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ここは管理人u16の趣味雑記をのせたブログです
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#7 - Psysalia Psysalis Psyche

Psysalia Psysalis Psycheが解散したという。
http://ro69.jp/blog/japan/67724
Iceageでのライブレビューでも書いたが、邦楽の中でかなり期待していたバンドだけに残念でならない。
TVKのmutomaで新人紹介で明らかにイカレ具合の違うPVが流れているのを見て興味を持ったのがきっかけ。
そのあと近くのタワレコで最初のEPがやたら推されており(9mm×ミッシェル×ブランキーとかいうトンデモPOPがやけに記憶に残っている)そこそこ期待していたところでホラーズを邦楽解釈したような1stにやられ、そのツアーファイナルに行くほどのファンになった。
ただそのあと6枚連続シングルとかやり始め、うーんなんかアート臭いなぁと敬遠してしまっていたのも事実だ。Iceageでのライブで演奏していた楽曲陣は全く1stと遜色なかったがそれでも何となく2ndのこのアルバム「#7」を買う機会がないままずるずるとそのツアーファイナルが終わってしまったが、まさかそのまま解散とは…。
それを機に買うというのもある意味冒涜ではあるが、許していただきたい。

基本的には1stと路線は変わらない。
グランジに影響された荒々しいパンクを根底にやたら凝った曲構成の上でネオゴス、ポストパンク、シューゲイザーなど最近の洋楽を地味に取り入れ、最終的に邦楽らしい美メロをのせる。一見とても面倒で頭でっかちに聞こえるかもしれないが、リズムも強くメロの才能もあり、ポップさを捨てているような印象は持たない。
1stとの違いといえばよりパンクになったところだろう。全体的にノリのいい曲が多い。
高速四つ打ちにトースティングで盛り上げる"21st Century Massacre",1stの"Midunburi"を思わせる、展開が多く疾走感のある"lemon pop"、やけっぱちのポストパンクダンスソング"my dinosaur"、少し悲哀のあるリフと間奏からの爆発がPPPらしい"deco-chang"。ここまでの四曲は完璧と言える。
そして五曲目の"the united stetas of psyche"。
"Lonesome Valley"に近い、速くも物悲しいメロソング。本当にこのバンドは、音楽の参照方法に目が行きがちではあるが、地力のメロ力もとても高いなと感じさせる名曲である。
「ユナイテッドステイツ どこまでもいける ユナイテッドステイツ 一人でいれば」
この一文は今見るとどこか暗示的に思えてしまう。
そこからは参照点を重視した楽曲群が続く。まあこれはこれで嫌いではないが…ポップとアートとパンクを素晴らしいバランスで混ぜている前半に比べると少し劣る印象である。
何にせよそこら辺に転がってるメロだけの視野狭窄クズ邦楽バンドなど及びもつかない、素晴らしいバランス感覚に富んだアルバムである。初期衝動に満ちたEP、深い世界観を持った1stと合わせたセットリストをぜひ聞きたかったと思う。自業自得ではあるけども。

今の邦楽は、どれほどかは人によるとして、いい状況ではないというのはある程度真面目な音楽リスナーなら共通認識だと思っている。
なかなか「アルバムを買いたい!」と思わせるアーティストは少ない。もちろん1,2曲ならおっと思わせる曲を書くバンドはいっぱいいる。だが、アルバムを買うというのは、そのアーティスト自身、つまりあらゆる音楽的側面に加えバンドとしてのアティチュードにも魅力を感じるものでなければならない。
そこにいくとあまりに邦楽のバンドは「いい曲を作って演るだけです」というつまらないバンドが多過ぎる。andymoriや黒猫チェルシーももう少しそこら辺に魅力を感じられるようになってくれないと、新譜をツタヤで見かけたら借りる程度の評価だと言わざるを得ない。
Iceageの前座、完全にアウェーのフロアに向かって彼らは、怒りと苛立ちをあらわにしつつ、モニターに足を乗せ暴れるように演奏していた。媚びるでもなく篭るでもなく、まさにパンクバンドとして魅せられるにふさわしい素晴らしいパフォーマンスだった。
パンクの心を持ちつつ、ポップさを捨てないバンドは邦楽では本当に少ない。彼らはその一つだった。ぜひ音楽活動だけは続けていってほしいものだ。その時は自分も応援しよう。
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自分は小学生の頃からほぼ欠かさず三大少年誌(ジャンプサンデーマガジン)全てを買っている(ちなみにモーニングとスペリオールも買っている)。
うちの親がその頃買っていて、読んでいくうちに自分がはまり、親が買わなくなったあとも自分で買うようになった。
そういうわけで三大少年誌についてはそれなりの愛着はあるし、一家言も持っているつもりである。
が、意外とその話で盛り上がれる相手というのは少ない。
昔は結構読んでいる奴もいたが、最近はジャンプですら限られた漫画以外話が通じないことが多い。まあ正直なところ売れなくなるのも納得な凋落ぶりを三誌とも見せているとは思うので別に残念ではないのだが、しかし全ての漫画が見る価値がないというわけでもない。
ここではあえて三大少年誌での面白い漫画を挙げていこうと思う。

