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昨日言った通り今年のアニメのベスト10をやります。

1.ロボティクスノーツ
2.夏目友人帳 肆
3.さくら荘のペットな彼女
4.夏色キセキ
5.武装神姫
6.ガールズ&パンツぁー
7.アマガミSS+
8.TARITARI
9.ゆるゆり♪♪
10.エウレカセブンAO

クソアニメベスト5も。

1.ソードアートオンライン
2.フェイトゼロ
3.神姫絶唱シンフォギア
4.中二病でも恋がしたい!
5.輪廻のラグランジェ

まず今年はアニメがつまらなかった年だといえる。
平均レベルももちろん微妙だったし、ハルヒ→00→ギアス、スト魔女→けいおん→俺妹(けいおん、スト魔女の二期)→まどマギと例年名作といえるアニメを生み出してきた深夜アニメ枠であるが(ギアスと00は日5だが)、今年はそういう一大ブームを巻き起こすほどの作品が生まれなかった初めての年なのではないか。
むろん売り上げ的には例年に比べ全く劣ることはなく、むしろ一万越えがごろごろ生まれSAOやフェイトゼロに至っては三万近くという好成績を残しているわけだが、しかしまあ少なくとも個人的には今までの名作と比べるべくもない駄作であり、また客観的に見ても一部の熱狂的なファンという印象の方が大きい(まあスト魔女の方が圧倒的に一部の熱狂的ファンだが…そこは所詮個人ブログということで)。
何故か。
偶然で片づけてもいいが一応それなりに理屈をつけてみると、やはりバトルアニメの低迷ということが一つ言えると思う。
今年やったバトルアニメというとEVOL、アクセルワールド、AO、信奈、カンピオーネ、ホライゾン、K、コードブレイカー、これゾン、サイコパス、絶園のテンペスト、シンフォギア、SAO、ドッグデイズ、フェイトゼロ、めだか、モーパイ、ラグランジェというところか。
どうだろう。俺はひどいと思う。
自分で選んで驚いてしまうがクソアニメベスト5のうち中二病以外全部バトルアニメという。お前がバトルアニメ嫌いなだけやんけと言われそうだが別にバトルアニメ自体嫌いなわけではない。事実上で挙げたもののうちコードブレイカーとこれゾン以外大体見ている。その上でこれらは明らかにクソである。
逆に言うとバトルものでないアニメが今本当に強い。数も多いし質もいい。
つまりまあ乱暴に言えばどんどんアニメ界が繊細、軟弱になっていっているということだと思う。
作画を使ったド派手なアクションより細かい心理描写。かっこいい主人公より悩める少女。SAOの台頭はその反作用だとすら思う。つまりド派手でかっこいいだけのアニメ。シンフォギアも。
それは悪いことではない。それによる良作が多く生まれた。それが俺のベスト10である。
ロボノ、夏目、さくら荘、夏色キセキ、タリタリ。どれも昔のアニメにはなかったタイプの、ひたすら心理描写を重きに置いた作品である。
またこれらが2012年において大事な点として、主人公たちが傷つくということがある。
今までウケたバトルものでないアニメというとそれこそけいおんのようなひたすら女子同士がうだうだやってるアニメか、またはハーレム系というものが多かったわけだが、その対極に位置したのが去年も書いたがマリー率いる気合のラブコメ?軍団である。ただこれも去年書いたが彼ら(というかマリー)はエゴが強すぎてちょっとぐえー感が否めなかったのだが、先述した5作品はマリーほどグサグサくるほどでもなくかといってぬる過ぎてあくびが出るほどでもなく、実に今の深夜アニメとして丁度いい塩梅になっている。
特に夏色キセキと夏目。これらは本当に美しいバランスの取れたアニメだと思う。女の子四人ということでダベリ系日常アニメと思わせて実はそれこそ少女漫画よろしく個性豊かなキャラたちがぶつかり合いつつも結局仲良くなる青春アニメ。まあ作画がほんとーーーにひどかったのでそこは何とも言えないが、これがオリジナルということは目を見張るべき事実だと思う。
また夏目は原作ありだが原作がまた絶妙なさじ加減の暗さがあり、またそのアドバンテージを考慮に入れてなお演出力は本当にとんでもなかった。あれほど繊細な展開の味をひとつとして殺すことなく、むしろ120%にしてアニメにする手腕は恐るべきものである。大森監督には早くオリジナルアニメをやってほしいと思う。
タリタリ、ロボノ、さくら荘も、どれも主人公たちがしっかりと苦悩し、それを乗り越える。しかもそこで萌えやサービス精神が忘れられることもない。エンタメとしてとても強度のある、未来を感じる作品群である。
ただロボノやさくら荘は萌えの部分をしっかりやっているのに対しタリタリはそこが少し弱い印象があるのと、ロボノやさくら荘ほどの個性を感じずただのイイハナシになってしまったのが少し残念だったので順位は低め。逆に両親との絡みをかなりしっかりやったというのは好感が持てて、そこはロボノやさくら荘には無い個性だったなとは思う。もっと和奏のお父さんをうまく使ってくれたら…あの人はすごいいキャラしてたと思う。
ガルパンも方向性は違うが上の5作品と同じ部類である。心理的な苦難ではなくスポ根としてのハードルを当てることで話に強度をもたらす。そのハードルの作り方…つまり単純な意味でのシナリオの力が弱いなぁとは感じたが、いいアニメであることには間違いない。
逆にその狙いがうまくいかなかった典型例として輪廻のラグランジェがある。
まさにガルパンでいうところの戦車をロボその他SF的なギミックに変換すればかなり似たような構図になる。が、ガルパンとラグランジェの最大の差はバランス感覚の欠如だろう。妙にSF部分で欲を出したせいで核である青春部分がおろそかになり、またSF部分での腕もさしてなかったせいでどっちつかずの微妙アニメになってしまった。
ただこれは逆に惜しいともいえる。女の子だけの日常系アニメとロボアニメをもっとうまく融合できればそれはそれこそ2012年型のロボアニメとなれたわけで、試みとしては面白かったといえる(まあその試みは来季高村監督がやってくれるわけだが)。
そしてまあ…ラグランジェのSF部分に才能があったバージョンがAOといえるだろうか。
この時代にあそこまでしち面倒くさいSFロボアニメをやろうと考えるその心意気は尊敬に値する。ただ結局バランス感覚は破綻してるわけで諸手を挙げて賛辞するレベルでは決してないが、まあチャレンジングという意味で10位。
最後にアマガミだが、これはつまり男が死ぬ気で恋をする唯一に近いアニメということで入れさせてもらった。
笑えるのだがさっき言った「主人公が傷つく」というのはほとんど女の子の話である。今の時代アニメではなぜか基本的に女が傷つく。ギャグだと思って聞いてほしいが今のラノベ読者は主人公の男が傷つくと「作者にバカにされている」と思ってしまうらしい。どこまで保護されれば気が済むのか…そりゃ中二病やSAOがウケるわけである。
さくら荘もかなり主人公がボコボコにされるわけだがそれは夢を追う部分でなわけで、恋愛部分では相も変わらずハーレムである(まあそこがいいというのもあるが)。男が恋に夢中になるというシナリオを真正面から書いたアマガミというアニメは今の時代かなり貴重であり、瀬戸といいそういうのに弱い俺として7位に入れさせてもらった。
武装神姫はただ面白いから。ゆるゆりはギャグ日常系の完成形として。

