないかなと思える。
昨日の睡魔との戦いを教訓にぐっすり寝て午後四時ごろに新木場に向かう。
途中死ぬほどの腹痛に結構時間ぎりぎりになりつつも、何とかギリギリ間に合った。
というわけで最初はYouth Lagoon。
暇だから買った新譜がまるでMGMTのあるべき姿のようで予想以上に良く、今回の中でもかなり期待していたんだが、まさにそれに応えてくれた素晴らしいパフォーマンスだった。
今のMGMTのダメなところにベタさからの逃げがあると思うんだが、逆にYouth Lagoonはもう驚くほどにまっすぐなセンチメンタリズムがあった。
本人の鳴らす綺麗なピアノの旋律や強く歌い上げる声にもあるんだが、バックバンドの力強さもその一役を担っていたと思う。バッカンバッカンフィルを叩くドラムやここぞというところでファズをかけるベースはその楽曲の壮大さ…というより力強さとでもいうようなものをとても強く表現していた(逆にもうちょっとギターは暴れてよかった)。
この妙なポップさとでも閉じこもった感じはほんの少し川崎で見た神聖かまってちゃんを思い出した。あそこまでキチガイじゃないが。
次はWarpaint。
最初はなんか適当な雰囲気バンドでつまらんなーと思ったんだが、「Ready to Dance?」と言ってからのサイケダンスナンバー目白押しはとても良かった。
ベースがぐいぐい来てるのがいいね。あとこういう骨太なグルーヴの上ならハーモニーも素直に綺麗だと思える。
まあ正直サイケ色もっと薄くてもいいんじゃねとは思うが楽しくはあった。
そしてThe National。
Youtubeでしこたま上がってるライブ映像を見てその熱さは十二分に知っていたんだが、いやはやここ日本のフェスでも大変素晴らしい情熱ライブを繰り広げてくれました。
個人的にビビッと来たのはギターとブラス。一本調子に見えて実は意外とアゲ方のうまい楽曲にここぞというところでバカンと鳴らすギターの爆音と高く鳴り響くブラスが渾然一体となって迫りくるとボーカルの超テンションにも説得力が出てくるというか。
彼らはよくUSインディの良心と言われているが、なんというかきっと日本でいえばエレファントカシマシやフラワーカンパニーズのようなバンドなんだろうなと思った。俺が全く興味を示さなかったところも含めw
でも素晴らしかったと思う。こういうまっすぐなパフォーマンスっていいよね。
しかしこういうインディフェスに来ると、ほんとこんなん日本で売れるわけないよねっていうかやっぱサマソニとかフジっておかしいなと思う。興行的にはほんとこのサイズがちょうどでしょ。
「このフェスができてからサマソニいかなくなった」という人もいるらしいが、そりゃそうだよなぁって思う。騒ぎたいだけのバカに混じって必死にソニックステージに籠るくらいならこっちに来てゆったり楽しむだろ。
俺はサマソニのごった煮感は好きだけど、洋楽はこれから1DだのEDM系以外はどんどんこういう風に縮こまってスモールサークルオブフレンズ化していくんだろうな。
二週間前にBAYCAMPに行ってその開放的に見えてすごい排他的な邦楽の空気を浴びてうーんとなったが、でもここが居心地いいかと言われれば違って。
もちろんホステスはいいことしてると思うけど、やっぱり最初に受けたおハイソなインディフェスという印象は拭えなかった。次はAdeleとかArctic Monkeysとかを呼べるような器の広さを見たいね!