1.ハンター×ハンター
とか口上たれといて一発目これかい!と思われそうだが、さすがにこれを挙げないで他を語れない。
私的に最もハイレベルなバトル漫画と思っている。
福本も真っ青なとにかく尋常じゃない頭脳戦、しかしここぞという時に決して忘れない少年漫画心。そして何より全漫画界トップクラスといっても過言ではない漫画力。「これ以外少年漫画は読まない」というのも納得してしまうまさに至高の作品といっていい。もし少年漫画という色眼鏡で忌避している人がいたら、ぜひ読んで欲しい。そんじょそこらの大人向け漫画なんて比較にならないほどの知略を冨樫は持っている。
とまあ誰でも書けそうな美辞麗句を並べてみたわけだが、あえて自分なりのハンターハンターの凄さを少し述べてみよう。
自分が冨樫が本当にすごいなと思ったのは、蟻編のラストだ。
蟻編のラストは、これでもかというほどセンチメンタルかつエゴイスティックに書いている。なにせ黒塗りセリフのみでほぼ全編である。これほどまでに前衛的な演出がそれでも少年漫画として成り立つのは、まさに今までの盛り上がりあってこそといっていい。
が。なんとその最後でもう新章が始まるのだ。
しかもまーったく湿っぽさはない。まるで何事も無かったかのように始まっている。
これは…なかなか出来ることではない。凡百の漫画家なら、何年もかけて積んできたシナリオ最後の盛り上がりをあまりにも自分の思い通りの完璧な演出で締め、その余韻に浸ってどうでもいいイイハナシとかよくわからんポエムとか書き連ねてしまうところだ。いやむしろそれすら許されるほどのハイレベルなシーンを冨樫は書いた。
しかし冨樫は、ジャンプ漫画としてかどうかはわからんが、はーい終わりじゃ次ねーとばかりにすぐに次へ移った。
これは俺の推測でしかないが、冨樫は蟻編ラストシーンに全く感動していないんじゃないだろうか。
もう完全にエンタメとして、読者のために「ほらこういうシーン好きだろ?」くらいの、それこそ海辺で死体を抱え泣き叫ぶなんて馬鹿げたシーンと同じような感覚で冨樫はあのシーンを書き、クリエイターとして何の感慨もなく単純に来週への仕事として次章へ繋げたのではないか。
もちろんこれは批判ではない。むしろここまで冷静かつ広大な視点に立っている漫画家がどれほどいようかという話だ。その冷徹な視点があったからこそ、あそこまでのシーンを書けて、しかもきっちりエンタメとして成立させられるのではないか。ある意味で秋山瑞人氏と同じ匂いを感じる。
エゴ満載の漫画が大流行りする昨今で、あそこまでの才能を持ちつつエンタメに徹することができる冨樫の高みは末恐ろしいと言わざるを得ない。

2.ニセコイ
なんかいきなり真面目な書き出しになってしまったので、次はもっと単純なやつを。
これは最近のジャンプラブコメ攻勢の一つとして連載が始まった、まさに王道ど真ん中と言えるラブコメ漫画である。
どのくらい王道かは今から書くあらすじを読んでくれれば理解していただけると思う。
「ヤクザ組長の息子として生まれた主人公は、ある日抗争が絶えなかったギャングの娘と、和平の証として恋人のフリをすることになる。だが主人公は昔から想っている少女がおり、彼女に勘違いされないように、だがヤクザやギャング、そして彼らが送り込む刺客たちに決してフリがバレないように、苦難の日々を過ごすことになる」
お分かりいただけただろうか。なんの捻りもないただのラブコメである(実はひと捻りあるのだが今のところ全くその捻りは功を奏していないので端折った)。
むしろこれに反応しない奴はラブコマー失格といっていい。単純なラブコメに飢えていた自分にはまさに天恵とすら言える漫画だった。
しかもこの漫画、絵が非常に可愛い。単純なイラストとしても十二分なのだが、何より漫画としてのキャラの書き方がここ最近なかなか見ないレベルで生き生きとして可愛らしい。とらドラのコミックを書く絶叫氏が近い。電撃系萌え漫画によくある絵としては可愛いが漫画としては微妙なものとは対極に位置している。
ギャグもなかなかキレがあるし、キャラの作りもとてもギャルゲ然としていて(金髪傍若無人ツンデレと黒髪清楚系ドジッコと男装男口調乙女とかマジベタか!ナイス!)、萌えをちゃんとわかっている人が書いていることがよくわかる。
これはぜひ、今の深夜アニメ…その中でもハーレム系ラブコメとかにときめいている人たちに読んでいただきたい漫画である。決して損はしないと思う。一読お願い申し上げたい。