総論。
去年俺は2012年に期待するものとして「けいおんのその先」と言った。
そして今年はその先というものの方向性は見ることができたなと思う。ただその質自体はさきほど言った通り微妙な部分もあるが。
つまり青春。日常ではなく。傷つくけれど楽しい青春。その傷つく部分を単純に部活動、夢、恋愛やロボなど様々な方法論で描いていくアニメが多かった。それはもう少し商業的な話で書けばバトルアニメが流行らない今必然的にそうでないものが増え、その中でさすがに萌えとエロだけに頼ってもしょうがないという人たちが上のようなアニメを作っていったというだけなのだと思うが、しかしそれは大事なことである。今のアニメの時流から離れず、だが自分なりの意地を通すという心意気。その根底こそ俺がそのアニメにはまる本当の理由である。
まあかといってその方向性の最高峰ともいえるものを去年アイマスという形で提示されてしまった手前さすがに脳みそぶっ飛ばされるほどの感銘を受けるアニメはなかったというのも正直なところではあるが(告白すると今年BD一枚も買ってません。ロボノはまだわからんけど)。
ただその中で唯一ホームラン級にぶっ飛ばされたアニメがあった。
言うまでもなかろう。エヴァQである。
凡百のクズSFなんぞ及びもつかないレベルの最上級のロボアニメでもありつつ、現代的な繊細さも決して失わず、何よりもしっかり萌えや燃えというエンタメを忘れないその精神。アイマスとは逆位相での俺にとっての完璧な返答である。
俺はヴンダーが宙に浮いたその瞬間ようやく気付いたのだ。今のロボアニメ、いやバトルアニメがいかにつまらないかということを。SAOでひゃあひゃあ言っている場合ではないのだ。ホライゾンなどゴミクズだ。今こそ戦わねばらならない。世界を壊す悪どもに、いかなる苦難が立ちはだかろうとも、死ぬ気で鉄槌を下さなければいけないのだ!

というわけで2013年に期待するものは二つ。
まずは上でいう「青春」アニメの完成形。つまりアニメとしての質も高く、萌えられてしっかりと話も面白いアニメ。
まあ難しいとは思う。まさかたまこまーけっと(笑)に期待するほどバカでもない。かといって今出ている情報でその候補となりそうなものもなかなか無い。今のところ特にめぼしいオリジナルの青春アニメが発表されてるわけでもなし、原作ありアニメだと微妙そうなラノベや相も変らぬ日常系四コマしかない。最初あの亀井さん監督ということで俺修羅に期待していたんだがどうやら原作が俺妹系らしいと聞いてこりゃ無理かなと思った。とりあえずさくら荘とロボノのラストに期待しつつ続報を待つしかあるまい(ちょっとフォトカノには期待してたりする)。
そしてもう一つはQに対抗できるバトルアニメである。
こちらは期待できそうである。まず!何よりも!ビビッドレッドオペレーションがある!
あのスト魔女の高村監督がA-1で描くガチバトルアニメである。何も恐れる必要などない。吉野なんぞもうただのタイプライターである。それ以上の役割は許さん。自分で「僕は壁です」とか言う辺り十分自認してるであろう!ただひたすらに期待だけをして待たせてもらう!
あとは翠星のガルガンティアと革命機ヴァルヴレイヴ(ヴ多いな)には少し期待している。
前者は虚淵だし後者も大河内と新人監督だし何とも言えないが、ギアス以降バカウケしたオリジナルバトルアニメって無いわけで、まあその後継者として期待する分にはいいんじゃないかなとは思う。ただ本当に今面白いとか作画とかよりも時流に乗るかとかバランス感覚とかの方がウケるのにも俺がはまるのにも重要なわけで、そこら辺はキャラデザや雰囲気を見るにどうも怪しいなぁとは思うが…でもやっぱり単純に面白いってのは大事だし。AOとかラグランジェみたいな無茶苦茶ロボものよりは面白いことを期待したい。
あとは錦織監督の続報。
なにせアイマスのあとQに原画で関わっていて、しかもQの主要スタッフである鶴巻さんと深い繋がりをもつ人物なわけで、これはもう期待するなと言う方が無理。この人ならクソ原作でもBD買う域に達している。
まあ単純にアイマス的なものをやってくれてもそれはそれですごい楽しみなんだけど、個人的にはそれこそ正しいガイナスピリットを継承したワクワク萌え萌えロボアニメをやってほしいと切に願う。アイマスもかなりヒットしたし次回は自分発案のオリジナルアニメをやってくれるのではないだろうか。とりあえず谷口監督のような音沙汰無しだけは勘弁してほしい。できればビビオペの作監あたりを手始めに!
そういえばというわけでもないが谷口プロデュースの魔法少女ものというものもあるらしく、それも楽しみ。ある程度以上の才人は何やっても大丈夫というのが俺の持論なので。