が、なんと今回はわが心のバンドMogwaiが出るということで速攻チケットポチー。
…といいたいところだが実は先月まで迷っているうちに1日目チケットが売り切れてしまいしょうがなく2日通し券を買うことにして、どうせ見るならと他のアーティストをチェックしているうちに存外楽しみになって当日には結構ウキウキで新木場に向かった(雪さえなけりゃもっとウキウキだったんだが)。
まず全体の雰囲気としては、印象通りほんとおハイソというかインディ臭半端ない。
まあでも某クラブ系フェスに行ってそのバカ騒ぎだけしたいオーラにドン引きした自分としてはちゃんと全アーティストしっかり見るその姿勢はいいなーと普通に思った。というか探せばいるもんだねえインディロック好きって。なんだかんだコーストパンパンだった。
音響ももちろん最高。転換もなかなか素早く待ちきれないということは全然なかった。
ゆったり休むスペースがないなーというのはちょっとマイナスだったが外雪だからしょうがないね。本来であれば外で休むんでしょうけど。
あと幕間に流す映像もよかった。変な広告よりはHostessが扱っているアーティストのPVを流してくれたほうが楽しいし、所属アーティストの楽屋風景は凄いほんわかした。雪だるま作るErrorsとか。指相撲するCHVRCHESとか。リンゴ食い競争するTemplesとか。「好きな日本食は?」と聞かれて「ギョーザとラーメン」とすっとぼけた回答するMogwaiとか。
というわけでインディロック主体フェスとしてなかなかいい雰囲気でした。
んで肝心のアーティストのほう。
まずErrors。
ようつべで見たライブまんまですね。いやそりゃそうなんですけど。
シンセの強烈な音圧は気持ちよかったけど曲としてはなー。うーん。
でもニッコニッコしながらドッカドッカ叩くドラムはかわいかった。何でドラマーが一番愛想いいんだ。
次にAsgeir。
一聴James Blake!?と思ったがまあいい感じにソフティケイトされてていいんじゃないですかね。
ひたすら黙って渋めのエレクトロニカな曲やって最後に人気曲ぱっとやって盛り上げて一言「サンキュー」とだけ言って帰るのはなかなかかっこよかった。
ただちょーっと優等生すぎるかなー。もう少し個性を出してもいいと思うが…いやでも聞き込んだら意外といいかもな。なかなかいいライブしてたと思います。
次Daughter。
CD通りのライブだなぁと。
ちょっとそのまま過ぎたかな。もう少し暴れてくれてもよかったと思う。誠実にライブしたということもできるとは思うんだけど。
まあフロントマン二人がめっちゃ萌えたけどね。超照れながら喋る女ボーカルの人いいですね。
もうちょっといろんな曲やってくれたらなと思った。特に最後の曲みたいなアゲ系のやつね。
次CHVRCHES。
サマソニでその面白さは拝見済みだが、やっぱり変わってなかった。
まあなんか小慣れてきてるなーとは思ったけどそりゃそうだよね。安定しててよかった。
つーかバスドラの音圧が異常だったんだけどなんだありゃ。気持ちいいといえば気持ちいいが結構バランスが大事なアーティストだからあれはちょっとやりすぎ感も。
まあでも今日出たアーティストで一番まっすぐポップだったしやっぱシングル曲は楽しかった。
最後。
Mogwai。
最高。
もう2曲目の"Rano Pano"でスチュアートががっと鳴らしたギターの音を聞いて「うわーモグワイだこれー!」と圧倒された。
フェス単独いろいろで音がでかいバンドを散々見てきたけど、もうこのただでかいだけじゃない気合一閃のディストーションがもはや気持ちいいとかそんな次元をとうに超えた感情通達手段として美しいとしか言いようがない。
フェスだからか何なのか最新作からの曲は控えめで、ディスコグラフィから万遍なく爆音曲を演奏。"Helicon 2"とか"ExCowboy"とか結構なレア曲を聴けたのが嬉しかった。
そして最新作から"Remurdered"でまるでダンスミュージックのようなアゲ方をした後恒例の"Batcat"。いやーもうほんとなんていうか最高。ビッキビキのメタルファズが気持ちよすぎて死ぬんじゃねーかっていう。
そして何よりアンコール。
"Auto Rock"でじわじわ盛り上げてから"Helicon 1"の綺麗な爆音で締め…と思ったらバリーが弾いた最後のルートコードをすっとマイナーに変えていくうちに他が楽器を交換し、ズドーンと"We're No Here"。やばいなんてもんじゃなかった。
何がやばいって俺が最初に見たMogwaiのライブがまさにコーストで、そして最後の曲が"We're No Here"だったんだから。
あの時と同じく最後はスチュアートとジョンがエフェクターいじりでノイズを響かせて終わり。ジョンはかなり長い間いじってて最高だった。
いやーほんとMogwaiのライブは外しませんなぁ。雪の中必死で来てよかった。
ただこれは完全に自分のせいだけどどうも集中力が持続せず、途中眠気に負けてしまう部分が多かったのが反省点。
とにかく全部見ようという貧乏性が悪い。
明日はねらい目のYouth Lagoonから見ることにします。では。
10 | 2024/11 | 12 |
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好きなアニメ:
パトレイバー劇場版2.瀬戸の花嫁
好きな音楽のアーティスト:
モグワイ,スピッツ
好きな漫画:
宮本から君へ,ガンスリンガーガール
好きなラノベ:
イリヤの空,UFOの夏