3.BE BLUES! ~青になれ~
サンデーの凋落ぶりといえば最早話題にするまでもないほど有名だと思うが、まあ実際のところ面白くない。
クソ漫画をダラダラ続けさせたり、才能ある作家に巡り合ってもろくにプロデュースしなかったり。間違いなく三大少年誌で最も編集が無能な雑誌だろう。
しかし逆に言えばある意味で作家に優しいとも言える。今回挙げる漫画「BE BLUES」,その作者田中モトユキはサンデーで何度も連載をし,そのほとんどがぱっとせず,何だかんだで打ち切られていった漫画家である。恐らくジャンプだったら即刻影も形もいなくなっているだろう。
しかし今回のBE BLUESは,なかなかどうして面白い。
最初はよくある天才が雑魚を引っ張って頂上目指すサッカー版メジャーかと思ったし,実際そうだったのだが,なんとその天才主人公が事故で大怪我をする。そこまで聞いてぱっと思いつくのは大体「爆弾を抱えて本来の力を出す時間が限られてしまうがその短い時間を上手く使って勝っていく」というシナリオだろう。
だがこの漫画は違う。そこが面白いところなのだが,何とマジで才能がぶっつぶれ,結局普通に上手い程度の選手になってしまうのだ。
また面白いのが,そこで腐ったりへこんだりするような主人公でもないというところだ。もちろんただの明るいだけのバカかでもない。きっちり苦悩しているところも書いて,それでも必死に前を向き,死ぬ気でリハビリをし,謝る友達にも明るい笑顔を見せ,ただただサッカーへの愛情を胸にひたむきに進んでいく。それ以外でも大きな障害は何度も立ちはだかる(敵やチームメイトとの確執,留学など)が,決してへこたれることなく戦う。
そうして,その才能ではなく,必死に努力する姿に胸打たれ,チームメイトもどんどん成長していく。結局単純と言えば単純なのだが,丁寧に描いているのでしっかり感動できる。実はメジャーもそうなのだが,ぱっと見平々凡々なスポ根と見せかけて意外と凝っているという漫画がサンデーは好きなのかなと思う。
もちろん画力も見劣りする事はない。基本的にキャリアを重ねた漫画家に画力面であまり外れはないというのは漫画の常識である。勢いのある絵はサッカーに合うし,個人的に女の子が結構可愛いのがプラスである。
また,サッカー描写も結構リアルで(試合中の台詞は短く一言,選手の思考をだらだら書くこともないし,戦術での勝負はちゃんと脇にいるサッカー通おじさんが解説してくれる。ぶっちゃけジャイキリよりよっぽどしっかりしてる),なかなか見ごたえがある。
まあかなり地味な話なのでお勧めしにくいが,「いいスポ根が読みたい!」という方にはこれとマガジンのベイビーステップをぜひお勧めしたい。

4.はじめてのあく
サンデーお勧め漫画第二弾。
まあこれもラブコメ…というべきだろうか。正義の味方と悪の手先が企業化し大手の就職先となった世界で,ヒロインの家に悪側の御曹司である主人公がホームステイし社会体験する…という何か意外と面白そうな設定ではあるが,はっきり言おう。この設定,全く活かされていない。
明らかに後半バトル展開になりそうで実際そうなるのだが,この作家バトルを書く才能が欠片もない。バトルが展開されていた時期は本当に読むのが苦痛で,もう切るか…とすら思っていた。
じゃなんでわざわざ…と言われそうだが,面白いのはさっきも言ったようにラブコメ部分だ。
主人公は兵器開発者であり,色々なお騒がせアイテムを作っては騒動を起こしたり,騒動をアイテムで解決したりする。ToLoveるを男女逆転させたといえばかなり通りがいいと思う。
面白いのは「男女逆転させた」という所で,今時こんなおバカキャラを男主人公にする時代錯誤っぷりが逆に新鮮で楽しい。もちろんご他聞に漏れず熱血キャラでもあり,変人主人公が学校の皆を色々なイベントに巻き込んでいくドタバタギャグというのは昔は典型的なキャラ配置だったわけだが,今ではこういうバカ男が男にウケないのでとんと見なくなってしまった。そんなものを連載させる辺りがさすがサンデー編集というか…。
しかしこの漫画女の子が可愛い。処女作から「この作家ゲロつまんねえけど絵は可愛いな」と思っていたんだが,ようやくそれを有効活用する気になったらしい。ドタバタギャグに萌えは必須である。そこらへん本人も自覚はあるようで,ヒロインはあからさまにツンデレだし,巨乳に唯ちゃんみたいなキャラに山田にクーデレにメイドロボまで出てきて今いつの時代かわからなくなってくるほどのキャラ構成である。
色んなキャラがドタバタ起こしてそれでも恋に部活に勉強に学園生活をしていくラブコメ…といえば,何となく読みたくなる人もいるんじゃないだろうか。古きよきサンデー漫画というか。神知るすらバトルしていくこの時代に,一つはあってもいいかなと思える漫画である(ちなみに今はバトルしてないで,完全にギャグに徹している。ようやく強みを作家が理解したらしい)。

5.ベイビーステップ
次はマガジンから。
先ほどもちょっと名前を出したが,テニスのスポ根漫画である。
どういう話か…といっても,あらすじとして特筆する点はほとんどない。強いて言えば主人公がナヨい文化系だということくらいだが,そんなのは今時いくらでもある。それ以外はもう,ひたすらに努力して戦って勝ち抜くスポ根漫画である。
面白いのは,その描写の仕方だ。
とにかく細かい。リアル。面倒。テニスの知識はほとんどないが,これはかーなりガッツリ勉強取材して描いてるのではないだろうか。これを読んだ後テニプリを読むのはかなり厳しい。もうそこまですると少年漫画的に勢いなくなるんじゃないの…?というくらい大マジでテニスを描いている。
それだけではない。勝負師としての思考もものすごくぎっちり描いている。これを読むとテニスって頭脳戦なんだな…ということがよくわかる。裏の裏の裏を読んでその裏をつく,だが相手はその裏をーみたいなのの延々繰り返し。ここまで緻密に書かれると逆にハラハラドキドキできる。
画力もある。…まあ今時の人にウケる絵かといわれると微妙だが,デッサンやパース,背景に効果の入れ方などの漫画としての地力が非常にしっかりしている。まさにオタクでない人も楽しんで読める,健全かつしっかりしたスポ根漫画といえよう。