アニメの質それ自体は微妙な年だった。それは間違いない。
ただムーブメントがいったん去った後の静けさというか、SAOだのフェイトゼロだのがアホみたいに売れる中水面下での動きとでもいうようなものを感じ取れたとも思う。
来年何かが起きる。そう信じたくなる何かがある。
もちろんまどマギのような確信犯的なカウンターは起きないだろう。ハルヒやけいおんのようなエポックメイキングな作品が出るとも思えない。
だが、アイマスやスト魔女のような、わかりやすく革新的ではないがその実信じられないような力を秘めたアニメが生まれる可能性はあると思う。少なくとも電波女やワーキングのような質も個性もあるアニメは絶対に生まれる。これは確信に近い。というかそうでなくては困る。来年は俺も社会人である!それで今年レベルだったら精神疾患間違いなしである!いやだ!
今はとりあえずビビオペに期待しながらスト魔女二期のスタンダードボックスで年を越すとしよう。よいお年を!

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年の瀬、秋アニメも大体放送終了。
というわけで2012年秋アニメトップ5を。

1.ロボティクスノーツ
2.さくら荘のペットな彼女
3.武装神姫
4.ひだまりスケッチ ハニカム
5.ガールズ&パンツァー

結局この5作品が変わることはなかった。
まあかなり楽しめたクールといえる。
各論。

1.ロボティクスノーツ

前回のブログ参照(http://u16n.3rin.net/Entry/199/)。
といっても色々地味だとか面白くないという意見もよくわかるんだけどね。作画もアレだし。
まあ1クール目は明らかに前哨戦なのでこれからかなぁと思いつつも、しかし2クール目は主に世界を滅ぼす悪との戦いになる(と思いきやメガミマガジンのインタビューとか読むに意外とキャラ回多めになりそうという話もあり不透明だが)んだろうがこの流れでそんなことされても感もあるし、もう正直普通にロボ作る話でいいと思うんだけどねー。
とにかくキャラがいいと思う。単体ではなく五人での絡みで。
スカしつつ後輩のフォローも忘れないイケメンカイ君と元気いっぱい向こう見ずバカヒロインのアキちゃん、有能だが童貞乙のメガネ君とちんまいかわいいジュンちゃんとぐへへなフラウ。素晴らしい。こう「バラバラだけど個性豊かな五人が一致団結して青春!」オーラがあって素晴らしい。TARITARIはこれくらいキャラに個性持たせなきゃダメだったと思うんだよね!かといってラノベみたいに出オチな適当キャラというわけでもなし。絶妙。
とにかく色んな意味で楽しみなアニメです。BD買う可能性があるのはこれだけ。点数づけしてた頃の言い方だと11点かな。とにかく作画がネックなのでそこでプラス2点よろしく!(しかし夏色キセキといい俺の好きなアニメは何だってこう近年稀にみるウンコ作画なんや)

2.さくら荘のペットな彼女

少し前のブログ参照(http://u16n.3rin.net/Entry/196/)。
といってもry!ほんとマイナス面はロボノとほぼ一緒!
さらに言えばこれは演出がほんとひどい。バカにしてんのかと思うレベル。こういう心理描写が大切なアニメこそ演出が大事なのに…長井って凄かったんだなとか何か当たり前のことを再確認。
ただあまりに(シリアスアニメとしての)演出がひどすぎて、逆に俺は実はこれギャグアニメなんじゃ?と思い始めた。
特に12話に顕著だが、大事なシーンでギャグのような演出を平気でする。それ以外でもギャグの色がかなり濃く、テンポも速めだし声優の演技もかなりはっちゃけている。
夢を追う若者たちという設定やマリー脚本という情報からとらドラのようなシリアスものになると勝手に想像していたが、どうもこれはどちらかといえば瀬戸のようなちょっとスパイスが聞いているだけのラブコメなんじゃないのか?…というかそうじゃないんだとしたらこのスタッフはちょっと外しすぎというか力不足の感が否めない。
前も言ったがとらドラより圧倒的にエロいし萌えるという事実はかなり重要で、それは皮肉でもなんでもなくこの作品の素晴らしいところだと考えているし、もし本当に基本的にはギャグアニメなのだとしたらそれはそれでかなり楽しいアニメになるとは思う。少なくともここ最近で類を見ないほど来週を楽しみにできる青春ものであることは間違いない。ちゃんとシナリオを凝っているが楽しさを重視している青春アニメというのはかなり珍しい。まさに古き良きラブコメといえよう。
ただまあ人が苦しむ姿こそ面白いと思ってしまう自分としてはそれでは少し物足りないかなとも思うが…一応期待していたい。というかここまでアニメ力低いと逆に原作買いたくなるわ。

3.武装神姫

特に言うこともないというか…ただただ楽しかったね。毎週。
結局ほとんどの回が作画しょぼかったのは残念だったが、そのバカ楽しいシナリオは一度も外すことはなくそこは素直に賞賛したい。
おにあいもそうだがこういうアニメって大事だよねほんと。今は日本のエンタメ業界エゴ真っ盛りでアニメはそれも例外じゃない。もちろんアニメの場合そのエゴを広げていく努力をしてるから一概に同じとするのはよくないけど、それでも明らかにつまらんエゴがたまたまヒットする視聴者が多かったという理由でヒットしまくる今、こういうエゴゼロサービス精神満タンのアニメは普通に楽しかった。

