いう人に言わせると，萌えアニメに恋愛なんていらず，true tearsみたいなものはオナニーでしかないという。
うーん…個人的には恋愛ものは基本的にリアルに書いたほうがいいと思っていたのでそういう意見は意外だった。友達の話によればとらドラも，最初の方普通に大河やみのりんに萌えてた人たちが，後半ドロドロになるにしたがって「なんだこれ！期待してる展開じゃない！」と離れていったという…。
もちろんいろんな意見があるべきではあるが，しかしけいおんみたいなのをかけば「話が無い！」といわれ，true tearsやとらドラのようなものをかけば「オナニーだ！」といわれ…大変だ今のアニメつくる人は。

結構前から骨太なBL作品を探している。
どうも男の自分から見るとBL作品というのは眼鏡鬼畜や学園ヘブンのようにギャグを狙ったとしか思えない設定の上でただひたすら男同士が乳繰り合うぬきゲーレベルしか思い当たらない。
しかしそんなことはないはずだ。エロゲもギャルゲも最初はそんなレベルだったとしても，気合ある天才たちがその中で単純に表現物として面白いものを作ってきたからこそ今エロゲがエロだけではなくなったわけで，それなりに成熟してきたBLゲー市場でもそろそろ男の自分がうなれるものができてくるのでは…と踏んで探しているのだ。
いや，別にBLじゃなくたっていい。俺も男同士が絡むようなものは一方がほぼ女…つまり男の娘だったりしないと厳しい。
しかし男と女の視点というのは（性的な事ではなく）かなり違う。今オタク界にある女性のかいた表現物を読んでいると，その（男の俺から見て）新鮮な視点にはいつも感動させられていて，そしてこういう視点が男のもの書きにもできてこないものだろうか…といつも思っていた。
そして女のオタクにおけるもっともディープ（だと自分では思っている）であるBLゲーから，そういう視点を存分に生かしたものが出てこないか…と考えているのだ。
しかしどうもその気配は無い。薄桜鬼は少しいいなぁ…と思ったがしかしまだまだ甘い（乙女ゲーだし）。早くBL版だーまえ，奈須が出てこないだろうか…。

ナムコは凄いなぁと思う。
ゆめりあの頃から萌える３Ｄに目をつけ，皆がリアル系３Ｄに逃げる中一人技術を発展させて，ついにアイマスで大ヒットを飛ばした。
ドリクラもそうだし，ゼノサーガⅠもそう。新作ＲＰＧも大体リアル系とは違う３Ｄで戦っている。（まあ売れてないのが問題だけど…）
テイルズオブヴェスペリアはその頂点といっても過言では無いだろう。
あれには正直驚いた。シンフォニアの頃からその試みをみて愕然とし，無駄だからやめろ，ドット絵でいいじゃないか，と思い続けて数年，ついにテイルズはやり遂げた。あれは十二分だろう。下手すればアニメよりもかわいいかもしれない。藤島が何ぞ袖がどうとか裾がどうとかやたら文句つけてたが，顔であのレベルなら御の字だろう。
ＳＯ４をやって思ったが，やはり萌え絵をリアル系３Ｄで表現するのは厳しいものがある。テイルズは一日の長を生かし，あのトゥーンシェイドモデリングを追求してＩＧの力を必要としなくなるまでになってほしい。

今日は幸せだった…。
ｱﾏｶﾞﾐのゲームの名シーンを見て，そのあとゆかなつながりでアビスのスキットでティアのかわいさに死にかけ，とどめにけいおんで麦ちゃんにホームラン級の萌をくらい…。
もうゼミもレポートも院試もぜーんぶどうでもよくなりそうだ…はぁ…アニメ最高。
明日はスト魔女だ。備えねば。

今の少年漫画の凋落が激しい。
それこそ中学生のころからサンデーマガジンジャンプを買っている身分としては，やはり嘆かわしいといわざるを得ない。まあジャンプはいいとして，マガジンサンデー…特にサンデーのひどさは信じがたいものがある。
昔からオタク向けといわれ，それこそうる星やつらから萌えを支えてきたこの雑誌。
だからこそ今…という気持ちとは裏腹に，中途半端で絵のレベルの低い萌えが連なり，まだマシといえる神のみぞ知るセカイやハヤテのごとくはくだらないシリアスに毒されてその勢いを失っている。結界師も最初はようやくまともな組織の戦いをかける人が…と思ったらどんどん地味さを増していき，悪い意味で少年誌らしくなくなってしまった。天才あだち充や西森博之は連載をやめ，せっかくあのふざけた犬夜叉を終わらせた高橋留美子もどうも昔のパワーを発揮しているとはいいがたい。
しかし，マガジンはエロに，ジャンプは燃えに逃げた今，やはり今こそ本領を発揮してほしい。とりあえず絵だ。それこそエロマンガ家でもいいからまともな萌え絵師をつれてきて，子供たちに萌えを教えてほしい。