6.AKB49
さて。最後である。
もし今まで紹介した中で一つ薦めるならといわれたら,迷わずこれを選ぶ。
ツイッターをフォローしている人なら俺がよく呟くので知っている人もいるんじゃないだろうか。
正に名前のとおり,AKBを題材にした漫画である。
前田敦子に憧れてAKBの研究生になったヒロインを援護するため女顔の主人公が女装して同様に研究生になり,そこで芸能界を成り上がって行く,言うなればアイドルスポ根である。
これでどういう話を想像するだろうか。
同じ研究生と切磋琢磨し健全にトップアイドルを目指していく?
ときたま可愛く綺麗なAKBのメンバーが出てきて主人公達をサポートしてくれる?
あくどい他会社のアイドルが出てくるけどスーパーなAKBたちになす術もなく敗北していく?
AKBのプロパカンダ?
間違いではない。
だが,決してそれだけではない。
BDを買っている身としてあえて言おう。
これは,アニメアイドルマスターで描くことができなかった,アイドルの競争社会における戦士としての側面を書いた,超熱血漫画である。
まず,あらゆる全てに対する描写が全く情け容赦ない。
AKB研究生も,選抜も,そのファンも,何もかもしっかりと描いている。
研究生は大いに足を引っ張り合い,選抜メンバーの汚点はがっちり話に入り込み(リアルで流れた恋愛沙汰のニュースを普通に使ってくる),ファンはキモオタ扱いされてるわ研究生をガン無視するわ前田敦子に罵倒浴びせるわろくな書き方をされない。
主人公達は全く優遇されない。もう書くのがばからしくなるくらいの苦難が立ちはだかる。まさに芸能界は,AKBは戦場である事を一つとして隠さずに作家はその苦難を書いていく。それも決して誰か悪役がいるからということではない。この世界に961プロなど存在しない(近い奴はいるけど)。システムとしての競争社会,そこを生き抜く主人公達の姿を克明に書く。
また凄いのがその書き方である。
もうとことんシリアスなのだ。シリアスすぎてある意味バクマンいう所のシリアスなギャグみたいになってる。やってることはただのアイドルなのにどこの戦争漫画だよってくらいの煽り文句がバシバシ飛び交う。舞台装置が壊れたくらいで世界の終わりみたいに書く。ただの熱湯風呂バトルで丸々一話使う。どこからその熱量出てくるのと聞きたくなるような熱さが全体を覆っている。
それをよく表しているのが,この漫画における秋元康という存在である。
もうこの人に関してはいちいち説明するより語録を書いていくほうがいいと思う。
(熱血主人公達とと話した後)タバコを吸う→側近「タバコはおやめになったのでは?」→「たまにはいいだろう?綺麗な体でいるには,ピュアなものに触れすぎた…」
「チームKが団結力No.1といわれる所以はそのステージにある。調和と自己主張の境界線を行くショー!それはただのダンスと呼ぶには余りに荒々しい…16人の少女が起こす台風だ」
「今日のオーディション,前田敦子が来るらしい」→側近「え,敦子さんが?なぜですか?」→「知らんよ。彼女はまるで猫だ。…今日のオーディション,荒れるかもな。猫は,鼻が利くという」
「金が目的なら無難にレコ大歌手の歌詞でも書いていたさ。 オレは"時代"を作りたいんだ」
これでも極々一部である。彼が登場するときはだいたい大文字で名言を吐いて去るくらいである。この漫画の無駄なシリアスさを体現しているようなキャラだ。
他にも前田敦子がファーにグラサンでいきなり主人公超罵倒したり主人公は骨が折れてもダンスしたり研究生が他人のファンを谷間見せて奪おうとしたりなぜか初音ミクのPが曲作ったり工事現場で仕事してその珍しさからSNSで流されるようにしたりとまあもう何がしたいんだかよくわからないくらい大真面目にアイドルスポ根している(ちなみに最新話ではヒロインが男と仲良く写るプリクラ捏造流失事件が起きてる)。
断言しよう。AKB0048より絶対面白いと思う。なぜこれをアニメ化しなかったのか…マリーにこれほど合う原作もないもんだが。アイマスを見てぬるさを感じた人はぜひこれを読んでいただきたい。

各誌から二つずつ選んでみました。
意外とオタクは少年誌読まない気がするので,深夜アニメガンガン見るような人にも同志が欲しいなと思って書いた。といっても今の三大少年誌が読まないともったいないほど面白いかといわれると全然そんなこともないが,昔から追ってるみとして一応レペゼンしとこうかなーと。最近少年誌からのアニメ化多いし(まあろくなもんアニメ化されないけどな…めだかはともかくなんで黒子とエリアの騎士。ぜったいウケないだろう)。
もし少しでも興味を持ったら単行本を買ってみてください。少年誌は単行本安いしね。
書くことないので最近見てるアニメとか漫画とかゲームで「このカップリングなら三時間妄想できる!」というものを列挙してみようかと思います。
多分に…というかもうほとんど妄想なのでそういうの受け付けない人はぜひお戻りください。「はぁ!?んだそのカップリングなめんな!?俺の妄想の方が最高だわ!」って人はガンガン受け付けるよ!カモンベイベ!