4.ひだまりスケッチ ハニカム

今回は主軸に三年組の卒業というものがあり、それがいい感じにスパイスになってて良アニメになってたと思う。
何が偉いかというと、その扱い。
今までの日常系にもそういう別れの描写というものはあったわけだけど、ひだまりとそれらの違いというのは卒業後というものを学校生活と地続きに考え、リアリティをもって見据得ているというところ。だからしっかり進路の話もするし、何より別れというだけでなく新たな旅立ちという意味での明るい書き方もちゃんとする。
それは「いつかは離れ離れ」的なベタで薄い書き方でなく、オリジナリティもあるし両面的で面白い。特にみやちゃんの対応…決して湿っぽく泣くのではなく、明るく祝って応援してあげようという姿勢は他のどのアニメでもないもので、別れの悲しみというものが逆説的ににじみ出てくるようで素晴らしいなと思えた。
まあそこまでべた褒めするほどの話でもない気がするが、ゆるゆりとこれを見て本当に日常アニメは先がないなと思ってしまった。これ以上はその二つかけいおんのパクリになるだけだろう。あとはもう見た目日常系なだけのしっかりと話がある四コマ漫画とかに期待するだけか…琴浦さんみたいな。といっても日常系の数もだんだんと減ってきているようだし別に俺がわざわざ言うようなことでもないか。とりあえずひだまりは三年組卒業まではぜひやってほしいなとは思う。

5.ガールズ&パンツァー

面白いとは思う。
キャラもかわいいスポ根も楽しい作画もいいギャグもそこそこ。現代流萌えアニメとしての完成度はとても高い。
が…俺としてはしょせんけいおんとおお振り足して二で割ってスト魔女まぶしただけでしょ?としか思えない。楽しいのは当たり前だが新しくはない。シナリオ面での個性もない。突飛な設定も全く活かされていない。戦車じゃなくサッカーじゃだめかな?野球なら?バスケでは?結局吉田玲子とはその程度だったということだろう。
アクタスの新興とは思えない素晴らしい作画やCG技術(グラフィニカという会社のおかげかな?)、水島努の小粋なギャグセンスや演出を感じさせない演出はまさに上質の一言ではあるが、まあ言わせてもらえばだから何だということだ。
売れるだろう。売れたらしい。どうでもいい。そこには今クールベスト5に入るほど面白いというそれ以外の何もない。それ以外に必要なものがない人には面白いだろう。それはそれでいい。それだけである(神姫との順位の差は思い入れとスタッフの愛、そして周りの熱狂具合において)。


あとはとなりの怪物くん、おにあい、リトバス、とらぶるダークネスくらいか。
怪物くんのアニメ力は圧倒的の一言。まさにさすがブレベ。イクシオンサーガと同じアニメ会社とは到底思えない。ぜひこのスタッフで他の面白い少女漫画をアニメ化していただきたい。でもたっつんは抜きにしていいよ!
アニメ力でいえばとらぶるも負けてはいない。作画面で少し劣っているが、演出力はマジで今クールベストに近いレベルだと思っている。特に8話はなかなかどうしてエロアニメ作るのにこんな頑張る必要あります?!と大槻さんに問い詰めたくなる。あと岡さんの超絶美麗萌え絵も素晴らしい。
リトバスは…まあどうせ話は大詰めまでクソだからそれはいいとしてキャラが好み。綾奈ゆにこのオリジナル回は絶品。もう全部オリジナル回でいいんじゃないかな!
おにあいは主人公と妹が素晴らしかった。基本的に押せ押せヒロインは好きなのだが、すごいクールにそれを避けてるふりして実は妹の事大好きな主人公というのも本当に素晴らしい。ぐへへ。あと二人の声優も今後に期待。逢坂氏は来季結構出るようなので要チェック。
暇があったら絶園のテンペストも見たいなぁ。どうやら二期からはラブコメらしいので。

まあなんだかんだ楽しかったクールだと思います!
最後の最後でようやくまともにアニメを楽しめたかな。今年の春と夏はマジで泣きそうなほど不作だったので安心しました。
どうやら来季はとても期待できそう。ロボノとさくら荘が終わるって時点で楽しみなのにそこにヴィヴィオペが加わるわけで、まー大丈夫でしょう!ワクワクしながら年を越すとします!
とその前に明日今年のアニメベスト10でもやろうかなと思っています。今年のキーワードは青春!お楽しみに?

秋アニメも折り返し。
というわけで中間報告をしたいと思います。

1.ロボティクス・ノーツ
2.武装神姫
3.ガールズ&パンツァー
4.さくら荘とペットな彼女
5.ひだまりスケッチ ハニカム

今クールはやっぱり面白い。
特に武装神姫とガールズ&パンツァーの面白さに気づいてからは、間違いなく今年一だと確信するほどになった。
エクシリアでいろいろ時間を奪われたんだけど、それでも結局ほとんどのアニメは視聴を継続した。それほど続きを見たいと思わせるようなものがあるということだ。

