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ここ最近アニメ映画ラッシュですね。
というわけで私的アニメ映画オススメを選んでみました。連続アニメと違って見やすいので暇な人は見てください。まあかなり有名どころばかりですけど。
ちなみにけいおん劇場版とスト魔女劇場版は省いてます。もうさんざん言ったしね!

1.東京ゴッドファーザーズ

故今敏監督の名作。
今敏といえば大体サイコホラーの「パーフェクトブルー」か「千年女優」だと思うけど、個人的には圧倒的にこれ。
まあ確かに誰でも撮れると言えば撮れる。よくあるドタバタ人情コメディで、出来事が二転三転しながら奇跡の連続でみんながハッピーになるというエンターティメント作品である。
しかしここまで完成度の高い笑って泣ける娯楽映画はなかなかない。とにかく笑える。そして泣ける。ほとんどリアル作画でアニメである必然性に欠けている感じもするが、しかし役者(特にハナ)のコロコロ変わるのびのびとした表情はやはりアニメならではだろう。
今敏は個人的にアニメの中でのリアルをやり尽くした人だと思っていて、そう言う意味で題材として幻や夢などの非現実を扱うことも多かったのだろうが、これはそういうモチーフをもっと演出の部分だけで存分に発揮することで、シナリオ部分は娯楽に徹しながらアニメとしてもとても見所のある作品になったのだろう。ここまでベタなギャグや長い口喧嘩は実写ではくどそうだ。アニメだからこそ笑えると思う。
こういう才能ある人の娯楽作というのはアニメではなかなか見つけられない。もちろんこれは今敏の歴史としてみて最良ではないと思うが、オススメできるものなのは間違いない。

2.新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に

手放しで褒めるものではない。
そんなことはない、という人にはぜひラストシーンの意味を教えていただきたい。意味というのは父性の発露だのセカイの許容だのいう信者様以外妄言にしか聞こえない考察(笑)のことではない。プロットとしての意味である。そんなのどうでもいいこれはゴラクデナイアートサクヒryとかいう方は一生エヴァ見ててください。
ある意味これはけいおん劇場版と同じである。それはプロットとしての評価があまり意味をなさないという点において。
つまりこの映画の素晴らしさは、プロットのつまらなさを補って余りあるほどのスーパー演出パワーだ。
まあもう少し手抜きしないでくれよと言いたいが、とにかくエッジに富んだ演出としてあまりにダイナミックである。もはやいい悪いとかそういう次元超えてる気がする。「こんなんオナニー」という人の気持ちも上で書いたとおりわかるが、それでもこのエゴを一切セーブせずに、ノリとパロディで押し切り尽くす演出はやはり俺の厨二琴線に触れてしまう。
ましてエヴァはその半分を誰でもわかるヒーローロボットものとして書いているのだ。それをもう半分かけてゆっくりと庵野のエゴで洗脳していき、最後にこんなふざけたことやられたらそりゃATフィールド張り慣れてない厨二たちは深層心理完全に塗り替えられるに決まってる。俺だって高一の頃見たあと一ヶ月は考察サイトに張り付きまくっていた。
娯楽としては如何ともしがたい。が、エヴァ全体としてはしっかり娯楽だし、その最後の終着点にエゴとアートをぶちかましたその心意気は賞賛すべきだろう。そしてそれは、アートとエンターティメントの狭間を生きる2010年代アニメ監督たちにしっかりと受け継がれていると思う。
あと新エヴァはゴミですね。ああいうの音楽業界でセルアウトっていうんだよ☆

3.テニスの王子様 英国式庭球城決戦!

エヴァの後に出すにはなかなかアレではあるが、これも素晴らしいアニメ映画である。
もちろん深さなど微塵もない。見所のあるプロットも当然ない。
じゃあ何があるかと言えば、ご想像の通りバカバカしさである。
これを見て腹筋壊れない奴はおるまい。そこらのギャグ映画なんて比べものにならないほど笑える。とにかくもう抱腹絶倒のバカアニメである。
まず冒頭から腹が痛い。あるラケットを持った若者が、ギャングっぽい連中に追われているシーンである。そこまではいいのだが、ギャング全員ラケットを持っている。そして逃げている若者を球を打って追い詰める。意味がわからない。
しかもあくまで完全にシリアスな演出をするので、もうそれだけでヤバい。
もちろんテニスシーンも期待を裏切らない。
敵がサーブを打つ。
味方がそれを返そうとする。
が、味方のラケットが途中で止まり、ボールを打ち損じてしまう。
「な、何故だ!?なぜ振り切れなかったんだ!」
「…気だ」
「え?」
「まず気を発しボールに先行させ、打とうとするラケットに当てて振り遅らせる…そう、ジェミニだ!」
「なんだって!?」
断っておくが「気」の概念はここで初登場である。何の説明もないしそれらしきフリもない。普通に日本代表としてアンダーユースの世界大会に出場しようとした中学生が脈絡なく気を発するのだ。そしてそれを当然のように受け止め、あまつさえ味方たちまで気を発し始める。
そして…最終局面は誰もが笑い死に間違いなしの最高ギャグシーンだ。これはもちろん見てもらうしかない。一つ言えることは、俺は映画館で笑いをこらえるために死ぬ思いをした。驚くべきことにこれを見る基本的なファン層はこのアニメをギャグアニメとして見ていないのだ!大真面目に画面に食い入る腐女子の中、必死に耐えるオタク一人…だが後悔はなかった。本当に面白かったから!
ぜひ見て欲しい。よく言われているテニヌの面白さを120%体現する映画である(作画も無駄にすごい)。