1.伊御×つみき(あっちこっち)
手始めに今期のアニメから。
ブヒれるねー。ツンデレ(?)猫耳ロリと朴念仁イケメンのコンビ。基本だね!基本だよ!だが基本こそ奥義!古今東西誰もが認めるナイス組み合わせ!
その中でこのカップリングが得意なところというと…やはり伊御君の無駄というかアホとでも言うべきイケメンっぷり。なにせ「明日の君は今日より綺麗だよ」ですから。要するに恐らく校内全生徒が認める有名なイケメンという設定なのでしょう(いや別にそんな描写ないけどそうじゃなかったらイタすぎる)。それほどの化け物イケメンを幼馴染にもち、恋心を抱きつつ素直になれず、でも甘えてしまうロリ…いやー鉄板!グー!頭身低くて性的妄想がしにくいのがちょっと難点かな。

2.ジュード×ミラ(エクシリア)
テイルズはカプ厨御用達アニメといえるほど分かりやすくカップリングができるが、意外と主人公とヒロインのカプはがっつりくるもんがなかったりする。
が、これは素晴らしい。ジュード君はよくあるナード系主人公なんだけど、イケメンで超頭良いというのがポイント。サブイベントとかで「いい人っわかってていい人やってる」と称されるそのなんか性根の見えない人柄は逆にイケメン度アップでいい。
そこにミラという、ある意味めちゃくちゃ男らしい信念と力を持つスーパーウーマンを持ってくるという技。ひとつ間違えると古臭いキャラになりがちだが、若い女性にすること、そして食いしん坊属性や巨乳、ちょっと天然など上の設定と違和感を感じないレベルでのよくある萌え属性を混ぜることで単体のキャラとしてもナイスにしている。
しかもジュードと絡ませるというのがまた憎い。処世術に長け気配りもできるがそれゆえ親しみにくいナヨイケメンにおっぱい正義漢天然女子を混ぜると、そこに出来上がるのは基本的にミラの方が押せ押せだけどいざというときはジュードがテクニックで攻める的なブヒブヒである。もうベッドの中とか絶対医学部直伝のスーパーテクでウブなミラ様ボッコボコやろ!アカンで!てか絶対ジュードってあの看護婦とヤってたと思うんだよね!やっぱナヨ野郎はテクないと面白くないよね!誰に言ってんだ俺!

3.真×雪歩(アイドルマスター)
次は百合方面で。
まあ王道中の王道カプで、ちょっと捻る人なら真は美希と派かもしれないけれど(そして実際俺もちょっと前まではそうだったけど)、最近考えを改めた。
やっぱり雪歩の可愛さに気づいてなかったんだね俺は…もう誰よりも弱々しくて、あの特有のたっかい声で「ごごごめんなさいー!」と謝りまくるその姿は何ともいえないかわいさ。それを守ってあげられるのはやはり真だけでしょう…(意外と千早もアリかなと思う今日このごろだけれども)。
なにせ男嫌いにイケメン女なわけですから渡りに船と言えるわけで、雪歩としても真にガンガンアプローチかけてるのはアニメだけ見てもよくわかる。真としてはやはり女性らしくふるまいたいんだろうけど、思わず雪歩を守ってしまい、余計雪歩の心を掴んでさらに雪歩に迫られる…というこの微妙な感じ。グー。
雪歩の腐女子テイストもさらに妄想を誘うよね…絶対真の夢小説とか書いてるって。「真ちゃんちょっとこの服着てっ!!」「ええ!?いきなりどうしたの雪歩!?」「いいから早く!ファー超似合う真ちゃんかっこいいいいいいいいい」「そ、そうかなぁ…」「千早さん!!」「な、何!?」「千早さんはこっちです!これ着てこういうポーズとってください!そうじゃなくてこう!そうもっと密着して!きゃあああああああああああああああああ」みたいなね!普段は超おとなしい乙女なのに突然豹変で受け攻め逆転的なね!
でもやっぱ真の本領は攻めだとも思ってるわけですけど。イケメンパワー全開の無理やり押し倒す感じが真に合う(もちろんそれが真の本心でないことも含め)。だからミキマコ本が好きになれないんだよな…だいたい真が受けなんだもの。自分に自信が持てず、「どうせ美希ちゃんが好きなんでしょ?」っていう雪歩を壁際に追い詰めて、「本気で言ってるの?それなら…誰が本当に好きか、教えてあげるよ…」と言いながら顔を近づけて…あーだめだ頭おかしいわ俺。

4.エリオ×前川(電波女)
王道が続いたのでちょっと変化球を。
本編ではほとんど接点がない二人ではあるが、そういうのも無理やりくっつけるのがカプ厨の基本である。
前川は結局丹羽くんに惚れちゃったけど、個人的にやはり前川さんはイケメン女子というポジションでみんなの恋愛事情を見守る的位置にいてほしかったなというのがある。背が高く髪がショートで男口調(声優も中性的な感じだし)とヒロインキャラにしてしまうにはイケメン条件が多過ぎるんだよな…まあだからこそヒロインとして萌えるってこともあるんだろうけど。丹羽くんが全くイケメン属性がないのも俺のカプ精神に火をつける要因でもある。
将を射んとすればまず馬からの精神でエリオと仲良くなろうとおもった前川さんが「まえかわー」とすててて近寄るエリオに心奪われナデナデしてしまう姿…想像に難くないのではないか?そしてそれを見てちょっと悔しがるリューシさん!「どうしたリューシ、君も撫でられたいのかい?」「りゅーこやっちゅーに!」的なね!むしろこっちが正史だろう!あんなヘタレ小僧よりどう考えても前川さんの方がエリオの隣にいるにふさわしい!よし今からタイトル変更だ!電波女とコスプレ女だ!女しかいねえ!それでいいわ!