各論。

1.ロボティクス・ノーツ
いくら昨日見たからとはいえQと話をつなげるのはアレな感じもするが、色々考えてるうちにやっぱりQに俺がぶっ飛ばされたのと俺がこれに期待するのは似てるなと思った。
Qの良さとして、昨日書いたようにエヴァ史としての素晴らしさももちろんあるが、近年あまりにも枯渇しているロボットアニメとしての素晴らしさも挙げられる。
冒頭のよくわからないけどなんかかっこいいSF的描写やロボット物ならではのダイナミックなアクション、誇大妄想的な謎固有名詞は、一昔前なら飽きるほどあったものである。
だが今はそういうアニメはほとんどない。ゼロ年代をとおしてロボットはヒーローの変身や戦車とほぼ同義になり、ISのようにピッと押してパッと乗れるものか、ギアスのようにただ使用されるだけのものとなった。
まあ90年代の過剰なまでのロボットに対するオブセッションも気持ち悪いものがあったが、最近のアニメでロボットものがほとんどないことからも、今のアニメファンにとってロボットというものは格別特殊なものではなくなったということは最早論ずるに値しない事実だと思う(もちろん俺も例外ではない)。
そこにロボノである。
みきちゃんに感情移入できる視聴者というものはほとんどいないのではないか。強いて言えば「昔の俺だなー」レベルだろう。いきなり眼鏡を出してシャアの真似をするバカに感じるのは共感ではなく侮蔑というのが正直なところだ。それをあくまで主人公でなくヒロインにして現在大流行の男だったらウザいけど二次元女なら許す的ヒロインにするあたり千代丸はうまい。
しかしそこにはもちろんロボットへの愛がある。この場合スーパーロボットではあるが。
話の中でもロボットは重要なキーワードであるし、話全体としても散りばめられたSF的要素はロボットアニメの残滓を確認できる。特に決してロボットをただの兵器とせず、機械の塊であり一から作るものとしているのはかなりガンダムとかパトレイバーのようなSFオタ視点があると思う。
だがもちろん、見て分かる通りそれを前面に押し出してはいない。基本的にはあくまでシュタゲを基調としたSFミステリーであり、そこに学園ものの明るさを足したものである。
ここが重要で、いくらロボットが大事だからと言ってよくあるくだらない昔のロボットもののパロディ…さらに言えば焼き直しにもなっていないということだ(余談だが焼き直しの代表例がギルクラでエウレカAO)。ちゃんと現代の人に合わせてモダナイズしているのだ。
ロボット大好きな人達が描くロボットをギミックとした青春もの。
こう書いてわかってくれる人が何人いるかわからないが、これはつまり俺の大好きなイリヤであり、そしてエヴァがあるべきだった姿でもあり、そしてQが進もうとしている道である(もっというと「青春もの」を「社会派ドラマ」に変えれば劇場版パトレイバー2である)。
もうこれ以上俺がこのアニメに期待する理由を書く必要はないだろう。
どうも青春部分が少なくシュタゲよりになってそうなのが怖い点だが、映像演出としても決して外しはしていない。ただただ期待させてもらおう。

2.武装神姫
上との対比でいえば、これはまさに現代的IS型アニメだろう。
いやスタッフ一緒ですからwwという話だが、まさにロボットをただ単にロボットという造形が大好きなオタクへの媚のために使い、話の中ではピッと押してパッと変身という何のこだわりもない扱いで、そんなことよりもかわいい!萌え!楽しい!笑える!それだけを第一義とするアニメである。
まあぶっちゃけてしまえば何一つ目新しさなどない。
だが今季最も楽しめるアニメである。
俺がエクシリア2をプレイ中にそれでも唯一これをリアタイで見たという事実がそれを証明している。
なぜか?
単純である。
スタッフがエンタメに徹し、なおかつ腕がいいからだ。
シナリオ、演出、作画、キャラ。ただ単純に2012年アニメエンタメとして良質である。キャラはコナミが作ったのでアニメスタッフの力ではないが、それ以外の質の高さは目を見張るものがある。
きっとこのアニメがアニメ史において名を残すことは決してあるまい。これに似た作品はいくらでもあるし、個性と言えるものは一つとしてない。
だが個性だのアニメ史だのの戯言は俺のような評論猿だけが価値を見出すくだらないものだ。アニメはエンタメである。それを理解していないクズはこれを貶めるだろう。だがそんなクズのいうことなど耳を貸すものは誰もいない。ただひたすらにブヒれて笑える。それ以外に何がいる?何もいらない。いらないんだよブライアン!

3.ガールズ&パンツァー
前々回のブログ参照。
付け加えるなら、単純にスポ根アニメとして面白いよねというところか。キャラもかわいいし、ギャグも笑えるし、それなりにキャラごとの話が充実してるし、何より戦闘シーンが普通に見ごたえある。
これであとはキャラごとの関係性にフェチが見られればもう言うことなしなんだが…まあそれは吉田さんお願いしますということで。あと戦争映画ネタもっとやっていいよ!

4.さくら荘とペットな彼女
一言でいえばとらドラと三月のライオンを足して二で割って男が描いてみましたアニメ。
男が書くというところが重要で、ましろちゃんみたいな痴呆ヒロインや美咲のような純情キャラ、先輩のようなヤリチン野郎は男にしか書けないと思う。そういう萌え部分は素直にとらドラより楽しい。
ただどうも話の核である青春部分やラブコメ部分がゆゆこや羽海野に比べ劣る印象を受ける。まあさすがに現代ラブコメ二大巨神を前に比較するのは酷というものだが、しかしそれを差し引いても七海回のラストは腑に落ちない面があった。
あとアニメ力としてもとらドラに比べどうも厳しい。キャラデザや全体の光を意識した絵作りは好感が持てるんだが、単純な作画力やデザインセンス(特に私服)が何ともかんとも三流JCスタッフが結集してる感が半端じゃない。
ただやはり今のアニメにおいて面倒くさいモチーフを書くというそれ自体が貴重だし、それを男が描くというのはもっと貴重だ。これからどんどん暗くなるという話も聞くし、素直に期待して待たせてもらう。

5.ひだまりスケッチ ハニカム
うん…まあいつものひだまりですよね。当たり前だけど。
安定して面白いし、宮ちゃんとゆのっちが最高すぎるのは本当に素晴らしいと思う。
ただ先週のような話に何一つ感動を覚えなかったのはやはりけいおんのせいかな。

あとは絶園のテンペスト、おにあい、怪物くんあたりが楽しいかな。
あとジョジョ。あれは素晴らしい。セリフのセンスが光りすぎててそれだけで楽しい。
しかし…サイコパスはともかくSAOだの中二病だのにテンション上がってるやつは何なの?ほんと信じられん。SAOはまあ見てないので知らんが中二病なんてあれ要するに電波女じゃん!何であれがよくて電波女はダメなんだよ!作画がひどいから?シャフトだから?ギャグがきついから?俺は中二病で笑ったことは一度もないんだが…まあBなんかよりAの方が的論調の行儀悪さは理解してるつもりだけど、「何が面白いのかさっぱりわからなかったアニメ」とかいうスレで頭を飾るほど電波女が罵倒される世界であれが受けるのは本気で納得いかん。