4.涼宮ハルヒの消失

現代アニメ映画の金字塔といっていい最高のアニメ映画だ。
はっきり言おう。けいおん劇場版よりこっちの方が素晴らしい。
けいおんは単体としてというよりはやはりけいおんというアニメ全体として見るべき作品だが、同じように地上波アニメからの派生である消失は、しかし地上波でやっていたハルヒ全てを超えて余りあるアニメ映画となった。
まずシナリオが素晴らしい。地上波は一話完結の集まりという感が否めず、どうしても小粒感があったが、これはちゃんと二時間半の映画としてしっかり見られる起承転結あるシナリオである。キョンが今までにないほどの危機に直面し、それをみんなで必死に解決していく。決して萌えギャグだけでは終わらない面白さがある。
そして何より、それに伴う演出がとてつもないものなのだ。
京アニというのはよくその恒常的な作画レベルの高さが取りざたされるが、ハルヒ以降における演出力の高さもまた魅力の一つである。長らく京アニを支えている石原立也、武本康弘両氏、そしてアイマスでも突出した才能を見せている高雄統子氏による間とカメラワークを意識したハイレベルな演出は、起承転結はありつつも主人公たちの心情変化に重きを置いた小説的なプロットにこの上ないほどの彩りを加える。もちろん作画も劇場版ということで普段以上に力が入っており、映像として、アニメとしての出来は2000年代にその名を轟かせた京都アニメーションの総決算としてふさわしい最高のものとなっている。
さすがにシリーズを見ていない人が単体で楽しめるかと言われればなかなか微妙だが、決してシリーズ物の続きとして終わるレベルではありえないし、またシリーズを見た上で視聴すればこれ以上のアニメ映画というのはなかなか見当たらない。それほどの作品だ。
もちろん萌えもぬかりない。長門ファンなら絶対悶絶死確実である。

5.機動警察パトレイバー2 the Movie

このブログを読んでくれている人なら、俺があまり昔のアニメを好きじゃないことは理解してくれていると思う。
それはもちろん昔のアニメがクソだからではなく、今、昔のアニメを褒めてもしょうがないように思うからだ。
というわけで押井守みたいな昔の偉人を称えるのは性に合わないのだが、それでもこれは否定することは出来ない。
見たことがある人は多いだろうが、この映画の何がいいかと言えば、もう偏にシナリオといっていいと思う。
もちろん演出も押井印で最高である。邦画的な動きを排した落ち着いたレイアウトとアニメならではの非現実的な画面効果の融合は、この作品でも遺憾なく発揮されている。
しかしこの作品の本領は、シナリオである。
ここまで独創的かつ思想的、そして娯楽であるシナリオは、それこそ映画全体としてみても少ない。こういう言い方は大嫌いだが、シナリオとしてまさに小説や映画に勝るとも劣らない…いや圧倒する完成度と言える。
しかも、個人的に何が一番すごいかと言えば、それをパトレイバーの劇場版としてやったことだ。
キャラもきっちり書き、最後にロボ同士のバトルを配置して、ロボアニメとしての見せ場も決して忘れずに書いたのだ。これこそこれ以降の、俗にいうジャパニメーションという看板を背負った押井守にはない魅力であり、押井守の作品でこれを一番に選ぶ理由である。
アニメは映画に対してとても自由でポップであり(ガキ向けとも言う)、その利点を存分に活用しているのが昨今の深夜アニメである。それを俺たちオタクは享受し賛美しブヒブヒしているわけだが、当然そこにはマイナス面もある。それが簡単に言ってしまえば深さであり、もう少し詳しくいえばシナリオの上手さだ。
それははっきり言って今のアニメにはない。逆に深さを捨てたことによる素晴らしさを勝ち得たとも言えるが、しかしそれも行き過ぎれば当然押井守たち旧世代が言うような消費物に成り果ててしまう。今はまだ深さも持ち合わせているけれど、少しづつそれが無くなってきているのは否めない。
けいおんが深さへのアンチとして答えを出した今、その後を探さなければいけない。その答えの一つとして、この作品は未だ俺の中で輝き続けている。

というわけで5選。まあほとんど見たことあるかもしれないけど…。
もちろんこれからやる劇場版アニメにも期待十分。特にまどマギはひっじょーに楽しみ。とりあえず編集版はラストをもうちょっとしっかりやってほしいな…できればグレンラガンみたいに俺好みの改変があるとすごく嬉しい。
あとは…きっと上条さんがセガールばりの活躍を見せてくれるであろう禁書と、ビバップ劇場版の再来となってくれそうなタイバニに期待かな。おおかみこどもはいいや!レンタルで!こういってコクリコも星を追う子どももみなかったけど!

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