5.三橋×安倍(おお振り)
もちろんホモも許容範囲内である。
最初はよくあるヘタレとヤンキーの仲良し話かと思いきや、最近明らかに受け攻めが逆転してきているのが面白い。どんどん成長していく三橋に対し、阿部君の精神的な弱さがにじみ出てくる。
特に美丞戦で安倍が三橋の手を掴んだのはとても萌えた。完全に三橋大好きじゃないですかヤダーブヒブヒ。
はー絶対だんだんチームメイトに打ち解けていく三橋を見てどこかつまらない気持ちを抱くんだろうなー阿部君。んで三橋に八つ当たりしてそこでようやく想いに気づいて顔真っ赤にするんだろうなー。んでそういう気持ち持たれることに全く慣れてない三橋は全然気づかず自分が悪いと思って下手に出まくるんだろうなー!んでさらに阿部君のイライラは加速して「いい加減気づけよ!!俺がお前のこと好きなんだよ!!」的なね!ねーな。んなあざとい流れぜってぇしねえなひぐちアサ。もっと地味で面倒くさい方向に持ってくに違いない。それはそれで!
ひぐちアサの書くものすごく面倒くさい男の子たちは非常に好感が持てる。さすがに腐女子向けアニメのキャラは造形が適当すぎて萌えないんだよね…もっと真面目に考えないとダメだよ!届かないよ!俺に!

6.トゥルーデ×坂本(ストライクウィッチーズ)
公式でもかなりカップリングを推してるスト魔女。その中でもあえてかなりの変化球を選んでみた。
この二人俺の中でどういうつながりかと言うと、どちらもイケメンだという点だ。つまり信念を持つ軍人で、男らしく強い。間違いなくこの二人は、軍人としてとても強いシンパシーを感じ合ってると思う(そういう描写は本編では見受けられなかったけども…)。軍人としての生き方において、この二人にしかわからない部分というが間違いなくあるのではないか。
そしてそれは恐らく坂本さんを愛する二人、ペリーヌやミーナにはわからない。あくまで二人は女性であるから…男性的な信念を持っている(ような気がする)トゥルーデと坂本の絆に立ち入れないもどかしさと寂しさがあるに違いない。特にミーナ!
まあそういう意味で性的な妄想をするわけではないのだが、何となくね…そういう妄想持ってる人いないかなぁという想いを胸に書いてみました。こう…ハリウッド映画で国に命を捧げる男二人とそれを見て「男って馬鹿ね…」とつぶやくヒロインというか。国に絶望しテロを起こす坂本さんを、国の命令で止めに行くトゥルーデ!「なぜだ!なぜあんな腐った奴らを守ろうとするのだトゥルーデ!」みたいなね!どうかな!知るか?そうだね!

7.ユーリ×エステル(テイルズオブヴェスペリア)
この二人の関係は非常に面白い。
普通にクリアした人は単純に「これからもいい感じに仲良く過ごすんだろうな」くらいの感想しか抱かないのではないか。それ自体はたしかに間違いではない。
しかし大事なことは、「エステルがユーリに想いを伝えた事」そして「それをユーリがはぐらかしたところ」にある。
これは今までのテイルズにはない関係性である。何となくうやむやで終わるのでもなく、くっつくのでもなく。エステルの方からアプローチして、それをユーリが柔らかく断るのだ(しかも超!絶妙な断り方)。
何故か…というのも冷静に考えるととても合点がいく。
ちょっとワルな21歳が純真無垢な18歳女子に告られる…確かにノータイムでイエスというのは少々難しいだろう。
しかも片やほぼ皇女に近いお姫様。片や殺人を犯した半ばヤクザである。これでは確かに、エステルの将来を考えれば頷くわけにはいかないだろう。
しかもそこにフレンという存在が加わる。信用に足る幼馴染、しかも騎士団長なイケメンが側にいる。恐らくエステルに好意を寄せている。自分は一歩引き、フレンにエステルを任せる。そう考えるのは全くおかしい話ではない。
しかしきっとエステルは未だにユーリへ想いを寄せているだろう…そしてもちろんそれをフレンも重々承知である。二人の性格上100%くっつくことはあるまい。
俺の大好きなスキットでこんなのがある。
もし旅が終わったらどうしよう、という話になる。「エステルはお姫様だから、あんまり会えなくなっちゃうね…」と寂しそうにカロルが呟く。「そうですね…」と暗い目をするエステルに、ユーリがこんなことを言うのだ。
「そしたらまた忍び込んで連れ出してやるよ。いつかみたいに」
このセリフを聞いて吠えない人間とは絶対に萌え話などできない。
お姫様はいつまでも窓の外を見ていつかのように泥棒が自分をさらっていってくれるのを待ち望み、しかし泥棒は彼女の将来を案じ身を引く。そして王子様はそんなお姫様を複雑な思いでずっと側にいる…なんと、なんとセンチメンタルな構図だろう!まるでカリオストロの城ではないか!
こういう観点に基づいた後日談を誰か書いてくれないかな…といつも待ち望みながらとらの同人コーナーに行ってリタとジュディスのエロ本ばっかで落ち込む日々である。