ま、クズアニメはどうでもいいね。とにかく面白いアニメがあるということ、そして何よりロボノやガルパン、さくら荘など面白いだけでなく今までにないアニメがあるということ。それだけで本当に今クールは楽しい。
ぜひロボノはBD買うレベルまで達してほしいと思う。

秋アニメ一話が全部放送し終わりましたので、ベスト5を。

1.ロボティクス・ノーツ
2.ひだまりスケッチ×ハニカム
3.武装神姫
4.リトルバスターズ!
5.ガールズ&パンツァー

緋色の欠片、ヨルムンガンド、BTOOOM!、マギ、コードブレイカーは見てません。緋色は前期の一話みて切ったから、次二つは基本的にハードコア系アニメはよほど真面目にやらないとロクなものにならないという偏見、最後二つは原作を知っていてゲロつまんないので。

まあ全体としては春より面白かった夏よりさらに面白くなったかなと。
特に木曜日の素晴らしさは去年を思い起こさせて嬉しい。サイコパスも面白ければ最高だったんだけどね…。うーむ。まあでもかわいいアニメも笑えるアニメも先が気になるアニメもそれぞれあっていいと思う。

各論。

1.ロボティクス・ノーツ

まず設定がいい。
やる気ない男と痛い女子が巨大ロボを作るという今時感ばっちりかつ青春ものとして非常に正しい配置。青臭いアニメがとことん玉砕している今、ここまでまっとうな設定というのは期待させられる。
また、やはりシュタゲの人が原作というだけあってシナリオとしてもとてもまともで見ていて恥ずかしくならない。同じく男女の青春ものとしてタリタリがあるが、基本はよかったんだけどとにかく大事なところの会話が恥ずかしすぎて見てられなかったので。まあロボノもまだ大事なところにはいっていないのでわからないが…シュタゲを見る限り大丈夫だとは思う。
IGもいい仕事してる。最近のIGは無駄に情報量が多いくせに抜けた作画する典型的ダメ大手アニメ会社だったんだが、今回は監督(バサラ二期と映画の人)の腕がいいので情報量をきっちり受け止めたいいコンテをしてるし、基本は学園モノなんで粗が見えにくい。サイコパスはまあひどかったので余計見てて楽しめた。
ちょっと男のキャラが弱いのと髪型が何とも言えないのはあるが、期待するには十二分の素晴らしい一話でした。つか話動かなすぎとか地味とか聞くけど一話って普通こういうもんだろ。サイコパスとかKとかああいうのが早すぎるだけだ。最近のアニメは本当に全体の構成を考えなさすぎだ…。

2.ひだまりスケッチ×ハニカム

みやちゃんがとにかくかわいい。
食いしん坊で無駄にでかくておっぱい大きいバカって最高だよね。しかも相手がちっちゃくて抜けててほのぼのしてるゆのちゃんだから余計やばい。もうこの二人だけで1クール余裕。
さえさんとひろさんも完全に夫婦だし…一年組も死ぬしモブもかわいいしうおおおおおおおおおおおかわいいいいいいいいというただただそれだけのアニメ。いいんだよそれで!他に何もいらない!

3.武装神姫

ほんと何であんな動くの?岸田さんパワー?ISってほとんど動いてなかったよね?
カメラワークもちびキャラ感ばっちり出してる素晴らしいコンテだしいちいちエロイし、ゆるゆりといい何でこんなアニメで…?っていう作画アニメ多いよな最近。バトルがCGなのもったいないくらいだわ。これからどれくらいバトルあるのか知らないけどもうずっとああいうお人形ブヒアニメでいいと思います。
話もいい感じにバカだしね。多分原作好きは文句ひとつないアニメ化なんじゃないかな。今後に期待。

4.リトルバスターズ
最近自分の笑いの沸点がどんどん低くなっていくのを感じる。
普通に一話のギャグで笑ってしまった。いや確かにくだらないんだけどね…。
またモチーフがあまりにも今の自分にはまってしまって(リアルの状況という意味ではなく)もうそれだけでワクワク感が止まらない。卒業しちゃうから何かしたい→野球しよう!→メンバー集めだ!という流れは青春ものとして完璧。あとあの猫好き女が鍵ヒロインにしては超かわいい、
原作を知っている友人いわく「麻枝パートは最高だけど他がクソ」らしいんだがまあ2クールアニメなら大事な部分は全部やるでしょう!クラナドで(ラストを除いて)ガチ泣きしかけた自分としてはだーまえが描く青春ものとして存分に期待させてもらう。アニメとしては京アニに届くことはないだろうが…とにかく原作再現を第一義としてるようなので心配するほどでもないだろう。

5.ガールズ&パンツァー
大魔法峠やおお振りなど目立たないが良いアニメを作ってきた監督水島努初のオリジナルアニメ作品。
ということでそれなりに期待して見たんだが…。うーむ。
自分としては戦車道というむちゃくちゃなギミックを使ってかわいい女の子にパロネタやコアなミリタリーネタを存分にやらせるドタバタギャグものと勝手に思っていたんだが、まさかここまで真っ当に青春ものをやってくるとは。
そしてその評価としては、まあ贔屓目に見てもワクワクさせられるということはなかった。いや丁寧ではあるなとは思うけど、あまりにキャラが多すぎるし戦車バトルじゃスポ根として描くにはあまりにコアかつ面倒すぎるし1クールしかないし…そして何より全く萌えない!絵もキャラも!これは致命的!
ただ水島努にはぜひ頑張っていただきたいので、大甘で五位に入れた。これから挽回してくれることを祈っている。