8.月光×ミライ(いつか天満の黒うさぎ)
最後は今までに比べかなりマイナーである。
去年の春にやり、ほとんど売れもせず話題にもならずに終わった場末アニメで、まあ出来も正直その扱いが妥当だと言わざるを得ないようなものだった。
が、この二人…月光とミライだけは俺の心を離さなかった。
それも一時のことかと思っていたのだが、何日経っても想いは消えず、むしろますます膨らんでいくばかり。いてもたってもいられなくなり、ついに原作(正確に言うとギャグ編…ふもっふみたいな奴)を買ってしまった。
そしてさらにその想いは強くなることとなった。
まあ基本的にはよくあるキャラではある。俺様系イケメンの月光様(ご丁寧に声は中村悠一)と元気アホロリのミライ。これだけでは確かによくある…のだが、二人が組み合わさると信じがたいような萌え化学反応が起きる。
近いので言うとガンスリにおけるジャンさんとリコだろうか。Sなイケメンに蹴られても蹴られてもすりよってくる子犬ロリ。
しかしジャンさんに比べ月光さんはとてつもなくガキである。みんなが食卓を囲む夕食の場で、「こんな雑魚と食っていられるか」とばかりにひとりだけ違うテーブルに行ったり、夏でも学ランの裏に冷えピタを貼って登校したり、その場のノリで校長の真似をして恥ずかしくなって八つ当たりしたり。何ともガキである。
対してミライちゃんは、よりバカで元気いっぱいだ。どんなに馬鹿にされても蹴られても、すぐに忘れて「ねねねねねねねねゲッコーゲッコー!」と近寄ってくる。いじめられている自覚すらない。
むしろ、自分が月光を守ってあげるという強い自負がある。この部分が凡百のカップリングと二人を分け隔てる点だと俺は思う。
超偉そうなドSの癖に意外と体力がなくて精神的にガキなイケメンと、すごいバカだけど強くて頑張って守ってあげようとするロリ。何重にも倒錯したこの関係性が、あまりにも俺の心に突き刺さる。
原作での名シーンがある。自転車に憧れていたミライが、自作で自転車を作り自信満々で乗り回していると、無登録により警察に捕まってしまう。電話で月光に助けを求めるが月光は徹夜明けで、無視して電話を切ってしまう。だがすぐにミライのことが気になって、仕方なくフラフラの体で迎えに行く。
その帰り道、ミライがこぐ自転車のその後ろで月光は寝てしまう。それを見てミライがこういう。
「寝ちゃったのゲッコー?でもあたしが連れてってあげるからね!」そして二人乗りで帰っていく。
ロリが寝ているイケメンを背に自転車で帰る。このなんともシュールでおかしな画面には、何かこう…色々なキャラとその関係を描いてきた今でこそ書ける、新しい関係性のようなものが見えてくる。どこか泣けてきてしまう俺はちょっと頭がおかしいと思うが、それでも今でも俺はこの二人が愛らしくてたまらない。

ふう。
なんか真面目な締めになってしまった…まあ全然書き足りないんですけどね。ガハラさん×アララギさんとか唯×梓とか春香×千早とか真×梓さんとかユーリ×リタとか夏目×塔子さんとかまだまだ全然書き足りないんですけどね。さすがに疲れてきたんでこの辺にしときますわ。
ようやく氷菓拝見。
ということで今期のアニメ一話だけ見てベスト5を。

             萌  演  話  計
1.あっちこっち          4       4       2      10
2.夏色キセキ           3       2       3       8
3.咲 阿知賀編         3       3       2       8
4.氷菓                       2       3      2        7
5.アクエリオン          2       2       3       7

とりあえず今期はひどい。
ろくなもんがない。ワクワクしながら待つどころか、たまたま起きてても見たくならないアニメばかり。平均値はまあしょうがないにしても最高値がこれほどまでだとなかなかどうして厳しいものがある。

各論。

あっちこっちはとりあえずつみきちゃんと伊御がナイスカップルすぎて萌えは完璧。周りのキャラもそれなりに楽しいし。また、作画が基本的にかなりしっかりしてるのも高得点。SDっぽい頭身の低いキャラを細かくしっかり動かし、演出もコミカルかつシンプルで見てて飽きない。
ギャグは正直なんとも言えないけど…まあそれでも今季にしては落ち着いてていいんじゃないでしょうか。

夏色キセキは…まあ作画はアレだわ話もアレだわ確かに微妙な部分はあるんだけど…。
ただまずキャラはグー。ユカのバカわいさと凛子のアホクーデレ感はなかなかよいコンビ。主役二人?もまあ主人公なりにスパイス効いてて面白い。絵もかわいいし。
あと声優の使い方が面白い。あやひと寿をメインに据える根性は買う。とまっちゃんのララ演技で顕著だった頭空っぽ感をキャラとうまく絡ませたり愛生にクーデレさせたり…いいひと捻りが楽しい。
話も少女漫画っぽさがあって言われてるほどひどいとは思わない。じっくり見るとなかなか面白いアニメだな。これを京アニがやったら多分神アニメになったと思う(あとスフィア推しひどい。OPもEDもイメージソングも微妙だしこのキャラクター紹介ページ(http://www.natsuiro-kiseki.jp/character/index.htmlはさすがにふざけんな)。

咲は、よくあるスポコンですな。ちょっと色々はしょりすぎかな?トーナメントに行きたかったのだろうけどそれでも晩成の扱いはひどくないか…まあでも単純な話の方が見てて楽だし、あのトンデモ麻雀はなんだかんだで楽しいので期待。キャラも可愛いしね!
あと悠木の演技力には驚かされるばかり。まどマギで深い演技するなぁと思ってたけどまさかあの年で「え、これ悠木なの?」って思わせられるってのはちょっと凄い。本当にこれからが楽しみ。

氷菓。うーん。マジで普通の一般小説をアニメ化しましたという感じ。作画やテンポ、カメラワークなど実写を意識しすぎててつまらん。キャラももちろん萌えないし…いやヒロインは可愛いけど。
そんなに萌えが嫌いになったかね京アニさん。CMもなんかアートっぽいし。第二のけいおんを作れとは言わないけど、消失を見直してそのダイナミズム(萌えやギャグなどアニメならではのエンタメ感と一般小説的なしっかりしたプロットに準じたハイクオリティな演出の融合)に改めて強い感銘を受けた身としては悲しい限りだよ。イノベーションはレフトフィールドからは起きないんだぜ?まあどうぞ「アニメの枠に収まらない映像作品」を作っててくださいよ。

アクエリオン。話は相変わらずよくわからんがまあキャラがそれなりにかわいいのと、あとギャグ(バクマン言うところのシリアスなギャグ)がもー腹痛い。マジで面白い。ぜひこのままエンディングまで突っ走ってほしいわ…ミコノさんとゼシカの恋の行方も気になるしね。岡田磨里がいい使われ方してると思う。

あとは。
次点として絵は可愛いニャル子、夕子さんがかわいいアムネジア、ドタバタ活劇が楽しいめだか、ボンズ作画がファンキーなエウレカAOあたりが楽しいかな。
アクセルワールドは何とも面倒くさくて怪しい雲行き。さんかれあは設定が全然楽しそうじゃない。
アポロンははいはい高クオリティジャズアニメですねー音楽アニメのニュースタンダードですねーという感じ。釣りたまもまあこれからによるだろうが絵が何とも受け付けない。

とにかくつまらん!
まず単純に萌えられない。明らかに脳みそ使ってないキャラ造形にイライラさせられたり、最早完全に萌えなんてアウトオブ眼中だったり。
ギャグもつまらん。これは原作のせいかな…それもやっぱりノリで作ってる感が許せないんだよな。もっと本気で作れよ!エゴ見せろよエゴ!
とりあえず今期は13点に到達するアニメは100%ありえんな。スト魔女を買わなければいけない身としてはありがたい話ではあるが。来期は色々楽しいアニメがありそうなので、届くアイマスのBDを楽しく眺めながら夏を待つしかないようだ…はぁ。
dragging-a-dead-deer.jpg

Dragging A Dead Deer Up A Hill - Grouper

就活で疲れてくると聞ける音楽も限られてくる。
もちろんオリコンチャートで騒いでいる春うただの元気ソングなどで励まされようはずもなく、それこそどんなにいい音楽でも無駄にうるさかったりテンション高かったりするものはどこか受け付けなくなってくる。
最近ではもっぱら放課後ティータイム、アイマス曲をよく聞く。幸せそうなその音は、吐き気のする共感だの感動などという押し付けがましい概念を微塵も感じさせることなく、ただただ心を癒してくる。
ロックだと…主にUSインディ。ビーチハウスやディア・ハンター、そしてGrouperである。

Grouperと言えば去年のインディ系ベストディスクで軒並み高評価だった「A.I.A」が有名だろう。俺もそれで名前を知り、どこかにないものかと町田のディスクユニオンをウロウロしていたところ、このアルバム「Dragging A Dead Deer Up A Hill」がなんとノイズ・アヴァンギャルド棚に五百円で置いてあったのを見つけた。
そうでなくともドローン/アンビエントの文脈で語られることも多いGrouperではあるし、確かにその影響は間違いなくあるだろう。深い深いリヴァーヴと、煙のようにゆらゆらと漂う抽象的な音の奥で、優しいアコースティックギターのアルペジオと共に女性の呟くようなボーカルが聞こえる。
それだけで聞くとアトラスサウンドのようだが、こちらはもっとサイケデリックだ。近いのはどちらかと言えばアニマル・コレクティヴの「Campfire Songs」だろう。とにかく抑揚がない…ひたすらずっと優しく歌うだけ。メロディそれ自体はとても美しく、その歌声もそれだけで十分魅力的だが、歌い上げたり大きい音を出したりするようなことは一切ない。これほど感情を感じない音楽もなかなか珍しい。聴く人が聞けばイージー・リスニングやヒーリング音楽と思うかもしれない。
だがそんな音楽は、疲れた心にこれ以上ないほど染みてくる。ぬるま湯のようなぼんやりした気持ちいい音の中で、ずっとたゆたっていたい…USインディを語る上で欠かせない逃避というキーワードをそのまま音にしたようなアルバムだ。音楽性は全く違うが、Wased Outが「High Times」でだけ持っていたあのフィーリング。踊らせる気もない、感動させる気もない、気持ちが良ければそれでいい、低音の気持ちよさでもない、フィードバックノイズの快感でもない、水の中のような…うたた寝のような…社会性を全て捨てて引きこもることで手に入れられる、まるで日常系アニメのような快感がここにはある。

どうやら今週末来日するらしい。
http://www.flau.jp/events/grouper_en.html
東京の初日はなんと寺だという。なかなかどうして合っている。行きたい気もする…あんまりこじんまりしたヴェニューは好きではないのだけれど。
社会性やポップさは間違いなく今後の逃避系USインディに必要なものではあるし、ひたすら逃げるだけの音楽が楽しいかと言われるとそうでもないが、こういう音楽を聴くと、そして現実社会のクソっぷりを目の当たりにするような日々を続けていると、もう全てを投げ出してギターでも弾いて生きていきたくなる衝動に駆られる(こんな音楽にテクなんて絶対いらないし)。
今期のアニメもひどいし。アニメこそ社会性と逃避を兼ね備えているはずなのだが…あまりにつまらなすぎて泣けてくる。幸せになれるのはあっちこっちくらいだ。過去ばかりを見ていてもしょうがないけど、それでも…ああ、あずにゃんマジ可愛い…ちなみにディスクレビューを読んでいてアニメベスト5読む人いるか知りませんが、今期のアニメベスト5は氷菓がやってから。なんでこんなに時期がずれているのやら。
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