他としてはとらぶる、えびてん、さくら荘、となりの怪物くん、中二病、テンペストなどが気になるかな。
さくら荘は古めかしい寮で個性溢れる隣人に囲まれた凡人男が青春らしい苦悩(おそらく才能のあるなし)と戦っていくという設定がどこかめぞん一刻を思い出させて楽しそう。キャラが痛いのがどうにかならんかと思うが。脚本マリーだしね。グログロはいらないからね?
怪物君はまず絵作りが素晴らしい。はっきりした色でパキッと塗った色構成や原作から逸脱はしないがかわいらしさを増やしたキャラデザなどが目を引く。主人公も最近流行のコミュ障女でかわいいし友人も痛くて楽しいし。男がキモイけど。
とらぶるはなんか妙に画面が凝っててウケる。やってることは完全に原作通りなのに。いい加減大槻さんにはシリアスなアニメをやらせてあげてほしいもんだ。
サイコパスはひどいね…完っ全に押井版攻殻+SAC+踊る。なーんも目新しいものなし。本広と虚淵が二人で「萌えという言葉は禁止」とか言ってたらしいがそれじゃ何の意味もないだろうと。そんなに才能があるわけでもないんだから媚びとけばいいのに。
まあでもそれなりに楽しみなアニメがあるのでよかった。とにかくロボノの出来如何だなぁ。ていうか冷静に考えると今年のアニメこれで出揃っちゃったんだよな…今のところ今年No.1アニメは夏目か夏色キセキだけど、もしこの二つが去年やってたらベスト10に入るかどうか微妙なところっていう…去年が豊作すぎただけとも思うけどいくらなんでもなぁ。ロボノにはぜひベスト5にえぐり込むようなアニメになってほしいもんです。

夏アニメが終わりましたので、恒例のベスト5を。
1.ゆるゆり!!
2.織田信奈の野望
3.貧乏神が!
4.エウレカセブンAO
5.DOG DAYS’
また結構変わったな。

氷菓は切ったのを後悔している。毎クールそういうのある気がするな…まあいつか再放送するだろう。

総論としては、まあ楽しかったとは思う。
上の五つ以外でもホライゾン、タリタリ、中妹などそれなりに楽しめるものが多かった。もちろんじょしらくや恋チョコなどどうしようもないものもあったけれど、平均としてはなかなかのものだったのではなかろうか。

各論。

1.ゆるゆり!!

個人的に日常系は好きではない。嫌いでもないが。
どうしてかといえば単純で、シナリオがないからである。別にシナリオがないからクソなわけではないが多様性は一気に減る。適当にやればけいおんの二番煎じになるだけである。相当の(シナリオ以外での)個性というかコンセプトをもって作らなければいけないのに、今はキャラがかわいいだけですぐ日常系がアニメ化しているので、あまり期待はしない(まあキャラはかわいいけども…あっちこっち然り)。
ゆるゆりも一期はやはりそういう感じで、絵はかわいいけどおもんないなぁと思っていたのだけれど、前書いたように二期でかなりギャグ押しにしてきた。まさに上でいう個性を持った作り方をしており、そこで好感を持ちながら見ていた。
細やかな作画と魅力的なキャラ、そしてツボを心得た笑いで楽しんでいく中、11話、12話と見終わったとき、ゆるゆりの評価が一気に上がった。
11話でいきなりお涙頂戴話に持っていったとき「あーやっぱりか」と思った。結局彼らも形ばかりのエンディングが欲しくなり、1クールアニメでよくある唐突な感動展開に持っていくのかと。もちろんそれだけで1クール全ての判断を変えるのは尚早ではあるが、一期をかなりハジけて終えているし、久しぶりにけいおんの二番煎じでない日常系が見られるのかと期待していた分残念な思いを禁じ得ないまま11話を見終えた。
だが、11話の最後、彼らはちゃんとオトした。爆発オチの上、京子の作り話ということにしたのだ。
たった一話だけの感動話に涙していた連中は唖然とし、公式ツイッターは「照れ隠しですよ!」と弁明していたようだが、俺は違うと思う。スタッフはそういう唐突な感動話がいかに薄っぺらいか分かっていたのだ。一応の形としてそれをやりつつ、だがそれが決して成り立つものでないと分かっているからきっちりギャグとしてオトしたのだ。
あの回についてなんぞくだらない考察なんぞしているバカがいたようだが、考察すべき考えなどあるわけがない。そうやってアニメに妙なものを求める姿勢こそスタッフの意志に反しているとすら思う。
そんな思いが確信に変わったのが12話だ。
何事もなく平常通りのAパートの後、とてつもなくくだらないオリジナルの劇中劇をやり、湿っぽさの欠片もない流れのままエンディングへと進み、そしてラストはやはり爆発オチである。
2chの本スレはまぁひどいものだった。「なんだこのくだらないオリジナルは」「爆発オチをやりすぎだ」「前回のほうをラストにすべきだった」「制作変えろ」…これだけ愛のあるアニメ化をされておきながら、原作で感動話があるわけでもないのに、勝手に感動を求めて裏切られたと叫んでいるのだ。
だが、それはおかしくはないだろうか?
ただの四コマ漫画のアニメ化だ。感動なんてできるはずがない。そりゃけいおんは死ぬほど感動できるが、あれはスタッフの意志と3クールという長いスパンがあってこその話だろう。普通の四コマ漫画というのはたいてい萌えとギャグしかないものであり、読んだことはないがきっとゆるゆりもそういうものだろうし、アニメスタッフはそれに忠実にアニメ化をしたのである。
むしろ日常系に多くを求めすぎているのではないか?本来は数少ないものであるべきジャンルをここまで増やし、求め、期待するのは間違っているのではないか?日常系というのは本来こういうものなのではないか?かわいいキャラがくだらないギャグをやるだけのアニメなのではないのだろうか?
無論スタッフはこんなこと考えてアニメを作っていないだろう。ただ単に原作に忠実にアニメ化をし、その延長線上として無理のないラストを書いただけだ。だが、原作の本質をしっかりと見つめ、そこに個性をうまく上乗せし、ハイクオリティで出力するそのアニメ化の手腕は今のアニメ市場においてとても貴重であるのは間違いない。
この監督はまた違う四コマ漫画をアニメ化するという。楽しみに待っていたいと思う。

2.織田信奈の野望

繰り返しになるが、これもよい原作を真摯にアニメ化した良作といえる。
バトル、時代劇、萌え、エロ、恋愛など、様々なものをうまくブレンドした原作を、1クールでどれ一つ殺すことなく、むしろ120%にしてアニメ化するというのは、見た目よりずっと難しかったと思う。
特に映像面での力強さは昨今稀に見えるレベルであり、作画でなく一画面の情報量を増やしていく手法は他のバトルアニメもぜひ取り入れていくべきだろう。カンピオーネなんて動き自体はそれなりなのにゼロ年代丸出しなスッカスカ画面で安っぽさやばかった。
これほど壮大な話で1クールしか尺がなかったのがとても惜しいと感じた(明らかに戦コレと尺逆にすべきだろう)。続きが気になる萌えアニメというのが本当に貴重であり、ゆるゆりとは逆にこういうものにこそ期待をし、多くを求めていくべきであって、ラノベのアニメ化もくだらん学園ものなんて捨ててもっと骨太バトルものを漁っていくべきだろう。
ぜひ2期を期待したいものだ。

3.貧乏神が!

徹頭徹尾藤田節炸裂のアニメでしたな。原作空知?と思っちゃうくらい。
というより銀魂以外でよく彼の持ち味を生かせる原作を探してきたなというか、これに藤田さんをあてたプロデューサーは素晴らしいという他ない。
ただ銀魂と違うところといえば萌えとエロであり、その部分を一つも捨てずにアニメ化できるというのは発見といえよう。つまりこれから深夜アニメ界に生き残っていけるということであり、ぜひまた違う萌えアニメを手掛けてほしい…と思ったけど銀魂がまた始まるから無理か。まあ高松さんも新しいやつやるみたいだし、水島努と岸誠二の抜けた穴を頑張って埋めていってほしいものだ。
あと花澤さんと内山さんの演技が本当に白眉だった。花澤さんはもっとこういうキレまくった演技をどんどん増やしていってほしい。内山さんはこういうダルそうなヒロインをやってもっと売れていってもらいたい。キャピキャピしてない女性声優ってそれだけで貴重だからね。

4.エウレカセブンAO

まあ確かにけなされるのはわかる。
やりたいことがありすぎてとっちらかって穴だらけになってる上に、ギアスや00みたいに振り切れているわけでもないのでその穴がとっても目立つ。普通に見たら超展開オナニーSFだろう。
が、個人的に、そのやりたいことの方向性にはとても魅力を感じた。
乱暴に言えばハードSFミーツ萌えというか、色々社会的に面倒なこともやりつつゼロ年代的な肥大化した自意識による青臭さ爆発部分も合わせてそれをSF部分で昇華ー!みたいな。いやそれエヴァやん?と言われれば全くその通りなのだが、エヴァよりもオナニー感が少なくてバランス感覚がある。実力はないが。
とにかく面倒な話を排除しがちな今のアニメ界において、會川のうざったいくらいの面倒くささは貴重といえる。もう一人面倒くさい担当の吉野は會川よりさらに実力がないし、今までの彼のキャリアを見る限り少しづつとはいえエゴの捨て方を覚えてきているようなので、これからもなんとなーくだが彼に期待していこう…と思う。いや終わってないけどね!
惜しいところも挙げたらキリがないが、やはり作画部分がボンズの本気にしては甘いかなぁ…まあそれでもバトル部分は相変わらずのサーカスサーカスぅ!でしたけど。ホライゾンぐらいの迫力があればもっとハッタリで楽しめた人も多かったのでは。あと萌えがぬるいなぁ。もっとエグイ感じでいいよ!中妹くらい!

5.DOG DAYS’

とにかく色々エゴが目立ちすぎな今期の諸作(エウレカ、ホライゾン、中妹、ココロコネクトなどなど)において、もうこれでもかというほどエゴを捨て、サービス精神に身を捧げるその姿は逆に貴重だった。
というかもう同人だろう。ちっちゃくなったりおっきくなったり無駄に脱ぐわ風呂に入るわ…話の盛り上がりも起承転結も全部無視!ひたすらひたすらイチャコライチャコラ!いいと思います!
個人的には閣下の出番をもっと増やしてほしかった。ていうかナナミいるかね?存在意義全くわかんなかったんですけど?いきなり最後に主人公が「ナナミに勝つのが目標」とか言い出して耳を疑ったんですけど?
まあほんと…由緒正しき萌えアニメだったと思います。三期やってもいいんじゃないかな!


逆にひどかったものだとやはりラグランジェ(前のブログ参照)、じょしらく(ただの絵がかわいい久米田漫画)、恋チョコ(いろいろ高速すぎる)、SAO(これぞ主人公最強アニメ)などなど。ココロコネクトも期待してたんだけどね…いやはやあそこまでバカが書いてるとは想像しなんだ。長野くんだりまでいって「お前より好きなやつがいる」っていって帰ってった時はマジで爆笑したよ。
あとホライゾンはなかなか面白かった。根底のシナリオは相変わらずよくわかんないんだけど、妙にドラマチックな演出と恋愛描写、一応は燃えるバトル展開、そして何よりあまりにかっこよすぎるバトル描写はもうそれだけで白飯十杯はいけるほど素晴らしいものだった。デカブツ同士のガチンコバトルをこれだけかっこよく描いた地上波アニメって他にあるかな…?想像つかん。もしこれで話が面白かったら…と思うと末恐ろしい。というか頼むからやってくれ。これでEGコンバットアニメ化してくれ!エクシリアでもいいぞ!
来期で期待するものも…あまり真面目に情報収集はしてないけど、ガルパンと中二病には期待。特に中二病のヒロインはこれは間違いなくブヒれる。やばい。EDだけでもうやばいもん。絶対やばいわ!やばいやばい!
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